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第48話 アルセーヌ
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ダンジョンツアーの打ち上げは一旦終了することとし、これからの活動についての相談などが行われた。
既に入社することを決めた、服飾スキル持ちのチカチカさんは、オークの集落から持ち出した機織りなどの紡績機械を、いかにして持ち運びするかを中村さんと話し合っている。
静岡ダンジョンなどの、冒険者が多い場所であれば、誰でも利用可能な紡績機械や鍛治施設があるのだが、ここ八宮ダンジョンにはそのような施設は造られてはいない。
そのため、チカチカさんが裁縫を行う時には、つど各種機械を台車に乗せてダンジョン内まで持ち込む必要があった。
冒険者ギルドに掛け合って、裁縫のできる施設をダンジョン内に建てても良いのだが、彼女が機械を優先的に使えるルール作りが難しそうだ。
クラスメイトたちに関しては『バイト代は魅力的だが、恐ろしいことが多すぎる』という感想で占められており、この先どうダンジョンと付き合っていくかは決めかねていた。
そして彼らは暫く話し合いを行った結果、『一旦考えを保留とし、金が欲しくなったら伊吹に声をかけよう』という、実に清々しい結論を導き出したようだ。
こちらとしても、戦利品の運搬を手伝ってくれるのであれば、彼らに渡すバイト代を差し引いても十分に利益が見込まれるので、不定期で手伝ってもらう形でも全然構わない。
その結果、クランハウスの更衣室には蛮族セットとギャル風ダンジョン装備が保管されることになった。
大島さんが運転席の窓を降ろす。
「じゃ、皆んなを駅まで送ってきます」
「はい。安全運転でお願いします」
電車通学の面々は、大島さんが駅まで車で送ってくれることになったのだが、これは本来あってはならないことだ。
万が一事故でも起きれば、責任の所在が曖昧になるため、次回までには社用車と服務規程をきちんと整えておかなくては。
さて……。
「……シマシマさん、何かトラブルでも?」
「ち、違うけど……」
ダンジョンから戻ったら、突然伏し目がちになったシマシマさんのことが気掛かりだった。
何かトラブルを抱えたのかと思い、一言声を掛けたのだが、やはり様子がおかしい。
「どうしちゃったの志麻? 誰かに嫌がらせされた?」
マキマキさんも心配そうに声を掛ける。
「そういうんじゃなくて……」
なおも顔色が優れないシマシマさんの様子を見て、長良さんが何かを察したようだ。
「……スキルの鑑定が原因ですか?」
「!!!!!」
どうやら図星らしい。長良さんの言葉を受けて驚愕の表情を浮かべた。
以前、マキマキさんも『拷問』スキルの事を言い出せなくて、今の彼女と同じようになっていた。
シマシマさんはダンジョンで罠看破や罠外し、鍵開けなどをこなしていたので、盗賊系のスキルだとは思うが、また何か人聞きの悪いスキル名だったのだろう。
「大丈夫だよ! 私のスキルなんて『拷問』だよ!? 志麻が言わないなら、拷問して聞き出しちゃうよ?」
「ちょっ!」
何と言う脅しだろうか。
ただ、拷問の使い所としては正しい。
「本当は皆んなと一緒にダンジョンで活躍したかったんだけど、こんなスキルだと迷惑をかけそうだなって……」
「何か勘違いをなされているようですが、得られるスキルは時の運。スキル名はただの名称であって、如何なるスキルを得ようとも、本人の行動や考えに影響はありませんよ?」
「そそ。例えばマキマキさんは拷問スキルを得たあとに、人を痛めつけることが快感になった、なんて事はないからね?」
「…………うん、ないよ」
いま少しだけ、間があったか?
「……それなら話しますけど、ホント私がそういった活動をしていたことは一切ないんです」
「大丈夫。わかっていますよ」
シマシマさんは、少しだけ目を閉じた後、再び目を開いて言った。
「私のスキルは……『空き巣』です……」
!!!!!
