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6.過去の清算
ローリーとラウール
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「ねえ?誰か来たわよ・・、あまたのお仲間は弱かったのかしら? ロドリゲスも戻ってこないし・・? 使えない男・・。」
目の前にいる女が口を開いた。
その女は、僕が知っている姿より年を重ねた様子がある。
きつい臭い袋の香りが充満し、より下品な雰囲気を醸し出している。
「おいてめーら!! 俺の部下に何をしやがった!! ただじゃ~済まさねーぞ!!」
そういいながら椅子から立ち上がり、斧を構えた。
女はその様子を見て、胸元を隠し、にやにや笑っている。
「この人は強いわよ。だまって降参することね。いくらあなたたちが強くても、仲間が戻ってきたら、なぶり殺しにされるわよ。」
「おめーらなんて、真っ二つにしてやらー!! 待ってろよローリー、すぐに終わらせてまた抱いてやる!!」
大きな声で叫びながら、後ろにいる女より前に出て、構えている。
「素敵よあなた・・。そんなあなたが大好き‥。」
ゾワッ!!
僕はそんなやり取りを見て鳥肌が立った・・・。こんな女から僕は生まれたのか・・・。どんなやり取りがあったかわからない。けど、ロドリゲスを先に出し、自分は強い男に乗り換え、その後ろで守ってもらう・・。その為には体でも許す・・。
「気持ち悪い・・。」
「あ”~、何が気持ちわるいだ~! 俺の何が気持ち悪い!!」
男が答えてしまった。
「僕が気持ち悪いのはその後ろの女ですよ・・・。」
「俺の女が気持ち悪いだと!! てめー、殺してやる!!」
そう男が叫んだ瞬間、男の首元には剣が添えられていた。
金髪をまとめた髪を、しっぽのように揺らし、カシマスは男が気づかない速さで近づいていた。
「ちょっと静かにしましょう。ラウール君が何か言いたいみたいだからね・・。」
と殺気を飛ばしていた。
「ちょっと、ラウール・・って聞いたことがある名前ね・・。」
女は首をかしげて考えるしぐさをしている。
「僕はラウール、12歳ですよ。どこのだれかが生んだか知りませんが、父様と母様に幸せに育てられたラウールです。生まれてすぐに男から売ると言われて、その女も拒否しなかった。男がいれば自分が生んだ子供だって捨てるような女の腹にいたラウールです・・・。」
自分でも何がいいたいのか分からない。でも言葉が出て来る。
・・・・・・
・・・・・・
女は何かに気づいたように・・
「ラウ・・、ラウなの? あ~大きくなって・・。でも、生まれたばかりの時? ロドリゲスもそこまで話してないはずよ・・、私たち夫婦の話は?」
「全部知ってますよ・・・。生まれた時から。初めはラウと3人で一緒に暮らしたいと、パパの帰りを待っていたこともすべて・・・。そのあと売ると言われた、僕・・。3人で暮らせないならこの子はいらないと言われた僕・・。そして今はロドリゲスまで捨てた最低な女・・・。」
僕は生まれ、売られたときの場面を思い出していた。
その言葉を聞きながら口を開けていた女は
「あんたなんて知らないわ。やってしまってあなた!! こんなの少しの間でも見ていたくない!!」
女は甲高い声で叫んだ。
それを聞いてもカシマスが首に剣を当てているため、身動きが取れないでいる。
そして、カシマスは今の話を聞いて、少しだけラウールの事情を把握していた。
いくら醜い心の持ち主でも、この子にとっては・・。
そう思い、一度カシマスは剣を話し、ラウールの隣に並んだ。
「ねえラウール君、君はどうしたい? 君が望むなら、僕が殺してあげるよ・・。」
その言葉を聞いたラウールは考えた。僕はこの女をどうしたいのか?僕の過去はいつまでもこの女に縛られるのか?だったらいっそのこと・・。
「おい!! この女が死んでいいのか!? お前の母親なんだろ? 殺されたくなければ道を開けな!! こいつは置いて行ってやる!」
盗賊のリーダーはそう叫び、斧を女に向けている。
「あなた!! 何言ってるのよお~!! 私の為に戦ってよ~!! おねが~い!」
媚びを売った声が聞こえる・・。
「うるせー!」と叫んだ瞬間男は女を蹴り、後ろから女を切りつけた。そして女が倒れたところで、走って外に逃げようとした。しかしそれを逃すカシマスではなかった。カシマスは一瞬で移動すると、盗賊の腹をすさまじい勢いで殴った。
殴られた盗賊は、意識を手放した。
そして、倒れている女を見ると、真っ赤な液体の絨毯の上に倒れていた。まだ息をしている。その女にラウは近づいていく。顔を覗き込むラウに女が話しかけた。
『あなたみたいな子供は私は知らない。私は私が良ければいいの・・・。私の為にならないものなら、私はいらない・・・』と話し、二度と動くことのないものが、ラウの目の前に残された。
目の前にいる女が口を開いた。
その女は、僕が知っている姿より年を重ねた様子がある。
きつい臭い袋の香りが充満し、より下品な雰囲気を醸し出している。
「おいてめーら!! 俺の部下に何をしやがった!! ただじゃ~済まさねーぞ!!」
そういいながら椅子から立ち上がり、斧を構えた。
女はその様子を見て、胸元を隠し、にやにや笑っている。
「この人は強いわよ。だまって降参することね。いくらあなたたちが強くても、仲間が戻ってきたら、なぶり殺しにされるわよ。」
「おめーらなんて、真っ二つにしてやらー!! 待ってろよローリー、すぐに終わらせてまた抱いてやる!!」
大きな声で叫びながら、後ろにいる女より前に出て、構えている。
「素敵よあなた・・。そんなあなたが大好き‥。」
ゾワッ!!
