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第31話 アットホーム
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3人の冒険者が、まっすぐこちらへ向かってくる。
全員が男で、手には鈍い金属光を放つ槍を持っていた。ローブの下に鎧を着込んでいるのかもしれないが、今の距離では判別できない。
そもそも、ダンジョン内で冒険者同士が近づくのは珍しい。
顔見知りならまだしも、赤の他人同士であれば、よほどの理由がない限り、一定の距離を保つのが常識だ。
何せ、冒険者は武器を持ち、何かしらのスキルを有している。
本人にその気があろうとなかろうと、無遠慮に距離を詰める行為は──
「そこで止まりなさいっ!」
長良さんが鋭く告げ、それと同時に左手を地面と平行に薙ぐ。
その動きに呼応するように、草むらの上を一本の光が真っ直ぐに走り抜けた。
瞬く間に淡い炎が連なって立ち上がり、両者の間を隔てる境界線を描く。
「なっ!」
唐突に現れた熱と光に、3人の男たちは明らかに怯む。
「こちらの指示に従わない場合は……」
長良さんは視線だけこちらに送ると、ゆっくりと左手を頭上へ掲げる。
その手が振り下ろされるタイミングに合わせ、不可視のガス玉を境界線へと放った。
次の瞬間──
激しい爆音が鳴り響き、地面は抉られ、土と石片が弾け飛ぶ。
「……殺しますよ?」
「………………」
(……えっ、殺すの!?)
(殺しませんよっ!)
長良さんは前方に鋭い視線を向けたまま、質問に答えてくれた。
ようやくして土煙が収まると、3人の冒険者が仰向けにひっくり返っているのが見える。
そのローブの裾からは、紙のパンツが顔を覗かせていた。
(あ、ガサガサパンツ……)
(武器だけが金属製ですね……)
彼らは武器の更新だけを済ませた、低級冒険者のようだ。
パンツよりも先に武器を買うなど、自分には到底理解できない。
「す、すんませんでした! こ、殺さないでくださいっ!!!」
3人の真ん中にいた茶髪の男が、腰を抜かしたまま後退りをし、長良さんに向けて命乞いをした。
「武器を捨て、両手を広げて地面に伏せなさい。余計な動きをしたら、即座に殺します」
それを聞いて男たちは、慌てて地面へと伏せる。
……誰も脚まで開けとは言ってない。
長良さんは、人を脅し慣れているのだろうか。
本当に初めてのことなのか、そう疑わしくなるほど、淀みなくこの場を制圧した。
◻︎◻︎◻︎
冒険者の3人は、紙のパンツだけを身につけた姿で、地面にうつ伏せに寝かされていた。
先ほど、彼らを制圧した場所から少しだけ移動し、地下二階へと続く道からは直接視線が届かない場所に移っている。
長良さんの指示で、3人が着ていたローブはあらかた裂かれ、服の中に危険なものを隠していないかは確認済み。
「これで、ゆっくりとお話しできそうですね」
長良さんはそう告げると、伏せている三人の真後ろに立ち、こちらに視線を送って一度だけ頷いた。
「……先ずは、お前たちがこちらに近づいてきた目的を話してください」
他人のことを『お前』と呼ぶ長良さんの声は、普段よりも低く抑えられていて、ほんの少しだけ背筋が冷えた。
「あ、アンタたちが持ってる……ワニを倒すための道具を奪うつもりでした……」
三人を代表して、茶髪の男が小さな声で白状した。
「ふむ……」
今日は『釣り針付きロープ』は持ってきていないんだけどな。
「お前たちは、先日、私たちの真似をして大ワニを倒しに行き、返り討ちにあったと言う冒険者パーティですか?」
「そ、そうです……。ただ、俺……私たちは普段、この3人で連んでいます。あの時は、他のパーティに所属する2人に誘われて、ワニ討伐に……誘われました」
ワニ退治に失敗したのは、即席のパーティだったのか。
長良さんの尋問は、淡々と続く。
「どのように誘われたんですか?」
「そ、それは……あの……言われた時の言葉、そのまま話しても大丈夫ですか……?」
「構いません」
「ええと、あんなボロ装備のガキにでも倒せるなら、俺たちでも楽勝だ。お前たちは死んだワニを運ぶのを手伝ってくれ。一人頭、百万は出すぜ……って」
確かにあの時は、今日と違って全身レンタル装備だった。
特に人目を気にすることもなく、獲物を剥き出しで運んだせいで、誰にでも簡単に倒せるものだと思わせてしまったのかもしれない。
今後は、狩った獲物を覆うシートくらいは用意しておくべきだろうか。
「ちなみに、どのような方法でワニを倒すつもりだったんですか?」
「それは……『ワニって鰐って書くんだぜ? つまり魚なんだよ。水から引き摺り出せば、息ができなくて勝手に死ぬ』って……説明されました」
義務教育の敗北だろうか? それともダンジョンでは普通の考えなのか?
「実際には、陸に上がったワニは、弱るどころか普通に襲いかかってきた。そうですね?」
「は、はい……。まずワニは尻尾の攻撃で、ロープを持っていた奴の脚を叩いて……。動けなくなったそいつを助けようとしたもう一人が噛みつかれ、そのまま水に引きずり込まれました……」
「ワニが水へ戻っていったので、その間に脚を攻撃された者を、お前たちが担ぎ上げて逃げた。ということですね」
「……はい。その通りです……」
しばらく沈黙が落ちる。
長良さんは小さく息を吐き、伏せた視線をそっと上げた。
「……そうでしたか。命を落とした方のことは、とても気の毒に感じております。どうか安らかに眠られることを……」
彼女もまた自分と同じように、このような事故を起こすきっかけとなったことを悔やんでいるようだ。
長良さんがゆっくりとこちらへ近づいてくる。
「伊吹くんは、あの者たちをどう思いますか?」
「え? うん、そうだなあ……」
いくらか抽象的とも思えるその質問に答えるため、顎に手を当てて考えてみる。
まず思うことは『気の毒だな』という感想だ。
彼らの装備、金属製の槍を手に入れるには、安くない金が要る。別の仕事で稼いだか、ダンジョン内で稼いだかは分からないが、物見遊山ではなく、それなりの覚悟を持ってここに来たんだということは分かる。
そんな彼らが一発逆転とも言える『ワニ退治』に手を出したということは、今があまりうまく行っていないことの現れだ。
もし、今が順調に稼げているなら、パーティ外の人間から声を掛けられただけで、危険そうな狩りに同行するとは思えない。
もっとも、死骸を運ぶだけと、簡単そうに言われたことが影響してもいるだろうが。
そして、一度大きな賭けに失敗した後、こうして自分たちを襲おうとしたという事は、相当に後がない状況にいるのだろう。
あの時、長良さんと出会わなければ自分にも待っていたかもしれない未来。
──きっと、それが今の彼らだ。
このまま3人を突き出すなり、放免するなりしたとしても……。
「今月中に、捕まるか死ぬと思う……」
「ええ。随分と間を端折《はしょ》った返答ですが、私も概《おおむ》ね同じ考えです」
「だとすれば、どうすればいいんだろ?」
「私に考えがあります。それはですね──」
◻︎◻︎◻︎
翌、日曜日。
冒険者ギルドの空き部屋は、1時間200円という破格の安さで借りられ、ダンジョン関連の出費の中では異例のリーズナブルさを誇っていた。
「こちらに氏名と住所を記入して。……読み方が分からないところは、私に聞いてください」
遠巻きに立っていたスーツ姿の男性──顧問の先生が、丁寧にペンを差し出した。
「この誓約書は、業務上知り得た情報を外部に漏らさない旨の確認です。問題なければ、こちらも署名してください」
3人の粗野な冒険者は、何度も目をしばたたかせながら、そのペンを握った。
長良さんの考えはこうだった。
「彼らの生活と冒険を安定化させ、その上で私たちの会社を儲けさせましょう」
なんとも大胆な話ではあるが、彼女からその提案を受けて、迷うことなく賛同を示した。
よし、従業員もできたことだし、近くに事務所でも借りて、社訓を壁に貼ろうかな!
