先生と私。

狭山雪菜

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初デート2

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彼の頭を抱きしめて髪に指を絡めると、胸に出来ている谷間を丁寧に舐める彼。いつも数時間の逢瀬しかないので、性急な繋がりばかりしていたけど、初めてちゃんと触れられていると思う。
時々思い出したかのように、強く吸い赤い印が増えていく。私の背後にある彼の手も動き出して、背中を摩ったりくびれを揉んだりしていた。
「ッ…熱いっっ、ん」
しんちゃんの昂りが私の内腿に当たり、その固さと熱さで自然と腰が揺れてしまう。彼の頭から手を離し、肩、胸へと移動させると、自然と彼との距離ができた。
「…結菜?」
彼の足の上から降りてソファーに座る彼の足元へと膝をつけると、彼の昂りが私の目の前になり。しんちゃんをチラッと見上げると、私の頬をゆっくりと撫でながら微笑む。
私もしんちゃんににっこり微笑むと、彼の昂りに顔を寄せた。右手で彼の昂りの側面を握ると、ぴくぴくと反応してまるで別の生き物みたいだ。昂りの先端から出ているツユに、舌で掬いぺろりと舐める。すると次から次へと止まることなく溢れるツユを、今度は先端に塗るように広げて舌を這わしていく。
「っ、…っ」
彼の息を飲む声が聞こえて、舌を這わしながらしんちゃんを見上げると、眉を寄せて私をじっと見ていた。彼の昂りを口に含むと、大きすぎて全部は入らないけど、口の中に入らなかった昂りの側面を握っていた右手で、ギュッギュッと力を入れたり、上下に擦る。
「ん、っ」
舐めて口に入れていると、だんだん大きな昂りが愛しいものに思えて私は丁寧に、ちゅうちゅうと吸い付く。
「っ、つ」
しんちゃんの手が私の頭に置かれて、顔に掛かった髪をかき上げ耳へとかける。
しんちゃんの方へ視線を向けると、苦悶の表情を見せているのに、瞳はギラギラと光っているような気がする。
しばらく見つめ合いながらも、彼の昂りへの刺激を止めずにいたら、彼の昂りがぐんっ、と大きくなった気がした。
「っ、…結菜っ」
私の顎を掴み昂りが口元から離れると、噛み付くようなキス。私の口内に彼の舌が入り、強く吸われた。息も上手く出来ないほど貪欲に求められ、彼の昂りから手を離し助けを求めるように彼の首のうしろへと腕を回した。すると、彼の腕が私の脇に入り抱き上げられて彼の足の上へと戻ると、口づけが深くなった。
「ん、っ…ぁっ、んふっ」
高ぶった気持ちが落ち着き、最後に彼の舌が私の口内を舐めまわし名残惜しげに離れた。額を合わせて荒くなった呼吸を整えていたら、しんちゃんと目が合った。
「しん…ちゃん」
「…結菜」
何度か唇を啄み、甘い雰囲気が私達を包む。彼の手が私の腰を摩り、ミニスカートをたくし上げて直接外側の太ももに触れた。そのまま内腿へと移動した手は、足の付け根まで上がり、今度は下着の上から前後に動かしたしんちゃんの手が私の蜜壺に刺激を与える。すでに濡れてしまっている下着の中は、最も簡単にヌルリと布が動く。時々下着越しに彼の指が引っ掛かかると、蜜壺の縁に当たりピリピリとした痺れが全身を巡る。下着の上からの愛撫はもどかしく、物足りなさに自然と腰が揺れてしまうのだが、私の様子に気がついているはずの彼はなかなか直接触ってくれない。
「っ、ん」
言葉にするのにはまだ抵抗があって、彼の頭を引き寄せ唇を重ねて、彼の舌を私の舌と絡めて吸い付いた。すると、下着がズラされて、ぬちゃっと粘音と共に彼の指が入り、蜜壺の中へと埋まる。
「ん、ぁ、っ」
突然の侵入に彼の口内から離れてしまいそうになるが、すぐに彼の舌が私の舌に絡まり、口づけが続く。
顔の角度を何度も何度も変えつつ口づけは続き、そして蜜壺も彼の昂りを受け入れられるように、さらに1本、もう1本としんちゃんの指が私の蜜壺の中をパラパラと指を動かし広げていく。口を塞がれて蜜壺を攻められ、何度か軽くイッてしまうたびに蜜壺の中が伸縮して、彼の指をぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。指だけじゃ物足りなくなった私は、彼の首から腕を解き、熱くて固いしんちゃんの昂りに触れた。
ピクっと反応した昂りと、私と彼の唇が離れた。
「…っ、好き」
「俺も」
見つめ合ったまま自分の気持ちを告げれば、蜜壺から指を抜かれて、やっと一つになれると胸がドキドキとする。私は腰を少し浮かせてしんちゃんの身体の方へ近づき、しんちゃんは私の腰を掴み繋がるために私を誘導する。
しんちゃんの昂りの上に腰を下ろしていくと、下着をズラした蜜壺の入り口から彼の昂りがあてがわれた。十分に解された蜜壺の中へと蜜が潤滑油の役割を果たし、彼の昂りが少しずつだが入っていく。
「ぁ、っ、あ」
「っ、キツッ…っ」
彼の腰の上にペタンと座る頃には、またイッてしまい息も絶え絶えになっていた。お互いの手を重ね指を絡めると、下から突き上げられ、強烈な快感が身体中を巡り訳が分からなくなる。
「あっ、ん、ん、ぁっん、ぁ」
声もはしたなく出てしまい抑えようと唇を噛むと、咎められるように突き上げが激しくなり、結局喘ぎ声を止めることが出来なくなる。
「っ、結っ菜、ぐっ、っ」
「あっ、しんちゃ…っ、しんっ…、ぁっ、っんぁっぁああああ」
彼の手をぎゅっと握り呆気なく絶頂を迎え、背が仰反り彼の昂りをぎゅぅぅぅっと締め付けた。彼はまだ締め付けている最中の蜜壺から昂りを取り出すと、私の下着やスカートに向かって白い証を放った。
「っ、はっ、っ」
「あ…なん、で」
ゴムもしていなかったと、そんな事分かりきっていたのに、自然と溢れた言葉は不満だった。ぎゅうと締め付けていたモノが蜜壺の中から無くなり、下半身が物足りなくきゅんきゅんとする。
私の内腿に白い証を出したにも関わらず、また固さを取り戻した彼の昂りは、最後の一滴までもを私の内腿に押し付け塗りたくる。
「ゴム…しないと…な」
彼はそんな事を言いながら熱の篭った眼差しで見つめ、自然とお互いの唇が重なり夢中で舌を絡めていった。


そのあとは、一緒にお風呂に入りまた繋がり、ベッドへと移動してまた愛し合った。6時間ほど滞在した初めてのラブホテルは中を探検する事なく貪欲に求め合い、彼の車で彼の住むマンションへと戻ると服を洗濯機で回している間ーー気がついたら次の日の朝になっていた。起きたまままた戯れながら、イチャイチャしてーー
帰らなければいけない時間まで求めあったにも関わらず、名残惜しく玄関先で濃厚な口づけをし続けていた。このままここに居たらまた欲しくなると、告げると最後と言いながらも、お互いの下半身を弄り玄関先でも繋がった。
結局足元がおぼつかないので、彼に初めて自宅の側の人気のない公園まで車で送ってもらい、どこにも行かなかった初デートは濃厚な思い出が残ったのだった。
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