37 / 70
第37話 肉質と部位破壊報酬
しおりを挟む
「まさかダンジョンのお肉が食べられるとは思いませんでした」
「想像よりも美味しいよね」
「長良先輩の腕があってこそ、ですね」
長良さんによる税金や保険、各種届出等に関しての説明は、帰宅後ゆっくりと時間をかけて行われたのだが、当のマキマキさんは半分くらいしか分かっていない様子だった。
いきなりあんな話をされても理解できないのは分かる。自分が説明を受けた時は、半分どころか二割も怪しかった。
そして結局、長良さんは『これだけはやっておけ手順書』を作ることを決意。後日マキマキさんへ手渡されることに決まった。
「後は揚げるだけの状態にしたワニ肉がありますので、帰る時にお土産として持っていってください」
「本当ですか! ありがとうございます!」
あれから何度かワニ肉を食べているが、これがまた全然減らない。鶏肉をさらにあっさりとさせたような、非常に美味しいお肉なのだが、マテ買さんに取り分けられた量はかなり多く、毎日食べても、全体の半分すら減っていなかった。
食後のお茶を飲みながら、長良さんが言う。
「それで、まもなく始まる夏休みについてなんですが……」
おお、そんなものもあったな。
毎日が目まぐるしくて、夏休みがあることすら頭から抜け落ちていた。
「夏期講習には全て参加しない方向で考えています」
「え!? それだと大学が……」
「二人は、同じ大学を目指しているんですか?」
「あ、うん。一応だけど……」
夏期講習に参加しないと、自分のような凡人には、南駿大学には到底受かりそうにない。
しかし、長良さんの考えは違うようだ。
「伊吹くんの学力の伸びを見る限り、今後も同じような学習形態を維持することで、目的の大学には届きます」
「本当に!?」
今回の期末テストは、自分史上最も高成績だったが……。
「ただ、かの学部で一番重要とされる点は……」
「……ダンジョンでの実績か」
そう。南駿大学の特殊領域学科に入るには、ダンジョン探索での実績が重視される。
前人未到の階層まで辿り着くことや、誰も見たことのないアイテムの入手。未知なる物質の発見や、強大な魔物の討伐など、実績となる要素は数多く存在しているが、それを得るには運と実力が必要だ。
……もし水底のパラメーター編集部屋を公表すれば、実績としては申し分ないが、我々のアドバンテージが一気に消えてしまう。その辺りは長良さんも承知している筈だ。
「さっきの美味しいワニ料理は、実績にならないんですか?」
マキマキさんがそう質問してくる。
「もちろん、ダンジョンで得られた物質から食料を作り出すことは実績の一つでしょうけど、それだけでは少し弱いでしょうね……」
「となると、分かりやすく踏破記録更新とか? あのダンジョンって何階まで見つかってるの?」
「八宮ダンジョンは地下七階まで到達されていますね」
意外に浅いな。
「へー、そんなもんなんだ?」
「地下七階辺りが、日帰り探索の限界と言われていますからね。それ以上潜るとなると、ダンジョン内で泊まり込む必要が出てきます」
それを聞いてマキマキさんが目を輝かせた。
「わー! キャンプなんて小学生の頃以来ですよ!」
「いやいや、ダンジョン泊はそう楽しいものじゃないって聞くよ? そもそも日持ちする食料の用意が難しいし、夜にしか現れない魔物はどいつも強いからね」
地下一階の大イノシシがいい例だろう。夜にしか現れない魔物は総じて強力だ。
「静岡ダンジョンのように、国主導で探索が進められている場所以外では、泊まり込みをする冒険者が皆無ですからね。……我々の力だけでダンジョン泊が可能かどうか、地下一階あるいは地下二階あたりで試してみる必要がありそうです」
いざとなれば、入り口まで戻れる距離での野営訓練は悪くなさそうだ。
食料、警戒、照明、睡眠環境、そして排泄や緊急時の脱出ルート──
まずは課題の洗い出しからだな。
◻︎◻︎◻︎
──コーン! コーン! コーン!
