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第44話 合体
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──ッパァン!
背後から響く乾いた破裂音。
その音を合図に二人は動き出した。
まずは岩の上から叫ぶようにして指示を出していた、コボルドリーダーの後頭部が爆散。
爆発魔法はそれなりに大きな音を立てたが、木壁に向かって武器を叩きつけている音に掻き消されたのか、雑兵コボルドたちは誰一人として振り向くことはない。
「伊吹くん」
「了解」
長良さんの脚の間に頭を差し込み、太ももを両手でしっかりと支え、そのまま一気に立ち上がる。
「あー、見えました見えました。いまゴーレムたちが集落の中へと侵入を開始しました」
「はい」
長良さんごめんなさい。
「まだ拮抗していますね。ゴーレムはかなり頑丈なようです」
「はい」
この作戦には致命的な欠点がありました。
「一部のオークたちが、槍の欠点に気付いたようですね。家の柱などを使って戦い始めました」
「はい」
全ての集中力が…………
「ではそろそろ、コボルドたちが叩いてる壁を破壊してしまいましょう」
「はい」
長良さんの太ももへ向いてしまう。
「ではなるべく大きな穴を開けましょうか」
「はい」
んー、これなぁ……。もう少し革の匂いが取れてくれたら、素材本来の──
「…………? 伊吹くん?」
「あっ、はい。ありがとうございます!」
「どうしました? 既に炎は灯しましたよ?」
長良さんにそう伝えられ、急ぎオーク集落の外壁に目をやると、コボルド軍がいる位置から少し離れた場所に火が灯っているのが見えた。
「ごめん! すぐに撃つね」
太ももに心奪われていたことを隠すため、慌てて魔法を放つと、必要以上に大きなガス玉が炎に向かって飛──
──カッ。
一瞬。視界が真っ白に染まる。
息を呑む暇もなく、
『ドンッ!!!』
胸を打ち抜くような破裂音。
そして、
全身を押し返すほどの熱風が身体に叩きつけられた。
「んっ!」
思わず瞼を閉じ、肩に乗る長良さんを落とさぬよう必死に堪える。
それでも肌に刺さるような熱気と、土埃が容赦なく襲いかかってきた。
数秒の後──
ゆっくりと目を開けてみると、先ほどまで視界を遮っていた木壁の列は、全てひしゃげて向こう側へ倒れ込んでいた。
そこには、先ほどまで壁を叩いていたコボルドたちが、一人残らず地面に転がっている。呻き声ひとつ聞こえないのは、爆風で意識を刈り取られたのだろうか……。
崩れ落ちた壁の向こう。オークの集落が隅々まで見渡せるようになっている。
いくつか並んだ家屋の先で、なおも応戦を続けるオークたち。
長良さんを地面へと下ろすと、彼女は頬に土をつけたまま、微かに目を丸くしていた。
「張り切ってしまいましたか?」
「ご、ごめん……」
長良さんについた土を払ってから前方を見ると、気絶から回復したコボルドたちが、集落の中にいるオークたちと、こちらの事を交互に見つめていた。
すると長良さんは手の平から炎の柱を立ち上らせ、それを見せつけるようにしてコボルドを睨んだ。
「「ガ…………グガアアアアア!!!」」
コボルドたちは一瞬だけ後退ると、そのまま振り返ってオークの元へと突撃を敢行した。
「さて、私たちも進みましょうか」
どうしてこのような事態になったのか、彼女にその真実は話せない……。
地面に置かれた槍を拾い上げ、静々と歩く長良さんの後を慌てて追いかけた。
◻︎◻︎◻︎
横倒しになった木壁を踏み越え、建物の影へと身を隠す。
一応、建物の内部に魔物は居ないか確認するために、窓から中を見てみるが、どうやら裳抜けの殻のようだ。
オーク族の集落は、ゴブリンの集落と違って建物がしっかりとしている。
石と木材を組み合わせた簡単な建物ではあるが、誰から見ても『家』と呼べるような代物だ。
一瞥しただけではあったが、室内には家具らしき調度品も整えられており、オーク族の文化水準の高さが窺い知れた。
「ではこのまま、建物の裏手を通って前線へ近づき、優位となっている勢力の兵員を減らしていきましょうか」
「こちらに気付いて、全員が狙ってきたら?」
「家屋を倒壊させて逃げます」
「おっけー。それで行こう」
ゴブリン集落のテントとは違い、ここの建物は十分な質量がある。
狭い通路を通ってそこを埋めれば、容易に追いつかれはしないだろう。
まぁ、完全に悪役ポジの発想だが……。
長良さんの後に続き、建物の隙間を縫うように進んでいくと、魔物たちが激しく争っている場所が見えてきた。
「建物へ入って、窓から撃ちますか?」
「それだと、万が一室内へ立ち入られた時に、逃げ道がなくなるからなあ……」
そういって周囲の様子を確認すると、建物の脇に木箱が積まれているのが見えたので、それを指差す。
「じゃあ、あの箱を伝って屋根の上に登ろうか。見下ろす形の方が狙いやすいし」
「分かりました。参りましょう」
建物の屋根は木板を重ねて造られており、人が乗った程度で踏み抜くことはなさそうだ。
「乱戦すぎて戦況が分かりませんね……」
屋根の上で中腰となり、目から上だけをそっと覗かせる。
集落の端では、オークとゴーレムがぶつかり合っており、その後ろからコボルドたちが襲いかかっていた。あちこちで悲鳴や怒号が上がり、どの勢力が優勢なのか一目では判断がつかない。
「長良さん、どう思う?」
「……予想よりもオークが持ち堪えていますね。戦い慣れているのでしょうか」
「ん?」
いま自分たちがいる建物から道を挟んだ反対側。総石造りの重厚な建物のバルコニーで、身を乗り出して叫び声をあげているオークの姿が見えた。
「あれ……あれって、オークの指揮官じゃない?」
「……本当ですね。オークメイジでしょうか?」
バルコニーにいるオークは他の個体とは違い、鎧の代わりにローブを身にまとっており、右手には白い杖を握っている。
「あの位置で爆発させると、流石に気づかれそうですね」
「あー、それならアレ試してみるか」
右手を前に突き出し、そこから目に見えない減圧玉を発生させた。
あまり使い慣れていない魔法だ。だからこそ、一瞬たりとも集中を切らすことはできない。
そっと息を吐き、意識を研ぎ澄ませる。
減圧玉は人が歩くような速度で、ゆっくりと標的へ向かって飛んだ。
こちらの存在に気づく気配もないまま、豚面の魔物は声を荒げて下の兵たちへ指示を飛ばし続ける。
──届く。
減圧玉はオークメイジの顔に触れ、そのまま包み込むように広がった。
一瞬だけ、分厚い肩が小さく震えるも、すぐに何事もなかったかのように怒鳴り声を上げる。
……だが、少しずつ、少しずつ、その口数が減っていく。
やがて対象はフッと力を抜き、バルコニーの手すりに覆いかぶさった。
まるで干された布団のように、ぐったりと項垂れたまま動かない。
それでもなお、魔法の維持を続けながら、その様子をじっと見守った。
待つこと約1分。
オークメイジが二度と動くことはなかった。
「…………よし」
「お見事です。……ですがその魔法を使って、他の魔物を倒すことはできないのですか?」
「動き回ってる相手だと難しいね。すぐに減圧玉が散らされちゃう」
「なるほど……」
指揮官からの指示がなくなったことに気付くものも中には居るようだが、開かれた戦端は勢いを失うことはなく、なおも激しい戦闘が繰り広げられている。
一人、また一人と地面に倒れ伏す魔物たち。
自軍の劣勢を悟り、逃げ出そうとする者も現れ始めたが、その背後には既に炎が灯されている。
そして、最後まで踏みとどまっていた集団の中央で、激しい爆発が起こる。
閃光が周囲を白く染め上げ、瞬間、魔物たちの影が地面へ濃く焼き付いた。
土煙がゆっくりと晴れていくと、そこには、もう動いているものは誰一人として残っていなかった。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
背後から響く乾いた破裂音。
その音を合図に二人は動き出した。
まずは岩の上から叫ぶようにして指示を出していた、コボルドリーダーの後頭部が爆散。
爆発魔法はそれなりに大きな音を立てたが、木壁に向かって武器を叩きつけている音に掻き消されたのか、雑兵コボルドたちは誰一人として振り向くことはない。
「伊吹くん」
「了解」
長良さんの脚の間に頭を差し込み、太ももを両手でしっかりと支え、そのまま一気に立ち上がる。
「あー、見えました見えました。いまゴーレムたちが集落の中へと侵入を開始しました」
「はい」
長良さんごめんなさい。
「まだ拮抗していますね。ゴーレムはかなり頑丈なようです」
「はい」
この作戦には致命的な欠点がありました。
「一部のオークたちが、槍の欠点に気付いたようですね。家の柱などを使って戦い始めました」
「はい」
全ての集中力が…………
「ではそろそろ、コボルドたちが叩いてる壁を破壊してしまいましょう」
「はい」
長良さんの太ももへ向いてしまう。
「ではなるべく大きな穴を開けましょうか」
「はい」
んー、これなぁ……。もう少し革の匂いが取れてくれたら、素材本来の──
「…………? 伊吹くん?」
「あっ、はい。ありがとうございます!」
「どうしました? 既に炎は灯しましたよ?」
長良さんにそう伝えられ、急ぎオーク集落の外壁に目をやると、コボルド軍がいる位置から少し離れた場所に火が灯っているのが見えた。
「ごめん! すぐに撃つね」
太ももに心奪われていたことを隠すため、慌てて魔法を放つと、必要以上に大きなガス玉が炎に向かって飛──
──カッ。
一瞬。視界が真っ白に染まる。
息を呑む暇もなく、
『ドンッ!!!』
胸を打ち抜くような破裂音。
そして、
全身を押し返すほどの熱風が身体に叩きつけられた。
「んっ!」
思わず瞼を閉じ、肩に乗る長良さんを落とさぬよう必死に堪える。
それでも肌に刺さるような熱気と、土埃が容赦なく襲いかかってきた。
数秒の後──
ゆっくりと目を開けてみると、先ほどまで視界を遮っていた木壁の列は、全てひしゃげて向こう側へ倒れ込んでいた。
そこには、先ほどまで壁を叩いていたコボルドたちが、一人残らず地面に転がっている。呻き声ひとつ聞こえないのは、爆風で意識を刈り取られたのだろうか……。
崩れ落ちた壁の向こう。オークの集落が隅々まで見渡せるようになっている。
いくつか並んだ家屋の先で、なおも応戦を続けるオークたち。
長良さんを地面へと下ろすと、彼女は頬に土をつけたまま、微かに目を丸くしていた。
「張り切ってしまいましたか?」
「ご、ごめん……」
長良さんについた土を払ってから前方を見ると、気絶から回復したコボルドたちが、集落の中にいるオークたちと、こちらの事を交互に見つめていた。
すると長良さんは手の平から炎の柱を立ち上らせ、それを見せつけるようにしてコボルドを睨んだ。
「「ガ…………グガアアアアア!!!」」
コボルドたちは一瞬だけ後退ると、そのまま振り返ってオークの元へと突撃を敢行した。
「さて、私たちも進みましょうか」
どうしてこのような事態になったのか、彼女にその真実は話せない……。
地面に置かれた槍を拾い上げ、静々と歩く長良さんの後を慌てて追いかけた。
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横倒しになった木壁を踏み越え、建物の影へと身を隠す。
一応、建物の内部に魔物は居ないか確認するために、窓から中を見てみるが、どうやら裳抜けの殻のようだ。
オーク族の集落は、ゴブリンの集落と違って建物がしっかりとしている。
石と木材を組み合わせた簡単な建物ではあるが、誰から見ても『家』と呼べるような代物だ。
一瞥しただけではあったが、室内には家具らしき調度品も整えられており、オーク族の文化水準の高さが窺い知れた。
「ではこのまま、建物の裏手を通って前線へ近づき、優位となっている勢力の兵員を減らしていきましょうか」
「こちらに気付いて、全員が狙ってきたら?」
「家屋を倒壊させて逃げます」
「おっけー。それで行こう」
ゴブリン集落のテントとは違い、ここの建物は十分な質量がある。
狭い通路を通ってそこを埋めれば、容易に追いつかれはしないだろう。
まぁ、完全に悪役ポジの発想だが……。
長良さんの後に続き、建物の隙間を縫うように進んでいくと、魔物たちが激しく争っている場所が見えてきた。
「建物へ入って、窓から撃ちますか?」
「それだと、万が一室内へ立ち入られた時に、逃げ道がなくなるからなあ……」
そういって周囲の様子を確認すると、建物の脇に木箱が積まれているのが見えたので、それを指差す。
「じゃあ、あの箱を伝って屋根の上に登ろうか。見下ろす形の方が狙いやすいし」
「分かりました。参りましょう」
建物の屋根は木板を重ねて造られており、人が乗った程度で踏み抜くことはなさそうだ。
「乱戦すぎて戦況が分かりませんね……」
屋根の上で中腰となり、目から上だけをそっと覗かせる。
集落の端では、オークとゴーレムがぶつかり合っており、その後ろからコボルドたちが襲いかかっていた。あちこちで悲鳴や怒号が上がり、どの勢力が優勢なのか一目では判断がつかない。
「長良さん、どう思う?」
「……予想よりもオークが持ち堪えていますね。戦い慣れているのでしょうか」
「ん?」
いま自分たちがいる建物から道を挟んだ反対側。総石造りの重厚な建物のバルコニーで、身を乗り出して叫び声をあげているオークの姿が見えた。
「あれ……あれって、オークの指揮官じゃない?」
「……本当ですね。オークメイジでしょうか?」
バルコニーにいるオークは他の個体とは違い、鎧の代わりにローブを身にまとっており、右手には白い杖を握っている。
「あの位置で爆発させると、流石に気づかれそうですね」
「あー、それならアレ試してみるか」
右手を前に突き出し、そこから目に見えない減圧玉を発生させた。
あまり使い慣れていない魔法だ。だからこそ、一瞬たりとも集中を切らすことはできない。
そっと息を吐き、意識を研ぎ澄ませる。
減圧玉は人が歩くような速度で、ゆっくりと標的へ向かって飛んだ。
こちらの存在に気づく気配もないまま、豚面の魔物は声を荒げて下の兵たちへ指示を飛ばし続ける。
──届く。
減圧玉はオークメイジの顔に触れ、そのまま包み込むように広がった。
一瞬だけ、分厚い肩が小さく震えるも、すぐに何事もなかったかのように怒鳴り声を上げる。
……だが、少しずつ、少しずつ、その口数が減っていく。
やがて対象はフッと力を抜き、バルコニーの手すりに覆いかぶさった。
まるで干された布団のように、ぐったりと項垂れたまま動かない。
それでもなお、魔法の維持を続けながら、その様子をじっと見守った。
待つこと約1分。
オークメイジが二度と動くことはなかった。
「…………よし」
「お見事です。……ですがその魔法を使って、他の魔物を倒すことはできないのですか?」
「動き回ってる相手だと難しいね。すぐに減圧玉が散らされちゃう」
「なるほど……」
指揮官からの指示がなくなったことに気付くものも中には居るようだが、開かれた戦端は勢いを失うことはなく、なおも激しい戦闘が繰り広げられている。
一人、また一人と地面に倒れ伏す魔物たち。
自軍の劣勢を悟り、逃げ出そうとする者も現れ始めたが、その背後には既に炎が灯されている。
そして、最後まで踏みとどまっていた集団の中央で、激しい爆発が起こる。
閃光が周囲を白く染め上げ、瞬間、魔物たちの影が地面へ濃く焼き付いた。
土煙がゆっくりと晴れていくと、そこには、もう動いているものは誰一人として残っていなかった。
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