僕はそんなやり取りを見て鳥肌が立った・・・。こんな女から僕は生まれたのか・・・。どんなやり取りがあったかわからない。けど、ロドリゲスを先に出し、自分は強い男に乗り換え、その後ろで守ってもらう・・。その為には体でも許す・・。
「気持ち悪い・・。」
「あ”~、何が気持ちわるいだ~! 俺の何が気持ち悪い!!」
男が答えてしまった。
「僕が気持ち悪いのはその後ろの女ですよ・・・。」
「俺の女が気持ち悪いだと!! てめー、殺してやる!!」
そう男が叫んだ瞬間、男の首元には剣が添えられていた。
金髪をまとめた髪を、しっぽのように揺らし、カシマスは男が気づかない速さで近づいていた。
「ちょっと静かにしましょう。ラウール君が何か言いたいみたいだからね・・。」
と殺気を飛ばしていた。
「ちょっと、ラウール・・って聞いたことがある名前ね・・。」
女は首をかしげて考えるしぐさをしている。
「僕はラウール、12歳ですよ。どこのだれかが生んだか知りませんが、父様と母様に幸せに育てられたラウールです。生まれてすぐに男から売ると言われて、その女も拒否しなかった。男がいれば自分が生んだ子供だって捨てるような女の腹にいたラウールです・・・。」
自分でも何がいいたいのか分からない。でも言葉が出て来る。
・・・・・・
・・・・・・
女は何かに気づいたように・・
「ラウ・・、ラウなの? あ~大きくなって・・。でも、生まれたばかりの時? ロドリゲスもそこまで話してないはずよ・・、私たち夫婦の話は?」
「全部知ってますよ・・・。生まれた時から。初めはラウと3人で一緒に暮らしたいと、パパの帰りを待っていたこともすべて・・・。そのあと売ると言われた、僕・・。3人で暮らせないならこの子はいらないと言われた僕・・。そして今はロドリゲスまで捨てた最低な女・・・。」
僕は生まれ、売られたときの場面を思い出していた。
その言葉を聞きながら口を開けていた女は
「あんたなんて知らないわ。やってしまってあなた!! こんなの少しの間でも見ていたくない!!」
女は甲高い声で叫んだ。
それを聞いてもカシマスが首に剣を当てているため、身動きが取れないでいる。
そして、カシマスは今の話を聞いて、少しだけラウールの事情を把握していた。
いくら醜い心の持ち主でも、この子にとっては・・。
そう思い、一度カシマスは剣を話し、ラウールの隣に並んだ。
「ねえラウール君、君はどうしたい? 君が望むなら、僕が殺してあげるよ・・。」
その言葉を聞いたラウールは考えた。僕はこの女をどうしたいのか?僕の過去はいつまでもこの女に縛られるのか?だったらいっそのこと・・。
「おい!! この女が死んでいいのか!? お前の母親なんだろ? 殺されたくなければ道を開けな!! こいつは置いて行ってやる!」
盗賊のリーダーはそう叫び、斧を女に向けている。
「あなた!! 何言ってるのよお~!! 私の為に戦ってよ~!! おねが~い!」
媚びを売った声が聞こえる・・。
「うるせー!」と叫んだ瞬間男は女を蹴り、後ろから女を切りつけた。そして女が倒れたところで、走って外に逃げようとした。しかしそれを逃すカシマスではなかった。カシマスは一瞬で移動すると、盗賊の腹をすさまじい勢いで殴った。
殴られた盗賊は、意識を手放した。
そして、倒れている女を見ると、真っ赤な液体の絨毯の上に倒れていた。まだ息をしている。その女にラウは近づいていく。顔を覗き込むラウに女が話しかけた。
『あなたみたいな子供は私は知らない。私は私が良ければいいの・・・。私の為にならないものなら、私はいらない・・・』と話し、二度と動くことのないものが、ラウの目の前に残された。
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