「はい、次こっちー!」
「あいよー!」
森の中に、木槌の乾いた音と、男たちの威勢の良い声がこだまする。
今は地下一階の外れにある、岩壁の狭まった場所を使い、野営に必要なものを実地で探っている。
大島・中村ペアは、木の先端を尖らせたバリケードである逆茂木と木柵を組み合わせ、野営地をしっかりと囲っていた。
長良さんとマキマキさんは『ワニと魚の燻製』に挑戦中だ。
「この泥水は?」
「こんなのは流石に無理っすね」
「ふんふん……。匂い的には大丈夫そうなんだけどなあ……」
「やめといたほうが良いっすよ……」
一方で自分はというと、小野さんの聖魔法で汚れた水を浄化できないかを検証しているのだが、想像していた『清め』とは若干の差異があるようだ。
彼の魔法を受けた水は『聖水』となり、魔を祓うための効果が付与されるっぽいのだが、そこには水に含まれているゴミや砂を取り除く効果はなく、『嫌な匂いのしない、聖なる泥水』を作るに留まった。
「水筒の水から、変な匂いが消えるのは助かるけど……」
「今んところ、それくらいにしか使えないっすね……」
先日、長良さんが気にしていた、水筒の匂い移りを除去できたのはありがたい。
ただ、綺麗な水が手に入らなかった場合の保険にならないのは残念だ。
「立派な入り口なんて要らんよなー?」
「そんなのあったら魔物に入られるぞ」
木柵の隙間を確認する、二人の会話が聞こえてきた。
今回の野営シミュレーションで大きく株を上げた人物がいる。
それは木工スキルを持つ中村さんだ。
彼のスキルは木製品を作成するだけではなく、木柵や逆茂木などの『設置物』にも作用し、さらには燻製を作るための、ウッドチップの選定にまで及んだ。
これって、深層を目指すパーティには必須のスキルではなかろうか……。
「伊吹せんぱーい! 手が空いたらココに首を通してもらえませんかー?」
背後からマキマキさんの元気な声が聞こえてきた。
そんな彼女からの要請は、野営地の奥に設置された、拘束台の実験に付き合えというものだ。
手と首を前傾姿勢で固定するための穴が空いた、禍々しい見た目の拘束台は、拷問シーンではお馴染みのビジュアルをしている。
まだ作成されたばかりなので、血や吐瀉物で汚れてはおらず、真新しい木材の明るさが、かえって異様に見える。
「ぶったりしないでよ……?」
「だ、大丈夫です。スキルがどう働くのか確認するだけですので」
U字型に凹んだ部分に、首と手首を乗っけると、上からもう半分の板が降ろされ、完全に身動きが取れなくなった。
「……これ、野営のシミュレーションと同時に行う必要あった?」
「中村さんがせっかく作ってくださいましたし……あっ!」
「え? ちょっ、なに? どうしたの?」
身体が固定されているので、後ろにいるマキマキさんが何をしているのかは見えない。
不安になるから「あっ!」とか言わないで……。
「あ、いえ大丈夫です。縄で縛らなくても、この拘束台に固定するだけで、弱点が見れるようになったなあって」
「ああ、そういう仕様なんだ……」
彼女のスキルは、これまでは全身を縄で縛らないと発動しなかったが、今回は拘束台に固定しただけで弱点部位が分かるらしい。思わぬ新仕様だ。
「どこが弱点なのですか?」
長良さんの声が聞こえる……。
「ここと、ここは即死ですね」
「まあそれは、人であるなら当然ですね」
人の即死部位をまじまじと語られるのは落ち着かない。
「後ここが『くすぐりポイント』ですね」
「くすぐりポイント? ですか?」
「はい、多分ここをくすぐると、伊吹先輩は呼吸ができなくなります」
「なるほど、そういうのも分かってしまうんですね……。私はここを触られても、割と平気ですけどね」
なんだかとても落ち着かない!
洗いざらい正直に話すから、早くここから解放してほしい。
「あとは、この部位なんですけど……。ええっと、ちょっとこちらへ付いてきてください」
「分かりました」
……二人が遠ざかっていく音が聞こえる。
は!? 何? なんなの一体? 何が見えてるのか教えてよ!