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
全員が男で、手には鈍い金属光を放つ槍を持っていた。ローブの下に鎧を着込んでいるのかもしれないが、今の距離では判別できない。
そもそも、ダンジョン内で冒険者同士が近づくのは珍しい。
顔見知りならまだしも、赤の他人同士であれば、よほどの理由がない限り、一定の距離を保つのが常識だ。
何せ、冒険者は武器を持ち、何かしらのスキルを有している。
本人にその気があろうとなかろうと、無遠慮に距離を詰める行為は──
「そこで止まりなさいっ!」
長良さんが鋭く告げ、それと同時に左手を地面と平行に薙ぐ。
その動きに呼応するように、草むらの上を一本の光が真っ直ぐに走り抜けた。
瞬く間に淡い炎が連なって立ち上がり、両者の間を隔てる境界線を描く。
「なっ!」
唐突に現れた熱と光に、3人の男たちは明らかに怯む。
「こちらの指示に従わない場合は……」
長良さんは視線だけこちらに送ると、ゆっくりと左手を頭上へ掲げる。
その手が振り下ろされるタイミングに合わせ、不可視のガス玉を境界線へと放った。
次の瞬間──
激しい爆音が鳴り響き、地面は抉られ、土と石片が弾け飛ぶ。
「……殺しますよ?」
「………………」
(……えっ、殺すの!?)
(殺しませんよっ!)
長良さんは前方に鋭い視線を向けたまま、質問に答えてくれた。
ようやくして土煙が収まると、3人の冒険者が仰向けにひっくり返っているのが見える。
そのローブの裾からは、紙のパンツが顔を覗かせていた。
(あ、ガサガサパンツ……)
(武器だけが金属製ですね……)
彼らは武器の更新だけを済ませた、低級冒険者のようだ。
パンツよりも先に武器を買うなど、自分には到底理解できない。
「す、すんませんでした! こ、殺さないでくださいっ!!!」
3人の真ん中にいた茶髪の男が、腰を抜かしたまま後退りをし、長良さんに向けて命乞いをした。
「武器を捨て、両手を広げて地面に伏せなさい。余計な動きをしたら、即座に殺します」
それを聞いて男たちは、慌てて地面へと伏せる。
……誰も脚まで開けとは言ってない。
長良さんは、人を脅し慣れているのだろうか。
本当に初めてのことなのか、そう疑わしくなるほど、淀みなくこの場を制圧した。
◻︎◻︎◻︎
冒険者の3人は、紙のパンツだけを身につけた姿で、地面にうつ伏せに寝かされていた。
先ほど、彼らを制圧した場所から少しだけ移動し、地下二階へと続く道からは直接視線が届かない場所に移っている。
長良さんの指示で、3人が着ていたローブはあらかた裂かれ、服の中に危険なものを隠していないかは確認済み。
「これで、ゆっくりとお話しできそうですね」
長良さんはそう告げると、伏せている三人の真後ろに立ち、こちらに視線を送って一度だけ頷いた。
「……先ずは、お前たちがこちらに近づいてきた目的を話してください」
他人のことを『お前』と呼ぶ長良さんの声は、普段よりも低く抑えられていて、ほんの少しだけ背筋が冷えた。
「あ、アンタたちが持ってる……ワニを倒すための道具を奪うつもりでした……」
三人を代表して、茶髪の男が小さな声で白状した。
「ふむ……」
今日は『釣り針付きロープ』は持ってきていないんだけどな。
「お前たちは、先日、私たちの真似をして大ワニを倒しに行き、返り討ちにあったと言う冒険者パーティですか?」
「そ、そうです……。ただ、俺……私たちは普段、この3人で連んでいます。あの時は、他のパーティに所属する2人に誘われて、ワニ討伐に……誘われました」
ワニ退治に失敗したのは、即席のパーティだったのか。
長良さんの尋問は、淡々と続く。
「どのように誘われたんですか?」
「そ、それは……あの……言われた時の言葉、そのまま話しても大丈夫ですか……?」
「構いません」
「ええと、あんなボロ装備のガキにでも倒せるなら、俺たちでも楽勝だ。お前たちは死んだワニを運ぶのを手伝ってくれ。一人頭、百万は出すぜ……って」
確かにあの時は、今日と違って全身レンタル装備だった。
特に人目を気にすることもなく、獲物を剥き出しで運んだせいで、誰にでも簡単に倒せるものだと思わせてしまったのかもしれない。
今後は、狩った獲物を覆うシートくらいは用意しておくべきだろうか。
「ちなみに、どのような方法でワニを倒すつもりだったんですか?」
「それは……『ワニって鰐って書くんだぜ? つまり魚なんだよ。水から引き摺り出せば、息ができなくて勝手に死ぬ』って……説明されました」
義務教育の敗北だろうか? それともダンジョンでは普通の考えなのか?
「実際には、陸に上がったワニは、弱るどころか普通に襲いかかってきた。そうですね?」
「は、はい……。まずワニは尻尾の攻撃で、ロープを持っていた奴の脚を叩いて……。動けなくなったそいつを助けようとしたもう一人が噛みつかれ、そのまま水に引きずり込まれました……」
「ワニが水へ戻っていったので、その間に脚を攻撃された者を、お前たちが担ぎ上げて逃げた。ということですね」
「……はい。その通りです……」
しばらく沈黙が落ちる。
長良さんは小さく息を吐き、伏せた視線をそっと上げた。
「……そうでしたか。命を落とした方のことは、とても気の毒に感じております。どうか安らかに眠られることを……」
彼女もまた自分と同じように、このような事故を起こすきっかけとなったことを悔やんでいるようだ。
長良さんがゆっくりとこちらへ近づいてくる。
「伊吹くんは、あの者たちをどう思いますか?」
「え? うん、そうだなあ……」
いくらか抽象的とも思えるその質問に答えるため、顎に手を当てて考えてみる。
まず思うことは『気の毒だな』という感想だ。
彼らの装備、金属製の槍を手に入れるには、安くない金が要る。別の仕事で稼いだか、ダンジョン内で稼いだかは分からないが、物見遊山ではなく、それなりの覚悟を持ってここに来たんだということは分かる。
そんな彼らが一発逆転とも言える『ワニ退治』に手を出したということは、今があまりうまく行っていないことの現れだ。
もし、今が順調に稼げているなら、パーティ外の人間から声を掛けられただけで、危険そうな狩りに同行するとは思えない。
もっとも、死骸を運ぶだけと、簡単そうに言われたことが影響してもいるだろうが。
そして、一度大きな賭けに失敗した後、こうして自分たちを襲おうとしたという事は、相当に後がない状況にいるのだろう。
あの時、長良さんと出会わなければ自分にも待っていたかもしれない未来。
──きっと、それが今の彼らだ。
このまま3人を突き出すなり、放免するなりしたとしても……。
「今月中に、捕まるか死ぬと思う……」
「ええ。随分と間を端折《はしょ》った返答ですが、私も概《おおむ》ね同じ考えです」
「だとすれば、どうすればいいんだろ?」
「私に考えがあります。それはですね──」
◻︎◻︎◻︎
翌、日曜日。
冒険者ギルドの空き部屋は、1時間200円という破格の安さで借りられ、ダンジョン関連の出費の中では異例のリーズナブルさを誇っていた。
「こちらに氏名と住所を記入して。……読み方が分からないところは、私に聞いてください」
遠巻きに立っていたスーツ姿の男性──顧問の先生が、丁寧にペンを差し出した。
「この誓約書は、業務上知り得た情報を外部に漏らさない旨の確認です。問題なければ、こちらも署名してください」
3人の粗野な冒険者は、何度も目をしばたたかせながら、そのペンを握った。
長良さんの考えはこうだった。
「彼らの生活と冒険を安定化させ、その上で私たちの会社を儲けさせましょう」
なんとも大胆な話ではあるが、彼女からその提案を受けて、迷うことなく賛同を示した。
よし、従業員もできたことだし、近くに事務所でも借りて、社訓を壁に貼ろうかな!
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