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南国気分はいかが?1
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マリアは困っていた
そうなのだ!困っていた
何を?
それは
今巷で流行りの恋愛小説『王子様とピュアキュン』を読んで今まで受け身寄りだと言う事を知ったのだ
ーー私は積極的だと思っていたけど…違ったみたい
昨夜を思い出し真っ赤に染まるマリアは色気に溢れ目の毒だと、本人以外気が付かない
そのせいで、心配症のホークは自分が居ない時は執事と侍女が他の目に触れさせないようガードさせている事を命令してるとは知らない
執事と侍女の、見解では
『男は百歩譲っても、女でもドキッとするのは危険』だ
ーーうん!今日帰ってきたら…今日帰ってきたら………
「ハンナ、今日のホーク様への伝達はいつも通りと言っておいて、それからーーー」
ホークへの扱いも慣れてきたマリアは女主人としてテキパキと極秘に指示を出した
マリアの決心など露知らず
ホークは早く帰るために仕事を片付けていた
****************
夕方まで掛かった仕事も終わり、屋敷に着くと
いつもは出迎えてくれるマリアがいない
報告も読書をしていたと言うものだったが……
何事だとアークを見るが、アークは何も言わずお辞儀をして下がり、いつもよりメイドも少ない気がした
マリアの元へ…寝室へ向かうがもぬけの殻
いよいよおかしいと、空気がピリピリとした時
テーブルに置いてある紙に気がつく
手早く取り読むと、すぐさま置き手紙に書かれている場所へ向かう
『ホーク様話があります、2階の奥 物置部屋に来てください マリア』
書かれていた文字はマリアのだった
物置部屋に着いたホークは、扉を乱暴に開け電気も付いていない真っ暗な部屋に入り、歩き出し部屋の真ん中に差し掛かると、パタンと閉まる扉
完全に真っ暗になる部屋
ーー賊かっ
視線を巡らせ、気配を探す
すると、窓のほうにぽうっと明かりが灯り
徐々に慣れる目が明かりの横にいる人物を映す
「…っマリア!」
急いで彼女の元へ行くと、いつもと雰囲気が違う
バスローブ姿のマリアは、美しい銀髪をポニーテールにしていた
「ホーク様おかえりなさいませ、出迎えが出来ず申し訳ありません」
淡々と語る彼女に違和感を感じるが、彼女を抱きしめようとして、目の前に止まるように手を出された
「…マリア?…どうした?」
困惑する顔をマリアは微笑み語る
「ココは以前物置部屋だったのですが、実は今夜のために整えました」
抱きしめる事も出来ず、マリアの言いたい事もわからず、黙って聞く
「ホーク様も気に入りますわ」
パチンと指を鳴らすとぽぅっぽぅっと明りが灯っていく
「…これはっ!」
少しずつ明るくなる室内は南国のリゾート地みたいだった
白い雲が描かれた青いカーテン
砂浜みたいなベージュの弾力のある絨毯に
ヤシの木が大きな植木鉢に何本も並べられ
青と白のストライプ柄のビニール製のパイプのサマーベッド
サイドテーブルには南国の青のドリンクに果物が添えてあり
微かに南国の音楽も聞こえているみたいな錯覚をする
「…すごいな」
ひと通り室内をみて、マリアに視線を戻すと
マリアはバスローブの紐を解き、スルッと落ちたバスローブは足元へ
「…マリアっ」
彼女はかなり際どい水着姿だったのだ
そうなのだ!困っていた
何を?
それは
今巷で流行りの恋愛小説『王子様とピュアキュン』を読んで今まで受け身寄りだと言う事を知ったのだ
ーー私は積極的だと思っていたけど…違ったみたい
昨夜を思い出し真っ赤に染まるマリアは色気に溢れ目の毒だと、本人以外気が付かない
そのせいで、心配症のホークは自分が居ない時は執事と侍女が他の目に触れさせないようガードさせている事を命令してるとは知らない
執事と侍女の、見解では
『男は百歩譲っても、女でもドキッとするのは危険』だ
ーーうん!今日帰ってきたら…今日帰ってきたら………
「ハンナ、今日のホーク様への伝達はいつも通りと言っておいて、それからーーー」
ホークへの扱いも慣れてきたマリアは女主人としてテキパキと極秘に指示を出した
マリアの決心など露知らず
ホークは早く帰るために仕事を片付けていた
****************
夕方まで掛かった仕事も終わり、屋敷に着くと
いつもは出迎えてくれるマリアがいない
報告も読書をしていたと言うものだったが……
何事だとアークを見るが、アークは何も言わずお辞儀をして下がり、いつもよりメイドも少ない気がした
マリアの元へ…寝室へ向かうがもぬけの殻
いよいよおかしいと、空気がピリピリとした時
テーブルに置いてある紙に気がつく
手早く取り読むと、すぐさま置き手紙に書かれている場所へ向かう
『ホーク様話があります、2階の奥 物置部屋に来てください マリア』
書かれていた文字はマリアのだった
物置部屋に着いたホークは、扉を乱暴に開け電気も付いていない真っ暗な部屋に入り、歩き出し部屋の真ん中に差し掛かると、パタンと閉まる扉
完全に真っ暗になる部屋
ーー賊かっ
視線を巡らせ、気配を探す
すると、窓のほうにぽうっと明かりが灯り
徐々に慣れる目が明かりの横にいる人物を映す
「…っマリア!」
急いで彼女の元へ行くと、いつもと雰囲気が違う
バスローブ姿のマリアは、美しい銀髪をポニーテールにしていた
「ホーク様おかえりなさいませ、出迎えが出来ず申し訳ありません」
淡々と語る彼女に違和感を感じるが、彼女を抱きしめようとして、目の前に止まるように手を出された
「…マリア?…どうした?」
困惑する顔をマリアは微笑み語る
「ココは以前物置部屋だったのですが、実は今夜のために整えました」
抱きしめる事も出来ず、マリアの言いたい事もわからず、黙って聞く
「ホーク様も気に入りますわ」
パチンと指を鳴らすとぽぅっぽぅっと明りが灯っていく
「…これはっ!」
少しずつ明るくなる室内は南国のリゾート地みたいだった
白い雲が描かれた青いカーテン
砂浜みたいなベージュの弾力のある絨毯に
ヤシの木が大きな植木鉢に何本も並べられ
青と白のストライプ柄のビニール製のパイプのサマーベッド
サイドテーブルには南国の青のドリンクに果物が添えてあり
微かに南国の音楽も聞こえているみたいな錯覚をする
「…すごいな」
ひと通り室内をみて、マリアに視線を戻すと
マリアはバスローブの紐を解き、スルッと落ちたバスローブは足元へ
「…マリアっ」
彼女はかなり際どい水着姿だったのだ
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