161 / 238
19.魔の森での生活
誤解を解く
しおりを挟む
ソフィアは長年生きていて、勇者という存在を知っていた。
幼いころにハイエルフが住んでいるところへ訪ねて来て、用事を済ませるまで滞在していた。
そのときに異世界の事を話してくれ、機械や科学に興味を持ったそうだ。
そこに僕たちの存在。勇者と結び付いてしまったようだ。
僕ははソフィアに説明をした。
両親にはタイミングを外し言っていないことを。
僕たちは勇者ではないこと。
僕は生まれ変わりで、サクラは転移したこと。
神様が色々と便宜を図ってくれたこと。
今の強さ。
今の世代の勇者の事。
これまでの生活のことを。
ソフィアは黙って聞いていた。
ただ僕が一方的に話している時間が流れていた。
既に完成した家に入り話をしていたが、さすがに話し疲れたこともあり夕食にした。
夕食はサクラが地球風味の料理を作り、ソフィアが懐かしそうにしていた。
過去の勇者が和食をごちそうしてくれていたようだ。
その後も地球についての話をサクラも交えてしていた。
魔道具の光で部屋の中は明るいが、あたりはもう真っ暗になっている。
この家には想像で強化ガラスの様に外が見えるような構造をしている。
守りはソフィアが結界の魔道具を設置したこととや、継続性を持たせた僕とサクラの結界魔法で、EXランクの魔物以外は一発で壊せない守りになっている。
EXランクの魔物にあったことがないから、予想だけど・・・。
~~~~~
夜遅くなったが、ソフィアも自分のことを語りだした。
ハイエルフはエルフよりも神様に近い存在で、信仰の対象となっている。
地球で言う天使のイメージだ。
神との対話もできるようだ。
ソフィアの話しだけなので確実ではないが、神様のあの空間には行けないようだ。
頭の中に声が響き、答えることもできる。念話が一番しっくりくる説明になる。
エルフよりも長寿で、寿命はあってないようなものみたいだ。
いつの間にか産まれ、いつの間にか姿を消す。
ただ稀にソフィアの様に里にとどまらず、自由に世界を旅する者も出るみたいだ。
おそらくどの神の天使になっているかが関わってくるのではないかと僕は予想した。
ソフィアに話しかけて来る神は創造神・・・。
サクラと一緒だ・・・。
サクラもそこで反応した。
創造神に転移させてもらったと。
二人は共通の神様が関わっているという事で、しばらく二人の世界に入っていた。
二人の話が落ち着き、ソフィアの話が再開された。
ハイエルフ、エルフは精霊が見えるそうだ。
もう一度言おう、精霊が見える!!
僕たちの周りにもたくさんの精霊がいるらしい。
エルフは初めから見えるが、人族の僕たちは特殊な手段を用いて見えるようにしなければいけないと言う説明だ。
ここはチートがなかったみたいだ。
その後に精霊と仲良くなれるかは運次第と言うが、つい期待してしまった。
この生活で僕たちにソフィアの更に興味がわいたら、精霊と友達になる方法を教えてくれるそうだ。
ただ、いいことばかりではないので、本気で友達になりたいならと条件が付いた。
ソフィアは産まれてから、しばらくは里にとどまって生活していた。
しばらくの期間は人族とは比較にならないほど長いが・・・。
時々里を出て見分を広げていたが、今回は今まで以上に戻らないつもりで里から出た。
ソフィアの説明では、里には古いエルフなどの保守派がおり、その子供は旅に出る数は少ない。
里の掟では高位のハイエルフ数名は常に残る体制になっている。
ただのエルフだが、今は里の外で子を産む割合の方が多い。しかし里その事は問題にならず、基本的に自由に行動できる。
だから今回ソフィアはハイエルフだが長く里から離れ、世の中を確認したい。
そう言うことらしく、僕たちに付いて回りたいそうだ。
~~~~~
結局は朝まで語り合い、僕たちの目的も決まった。
一つ目は、誰かが飽きるまで森で生活する。
二つ目は、生産系スキルの獲得を目指す。
三つ目は、魔の森を探検し、貴重な魔物の素材や薬草などを採取する。
4つ目は、出来るなら魔の森の左端まで進み、転移できる地点を作っておく。
最後に、魔族は敵対しているわけではないが、魔大陸には今回は渡らない。
魔族に会ってもこちらからは敵対しない。
このくらいの大きな計画とした。
~~~~~
顔を洗い、朝食をとったあとに、クロウが話し出した。
「我は時々離れてもいい? 気になるところに出掛けたい。我も何か新しいことを覚えたい! 森に何もなかったら、ラウールとサクラと物造りを覚える!」
クロウも何かを考え始めたようだ。
魔の森だが、クロウに敵う魔物も少ないだろう。謎の強さがあるから・・・。
「いいよクロウ! だけど、長く帰ってこない予定の時は教えてね? 始めに長距離会話のスキルを考えておくかな?」
「ラウール考えておいて! あったら便利!」
そこにソフィアが入ってきて、
「ハイエルフ同士ならありますよ? 応用できないか試してみましょうか? 魔力が高い同士ならできるかもしれないです。」
「本当に~! 覚えられたら便利! 私とラウールの初めての訓練は、長距離通話魔法ね!」
「我にも!」
こうして、遠距離通話魔法と名付け、習得することが一番初めの課題となった。
幼いころにハイエルフが住んでいるところへ訪ねて来て、用事を済ませるまで滞在していた。
そのときに異世界の事を話してくれ、機械や科学に興味を持ったそうだ。
そこに僕たちの存在。勇者と結び付いてしまったようだ。
僕ははソフィアに説明をした。
両親にはタイミングを外し言っていないことを。
僕たちは勇者ではないこと。
僕は生まれ変わりで、サクラは転移したこと。
神様が色々と便宜を図ってくれたこと。
今の強さ。
今の世代の勇者の事。
これまでの生活のことを。
ソフィアは黙って聞いていた。
ただ僕が一方的に話している時間が流れていた。
既に完成した家に入り話をしていたが、さすがに話し疲れたこともあり夕食にした。
夕食はサクラが地球風味の料理を作り、ソフィアが懐かしそうにしていた。
過去の勇者が和食をごちそうしてくれていたようだ。
その後も地球についての話をサクラも交えてしていた。
魔道具の光で部屋の中は明るいが、あたりはもう真っ暗になっている。
この家には想像で強化ガラスの様に外が見えるような構造をしている。
守りはソフィアが結界の魔道具を設置したこととや、継続性を持たせた僕とサクラの結界魔法で、EXランクの魔物以外は一発で壊せない守りになっている。
EXランクの魔物にあったことがないから、予想だけど・・・。
~~~~~
夜遅くなったが、ソフィアも自分のことを語りだした。
ハイエルフはエルフよりも神様に近い存在で、信仰の対象となっている。
地球で言う天使のイメージだ。
神との対話もできるようだ。
ソフィアの話しだけなので確実ではないが、神様のあの空間には行けないようだ。
頭の中に声が響き、答えることもできる。念話が一番しっくりくる説明になる。
エルフよりも長寿で、寿命はあってないようなものみたいだ。
いつの間にか産まれ、いつの間にか姿を消す。
ただ稀にソフィアの様に里にとどまらず、自由に世界を旅する者も出るみたいだ。
おそらくどの神の天使になっているかが関わってくるのではないかと僕は予想した。
ソフィアに話しかけて来る神は創造神・・・。
サクラと一緒だ・・・。
サクラもそこで反応した。
創造神に転移させてもらったと。
二人は共通の神様が関わっているという事で、しばらく二人の世界に入っていた。
二人の話が落ち着き、ソフィアの話が再開された。
ハイエルフ、エルフは精霊が見えるそうだ。
もう一度言おう、精霊が見える!!
僕たちの周りにもたくさんの精霊がいるらしい。
エルフは初めから見えるが、人族の僕たちは特殊な手段を用いて見えるようにしなければいけないと言う説明だ。
ここはチートがなかったみたいだ。
その後に精霊と仲良くなれるかは運次第と言うが、つい期待してしまった。
この生活で僕たちにソフィアの更に興味がわいたら、精霊と友達になる方法を教えてくれるそうだ。
ただ、いいことばかりではないので、本気で友達になりたいならと条件が付いた。
ソフィアは産まれてから、しばらくは里にとどまって生活していた。
しばらくの期間は人族とは比較にならないほど長いが・・・。
時々里を出て見分を広げていたが、今回は今まで以上に戻らないつもりで里から出た。
ソフィアの説明では、里には古いエルフなどの保守派がおり、その子供は旅に出る数は少ない。
里の掟では高位のハイエルフ数名は常に残る体制になっている。
ただのエルフだが、今は里の外で子を産む割合の方が多い。しかし里その事は問題にならず、基本的に自由に行動できる。
だから今回ソフィアはハイエルフだが長く里から離れ、世の中を確認したい。
そう言うことらしく、僕たちに付いて回りたいそうだ。
~~~~~
結局は朝まで語り合い、僕たちの目的も決まった。
一つ目は、誰かが飽きるまで森で生活する。
二つ目は、生産系スキルの獲得を目指す。
三つ目は、魔の森を探検し、貴重な魔物の素材や薬草などを採取する。
4つ目は、出来るなら魔の森の左端まで進み、転移できる地点を作っておく。
最後に、魔族は敵対しているわけではないが、魔大陸には今回は渡らない。
魔族に会ってもこちらからは敵対しない。
このくらいの大きな計画とした。
~~~~~
顔を洗い、朝食をとったあとに、クロウが話し出した。
「我は時々離れてもいい? 気になるところに出掛けたい。我も何か新しいことを覚えたい! 森に何もなかったら、ラウールとサクラと物造りを覚える!」
クロウも何かを考え始めたようだ。
魔の森だが、クロウに敵う魔物も少ないだろう。謎の強さがあるから・・・。
「いいよクロウ! だけど、長く帰ってこない予定の時は教えてね? 始めに長距離会話のスキルを考えておくかな?」
「ラウール考えておいて! あったら便利!」
そこにソフィアが入ってきて、
「ハイエルフ同士ならありますよ? 応用できないか試してみましょうか? 魔力が高い同士ならできるかもしれないです。」
「本当に~! 覚えられたら便利! 私とラウールの初めての訓練は、長距離通話魔法ね!」
「我にも!」
こうして、遠距離通話魔法と名付け、習得することが一番初めの課題となった。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる