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第2部 ヒバナ、フィーバードリーム!
#3 ミミの正体
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「だからいわんこっちゃねーつうの」
レオンが呆れたように言った。
「だって」
丸裸で、胸と股間を手で隠し、肩をすぼめるヒバナ。
「ちゃんとコスチューム用意してからでないと、変身は危ないっていっただろ?」
戦いが終わり、変身が解けると、案の定、ヒバナは全裸になっていた。
「とりあえずこれで大事なところだけ隠したら?」
ひずみが差し出したのは、分解したヒバナの服の一部である。
「わあ、ありがと」
顔を輝かせるヒバナ。
裂けたブラウスを更にふたつにちぎると、片方を腰に巻き、もう片方をさらしのように胸に巻く。
「これでどうかな」
「いいんじゃない? ちょっと露出度高めだけど、どうせ夏だし」
「ノーパンだから、あんまり足広げるんじゃねーぞ」
「うっさいな、このエロトカゲ」
頬を膨らますヒバナ。
「でも、神獣の腕輪を持つ娘とはね」
ひずみの肩で、芋虫が言った。
「未来からの波動を感じたから、もしやと思って来てみたけど、正解だったよ」
「ていうか」
ヒバナは目を丸くした。
「あなたはなあに? どうして芋虫が日本語話せるの?」
「あ、馬鹿、こら」
足元から叱責が飛んできた。
なぜかレオンがあわてているのだ。
「芋虫とは失礼な。ああ見えても、彼女も神だ。曲がりなりにも、俺と同じ、常世の神さまだぞ」
「そうだよ」
ひずみが芋虫の丸い頭を撫でながら言う。
「ミミはこの大和の国で最も古い神さまのひとりなの。高天が原で最初に生まれたのが、この子」
「高天が原? それってどこ?」
きょとんとするヒバナ。
中学高校と、地理はもっとも苦手とする教科だったのだ。
「細かいことはいいよ」
芋虫が体を震わせた。
どうやら笑っているらしい。
「とにかく、立ち話もなんだから、どこかに入らないかい? ひずみもおなか、空いてるだろうし」
「いいね」
少女がうなずいた。
「ミミにも血を分けてあげないとね」
「この時間だと、デニーズくらいしかないけど」
ヒバナは顎に指を当て、小首をかしげた。
「でも、ペット同伴OKだったかな?」
「俺ら、ペットじゃねーってのに」
レオンが愚痴った。
「これでも神なんだぜ。少しは敬意を払えよな」
「ゴキブリを主食にする神さまなんて、聞いたことないもん。第一レオンは見た目、どうしたって蜥蜴じゃない」
レオンが呆れたように言った。
「だって」
丸裸で、胸と股間を手で隠し、肩をすぼめるヒバナ。
「ちゃんとコスチューム用意してからでないと、変身は危ないっていっただろ?」
戦いが終わり、変身が解けると、案の定、ヒバナは全裸になっていた。
「とりあえずこれで大事なところだけ隠したら?」
ひずみが差し出したのは、分解したヒバナの服の一部である。
「わあ、ありがと」
顔を輝かせるヒバナ。
裂けたブラウスを更にふたつにちぎると、片方を腰に巻き、もう片方をさらしのように胸に巻く。
「これでどうかな」
「いいんじゃない? ちょっと露出度高めだけど、どうせ夏だし」
「ノーパンだから、あんまり足広げるんじゃねーぞ」
「うっさいな、このエロトカゲ」
頬を膨らますヒバナ。
「でも、神獣の腕輪を持つ娘とはね」
ひずみの肩で、芋虫が言った。
「未来からの波動を感じたから、もしやと思って来てみたけど、正解だったよ」
「ていうか」
ヒバナは目を丸くした。
「あなたはなあに? どうして芋虫が日本語話せるの?」
「あ、馬鹿、こら」
足元から叱責が飛んできた。
なぜかレオンがあわてているのだ。
「芋虫とは失礼な。ああ見えても、彼女も神だ。曲がりなりにも、俺と同じ、常世の神さまだぞ」
「そうだよ」
ひずみが芋虫の丸い頭を撫でながら言う。
「ミミはこの大和の国で最も古い神さまのひとりなの。高天が原で最初に生まれたのが、この子」
「高天が原? それってどこ?」
きょとんとするヒバナ。
中学高校と、地理はもっとも苦手とする教科だったのだ。
「細かいことはいいよ」
芋虫が体を震わせた。
どうやら笑っているらしい。
「とにかく、立ち話もなんだから、どこかに入らないかい? ひずみもおなか、空いてるだろうし」
「いいね」
少女がうなずいた。
「ミミにも血を分けてあげないとね」
「この時間だと、デニーズくらいしかないけど」
ヒバナは顎に指を当て、小首をかしげた。
「でも、ペット同伴OKだったかな?」
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レオンが愚痴った。
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