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エピローグ
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「このまま俺の家に行こう、今日は誰もいないから」
「…おーい、私は?お姉様は?」
と言うお姉さんの声を無視して、連れ込まれた彼の部屋。和室の6畳よりも小さい気がする部屋は、シンプルな黒いパイプベッドと使用済みのコップが載った小さいテーブルと座布団、閉じた襖とグレーのカーテンが付いた窓、カラーBOXには教科書や本が入っていた。
聡の部屋に入ってすぐ繋いでいた手を離されて、抱き上げられた。
「っわっ!」
落ちないように彼の首に腕を回し、彼の腰に足を巻き付けた。畳の床にドサっと私のバッグと麦わら帽子が落ちたのも気にせず、私をベッドの上へと連れて行く。
ゆっくりと降ろされたベッドの上に仰向けに寝かせられると、パイプベッドがギシッと軋み、すぐさま覆い被さる聡を見上げる。聡はベッドの上にあったリモコンを取ると、ピッと冷房をつける。
彼の左腕が私の頭の横に付き、彼の右手の指が私の唇をなぞる。
「…聡」
「愛花」
ほんの数センチしか離れていない彼の顔がそばにあり、彼の吐息が口元にかかる。近づいてくる顔を薄く口を開けて待つと、ヌルッと口内に彼の舌が入り込む。もう離れたくなくて、彼の首に腕を回しながら、彼の舌を迎えて自分の舌を絡める。甘く唇で挟み彼の舌に沿って自分の舌を這わしていると、彼は私の脇腹から腰にかけて撫で始めた。大きな手で私の太ももを上げたので、膝を曲げて立てる。
「聡、待って…お風呂っ…」
彼の身体が私の足の間に入り、耳元から首にかけて舌を這わしだしたので、レストランからこの部屋まで歩いて汗をかいた事を思い出し、綺麗になりたかった。
「このままで、我慢出来ねえ」
と耳朶を甘噛みされ耳の中に彼の舌が入る。直接耳に囁かれる彼の声にゾクゾクして身体をよじると、彼の下半身が私のおへそに当たりすでに固くなっていた。
彼の昂りが固いだけでもう、全てがどうでもよくなってしまい彼の腰に足を巻き付けて腰を揺らしてしまう。
「うっ…愛花」
焦る聡が可愛くて腰に巻き付ける足を、さらに彼の腰にくっける。やられっぱなしの聡は、ムッとすると下から突き上げるように私のお腹へと押し付ける。
「んっ…聡っ、んっ」
甘い声が私の口から漏れ始めると、聡は乱暴にワンピースの上から私の胸を揉み始めていく。力いっぱい私の胸を揉むが、ワイヤーブラが衝撃を和らげてしまい、ちゃんと触ってくれないもどかしい快感のみが残る。
彼の首から腕と彼の腰に巻き付けた足を解き、上体を起こしワンピースを脱いでいく。そして聡も私が服を脱いでいる間に自分の服を脱ぎ始めて、2人分の服がベッドの外へと投げられる。黒のボクサーパンツ姿になった聡は、私が背中のブラのホックを外して、無防備になっている胸の膨らみに舌を這わす。時折チクリと胸に痛みが起きて、赤い印がまた増えていく。
「っ…ちょっ…待っ…んっ」
ブラのホックが取れて、胸からブラのカップが浮き上がると、ズラして胸の膨らみの頂上にある粒を口に含み舌で転がす。急に訪れた強い刺激に腕が勝手に動いて、聡の頭を抱きしめ髪に指を絡めた。胸を彼に押しつけていたら、顔をつけている方の右の乳房とは逆の空いた左の乳房に大きな手が覆う。手全体で乳房を揉み形が歪んでいく。彼の手のひらでコリコリとした乳房の粒が擦れて、身体がいちいち反応してしまう。
「ぁっ、んっぁんっ…っ」
両方の胸の同時に愛撫されて、身体が痺れてくる。下半身がむず痒くて彼のお腹に腰を揺らし押しつける。ヌルヌルとして湿っている下着がピタリと下半身のラインにくっついており、少しの刺激だけでも彼の固い筋肉に当たり気持ちいい。
「っ、…愛花っ」
と苦しそうな声を出した聡は、私の胸から右手を離し背中からお尻のラインを大きな手が触れながら下りていき、下着の中へと入りお尻を揉む。お尻から脚の間にある蜜壺の縁を探りあてて、くちゅっと音がしたと同時に彼の指が2本蜜壺へと入っていく。
「あ…っあっ…ぁ」
ベッドに頭を押し付けて背が仰反り目の前がチカチカとひかり達して、ぎゅうぎゅうと彼の指を蜜壺を締め付ける。
「あっ、さっ…聡っ、っまだっ」
快感で余韻を味わっていたのに、聡の指が奥へと入って指ももう1本増やされる。ぐちゅっぐちゅっと背中からお尻へと器用に腕を伸ばし私の身体が動くのを阻止するように腰を抱きしめられ、それを利用して聡の指が蜜壺の中を掻き乱し好き勝手に弄る。
「悪…いっ、もう入りたい、無理」
余裕のない急かしながらそう言った聡は指を抜くと、荒々しく私の下着を下にズラして脚から引き抜く。一度ベッドから降りて居なくなった聡が、ベッドの下に乱雑に落とされた服の中から自分が履いていたハーフパンツのポケットから、二つ折りの黒いお財布を取り出しお札入れの所から正方形の紫色の密封された袋を取り出した。ベッドの上でボクサーパンツを脱いでいる引き締まった身体の聡を見つめていると、財布を床に落とし手にした袋を破り、中から円状の膜が張った半透明のモノを取り出し、天井を向いて勃ち上がっている昂りに、そのモノを被せ始めた。
「…聡…?」
「…っ待って、今…付けてる」
一人寂しく放って置かれてしまい、甘えた声が出ると聡はぐるりと私の方へと向きギシッと軋むベッドの上に乗り、両手でシーツを握り両膝を立てて待っている私の元に戻ってくる。合わさっている両膝の間に手を入れて隙間をつくると、自分の身体を入れた聡。片手に薄い半透明の膜ーーコンドームを付けた自分の昂りを握り、私の腰の横に手をつけた。
「…いいか」
「…う…ん…聡…好き」
「俺も…愛花が好きだ」
熱の篭った熱い眼差しを向けられ、自然と彼への気持ちが口から漏れた。
これから未知の世界へと向かう期待と、少しの怖さも初めては聡と一緒がいいな、と強く思う。
充分に濡れている蜜壺の縁に、彼の先端が充てがわれる。
「あっ、…んっ、っ」
「…っぐ…力…抜いて」
力を抜きたいのに指とは全然違う存在感と固さの昂りに上手く対処出来ないまま、私の蜜壺の縁をミチミチと広げ中へと埋まっていく。彼の先端が埋まると、私の腰に両手をつけて固定した聡は、腰を進めていく。
時間をかけて少しずつ進んでいたのに、半分程埋まった時に一気に貫かれ身体が強張る。
「っ!つ、っ…ん」
「ぐっ」
低く唸った聡は私の肩に額を押し付けて、力が抜けたのか体重を私にかけた。
ーー痛い、痛いっ!
彼が少し動くだけでも痛くて、彼の頭に自分の頬をつけた瞬間涙がポロポロと溢れた。私が泣いているのに気がついた聡は、
「悪い、痛いよな」
と私の頬の涙を舐め取る。私の涙が止まるまで動かずに、私の顔中に口づけをしながら私の身体を摩り撫でて、じっと待っていてくれた。
「聡…もう」
どのくらいくっついていたのか涙も止まり、聡の手に気持ちも落ち着いた。顔を上げると、聡の顔がすぐそばにあり自然と唇が重なった。軽く触れた後もう一度重なり、また離れる。何度か啄む口づけから触れる時間が長くなっていき、彼の舌が私の唇をなぞる。口を開けると彼の舌が私の口内に入ってきて、歯列をなぞり上顎を舐めて内頬にも舌を這わす。私ゆキスに応える力が出てくると、不思議と繋がっている蜜壺の中が勝手に動いて彼の昂りを、きゅぅきゅうと包む。
名残惜しく唇を離して私の顔の横に片腕を置いた聡は、緩く腰を動かし私の反応を確かめながら、腰を引いて蜜壺から出ては戻り昂りを打ちつける。彼の肩に手を置いて何度か揺すられると、ピリッピリッとした痛みとは違う快感に近い痺れる感覚が起こり、突かれる度に痛みよりも痺れが大きくなっていく。
「んんっ、ぁっ」
ひと突きされた時に甘い声が出てしまうと、聡の動きが早くなって奥に留まる時間も長くなる。奥に入るとぐりっと抉り、腰を引く時も毎回蜜壺の側面に昂りの先端が引っかかるように角度を変えて、蜜壺から居なくなりそうになるギリギリまで抜く。
「あっ、ぁあっ、んっ、あ」
全身に巡り始めた快感は今まで感じた事もない、指で愛撫されていた時とは比べものにならない強烈な快感が私の蜜壺から生まれ流れていく。
「っ…ぐっ、愛花っ…つ」
「ああ、あっああああっぁ」
彼が蜜壺の最奥に昂りをグリグリと長く押しつけ、身体を突き抜ける快感で頭の中が真っ白になり、ぎゅぅぅぅと蜜壺を締め付け、彼の肩に指を立て爪が食い込み、足の先がぎゅっと丸まった。
私の締め付けにより唸った聡は、ぷるぷると震えて私の首に顔を埋めしばらくお互い抱きしめ合っていた。
初体験した後はもう一度する事なく、お互い身体をくっつけたまま横になっていた。背後から抱きしめ私のお腹を摩る彼の手の上に自分の手を添えていた。時折私が後ろを向き軽く触れるだけのキスをしては、まったりとした時間が過ぎていく。
「好きだ、愛花」
と私の耳元で囁く聡の声を聞きながら、私は襲ってくる睡魔に勝てず眠りについた。
夏休み前は聡を探しては愛花が付き纏っていたのに、夏休みが終わり2学期が始まると、聡の方が愛花以上に積極的に隣に置いておくのが当たり前になっている変化に同級生は戸惑い遠巻きに見ていた。
聡のヤキモチや独占欲に益々惚れてしまう愛花には、関係ない話だったのだがーー
「…おーい、私は?お姉様は?」
と言うお姉さんの声を無視して、連れ込まれた彼の部屋。和室の6畳よりも小さい気がする部屋は、シンプルな黒いパイプベッドと使用済みのコップが載った小さいテーブルと座布団、閉じた襖とグレーのカーテンが付いた窓、カラーBOXには教科書や本が入っていた。
聡の部屋に入ってすぐ繋いでいた手を離されて、抱き上げられた。
「っわっ!」
落ちないように彼の首に腕を回し、彼の腰に足を巻き付けた。畳の床にドサっと私のバッグと麦わら帽子が落ちたのも気にせず、私をベッドの上へと連れて行く。
ゆっくりと降ろされたベッドの上に仰向けに寝かせられると、パイプベッドがギシッと軋み、すぐさま覆い被さる聡を見上げる。聡はベッドの上にあったリモコンを取ると、ピッと冷房をつける。
彼の左腕が私の頭の横に付き、彼の右手の指が私の唇をなぞる。
「…聡」
「愛花」
ほんの数センチしか離れていない彼の顔がそばにあり、彼の吐息が口元にかかる。近づいてくる顔を薄く口を開けて待つと、ヌルッと口内に彼の舌が入り込む。もう離れたくなくて、彼の首に腕を回しながら、彼の舌を迎えて自分の舌を絡める。甘く唇で挟み彼の舌に沿って自分の舌を這わしていると、彼は私の脇腹から腰にかけて撫で始めた。大きな手で私の太ももを上げたので、膝を曲げて立てる。
「聡、待って…お風呂っ…」
彼の身体が私の足の間に入り、耳元から首にかけて舌を這わしだしたので、レストランからこの部屋まで歩いて汗をかいた事を思い出し、綺麗になりたかった。
「このままで、我慢出来ねえ」
と耳朶を甘噛みされ耳の中に彼の舌が入る。直接耳に囁かれる彼の声にゾクゾクして身体をよじると、彼の下半身が私のおへそに当たりすでに固くなっていた。