「アハハハハハ!! 志麻って空き巣なのー!?」
「ちょっ、笑わないでよ! この拷問官!」
「だって、空き巣って! ……南中学の出身者って、そんなスキルばっかりなんじゃないの?」
「私は服飾スキルだから、一緒にしないで……」
…………ふむ、『空き巣』スキルか。名前からして、盗賊系のスキルだということは分かるが、確かに『私は空き巣です』と人には言いづらそうだ。
鍵開け、罠看破、罠解除、あとは隠密的な効果もあるかもしれない。
「ねー、説明文にはなんて書いてあったの?」
「えっと……。『他者の家屋へ侵入し、財産を奪う』だったかな……」
「ヒィィィィー! ドロボーじゃん! 志麻それドロボーだよ!」
「ちょっと! 笑わないでって!」
マキマキさんは、雰囲気が暗くならないよう、努めて明るく振る舞っているのか、それとも本気でツボっているのかは分からないが、しんみりとしていた空気は見事に吹き飛んだ。
「スキル名はアレだけど、実に優秀そうな感じだよね。こちらとしても罠をどうにかできる要員は非常にありがたいので、シマシマさんが良ければ俺たちと一緒に活動しませんか?」
「は、はい。是非お願いします。それで……」
「あっ、待遇面ですよね。今から書類を持ってきますので、そちらをご確認ください」
マキマキさんの話によると、彼女たち二人もまた、実入りの良い仕事を探していたようで、それならば一緒にダンジョンを見てみないかと、今回のツアーに誘ったそうだ。
二人ともが強力なスキルを得てくれたのは本当にありがたい。
全員の目的を叶えられるよう、これからも頑張っていかねば。
◻︎◻︎◻︎
【アイテム名】
ゴーレムの魂
【詳細】
岩に埋め込むことで、ゴーレムの友達を作り出すことができる。
ゴーレムの魂を傷つけられない限りは、無制限に活動する。
魂を埋め込んだ者が、ゴーレムの友達に手を当て、「リリース」「解除」「戻れ」などの言葉を発することで、ゴーレムの魂を取り出せる。
「うーん…………」
「何だか使役しづらそうな説明っすね……」
「『下僕ゴーレム』とか書いてあったら、もう少し使いやすかったんだけど……」
鍵付きの箱から出てきた、緑の水晶玉を鑑定した結果がコレだ。
ダンジョンツアーに参加した多くの人たちは帰宅しており、残ったメンバーで再びダンジョンへと戻ってきた。
判断石の周りに冒険者は少なくなっていたので、今回収奪してきたマジックアイテムの鑑定を行なっている。
「オーストラリア大陸にある、巨大な一枚岩に埋め込んだらどうなるんだろ」
「オーストラリア政府に叱られるんじゃねえの?」
浅井、そうじゃないよ……。
「ダンジョンの外でマジックアイテムは使えませんし、そこにある岩で試してみませんか?」
「よし、やってみようか」
判断石の順番待ちをする際、よく冒険者が腰掛けている、丸みのある岩だ。大きさは見えている部分で1mくらいだろうか。
ゴーレムの魂を手に取り、岩の表面へと押し当てると、向こう側から引っ張られたように、ツルっと中へ飲み込まれていった。
すると、小さな地響きを立てて岩が動き、その身体に比べて随分と短い手足を生やす。
そして、身体全体を揺すりながら、非常にゆっくりと立ち上がった。
「「おおおおお!」」
ゴーレムは辺りをキョロキョロと見渡すような動作をした後、こちらの方へクルリと振り返り、これまた非常にゆっくりな動きでお辞儀をする。
「ちょっ、遅ない?」
「俺の新しい友達に、何か文句が?」
「お、おう……すまん……」
とは言ったものの、確かに遅い。
彼を探索へ連れていくとなると、相当ゆっくりな行軍となりそうだ。
「少し、俺の後をついてきてもらえる?」
そうゴーレムに伝えると、ほんの少しだけ身体を上下させた。
『了解』という意味だろうか?
10メートルほどの距離を歩いて行くと、その後ろからゴーレムがゆっくりと追ってくる。
ご年配方の徒歩スピードに近い……。
「これは、移動した先にある岩を使って呼び出した方が良さそうですね……」
「そ、そうだね……。ねぇゴーレムくん。君って一度リリースしても記憶って引き継ぐ?」
そう質問をすると、ゴーレムは先ほどのように身体を上下させた。
「よし彼のことは、戦闘が始まる直前に呼び出すことにしよう。……リリース」
岩の中からゴーレムの魂が抜けると、手足の部分がゆっくりと中へと引っ込んでいき、元の姿へと戻る。
「石材の運搬には重宝しそうっすね」
「崖の上から、飛び降り攻撃をさせるとか?」
「なんて事を言うんだ! 友達だぞ、友達!」
ほんと『ゴーレムの友達』と説明文を書いた人のセンスが憎い。
酷い扱いが一切できないじゃないか!
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
既に入社することを決めた、服飾スキル持ちのチカチカさんは、オークの集落から持ち出した機織りなどの紡績機械を、いかにして持ち運びするかを中村さんと話し合っている。
静岡ダンジョンなどの、冒険者が多い場所であれば、誰でも利用可能な紡績機械や鍛治施設があるのだが、ここ八宮ダンジョンにはそのような施設は造られてはいない。
そのため、チカチカさんが裁縫を行う時には、つど各種機械を台車に乗せてダンジョン内まで持ち込む必要があった。
冒険者ギルドに掛け合って、裁縫のできる施設をダンジョン内に建てても良いのだが、彼女が機械を優先的に使えるルール作りが難しそうだ。
クラスメイトたちに関しては『バイト代は魅力的だが、恐ろしいことが多すぎる』という感想で占められており、この先どうダンジョンと付き合っていくかは決めかねていた。
そして彼らは暫く話し合いを行った結果、『一旦考えを保留とし、金が欲しくなったら伊吹に声をかけよう』という、実に清々しい結論を導き出したようだ。
こちらとしても、戦利品の運搬を手伝ってくれるのであれば、彼らに渡すバイト代を差し引いても十分に利益が見込まれるので、不定期で手伝ってもらう形でも全然構わない。
その結果、クランハウスの更衣室には蛮族セットとギャル風ダンジョン装備が保管されることになった。
大島さんが運転席の窓を降ろす。
「じゃ、皆んなを駅まで送ってきます」
「はい。安全運転でお願いします」
電車通学の面々は、大島さんが駅まで車で送ってくれることになったのだが、これは本来あってはならないことだ。
万が一事故でも起きれば、責任の所在が曖昧になるため、次回までには社用車と服務規程をきちんと整えておかなくては。
さて……。
「……シマシマさん、何かトラブルでも?」
「ち、違うけど……」
ダンジョンから戻ったら、突然伏し目がちになったシマシマさんのことが気掛かりだった。
何かトラブルを抱えたのかと思い、一言声を掛けたのだが、やはり様子がおかしい。
「どうしちゃったの志麻? 誰かに嫌がらせされた?」
マキマキさんも心配そうに声を掛ける。
「そういうんじゃなくて……」
なおも顔色が優れないシマシマさんの様子を見て、長良さんが何かを察したようだ。
「……スキルの鑑定が原因ですか?」
「!!!!!」
どうやら図星らしい。長良さんの言葉を受けて驚愕の表情を浮かべた。
以前、マキマキさんも『拷問』スキルの事を言い出せなくて、今の彼女と同じようになっていた。
シマシマさんはダンジョンで罠看破や罠外し、鍵開けなどをこなしていたので、盗賊系のスキルだとは思うが、また何か人聞きの悪いスキル名だったのだろう。
「大丈夫だよ! 私のスキルなんて『拷問』だよ!? 志麻が言わないなら、拷問して聞き出しちゃうよ?」
「ちょっ!」
何と言う脅しだろうか。
ただ、拷問の使い所としては正しい。
「本当は皆んなと一緒にダンジョンで活躍したかったんだけど、こんなスキルだと迷惑をかけそうだなって……」
「何か勘違いをなされているようですが、得られるスキルは時の運。スキル名はただの名称であって、如何なるスキルを得ようとも、本人の行動や考えに影響はありませんよ?」
「そそ。例えばマキマキさんは拷問スキルを得たあとに、人を痛めつけることが快感になった、なんて事はないからね?」
「…………うん、ないよ」
いま少しだけ、間があったか?
「……それなら話しますけど、ホント私がそういった活動をしていたことは一切ないんです」
「大丈夫。わかっていますよ」
シマシマさんは、少しだけ目を閉じた後、再び目を開いて言った。
「私のスキルは……『空き巣』です……」
!!!!!