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「想像よりも美味しいよね」
「長良先輩の腕があってこそ、ですね」
長良さんによる税金や保険、各種届出等に関しての説明は、帰宅後ゆっくりと時間をかけて行われたのだが、当のマキマキさんは半分くらいしか分かっていない様子だった。
いきなりあんな話をされても理解できないのは分かる。自分が説明を受けた時は、半分どころか二割も怪しかった。
そして結局、長良さんは『これだけはやっておけ手順書』を作ることを決意。後日マキマキさんへ手渡されることに決まった。
「後は揚げるだけの状態にしたワニ肉がありますので、帰る時にお土産として持っていってください」
「本当ですか! ありがとうございます!」
あれから何度かワニ肉を食べているが、これがまた全然減らない。鶏肉をさらにあっさりとさせたような、非常に美味しいお肉なのだが、マテ買さんに取り分けられた量はかなり多く、毎日食べても、全体の半分すら減っていなかった。
食後のお茶を飲みながら、長良さんが言う。
「それで、まもなく始まる夏休みについてなんですが……」
おお、そんなものもあったな。
毎日が目まぐるしくて、夏休みがあることすら頭から抜け落ちていた。
「夏期講習には全て参加しない方向で考えています」
「え!? それだと大学が……」
「二人は、同じ大学を目指しているんですか?」
「あ、うん。一応だけど……」
夏期講習に参加しないと、自分のような凡人には、南駿大学には到底受かりそうにない。
しかし、長良さんの考えは違うようだ。
「伊吹くんの学力の伸びを見る限り、今後も同じような学習形態を維持することで、目的の大学には届きます」
「本当に!?」
今回の期末テストは、自分史上最も高成績だったが……。
「ただ、かの学部で一番重要とされる点は……」
「……ダンジョンでの実績か」
そう。南駿大学の特殊領域学科に入るには、ダンジョン探索での実績が重視される。
前人未到の階層まで辿り着くことや、誰も見たことのないアイテムの入手。未知なる物質の発見や、強大な魔物の討伐など、実績となる要素は数多く存在しているが、それを得るには運と実力が必要だ。
……もし水底のパラメーター編集部屋を公表すれば、実績としては申し分ないが、我々のアドバンテージが一気に消えてしまう。その辺りは長良さんも承知している筈だ。
「さっきの美味しいワニ料理は、実績にならないんですか?」
マキマキさんがそう質問してくる。
「もちろん、ダンジョンで得られた物質から食料を作り出すことは実績の一つでしょうけど、それだけでは少し弱いでしょうね……」
「となると、分かりやすく踏破記録更新とか? あのダンジョンって何階まで見つかってるの?」
「八宮ダンジョンは地下七階まで到達されていますね」
意外に浅いな。
「へー、そんなもんなんだ?」
「地下七階辺りが、日帰り探索の限界と言われていますからね。それ以上潜るとなると、ダンジョン内で泊まり込む必要が出てきます」
それを聞いてマキマキさんが目を輝かせた。
「わー! キャンプなんて小学生の頃以来ですよ!」
「いやいや、ダンジョン泊はそう楽しいものじゃないって聞くよ? そもそも日持ちする食料の用意が難しいし、夜にしか現れない魔物はどいつも強いからね」
地下一階の大イノシシがいい例だろう。夜にしか現れない魔物は総じて強力だ。
「静岡ダンジョンのように、国主導で探索が進められている場所以外では、泊まり込みをする冒険者が皆無ですからね。……我々の力だけでダンジョン泊が可能かどうか、地下一階あるいは地下二階あたりで試してみる必要がありそうです」
いざとなれば、入り口まで戻れる距離での野営訓練は悪くなさそうだ。
食料、警戒、照明、睡眠環境、そして排泄や緊急時の脱出ルート──
まずは課題の洗い出しからだな。
◻︎◻︎◻︎
──コーン! コーン! コーン!
