美醜逆転の世界で騎士団長の娘はウサギ公爵様に恋をする

ゆな

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 ――M yuze side――

「誰も見た事が無い所、僕にだけ見せてよ」

 僕の言葉に、ベルリナの真っ白な肌は淡い桃色に染まる。恥ずかしそうに見上げながら、その瑠璃色の瞳には期待が滲んでいた。

 彼女が愛おしくて、我慢できずに思わずギュッと抱き締めると、男の身体とは違う、華奢で、柔らかな身体が僕の腕の中にスッポリと収まった。服を着ていた時とは違う、リアルなベルリナの体温が心地よくて、涙が出そうだった。



 ずっとずっと、家族からも愛されず、僕の心の中は満たされないままだった。

 十四歳の時、ありのままの僕を受け入れてくれる女性に、初めて出逢ったけど、既にその女性はクラレンス卿の奥さんだった。クラレンス卿とサクラ夫人は、誰から見ても『お似合いの二人』とは言い難いのに、とても愛し合い、慈しみ合っていた。
 羨ましくて、でもそんな二人が大好きで、僕もこんな未来を切望した。

 そんな二人から生まれた子供は、この世のものとは思えない程可愛くて、信じられない事に、僕に好意を寄せてくれた。僕の仮面を外し、僕の素顔を可愛いと、愛しいと囁いてくれる。
 醜い物が美しく見えてしまう、そんな呪いを、神様に掛けられてしまったのかと思った事もあるけど。出来る事なら一生その呪いを解かないで。

 君の為なら何でも頑張るから。
 君の事を世界一幸せにする努力をするから。


 ずっとそばにいて……。


 ベルリナの首筋から鎖骨へと舌を這わせながら、まるで僕のものだと刻印する様に、赤い花びらが散らしていく。

 更に下へと進んでいくと、柔らかで円やかな双丘の先に、可愛らしくツンと主張した蕾を見つけた。硬く尖らせた舌で見せつけるようにと舐めると、彼女の口から甘い声が漏れる。

 彼女の身体はビクビクと快感に打ち震え、眦には涙を溜めた。今まで見たことのない妖艶なベルリナの反応に、僕の下半身は痛いほど反応していて、早く彼女の中に入りたいと訴える。

 それでもありったけの虚勢を張って、余裕めいた言葉を発してしまう。
 本当は余裕なんて全然なくて、本で得た知識で彼女を本当に感じさせる事が出来るのか、不安で仕方ないのに。

「あぁ……、そこ、きもち……い……」
「可愛い……。もっと沢山舐めてあげるね」
「ひぁ……っ、んっ、あ、あぁあ……」
「どんどん硬くなってきた。僕にもっと舐めてって言ってるみたいだ」

 ベルリナの胸の蕾を強く吸うと、彼女の腰はビクビクと跳ね、涙が一筋、頬を伝った。彼女の甘やかな吐息を吐く姿を見せられたら、もう理性なんてどこかに投げ捨ててしまいそうだった。

 ゆっくりと太腿を撫で、彼女の足の間へと滑り込ませる。

「さっきより、濡れてる」
「んやぁ……、んんんっ、……ふぅ……」
「ベルリナの下生えは黒色なんだね。ふわふわで、こんな所まで可愛いなんて」
「そんなとこ……かわいく……な……ぁああっ」

 彼女の小さな蜜口を押し開くように、指をツプリと挿入する。濡れそぼったソコは、僕の指を抵抗なく飲み込んでいった。

「僕の指、入ってるの分かる?」
「ひぁっ、わか……、分かり……ます」
「今は指が一本だけだけど、ここに僕のモノが受け入れられるんだね」
「わわっ、ミュゼさま、言い方……っ!」
「何かおかしいかな? ここを僕のモノが出たり入ったりするんだよ? 熱くて、トロトロで、気持ちよさそう……」

 僕は素直な感想を告げているのに、ベルリナは頬を真っ赤に染め、両手で顔を隠してしまった。快感に打ち震える彼女の顔が見たくて、手の甲に何度も口付けを落とすと、指の間からチラリとベルリナの瞳が覗く。

 可愛くて、愛おしい僕の奥さん。

 彼女の注意がそれている間に、足の間に身体を滑り込ませ、足を閉じられないようにする。蜜穴を指で解しながら、ピタリと閉じた花弁を舌で押し開き、赤く熟した秘芽を刺激する。グチュグチュと卑猥な音が寝室に響く。どんどん蜜は溢れ、愛しい女性の甘い香りにクラクラしながら、指を二本、三本と増やしていった。

「あっ、ああっ、そこ、ダメ、ふぁあんっ」
「ダメじゃないよね。こんなに溢れさせて。ふふっ。僕の指、溶けちゃいそうだ」

 蜜穴の中で、彼女が気持ちよさそうに腰を揺らす所を攻め続ける。

 彼女の甘い声に、張り詰めた僕の昂りは、今にも爆発してしまいそうだった。でも、彼女の中で出すんだと、一生懸命我慢する。

「ベルリナ、達してごらん? この可愛いらしい粒を沢山舐めて、チュッチュッて吸ってあげるから……」
「……あぁああっ……」

 足先をピンと伸ばし、ベルリナの腰はビクビクと震え、彼女が達したんだと分かった。頬が上気し、肩で息をしながら、蜜口は僕の指を離さまいとキュウキュウと締め付ける。

「上手に……イケたね」
「ミュゼ……さま……、あたまが……おかしくなりそうです……」
「まだだよ。ベルリナは初めてだから痛いだけかもしれないけど、君を感じさせて欲しい」
「はい……。わたしも、ミュゼさまと、ひとつになりたい……」

 下履きから、痛いくらいに張り詰めた昂りを取り出すと、先走りでかなり濡れていた。こんなにエッチで可愛い奥さんを目の前にしてるんだ。童貞の僕には刺激が強すぎる。だから……仕方ないと思う。

 蜜口にあてがうと、ベルリナの様子を見ながら、少しずつ挿入していく。

「キツ……ッ」
「うぅっ、あ……んんっ……」
「口で、息をしてごらん……」
「はい……、いっ……、ぁあっ」
「ごめ……、僕だけ、メチャクチャ気持ちいい……」

 思わずそう告げると、ベルリナは涙の溜まった瞳を大きく開いて、嬉しそうに笑った。

「嬉し……、いっぱい、うごいて、気持ちよく、なって……ください……」

 根元まで到達し、ゆっくりと抽挿を開始する。次第にベルリナから苦悶の表情が消えて、甘い吐息が漏れ出した。蜜穴を堪能しながら、固くなった秘芽を指の腹で擦ると、僕を締め付ける。

 彼女の小さな蜜穴に腰を打ち付けるたび、ヌチュヌチュと蜜が溢れた。愛する女性との交わりは、こんなにも満たされるのだと知る。

 彼女の中は想像以上に気持ち良くて、あまり長く持ちそうにない。もっと永く、彼女を感じていたいけど、初めてのベルリナは辛いよね。
 次は沢山、沢山、愛させて。

「も、出る……」
「は……い、奥に、くださ……、ひぁ、ぁあアあっ」


 僕は彼女の奥に精を放った。






 月明かりに照らされた部屋のベッドの上で、真っ白な素肌を晒したベルリナが静かな寝息を立てている。彼女を手に入れるまで、沢山の時間が掛かったけれど、でも、あっという間だった気もする。

 可愛い可愛い僕の天使。

 この世に生まれてきてくれてありがとう。
 僕と出逢ってくれてありがとう。
 僕を愛してくれてありがとう。

 彼女の滑らかな黒髪を撫でながら、僕は心の中で、何度も感謝の言葉を唱えた。

「ん……」
「ベルリナ、起きちゃった?」
「私、寝ちゃってましたね。って、ミュゼ様、どうしたんですか??」

 彼女の手が頬を撫でる。そこで初めて僕は自分が泣いていた事に気が付いた。

「きっと、君を手に入れることが出来たのが嬉しくて……」
「私は物心がついた時からずっと、ミュゼ様のものです」
「うん」
「これからも、ずっとです」
「うん……」
「世界で一番、ミュゼ様のことが大好き」
「僕も、世界で一番、ベルリナを愛している」

 ベルリナは僕の頭を抱き締めると、背中を優しく撫でる。
 心の中が、温かく、満たされていく。

 明日はきっと、目が腫れて、真っ赤になっているんだろう。瞳は元々赤色だけど、白目まで真っ赤になっちゃうのは恥ずかしいな…。

 でも、きっとベルリナはそんな僕を、「ウサギさんみたい」って、優しく微笑みながら受け入れてくれるに違いない。

 そんな事を考えながら、眠りについた。





            団長の娘とウサギ公爵
                 fin





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