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第69話 くびをはねられた!
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色々と目を惹くものはあったが、現時点で荷物が増えると探索に差し支えるとのことで、まずはダンジョンの深部を目指す事となった。
「……コレめっちゃうまいっすね。うちんとこでも販売してくんねぇかな?」
「ねぇ、私にも少しちょうだい」
浅井が非常食として配布されたダンジョンナッツを早速食べてしまっている。
彼が持つスキルは『雑食』。本当の非常時には地面の土でも食べればいいので、ナッツをいま食べ切ってしまったところで問題はないのだが、その大胆すぎる行動を見て、富倉さんは苦笑いを浮かべていた。
なおその富倉さん自身は『隠密』なるスキルを持っていると先ほど説明を受けた。彼女は魔物に気づかれる事なく、様々な素材を容易に集められるので、鉢屋教授の研究室ではとても重宝されており、本人曰く『今もっとも期待されている一年生』なんだそうだ。
ちなみに、それを聞いたシマシマさんは『どう考えても隠密の方がカッコいいじゃない! 何で私は空き巣なのよ!』と憤慨していた。
開錠系の技能をも併せ持つ『空き巣』は、非常に優秀なスキルだと思うのだが、花も恥じらう女子高生にとっては、スキル名の響きこそが最重要項目のようだ。
静岡ダンジョンの地下一階は、無骨な石の洞窟だ。
入口近くは天井が高く、ドーム状に広がった空間が冒険者を迎える。しかし岩肌はざらつき、削り跡のような鋭さを残しており、自然の洞窟というよりは無骨な建造物を思わせた。
奥へと続く通路は、人が並んで歩けるほどの幅があった。だが両側から迫る岩壁はごつごつとしており、わずかな明かりの下で奇妙な影を刻んでいる。
「伊吹氏。次の辻を右折でござるよ」
柏原さんからの報告に対し、先行していた富倉さんが補足を加えてくれた。
「曲がったすぐ先にはコボルドが4。全員武器持ちです。迂回ルートは──」
「えっと、別に倒しちゃっても良いんですよね? 他の冒険者に譲った方がいいなら迂回しますが……」
「え? 4匹の群れだと、かなり危険だと思いますが……」
「まぁ、大丈夫だと思いますよ。討ち漏らしがいたら大島さんお願いします」
「了解です」
件の四つ角を曲がると、20メートルほど前方にコボルドの群れが見えた。
相手は、視認するよりも早くこちらの存在に気付いていたようで、全員が武器を手にして臨戦体制をとっていた。
いつもの必勝パターンをなぞるように、コボルドたちの顔面に火が灯り、少し遅れて鈍い破裂音が響き渡ると、合計4つの頭が消失する。
「……血の処理しますね」
小野さんがコボルドの死骸に近づき、サッと右手を振るうと、辺り一面に飛び散っていた血液が透明なものへと変化した。
「お、これ金属じゃん。柄の部分は要らんよな?」
浅井が、拾い上げたツルハシから金属部品を外し、リュックへと仕舞う。
「柄の部分もらっていい? 素手よりはマシでしょ?」
「じゃあ私はこの剣を使うね。……んーと、そう、これはマサムネと名付けるわ」
シマシマさんは、コボルドが持っていたショートソードを、逆手に持ってポーズを決めた。
「コボルドって爪が売れるんでしたっけ? あんまり嵩張らなさそうだし、持ってっても良いですよね?」
マキマキさんはそう言うと、ペンチのような工具を使い、コボルドの手足から生えていた爪を、まるでブドウを房から捥ぐように、淀みなく取り外していく。
「ねぇアカネ、この辺りに火ぃ焚いてくれる? 焼いて浅井に食べさせたいの」
「はいどうぞ。……ですがその炎は5分くらいで消えますよ?」
「生焼けでも大丈夫でしょ。浅井だし」
深谷さんは、コボルドからもも肉を切り出し、地面から立ち上る炎でそれを炙った。
「おい! せめて塩胡椒くらい振ってくれよ!」
「特別な効能があれば、レギュラー化するでしょ? 味はその時になってから拘《こだわ》ってよ」
「ま、まぁ、確かにそうだよな……。塩たけえし」
ここまでの一連の行動を、静かに見守っていた富倉さんが、おずおずと口を開いた。
「み、皆さんの地元では、このようなスタイルが一般的なんですか……?」
「いやー、どうでしょう? 他の冒険者に同行したことがないので、詳しくは知らないんです」
「そう……ですか……」
富倉さんは怪訝な表情を浮かべたまま、仲間たちが行う作業の様子を観察し続けた。
しばらくして、戦利品を集め終えた浅井が、富倉さんの方へ向き直り、気軽な調子で声をかけた。
「富倉さん、コボルドの不要部分ってどうしたらイイですか? ここの地面は硬すぎて、埋めるのも難しそうなんですが」
「少し先に開けた場所があるので、そこまで運びましょうか」
「了解っす」
二人の話を聞いていた大島さんが、携帯式の台車を組み立てると、その上にコボルドの死骸を積み込んだ。
「では進みましょうか」
「……あっ、はい。先行します」
富倉さんは何か考え事をしていたようで、少し慌てた様子で前方へ駆けて行った。
彼女はこれまで、隠密スキルでダンジョンを隠れ進んでいたのなら、魔物の死骸自体を見慣れておらず、首のない姿をみて動揺したのかもしれない。
「シマシマさん、富倉さんの横に付いててもらえる?」
「あー、うん。了解」
こちらの意図を察してくれたのか、シマシマさんは質問を返すことなく富倉さんの後を追った。
自分たちの実力では、ソフトな狩り方なんて出来ないしな……。
さてどうしたものか。
◻︎◻︎◻︎
──ザパァーン!
大きな水飛沫が上がると同時に、水底から無数の魚が一斉に押し寄せ、コボルドの死骸に群がる。
鋭い歯で肉をむさぼるたび、水面は激しく波打ち、ものの数秒で全てが食い尽くされた。
「おー……すげえな……」
「これだけ食欲旺盛なら、簡単に釣れそうね」
富倉さんの案内に沿ってダンジョンを進んでいくと、先ほど教えられた開けた空間へと辿り着いた。
奥には大きな地底湖があったので、コボルドの死骸を投げ込んでみたところ、案の定、凶暴な魚型モンスターが出現し、骨すら残さず全てを平らげてみせた。
「ちょっとちょっと! 何をしてるんです!」
近くを見て回っていた富倉さんが、慌てた様子で駆けつけてきた。
「え? 何って死骸の処理ですけど……」
「そこらの岩陰に放置しておけば、そのうち消えますよ」
「まぁそうなんですけど、水の中に何か住んでいないかなって……」
何か不味い事をしてしまったのだろうか。
「ここの魚は、ダンジョン内レストランで出される料理の、主な材料に使われているんです。コボルドを餌にした魚となると、少し嫌がられるかもしれないので……」
「魚の内臓までは食べませんよね?」
「まぁ、そうなんですが、やはり二足歩行の魔物が絡むと、嫌がる方も多いんです」
やはり亜人系の魔物は鬼門か。
「じゃあ、入り口のレストランでは、『ゴブリンパスタ』とか『コボル丼』は食べられないって事です?」
そう質問したのは浅井だ。
……コボル丼って何だよ。
「そんな料理出していませんよ……。魚を釣る時も、ルアーで釣るのが一般的です」
「何だか、お行儀がいい感じっすね……」
まだ静岡ダンジョンに入って1時間も経過していないにも拘らず、すでに何回か富倉さんと意識の乖離が発生している。
もしかすると、我々が行うダンジョン探索は、とても野蛮なのではなかろうか……。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「……コレめっちゃうまいっすね。うちんとこでも販売してくんねぇかな?」
「ねぇ、私にも少しちょうだい」
浅井が非常食として配布されたダンジョンナッツを早速食べてしまっている。
彼が持つスキルは『雑食』。本当の非常時には地面の土でも食べればいいので、ナッツをいま食べ切ってしまったところで問題はないのだが、その大胆すぎる行動を見て、富倉さんは苦笑いを浮かべていた。
なおその富倉さん自身は『隠密』なるスキルを持っていると先ほど説明を受けた。彼女は魔物に気づかれる事なく、様々な素材を容易に集められるので、鉢屋教授の研究室ではとても重宝されており、本人曰く『今もっとも期待されている一年生』なんだそうだ。
ちなみに、それを聞いたシマシマさんは『どう考えても隠密の方がカッコいいじゃない! 何で私は空き巣なのよ!』と憤慨していた。
開錠系の技能をも併せ持つ『空き巣』は、非常に優秀なスキルだと思うのだが、花も恥じらう女子高生にとっては、スキル名の響きこそが最重要項目のようだ。
静岡ダンジョンの地下一階は、無骨な石の洞窟だ。
入口近くは天井が高く、ドーム状に広がった空間が冒険者を迎える。しかし岩肌はざらつき、削り跡のような鋭さを残しており、自然の洞窟というよりは無骨な建造物を思わせた。
奥へと続く通路は、人が並んで歩けるほどの幅があった。だが両側から迫る岩壁はごつごつとしており、わずかな明かりの下で奇妙な影を刻んでいる。
「伊吹氏。次の辻を右折でござるよ」
柏原さんからの報告に対し、先行していた富倉さんが補足を加えてくれた。
「曲がったすぐ先にはコボルドが4。全員武器持ちです。迂回ルートは──」
「えっと、別に倒しちゃっても良いんですよね? 他の冒険者に譲った方がいいなら迂回しますが……」
「え? 4匹の群れだと、かなり危険だと思いますが……」
「まぁ、大丈夫だと思いますよ。討ち漏らしがいたら大島さんお願いします」
「了解です」
件の四つ角を曲がると、20メートルほど前方にコボルドの群れが見えた。
相手は、視認するよりも早くこちらの存在に気付いていたようで、全員が武器を手にして臨戦体制をとっていた。
いつもの必勝パターンをなぞるように、コボルドたちの顔面に火が灯り、少し遅れて鈍い破裂音が響き渡ると、合計4つの頭が消失する。
「……血の処理しますね」
小野さんがコボルドの死骸に近づき、サッと右手を振るうと、辺り一面に飛び散っていた血液が透明なものへと変化した。
「お、これ金属じゃん。柄の部分は要らんよな?」