「はい、次こっちー!」
「あいよー!」
森の中に、木槌の乾いた音と、男たちの威勢の良い声がこだまする。
今は地下一階の外れにある、岩壁の狭まった場所を使い、野営に必要なものを実地で探っている。
大島・中村ペアは、木の先端を尖らせたバリケードである逆茂木と木柵を組み合わせ、野営地をしっかりと囲っていた。
長良さんとマキマキさんは『ワニと魚の燻製』に挑戦中だ。
「この泥水は?」
「こんなのは流石に無理っすね」
「ふんふん……。匂い的には大丈夫そうなんだけどなあ……」
「やめといたほうが良いっすよ……」
一方で自分はというと、小野さんの聖魔法で汚れた水を浄化できないかを検証しているのだが、想像していた『清め』とは若干の差異があるようだ。
彼の魔法を受けた水は『聖水』となり、魔を祓うための効果が付与されるっぽいのだが、そこには水に含まれているゴミや砂を取り除く効果はなく、『嫌な匂いのしない、聖なる泥水』を作るに留まった。
「水筒の水から、変な匂いが消えるのは助かるけど……」
「今んところ、それくらいにしか使えないっすね……」
先日、長良さんが気にしていた、水筒の匂い移りを除去できたのはありがたい。
ただ、綺麗な水が手に入らなかった場合の保険にならないのは残念だ。
「立派な入り口なんて要らんよなー?」
「そんなのあったら魔物に入られるぞ」
木柵の隙間を確認する、二人の会話が聞こえてきた。
今回の野営シミュレーションで大きく株を上げた人物がいる。
それは木工スキルを持つ中村さんだ。
彼のスキルは木製品を作成するだけではなく、木柵や逆茂木などの『設置物』にも作用し、さらには燻製を作るための、ウッドチップの選定にまで及んだ。
これって、深層を目指すパーティには必須のスキルではなかろうか……。
「伊吹せんぱーい! 手が空いたらココに首を通してもらえませんかー?」
背後からマキマキさんの元気な声が聞こえてきた。
そんな彼女からの要請は、野営地の奥に設置された、拘束台の実験に付き合えというものだ。
手と首を前傾姿勢で固定するための穴が空いた、禍々しい見た目の拘束台は、拷問シーンではお馴染みのビジュアルをしている。
まだ作成されたばかりなので、血や吐瀉物で汚れてはおらず、真新しい木材の明るさが、かえって異様に見える。
「ぶったりしないでよ……?」
「だ、大丈夫です。スキルがどう働くのか確認するだけですので」
U字型に凹んだ部分に、首と手首を乗っけると、上からもう半分の板が降ろされ、完全に身動きが取れなくなった。
「……これ、野営のシミュレーションと同時に行う必要あった?」
「中村さんがせっかく作ってくださいましたし……あっ!」
「え? ちょっ、なに? どうしたの?」
身体が固定されているので、後ろにいるマキマキさんが何をしているのかは見えない。
不安になるから「あっ!」とか言わないで……。
「あ、いえ大丈夫です。縄で縛らなくても、この拘束台に固定するだけで、弱点が見れるようになったなあって」
「ああ、そういう仕様なんだ……」
彼女のスキルは、これまでは全身を縄で縛らないと発動しなかったが、今回は拘束台に固定しただけで弱点部位が分かるらしい。思わぬ新仕様だ。
「どこが弱点なのですか?」
長良さんの声が聞こえる……。
「ここと、ここは即死ですね」
「まあそれは、人であるなら当然ですね」
人の即死部位をまじまじと語られるのは落ち着かない。
「後ここが『くすぐりポイント』ですね」
「くすぐりポイント? ですか?」
「はい、多分ここをくすぐると、伊吹先輩は呼吸ができなくなります」
「なるほど、そういうのも分かってしまうんですね……。私はここを触られても、割と平気ですけどね」
なんだかとても落ち着かない!
洗いざらい正直に話すから、早くここから解放してほしい。
「あとは、この部位なんですけど……。ええっと、ちょっとこちらへ付いてきてください」
「分かりました」
……二人が遠ざかっていく音が聞こえる。
は!? 何? なんなの一体? 何が見えてるのか教えてよ!
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
11
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
田舎おじさんのダンジョン民宿へようこそ!〜元社畜の俺は、民宿と配信で全国初のダンジョン観光地化を目指します!〜
咲月ねむと
ファンタジー
東京での社畜生活に心身ともに疲れ果てた主人公・田中雄介(38歳)が、故郷の北海道、留咲萌町に帰郷。両親が遺したダンジョン付きの古民家を改装し、「ダンジョン民宿」として開業。偶然訪れた人気配信者との出会いをきっかけに、最初の客を迎え、民宿経営の第一歩を踏み出す。
笑えて、心温かくなるダンジョン物語。
※この小説はフィクションです。
実在の人物、団体などとは関係ありません。
日本を舞台に繰り広げますが、架空の地名、建造物が物語には登場します。
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる