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19.魔の森での生活
魔の森の拠点
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僕とサクラ、クロウ、ソフィアとメンバーが一人増えたが、魔の森を進んだ。
東に進んで行くと海につながるようなので、一応東に進んでいる。
ソフィアは想像していた通り森での行動が得意なようで、エルフのイメージそのままだ。
途中で僕やサクラが作った料理を一緒に食べると、おいしいと言って喜んで食べてくれた。
僕たちに会うまでは、塩のみの味付けで魔物の肉や、野菜を食べていたそうだ。
荷物はマジックアイテムがあり、腕輪型の空間収納の魔道具だった。
なんでも、先祖代々のアイテムで引き継がれているそうだ。
年齢は教えてくれなかった。
何日か高速移動をしながら魔物も狩り、魔の森の中心部に近づいたようだ。
ソフィアは中心部までは来たことがあり、水場がもうすぐ先にあるという。
そして、水場は魔物もよく訪れるため、離れたところを拠点にした方が良いと話している。
僕はソフィアに錬金術や調合をしたいと話をすると、自分が教えることが出来ると言った。
そして拠点作りの話になった。
ここまではキャンプ用品で野営をしているが、拠点は練習がてら、魔法で作成しようとソフィアが言っている。
ここまでの移動でもわかったが、ソフィアは魔法の能力がものすごく高いようだ。
サクラ並みまではいかないと思うが、僕達とは使い方が違い、熟練と言う言葉が似あうような使い方だ。
~~~~~
拠点にちょうど良いと言うところまで進んだ。
魔物の強さはAランク中心で、時々Sランクも出現しているみたいだが、ここまでの道中では遭遇しなかった。
今まで意識していなかったが、ソフィアが言うには、魔物の誕生は、魔素だまりから出現する場合。繁殖する場合。生き物が変異して魔物になる場合と様々な出現方法があるという事だ。この魔の森は、魔素が濃く、魔物が発生しやすく強くなりやすいと言う。
強い魔物はテリトリーもあり、魔物同士でも争いが起きているそうだ。
「早速ですがラウールさん、作りたい家をイメージしてください。」
ここまで呼び捨てで呼ばれていたが、なぜか教師風に話し出した。
「イメージした家より一回り多くの素材を集めて、そして圧縮するように魔法を使ってみてください。」
言われるがまま、入り口からすぐはダイニングとキッチンがあり、奥に部屋が三つあるイメージを持った。そして各部屋にはユニットバス。部屋はビジネスホテルのイメージだ。キッチンはオープンカウンターをイメージした。
屋根は手前から奥に斜めにする程度にした。この国での四季はあまり感じることもなく、雪が降る地方でもないからだ。
イメージを深めて、上下水道、風呂、配管も完備。魔道具を置くところも空間を作る。
水は地下深く掘り下げて、水脈まで配管が到達する。
細かいところまで十分にイメージを固め、魔法を唱える。
「僕は望む 目の前の大地よ 僕の想像の通りに固まれ クリエイトホーム。」
使った事のない魔法であったため、僕は詠唱をした。
すると目の前の大地がうごめいたと思うと、家の形を作り出した。
家の形をした土はだんだんと圧縮され、僕のイメージした形で固定された。
「できた・・・。」
サクラも目の前の家に驚き、口を開けたまま止まっている。
クロウは僕の肩に止まっている・・・。
「すごいわねラウール・・・。一段と人離れしてきたね・・・。」
「人離れって・・・。魔法が上手くなったって言ってよ! 一発でうまくいくって思わなかったけど。」
「ラウールさん? これは凄いことですよ? 一発で、短時間でここまでの物を作り上げるのは、私にも無理ですよ・・・。」
ソフィアも驚いている。
そして言葉遣いが戻っていない・・・。
「ラウールさん? この魔法が出来たんであれば、錬金術や調合、鍛冶にあたる魔法もすぐに覚えるわ。」
「錬金術とかも?」
「基本は同じよ? 逆にここまで試さなかったの? ラウールなら出来てたわよきっと。」
「あ~、必要に迫られなくてやってなかったかな?」
「そうね~、私たちはどちらかというと戦っていたものね。装備や道具は買っちゃってたし、そこまで質のいい物も求めてなかったしね。」
「サクラまで・・・。わかりました! 私が徹底的に鍛えてあげましょう! ハイエルフの種族にかけて!」
「「ハイエルフ!!」」
ソフィアはやってしまったと言う表情をして止まった。
しばらく行動が止まっていたが、仕方がないと言った表情で話し出した。
「口を滑らしてしまいました。そうです、私はハイエルフ。口調もエルフの様に話していましたが、この話し方が普段の口調です。」
「へ~、丁寧になるんだ。今までは無理して砕けた口調だったの?僕たちもそれなりに丁寧な口調だけど。」
「そうですね。私たちハイエルフはエルフにとても称えられる存在なのです。何百年と敬われていると、砕けた話し方は難しくなるのです。今くらいの口調が自然ですかね。」
「へ~、何百歳? 僕達よりかなり年上ですか? もっと敬いますか?」
「いえいえ。ラウールとサクラにクロウは今まで通りでお願いします。そして年齢はナイショデス。友達のような話し方をしてくれる人物がいなかったので、これを期に友達になってください!」
「「友達!?」」
「はい友達です・・・。これまで数・・・、んっ、長い間友達と呼べるものがいなかったのです・・・。敬われる者、同僚、狙われる対象・・・。色々な立場がありましたが、友達はいませんでした。私は圧倒的強者、強すぎたのです。でもあなたたちなら、私を一方的に利用しなくともよい強さもある。私をわざわざ当てにしないでしょ?」
「ま~そうだね。強い敵がいてもサクラとクロウがいるから大丈夫だしね。」
「ですからそこに私も加えてください。クリエイトホーム・・・・、勇者か何かでしょ?」
僕とサクラは動揺してしまった。
魔法名が悪かったと僕は後悔した。
「大丈夫ですよ。誰に言うわけでもありませんから。それに私もハイエルフって言ってしまっていますし。ここまでの移動で、私たちの相性も悪くなかったと思いますけど。」
「そうだね。僕は一緒にいても無理しなくていいし、自然に過ごせたよ。」
「私もそうね。ラウールと一緒。」
「我は二人と一緒!!」
ここまでの移動でも自然に過ごせていた。
サクラとは長いときを一緒に過ごしているから別だけど、異性も感じなかったし。
「私はハイエルフ。この世界では性別も超越した存在。男性女性共に性的なこともあまり感じませんよ? 色バカは別ですけど・・・。そこがエルフとの違いでもある。」
「「OK!! 友達になろう!!」」
「クワッ~!」
なぜそこで初めて鴉らしくする・・・。
これから勇者についての説明が待っているラウール達であった。
東に進んで行くと海につながるようなので、一応東に進んでいる。
ソフィアは想像していた通り森での行動が得意なようで、エルフのイメージそのままだ。
途中で僕やサクラが作った料理を一緒に食べると、おいしいと言って喜んで食べてくれた。
僕たちに会うまでは、塩のみの味付けで魔物の肉や、野菜を食べていたそうだ。
荷物はマジックアイテムがあり、腕輪型の空間収納の魔道具だった。
なんでも、先祖代々のアイテムで引き継がれているそうだ。
年齢は教えてくれなかった。
何日か高速移動をしながら魔物も狩り、魔の森の中心部に近づいたようだ。
ソフィアは中心部までは来たことがあり、水場がもうすぐ先にあるという。
そして、水場は魔物もよく訪れるため、離れたところを拠点にした方が良いと話している。
僕はソフィアに錬金術や調合をしたいと話をすると、自分が教えることが出来ると言った。
そして拠点作りの話になった。
ここまではキャンプ用品で野営をしているが、拠点は練習がてら、魔法で作成しようとソフィアが言っている。
ここまでの移動でもわかったが、ソフィアは魔法の能力がものすごく高いようだ。
サクラ並みまではいかないと思うが、僕達とは使い方が違い、熟練と言う言葉が似あうような使い方だ。
~~~~~
拠点にちょうど良いと言うところまで進んだ。
魔物の強さはAランク中心で、時々Sランクも出現しているみたいだが、ここまでの道中では遭遇しなかった。
今まで意識していなかったが、ソフィアが言うには、魔物の誕生は、魔素だまりから出現する場合。繁殖する場合。生き物が変異して魔物になる場合と様々な出現方法があるという事だ。この魔の森は、魔素が濃く、魔物が発生しやすく強くなりやすいと言う。
強い魔物はテリトリーもあり、魔物同士でも争いが起きているそうだ。
「早速ですがラウールさん、作りたい家をイメージしてください。」
ここまで呼び捨てで呼ばれていたが、なぜか教師風に話し出した。
「イメージした家より一回り多くの素材を集めて、そして圧縮するように魔法を使ってみてください。」
言われるがまま、入り口からすぐはダイニングとキッチンがあり、奥に部屋が三つあるイメージを持った。そして各部屋にはユニットバス。部屋はビジネスホテルのイメージだ。キッチンはオープンカウンターをイメージした。
屋根は手前から奥に斜めにする程度にした。この国での四季はあまり感じることもなく、雪が降る地方でもないからだ。
イメージを深めて、上下水道、風呂、配管も完備。魔道具を置くところも空間を作る。
水は地下深く掘り下げて、水脈まで配管が到達する。
細かいところまで十分にイメージを固め、魔法を唱える。
「僕は望む 目の前の大地よ 僕の想像の通りに固まれ クリエイトホーム。」
使った事のない魔法であったため、僕は詠唱をした。
すると目の前の大地がうごめいたと思うと、家の形を作り出した。
家の形をした土はだんだんと圧縮され、僕のイメージした形で固定された。
「できた・・・。」
サクラも目の前の家に驚き、口を開けたまま止まっている。
クロウは僕の肩に止まっている・・・。
「すごいわねラウール・・・。一段と人離れしてきたね・・・。」
「人離れって・・・。魔法が上手くなったって言ってよ! 一発でうまくいくって思わなかったけど。」
「ラウールさん? これは凄いことですよ? 一発で、短時間でここまでの物を作り上げるのは、私にも無理ですよ・・・。」
ソフィアも驚いている。
そして言葉遣いが戻っていない・・・。
「ラウールさん? この魔法が出来たんであれば、錬金術や調合、鍛冶にあたる魔法もすぐに覚えるわ。」
「錬金術とかも?」
「基本は同じよ? 逆にここまで試さなかったの? ラウールなら出来てたわよきっと。」
「あ~、必要に迫られなくてやってなかったかな?」
「そうね~、私たちはどちらかというと戦っていたものね。装備や道具は買っちゃってたし、そこまで質のいい物も求めてなかったしね。」
「サクラまで・・・。わかりました! 私が徹底的に鍛えてあげましょう! ハイエルフの種族にかけて!」
「「ハイエルフ!!」」
ソフィアはやってしまったと言う表情をして止まった。
しばらく行動が止まっていたが、仕方がないと言った表情で話し出した。
「口を滑らしてしまいました。そうです、私はハイエルフ。口調もエルフの様に話していましたが、この話し方が普段の口調です。」
「へ~、丁寧になるんだ。今までは無理して砕けた口調だったの?僕たちもそれなりに丁寧な口調だけど。」
「そうですね。私たちハイエルフはエルフにとても称えられる存在なのです。何百年と敬われていると、砕けた話し方は難しくなるのです。今くらいの口調が自然ですかね。」
「へ~、何百歳? 僕達よりかなり年上ですか? もっと敬いますか?」
「いえいえ。ラウールとサクラにクロウは今まで通りでお願いします。そして年齢はナイショデス。友達のような話し方をしてくれる人物がいなかったので、これを期に友達になってください!」
「「友達!?」」
「はい友達です・・・。これまで数・・・、んっ、長い間友達と呼べるものがいなかったのです・・・。敬われる者、同僚、狙われる対象・・・。色々な立場がありましたが、友達はいませんでした。私は圧倒的強者、強すぎたのです。でもあなたたちなら、私を一方的に利用しなくともよい強さもある。私をわざわざ当てにしないでしょ?」
「ま~そうだね。強い敵がいてもサクラとクロウがいるから大丈夫だしね。」
「ですからそこに私も加えてください。クリエイトホーム・・・・、勇者か何かでしょ?」
僕とサクラは動揺してしまった。
魔法名が悪かったと僕は後悔した。
「大丈夫ですよ。誰に言うわけでもありませんから。それに私もハイエルフって言ってしまっていますし。ここまでの移動で、私たちの相性も悪くなかったと思いますけど。」
「そうだね。僕は一緒にいても無理しなくていいし、自然に過ごせたよ。」
「私もそうね。ラウールと一緒。」
「我は二人と一緒!!」
ここまでの移動でも自然に過ごせていた。
サクラとは長いときを一緒に過ごしているから別だけど、異性も感じなかったし。
「私はハイエルフ。この世界では性別も超越した存在。男性女性共に性的なこともあまり感じませんよ? 色バカは別ですけど・・・。そこがエルフとの違いでもある。」
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