「アハハハハハ!! 志麻って空き巣なのー!?」
「ちょっ、笑わないでよ! この拷問官!」
「だって、空き巣って! ……南中学の出身者って、そんなスキルばっかりなんじゃないの?」
「私は服飾スキルだから、一緒にしないで……」
…………ふむ、『空き巣』スキルか。名前からして、盗賊系のスキルだということは分かるが、確かに『私は空き巣です』と人には言いづらそうだ。
鍵開け、罠看破、罠解除、あとは隠密的な効果もあるかもしれない。
「ねー、説明文にはなんて書いてあったの?」
「えっと……。『他者の家屋へ侵入し、財産を奪う』だったかな……」
「ヒィィィィー! ドロボーじゃん! 志麻それドロボーだよ!」
「ちょっと! 笑わないでって!」
マキマキさんは、雰囲気が暗くならないよう、努めて明るく振る舞っているのか、それとも本気でツボっているのかは分からないが、しんみりとしていた空気は見事に吹き飛んだ。
「スキル名はアレだけど、実に優秀そうな感じだよね。こちらとしても罠をどうにかできる要員は非常にありがたいので、シマシマさんが良ければ俺たちと一緒に活動しませんか?」
「は、はい。是非お願いします。それで……」
「あっ、待遇面ですよね。今から書類を持ってきますので、そちらをご確認ください」
マキマキさんの話によると、彼女たち二人もまた、実入りの良い仕事を探していたようで、それならば一緒にダンジョンを見てみないかと、今回のツアーに誘ったそうだ。
二人ともが強力なスキルを得てくれたのは本当にありがたい。
全員の目的を叶えられるよう、これからも頑張っていかねば。
◻︎◻︎◻︎
【アイテム名】
ゴーレムの魂
【詳細】
岩に埋め込むことで、ゴーレムの友達を作り出すことができる。
ゴーレムの魂を傷つけられない限りは、無制限に活動する。
魂を埋め込んだ者が、ゴーレムの友達に手を当て、「リリース」「解除」「戻れ」などの言葉を発することで、ゴーレムの魂を取り出せる。
「うーん…………」
「何だか使役しづらそうな説明っすね……」
「『下僕ゴーレム』とか書いてあったら、もう少し使いやすかったんだけど……」
鍵付きの箱から出てきた、緑の水晶玉を鑑定した結果がコレだ。
ダンジョンツアーに参加した多くの人たちは帰宅しており、残ったメンバーで再びダンジョンへと戻ってきた。
判断石の周りに冒険者は少なくなっていたので、今回収奪してきたマジックアイテムの鑑定を行なっている。
「オーストラリア大陸にある、巨大な一枚岩に埋め込んだらどうなるんだろ」
「オーストラリア政府に叱られるんじゃねえの?」
浅井、そうじゃないよ……。
「ダンジョンの外でマジックアイテムは使えませんし、そこにある岩で試してみませんか?」
「よし、やってみようか」
判断石の順番待ちをする際、よく冒険者が腰掛けている、丸みのある岩だ。大きさは見えている部分で1mくらいだろうか。
ゴーレムの魂を手に取り、岩の表面へと押し当てると、向こう側から引っ張られたように、ツルっと中へ飲み込まれていった。
すると、小さな地響きを立てて岩が動き、その身体に比べて随分と短い手足を生やす。
そして、身体全体を揺すりながら、非常にゆっくりと立ち上がった。
「「おおおおお!」」
ゴーレムは辺りをキョロキョロと見渡すような動作をした後、こちらの方へクルリと振り返り、これまた非常にゆっくりな動きでお辞儀をする。
「ちょっ、遅ない?」
「俺の新しい友達に、何か文句が?」
「お、おう……すまん……」
とは言ったものの、確かに遅い。
彼を探索へ連れていくとなると、相当ゆっくりな行軍となりそうだ。
「少し、俺の後をついてきてもらえる?」
そうゴーレムに伝えると、ほんの少しだけ身体を上下させた。
『了解』という意味だろうか?
10メートルほどの距離を歩いて行くと、その後ろからゴーレムがゆっくりと追ってくる。
ご年配方の徒歩スピードに近い……。
「これは、移動した先にある岩を使って呼び出した方が良さそうですね……」
「そ、そうだね……。ねぇゴーレムくん。君って一度リリースしても記憶って引き継ぐ?」
そう質問をすると、ゴーレムは先ほどのように身体を上下させた。
「よし彼のことは、戦闘が始まる直前に呼び出すことにしよう。……リリース」
岩の中からゴーレムの魂が抜けると、手足の部分がゆっくりと中へと引っ込んでいき、元の姿へと戻る。
「石材の運搬には重宝しそうっすね」
「崖の上から、飛び降り攻撃をさせるとか?」
「なんて事を言うんだ! 友達だぞ、友達!」
ほんと『ゴーレムの友達』と説明文を書いた人のセンスが憎い。
酷い扱いが一切できないじゃないか!
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