彼の昂りが固いだけでもう、全てがどうでもよくなってしまい彼の腰に足を巻き付けて腰を揺らしてしまう。
「うっ…愛花」
焦る聡が可愛くて腰に巻き付ける足を、さらに彼の腰にくっける。やられっぱなしの聡は、ムッとすると下から突き上げるように私のお腹へと押し付ける。
「んっ…聡っ、んっ」
甘い声が私の口から漏れ始めると、聡は乱暴にワンピースの上から私の胸を揉み始めていく。力いっぱい私の胸を揉むが、ワイヤーブラが衝撃を和らげてしまい、ちゃんと触ってくれないもどかしい快感のみが残る。
彼の首から腕と彼の腰に巻き付けた足を解き、上体を起こしワンピースを脱いでいく。そして聡も私が服を脱いでいる間に自分の服を脱ぎ始めて、2人分の服がベッドの外へと投げられる。黒のボクサーパンツ姿になった聡は、私が背中のブラのホックを外して、無防備になっている胸の膨らみに舌を這わす。時折チクリと胸に痛みが起きて、赤い印がまた増えていく。
「っ…ちょっ…待っ…んっ」
ブラのホックが取れて、胸からブラのカップが浮き上がると、ズラして胸の膨らみの頂上にある粒を口に含み舌で転がす。急に訪れた強い刺激に腕が勝手に動いて、聡の頭を抱きしめ髪に指を絡めた。胸を彼に押しつけていたら、顔をつけている方の右の乳房とは逆の空いた左の乳房に大きな手が覆う。手全体で乳房を揉み形が歪んでいく。彼の手のひらでコリコリとした乳房の粒が擦れて、身体がいちいち反応してしまう。
「ぁっ、んっぁんっ…っ」
両方の胸の同時に愛撫されて、身体が痺れてくる。下半身がむず痒くて彼のお腹に腰を揺らし押しつける。ヌルヌルとして湿っている下着がピタリと下半身のラインにくっついており、少しの刺激だけでも彼の固い筋肉に当たり気持ちいい。
「っ、…愛花っ」
と苦しそうな声を出した聡は、私の胸から右手を離し背中からお尻のラインを大きな手が触れながら下りていき、下着の中へと入りお尻を揉む。お尻から脚の間にある蜜壺の縁を探りあてて、くちゅっと音がしたと同時に彼の指が2本蜜壺へと入っていく。
「あ…っあっ…ぁ」
ベッドに頭を押し付けて背が仰反り目の前がチカチカとひかり達して、ぎゅうぎゅうと彼の指を蜜壺を締め付ける。
「あっ、さっ…聡っ、っまだっ」
快感で余韻を味わっていたのに、聡の指が奥へと入って指ももう1本増やされる。ぐちゅっぐちゅっと背中からお尻へと器用に腕を伸ばし私の身体が動くのを阻止するように腰を抱きしめられ、それを利用して聡の指が蜜壺の中を掻き乱し好き勝手に弄る。
「悪…いっ、もう入りたい、無理」
余裕のない急かしながらそう言った聡は指を抜くと、荒々しく私の下着を下にズラして脚から引き抜く。一度ベッドから降りて居なくなった聡が、ベッドの下に乱雑に落とされた服の中から自分が履いていたハーフパンツのポケットから、二つ折りの黒いお財布を取り出しお札入れの所から正方形の紫色の密封された袋を取り出した。ベッドの上でボクサーパンツを脱いでいる引き締まった身体の聡を見つめていると、財布を床に落とし手にした袋を破り、中から円状の膜が張った半透明のモノを取り出し、天井を向いて勃ち上がっている昂りに、そのモノを被せ始めた。
「…聡…?」
「…っ待って、今…付けてる」
一人寂しく放って置かれてしまい、甘えた声が出ると聡はぐるりと私の方へと向きギシッと軋むベッドの上に乗り、両手でシーツを握り両膝を立てて待っている私の元に戻ってくる。合わさっている両膝の間に手を入れて隙間をつくると、自分の身体を入れた聡。片手に薄い半透明の膜ーーコンドームを付けた自分の昂りを握り、私の腰の横に手をつけた。
「…いいか」
「…う…ん…聡…好き」
「俺も…愛花が好きだ」
熱の篭った熱い眼差しを向けられ、自然と彼への気持ちが口から漏れた。
これから未知の世界へと向かう期待と、少しの怖さも初めては聡と一緒がいいな、と強く思う。
充分に濡れている蜜壺の縁に、彼の先端が充てがわれる。
「あっ、…んっ、っ」
「…っぐ…力…抜いて」
力を抜きたいのに指とは全然違う存在感と固さの昂りに上手く対処出来ないまま、私の蜜壺の縁をミチミチと広げ中へと埋まっていく。彼の先端が埋まると、私の腰に両手をつけて固定した聡は、腰を進めていく。
時間をかけて少しずつ進んでいたのに、半分程埋まった時に一気に貫かれ身体が強張る。
「っ!つ、っ…ん」
「ぐっ」
低く唸った聡は私の肩に額を押し付けて、力が抜けたのか体重を私にかけた。
ーー痛い、痛いっ!
彼が少し動くだけでも痛くて、彼の頭に自分の頬をつけた瞬間涙がポロポロと溢れた。私が泣いているのに気がついた聡は、
「悪い、痛いよな」
と私の頬の涙を舐め取る。私の涙が止まるまで動かずに、私の顔中に口づけをしながら私の身体を摩り撫でて、じっと待っていてくれた。
「聡…もう」
どのくらいくっついていたのか涙も止まり、聡の手に気持ちも落ち着いた。顔を上げると、聡の顔がすぐそばにあり自然と唇が重なった。軽く触れた後もう一度重なり、また離れる。何度か啄む口づけから触れる時間が長くなっていき、彼の舌が私の唇をなぞる。口を開けると彼の舌が私の口内に入ってきて、歯列をなぞり上顎を舐めて内頬にも舌を這わす。私ゆキスに応える力が出てくると、不思議と繋がっている蜜壺の中が勝手に動いて彼の昂りを、きゅぅきゅうと包む。
名残惜しく唇を離して私の顔の横に片腕を置いた聡は、緩く腰を動かし私の反応を確かめながら、腰を引いて蜜壺から出ては戻り昂りを打ちつける。彼の肩に手を置いて何度か揺すられると、ピリッピリッとした痛みとは違う快感に近い痺れる感覚が起こり、突かれる度に痛みよりも痺れが大きくなっていく。
「んんっ、ぁっ」
ひと突きされた時に甘い声が出てしまうと、聡の動きが早くなって奥に留まる時間も長くなる。奥に入るとぐりっと抉り、腰を引く時も毎回蜜壺の側面に昂りの先端が引っかかるように角度を変えて、蜜壺から居なくなりそうになるギリギリまで抜く。
「あっ、ぁあっ、んっ、あ」
全身に巡り始めた快感は今まで感じた事もない、指で愛撫されていた時とは比べものにならない強烈な快感が私の蜜壺から生まれ流れていく。
「っ…ぐっ、愛花っ…つ」
「ああ、あっああああっぁ」
彼が蜜壺の最奥に昂りをグリグリと長く押しつけ、身体を突き抜ける快感で頭の中が真っ白になり、ぎゅぅぅぅと蜜壺を締め付け、彼の肩に指を立て爪が食い込み、足の先がぎゅっと丸まった。
私の締め付けにより唸った聡は、ぷるぷると震えて私の首に顔を埋めしばらくお互い抱きしめ合っていた。
初体験した後はもう一度する事なく、お互い身体をくっつけたまま横になっていた。背後から抱きしめ私のお腹を摩る彼の手の上に自分の手を添えていた。時折私が後ろを向き軽く触れるだけのキスをしては、まったりとした時間が過ぎていく。
「好きだ、愛花」
と私の耳元で囁く聡の声を聞きながら、私は襲ってくる睡魔に勝てず眠りについた。
夏休み前は聡を探しては愛花が付き纏っていたのに、夏休みが終わり2学期が始まると、聡の方が愛花以上に積極的に隣に置いておくのが当たり前になっている変化に同級生は戸惑い遠巻きに見ていた。
聡のヤキモチや独占欲に益々惚れてしまう愛花には、関係ない話だったのだがーー
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