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第一章 ハーレムとは
第6話 難問
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「織さんさぁ、最近アイツらと親しげだよね。俺の玩具の自覚消えちゃった?」
淡々としているのにどこか不機嫌さを隠さない在琉の言葉に織理は身を竦めた。
「在琉……」
「デレデレしちゃって腹立つ。お前なんで笑ってるの? つまんない」
在琉は織理の耳飾りを引っ張る。耳に光るそれは、同棲を始めるきっかけとなったあの日、強引に開けられたものだ。金の繊細な細工がしゃらりと鳴り、織理の顔が苦痛に歪む。
「い、っ……!」
「次どこに開けよっか。ねぇ、どこが嫌?」
「い、痛いのは嫌……」
「じゃあ痛くないところにしてあげようかな。オレ優しいね、お前の意見聞いてあげるなんて」
そう言って在琉は迷いなく織理の服を捲り上げた。何を、と恐怖と羞恥から抵抗しようとした、そのとき在琉の片手に持っていたものが目に入る。――針。鋭い先端が胸元へと迫っていた。
「動くと変なところに穴開くよ。まぁそれでも良いけど」
それをそのまま織理の胸元に当てる。薄く色づいた頂へと針が突きつけられた。ガタガタと体が震えるのを隠せなかった。
「や、やだ……どこに当て……っ!! ぅ、!」
ばちん、鈍い音と共に体の芯が震えた。――熱い、痛い、痛い!! 呼吸の仕方を忘れるような痛みに織理は生理的な涙を流す。はくはくと開く口からは唾液が伝った。
「少し血が出たね。ま、こんなもんでしょ。もう片方も行くよ」
「っ……!!」
抵抗したいのに痛みで思考が定まらない。退けようとする手に力など入るわけもなく、そのまま織理は2度目の痛みを感じた。喉から嗚咽が漏れ、呼吸の仕方は頭から抜けた。
織理は無意識に在琉の袖を弱々しく掴む。その様子に彼は少しだけ眉間に皺を寄せた。
「は? この程度で過呼吸になってる? 本当手のかかる奴だな……」
舌打ちしながら在琉は織理の口を塞いだ。酸素を送り込むように喉を開かせ、また織理の酸素を奪う。数回繰り返せば織理の腕はだらりと垂れ下がり、体が在琉へともたれかかった。
「ざ、いる……」
「あはは、良い顔してるね織さん。……もっとしてあげたくなっちゃうな。人を煽る天才だね」
赤く上気した頬、涙で濡れた目、乱れた呼吸。その姿に在琉はぞくりとした快感を覚える。さらに虐めたくなる衝動を抑えられない。
開けたばかりのピアスホールを指で弾けば、織理は苦しげに声を上げた。けれどその震えには、甘さが滲んでいる。
「血が止まったらここに装飾つけてあげる。貧相な体には勿体無いくらいの綺麗な細工」
朦朧とした頭で織理は考える。
――在琉は何をして欲しい? そんな言葉なんてかける気にもならなかった。コイツは本当に自分を甚振りたいだけだ、何かを返す必要など最初からない。それは楽なはずなのに、胸の奥で何かが引っかかる。
「ざい、るは……俺のこと、なんで、飾るの」
「はぁ? そんなの簡単じゃん。あんたがオレのものだから、オレのものを飾りつけるのに理由いる? 綺麗な方が気分いいだろ。織さんは結構、素体としてはいい感じだしね」
褒められてはいないだろう。ただ本当にコイツは自分を道具だと思っているのだと再確認しただけだ。
「……お前にとって俺って、本当に玩具なんだ」
「今更だね。そうだよ、織さんはオレの玩具。だから誰のものにもなっちゃダメ。ずっとそこで無力なままで居てね。それがオレの織さんなんだから」
在琉はそう言って織理の舌を引っ張る。以前開けたピアスを指でなぞりながら彼はただ楽しそうに笑った。
――――
しゃらしゃらと金属が鳴る。歩くたびに揺れるそれに織理は唇を噛んだ。
「よく似合ってるよ織さん、本当娼婦でもやってた方がお似合いだったかもね」
「在琉……」
潤んだ瞳で織理は在琉を見上げた。ジクジクと痛む胸が、僅かに快楽を拾い始めていることに恐怖すらある。早く外したい、けれど外してはもっと酷いことになるのは目に見えていた。
在琉の指がピアスを弾く。
「ぁ、ん……!」
「うん、いい鳴き声。次はどこにしようか」
織理は耐えきれずに在琉の腕を掴む。もういっそ一度全てを開け渡してみようか、在琉の織理への想いは玩具へのそれ。普通に考えたら飽きるのが早いだろう、と。これは弦の考えだった。