浅井が、拾い上げたツルハシから金属部品を外し、リュックへと仕舞う。
「柄の部分もらっていい? 素手よりはマシでしょ?」
「じゃあ私はこの剣を使うね。……んーと、そう、これはマサムネと名付けるわ」
シマシマさんは、コボルドが持っていたショートソードを、逆手に持ってポーズを決めた。
「コボルドって爪が売れるんでしたっけ? あんまり嵩張らなさそうだし、持ってっても良いですよね?」
マキマキさんはそう言うと、ペンチのような工具を使い、コボルドの手足から生えていた爪を、まるでブドウを房から捥ぐように、淀みなく取り外していく。
「ねぇアカネ、この辺りに火ぃ焚いてくれる? 焼いて浅井に食べさせたいの」
「はいどうぞ。……ですがその炎は5分くらいで消えますよ?」
「生焼けでも大丈夫でしょ。浅井だし」
深谷さんは、コボルドからもも肉を切り出し、地面から立ち上る炎でそれを炙った。
「おい! せめて塩胡椒くらい振ってくれよ!」
「特別な効能があれば、レギュラー化するでしょ? 味はその時になってから拘《こだわ》ってよ」
「ま、まぁ、確かにそうだよな……。塩たけえし」
ここまでの一連の行動を、静かに見守っていた富倉さんが、おずおずと口を開いた。
「み、皆さんの地元では、このようなスタイルが一般的なんですか……?」
「いやー、どうでしょう? 他の冒険者に同行したことがないので、詳しくは知らないんです」
「そう……ですか……」
富倉さんは怪訝な表情を浮かべたまま、仲間たちが行う作業の様子を観察し続けた。
しばらくして、戦利品を集め終えた浅井が、富倉さんの方へ向き直り、気軽な調子で声をかけた。
「富倉さん、コボルドの不要部分ってどうしたらイイですか? ここの地面は硬すぎて、埋めるのも難しそうなんですが」
「少し先に開けた場所があるので、そこまで運びましょうか」
「了解っす」
二人の話を聞いていた大島さんが、携帯式の台車を組み立てると、その上にコボルドの死骸を積み込んだ。
「では進みましょうか」
「……あっ、はい。先行します」
富倉さんは何か考え事をしていたようで、少し慌てた様子で前方へ駆けて行った。
彼女はこれまで、隠密スキルでダンジョンを隠れ進んでいたのなら、魔物の死骸自体を見慣れておらず、首のない姿をみて動揺したのかもしれない。
「シマシマさん、富倉さんの横に付いててもらえる?」
「あー、うん。了解」
こちらの意図を察してくれたのか、シマシマさんは質問を返すことなく富倉さんの後を追った。
自分たちの実力では、ソフトな狩り方なんて出来ないしな……。
さてどうしたものか。
◻︎◻︎◻︎
──ザパァーン!
大きな水飛沫が上がると同時に、水底から無数の魚が一斉に押し寄せ、コボルドの死骸に群がる。
鋭い歯で肉をむさぼるたび、水面は激しく波打ち、ものの数秒で全てが食い尽くされた。
「おー……すげえな……」
「これだけ食欲旺盛なら、簡単に釣れそうね」
富倉さんの案内に沿ってダンジョンを進んでいくと、先ほど教えられた開けた空間へと辿り着いた。
奥には大きな地底湖があったので、コボルドの死骸を投げ込んでみたところ、案の定、凶暴な魚型モンスターが出現し、骨すら残さず全てを平らげてみせた。
「ちょっとちょっと! 何をしてるんです!」
近くを見て回っていた富倉さんが、慌てた様子で駆けつけてきた。
「え? 何って死骸の処理ですけど……」
「そこらの岩陰に放置しておけば、そのうち消えますよ」
「まぁそうなんですけど、水の中に何か住んでいないかなって……」
何か不味い事をしてしまったのだろうか。
「ここの魚は、ダンジョン内レストランで出される料理の、主な材料に使われているんです。コボルドを餌にした魚となると、少し嫌がられるかもしれないので……」
「魚の内臓までは食べませんよね?」
「まぁ、そうなんですが、やはり二足歩行の魔物が絡むと、嫌がる方も多いんです」
やはり亜人系の魔物は鬼門か。
「じゃあ、入り口のレストランでは、『ゴブリンパスタ』とか『コボル丼』は食べられないって事です?」
そう質問したのは浅井だ。
……コボル丼って何だよ。
「そんな料理出していませんよ……。魚を釣る時も、ルアーで釣るのが一般的です」
「何だか、お行儀がいい感じっすね……」
まだ静岡ダンジョンに入って1時間も経過していないにも拘らず、すでに何回か富倉さんと意識の乖離が発生している。
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