「ざいる……」
だから織理は賭けに出た。ゆっくりと在琉に体を預けるようにもたれ掛かる。芯を持った胸先を僅かに擦り付けるようにしながら在琉を緩く抱きしめた。
「全部……、好きにしていいよ……」
吐息混じりに在琉へ囁く。びくり、と彼の体が反応したのを織理は感じた。
以前の自分なら思いつきもしなかっただろう。こうやって甘えるように体を使う、それだけで喜ぶ者も居れば気味悪がって離れる者もいる。
言われてみればどうせ嫌われているのなら、そうして最短距離を進んだ方が自分が楽なのだ。
「織さん……どこで覚えたの、その仕草。オレ、少しおかしくなりそう。どうしよう、知らない……変な感覚がする」
「変な……感覚?」
「…………馬鹿みたい。オレ、こんなこと……」
在琉は戸惑うように声を溢す。抱きしめていなければ聞こえなかっただろう。
「織さん、お前のこと壊すから」
そう言って在琉は織理を抱きしめ返す。ギリギリと強く絞めながら在琉は織理の首元に噛みついた。けれどその噛みつきは軽く、擽ったいようなもの。
「織さん……全部オレのものになって。たくさん飾ってあげる、それでお前は家でオレをずっと待ってて。もうどこにも行かないで……」
いつもと同じ、織理を道具のように扱う声。けれどどこか声の色が変わっている気がした。まるで縋るような、弱さのある言葉……織理は腕を回して在琉の背中を撫でる。
そのまま在琉は織理の口を塞いだ。先ほどとは違う、触れるだけの軽い口付け。まるで慣れていないそれは在琉の弱さを表すようだった。
手がピアスを軽く撫でる。ぴくりと反応を返せば在琉は目尻を下げて微笑んだ。
「織さんの体、もっと飾ればオレのこと特別にしてくれるのかな」
「そんな事しなくても、在琉は特別だよ……っ、あ、……そこ、、っ……」
もうこれ以上穴を開けられるのは嫌だった織理は懇願するように在琉の言葉を肯定する。それを聞いた在琉はピアスの根本を押しつぶした。
嫌でも反応する体は熱を溜め始め、立ち上がり始めているのを織理は泣きそうな目で見る。そしてそこを彼は手で触れた。
「ここ……、この先の部分。塞いだら綺麗だろうな、織さん……人間としての反応を返すたびに揺れる装飾、いずれそんな低俗な欲から解放される様に躾けるのもいいかも」
「ぇ、それ、って……?」
想像が正しければここに穴を開けると言う事なのか、それは絶対に痛い。胸なんかより遥かに痛いのが目に見えていた。なんとか拒絶をしない様に、けれど真意を確かめようと返す。震える体は正直だ、その姿に在琉がまた笑う。
「好きにしていいんだよね? ……それさせてくれたら少し満たされそうな気がする。織さんを大切に飾ってあげるから、我慢して」
「っ、そ、れは……! 今のまま、でも在琉の物、だから……!」
ダメだ、怖くてもう抑えきれなかった。胸だって本当に痛かった、これ以上の痛みは耐えられない、耐えたくない。
涙を流す織理の目元を舌で舐める。それでも逃げられない織理の無意識な従順さに背筋をかけるものがある。
――愚かで可愛いオレの織さん。
在琉は髪にさしていた簪を抜き、織理の先端に当てがう。そしてゆっくりとそれを押し込めた。
「い、っ!! ぁ゛あ! や、やぁ、だ!!」
初めて聞くほどの悲痛な叫び、暴れかける体を床に押し付けながら、在琉はゆっくりと簪を通していく。
抵抗を無視し1番奥底に簪が届く。とん、とひと撫ですればびくん、と一度大きな痙攣をして織理の体は仰け反った。
「はい、完成。あは、すごく良い……織さん、よく頑張ったね。オレ今すごく満足してる。織さんが何も抵抗できないのも、こんな無様な姿にされてるのも全部……愛しくて離したくなくなっちゃう」
「ぁ……、ぅ……、ざ、いる……」
「大丈夫、これ以上は今はしないから。その簪、抜かないでね。抜いたら次は本当に穴を開ける」
織理は恐怖で頷く。彼の表情だけは以前よりも数段優しくなったが、その代償にしてはこの痛みは辛すぎる。いまだに燻る熱を抑えながらただ慣れるのを待つだけだ。
だから織理も頑張って表情を作る。
「好きにして、って言ったのは……俺だから……在琉のモノになれて嬉しい、よ」
半分くらいは嘘だけれど。ただそう言った時のきょとんとした在琉の表情だけはなんとなく可愛いと思ってしまう。
――きっとそのうち、この痛みには慣れる。だからこの後辛くないように自分が出来るのは受け入れることだけだ、と自分を暗示しながら織理はただ笑い返した。
淡々としているのにどこか不機嫌さを隠さない在琉の言葉に織理は身を竦めた。
「在琉……」
「デレデレしちゃって腹立つ。お前なんで笑ってるの? つまんない」
在琉は織理の耳飾りを引っ張る。耳に光るそれは、同棲を始めるきっかけとなったあの日、強引に開けられたものだ。金の繊細な細工がしゃらりと鳴り、織理の顔が苦痛に歪む。
「い、っ……!」
「次どこに開けよっか。ねぇ、どこが嫌?」
「い、痛いのは嫌……」
「じゃあ痛くないところにしてあげようかな。オレ優しいね、お前の意見聞いてあげるなんて」
そう言って在琉は迷いなく織理の服を捲り上げた。何を、と恐怖と羞恥から抵抗しようとした、そのとき在琉の片手に持っていたものが目に入る。――針。鋭い先端が胸元へと迫っていた。
「動くと変なところに穴開くよ。まぁそれでも良いけど」
それをそのまま織理の胸元に当てる。薄く色づいた頂へと針が突きつけられた。ガタガタと体が震えるのを隠せなかった。
「や、やだ……どこに当て……っ!! ぅ、!」
ばちん、鈍い音と共に体の芯が震えた。――熱い、痛い、痛い!! 呼吸の仕方を忘れるような痛みに織理は生理的な涙を流す。はくはくと開く口からは唾液が伝った。
「少し血が出たね。ま、こんなもんでしょ。もう片方も行くよ」
「っ……!!」
抵抗したいのに痛みで思考が定まらない。退けようとする手に力など入るわけもなく、そのまま織理は2度目の痛みを感じた。喉から嗚咽が漏れ、呼吸の仕方は頭から抜けた。
織理は無意識に在琉の袖を弱々しく掴む。その様子に彼は少しだけ眉間に皺を寄せた。
「は? この程度で過呼吸になってる? 本当手のかかる奴だな……」
舌打ちしながら在琉は織理の口を塞いだ。酸素を送り込むように喉を開かせ、また織理の酸素を奪う。数回繰り返せば織理の腕はだらりと垂れ下がり、体が在琉へともたれかかった。
「ざ、いる……」
「あはは、良い顔してるね織さん。……もっとしてあげたくなっちゃうな。人を煽る天才だね」
赤く上気した頬、涙で濡れた目、乱れた呼吸。その姿に在琉はぞくりとした快感を覚える。さらに虐めたくなる衝動を抑えられない。
開けたばかりのピアスホールを指で弾けば、織理は苦しげに声を上げた。けれどその震えには、甘さが滲んでいる。
「血が止まったらここに装飾つけてあげる。貧相な体には勿体無いくらいの綺麗な細工」
朦朧とした頭で織理は考える。
――在琉は何をして欲しい? そんな言葉なんてかける気にもならなかった。コイツは本当に自分を甚振りたいだけだ、何かを返す必要など最初からない。それは楽なはずなのに、胸の奥で何かが引っかかる。
「ざい、るは……俺のこと、なんで、飾るの」
「はぁ? そんなの簡単じゃん。あんたがオレのものだから、オレのものを飾りつけるのに理由いる? 綺麗な方が気分いいだろ。織さんは結構、素体としてはいい感じだしね」
褒められてはいないだろう。ただ本当にコイツは自分を道具だと思っているのだと再確認しただけだ。
「……お前にとって俺って、本当に玩具なんだ」
「今更だね。そうだよ、織さんはオレの玩具。だから誰のものにもなっちゃダメ。ずっとそこで無力なままで居てね。それがオレの織さんなんだから」
在琉はそう言って織理の舌を引っ張る。以前開けたピアスを指でなぞりながら彼はただ楽しそうに笑った。
――――
しゃらしゃらと金属が鳴る。歩くたびに揺れるそれに織理は唇を噛んだ。
「よく似合ってるよ織さん、本当娼婦でもやってた方がお似合いだったかもね」
「在琉……」
潤んだ瞳で織理は在琉を見上げた。ジクジクと痛む胸が、僅かに快楽を拾い始めていることに恐怖すらある。早く外したい、けれど外してはもっと酷いことになるのは目に見えていた。
在琉の指がピアスを弾く。
「ぁ、ん……!」
「うん、いい鳴き声。次はどこにしようか」
織理は耐えきれずに在琉の腕を掴む。もういっそ一度全てを開け渡してみようか、在琉の織理への想いは玩具へのそれ。普通に考えたら飽きるのが早いだろう、と。これは弦の考えだった。
「ざいる……」
だから織理は賭けに出た。ゆっくりと在琉に体を預けるようにもたれ掛かる。芯を持った胸先を僅かに擦り付けるようにしながら在琉を緩く抱きしめた。
「全部……、好きにしていいよ……」
吐息混じりに在琉へ囁く。びくり、と彼の体が反応したのを織理は感じた。
以前の自分なら思いつきもしなかっただろう。こうやって甘えるように体を使う、それだけで喜ぶ者も居れば気味悪がって離れる者もいる。
言われてみればどうせ嫌われているのなら、そうして最短距離を進んだ方が自分が楽なのだ。
「織さん……どこで覚えたの、その仕草。オレ、少しおかしくなりそう。どうしよう、知らない……変な感覚がする」
「変な……感覚?」
「…………馬鹿みたい。オレ、こんなこと……」
在琉は戸惑うように声を溢す。抱きしめていなければ聞こえなかっただろう。
「織さん、お前のこと壊すから」
そう言って在琉は織理を抱きしめ返す。ギリギリと強く絞めながら在琉は織理の首元に噛みついた。けれどその噛みつきは軽く、擽ったいようなもの。
「織さん……全部オレのものになって。たくさん飾ってあげる、それでお前は家でオレをずっと待ってて。もうどこにも行かないで……」
いつもと同じ、織理を道具のように扱う声。けれどどこか声の色が変わっている気がした。まるで縋るような、弱さのある言葉……織理は腕を回して在琉の背中を撫でる。
そのまま在琉は織理の口を塞いだ。先ほどとは違う、触れるだけの軽い口付け。まるで慣れていないそれは在琉の弱さを表すようだった。
手がピアスを軽く撫でる。ぴくりと反応を返せば在琉は目尻を下げて微笑んだ。
「織さんの体、もっと飾ればオレのこと特別にしてくれるのかな」
「そんな事しなくても、在琉は特別だよ……っ、あ、……そこ、、っ……」
もうこれ以上穴を開けられるのは嫌だった織理は懇願するように在琉の言葉を肯定する。それを聞いた在琉はピアスの根本を押しつぶした。
嫌でも反応する体は熱を溜め始め、立ち上がり始めているのを織理は泣きそうな目で見る。そしてそこを彼は手で触れた。
「ここ……、この先の部分。塞いだら綺麗だろうな、織さん……人間としての反応を返すたびに揺れる装飾、いずれそんな低俗な欲から解放される様に躾けるのもいいかも」
「ぇ、それ、って……?」
想像が正しければここに穴を開けると言う事なのか、それは絶対に痛い。胸なんかより遥かに痛いのが目に見えていた。なんとか拒絶をしない様に、けれど真意を確かめようと返す。震える体は正直だ、その姿に在琉がまた笑う。
「好きにしていいんだよね? ……それさせてくれたら少し満たされそうな気がする。織さんを大切に飾ってあげるから、我慢して」
「っ、そ、れは……! 今のまま、でも在琉の物、だから……!」
ダメだ、怖くてもう抑えきれなかった。胸だって本当に痛かった、これ以上の痛みは耐えられない、耐えたくない。
涙を流す織理の目元を舌で舐める。それでも逃げられない織理の無意識な従順さに背筋をかけるものがある。
――愚かで可愛いオレの織さん。
在琉は髪にさしていた簪を抜き、織理の先端に当てがう。そしてゆっくりとそれを押し込めた。
「い、っ!! ぁ゛あ! や、やぁ、だ!!」
初めて聞くほどの悲痛な叫び、暴れかける体を床に押し付けながら、在琉はゆっくりと簪を通していく。
抵抗を無視し1番奥底に簪が届く。とん、とひと撫ですればびくん、と一度大きな痙攣をして織理の体は仰け反った。
「はい、完成。あは、すごく良い……織さん、よく頑張ったね。オレ今すごく満足してる。織さんが何も抵抗できないのも、こんな無様な姿にされてるのも全部……愛しくて離したくなくなっちゃう」
「ぁ……、ぅ……、ざ、いる……」
「大丈夫、これ以上は今はしないから。その簪、抜かないでね。抜いたら次は本当に穴を開ける」
織理は恐怖で頷く。彼の表情だけは以前よりも数段優しくなったが、その代償にしてはこの痛みは辛すぎる。いまだに燻る熱を抑えながらただ慣れるのを待つだけだ。
だから織理も頑張って表情を作る。
「好きにして、って言ったのは……俺だから……在琉のモノになれて嬉しい、よ」
半分くらいは嘘だけれど。ただそう言った時のきょとんとした在琉の表情だけはなんとなく可愛いと思ってしまう。
――きっとそのうち、この痛みには慣れる。だからこの後辛くないように自分が出来るのは受け入れることだけだ、と自分を暗示しながら織理はただ笑い返した。
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