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19.魔の森での生活
充実した日々
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三人と一匹で充実している・・・。
僕は実は人里離れた生活があっている?
拠点を作成してからしばらく時間が立っていた。
クロウの活躍のおかげで、念話を魔道具化して遠距離通話も可能となった。
なぜかクロウが使えたと言い出した念話。
一つの道具に、話しをしたい者たちが魔力を注ぐ。
そこにクロウが付与魔法? 魔法を定着させると、今でいう携帯電話の出来上がりだった。
ミスリルの指輪が余っているので、お揃いの魔道具とした。
距離が遠いと魔力の消費が増えるが、全員の魔力が多いので、問題がなかった。
付与魔法?は、ハイエルフが使える魔法で、他の人には内緒にするようにソフィアには言われている。確かにここで作っている魔道具は、街で見ることが出来ないものばかりだった。
そしてクロウが空間魔法を覚えた。
散歩に行って、倒した魔物をいちいち持ってくるのが大変と言い出して、あっという間に空間収納が出来るようになった。
更に・・・、気配を探ることが上手かったのだが、地形を把握し、一度感じたことのある魔力が登録される。その地形や魔力が、マップの様に頭に浮かぶ・・・、マッピングが出来るようになっていた。
よほどこの魔素の濃い環境があっているのか、すさまじい成長を見せている。
負けていられない僕とサクラは、ソフィアに習い、生産系の魔法を練習した。
ソフィアの教え方が上手いことと、僕たちの能力が高いことが相まって、土魔法で家を作るくらいは楽勝だ。
地形を変える技術が上達したところで、小さなものに挑戦した。
調合はなぜか僕もサクラもうまかった。
素材の中に色々な成分があることをこの世界の人よりも想像できるからか、効果も高いようだ。
苦戦したのが武器屋防具作成だった。
手で作るのではなく、魔法で作るのだが、この知識はこの世界に来てからの知識しかない。
こればかりは、素材を混ぜ合わせる事とも違い、切れる武器とは? 守りが強いとは? と想像しずらかった。
ここで役立ったのが、サクラのネット知識だった。
サクラは何でも調べていたようで、なんとなく思い出した知識を基に僕にも教えてくれた。
その知識とソフィアの教えを合わせて、何とか使える程度の武器までは作成できるようになった。
ゴーレム作成もソフィアから教えてもらった。
さすがハイエルフ! 独自の技術があって、僕達でも作成できるようになった。
魔石を使ったゴーレム作成が一番簡単だったので、色々な形のゴーレムを作成して、魔石に魔力を注入する前の状態にしてしまっている。
その勢いのまま馬車も作った。
乗り心地優先の馬車。
僕はアイテムボックスXがあるし、他の人も空間収納が可能だ。
だから、六人がゆっくり乗車して、少し荷物が乗る程度の大きさにしている。
見た目は木材製だが、実際の素材は内緒だ。
そこから野営用の家、魔道具、遊び道具など、僕たちの現代知識とソフィアのこの世界の技術、そこにクロウの不思議パワーで便利なものがたくさんできた。
ここでもハイエルフの秘密の技術があるからとソフィアには内緒にするように釘を刺された。魔法が付与されている装備や道具なんて、沢山持っているのは不自然だし納得だ。
どういうものかは、聞かれた時に話せる範囲だけ説明することに決めている。
~~~~~
生産活動以外でも、この森は楽しい。
Sランクの魔物をものともしない強さがあるからだが、自然がいっぱいだ。
湖や川には魔物化した生物がたくさんいる。
その魔物を一匹ずつ食し、おいしい魔物は狩りつくす。
魔素が濃い環境のためか、数日すると小さなおいしい魔物となって出現する。
ここで久しぶりにおいしい蟹も食べることが出来た。
牛系の魔物もいた。
ソフィア曰くそのままの名前のデリシャスホーンと言う魔物が・・・、フォレストホーンを超えるうまさだった。
ドラゴンはもちろんおいしいが、ホーン系のうまい肉は別のおいしさがある。
僕は舞い上がった!
草木、山菜、菌類なども上質で、食せる者はうまい。
鉱石類も豊富で、ミスリルの鉱石ももちろんあり、もっと貴重な鉱石も実は採掘している。
貴重な素材は、いざというときに活用することにして死蔵している。
僕達にはミスリルで十分だ。
武術はもちろん、魔法もみんなで切磋琢磨してこの森に入る前よりもずいぶん強くなっている気がする。
すでに人外だった僕とサクラとクロウ。そこにソフィアの教え。
このまま街では暮らせない体になるのではないかと心配する・・・。
この前森で見かけたドラゴンは、魔力を少し開放しただけで、逃げ出した・・・。
僕たちの拠点の周りは結界を張っているが、その外側からだいぶ離れないと、魔物にも会わなくなった・・・。
「サクラ・・・、僕たちはどこまで行くのかな~?」
いつかの夕食時になんとなくサクラに聞いてみた。
「ラウールは何を心配しているの? 私たちは何も知らない顔をして生活してたらいいじゃない。私たちの平和が脅かされた時は排除すればいいし、どこまですごくなっても、使う人次第でしょ? もし私が闇落ちしたらラウールが私を殺してね・・・。もしラウールが闇落ちしたら・・・、私が全力で止めるから・・・。」
「私も手伝いますよ。どちらかが闇に染まった時は・・・。」
「我は嫌! 喧嘩駄目! 黒くならないで。我は黒いけど・・・。」
「「「そうだね・・・。」」」
いつの間にか苦笑いするような冗談を言うようになったクロウ・・・。
だけどもこの会話で吹っ切れた気がする。
また悩むことはあるかもしれないけど、仲間に、友達に、従魔に相談しよう。
何か気づくことがあるから。
僕は実は人里離れた生活があっている?
拠点を作成してからしばらく時間が立っていた。
クロウの活躍のおかげで、念話を魔道具化して遠距離通話も可能となった。
なぜかクロウが使えたと言い出した念話。
一つの道具に、話しをしたい者たちが魔力を注ぐ。
そこにクロウが付与魔法? 魔法を定着させると、今でいう携帯電話の出来上がりだった。
ミスリルの指輪が余っているので、お揃いの魔道具とした。
距離が遠いと魔力の消費が増えるが、全員の魔力が多いので、問題がなかった。
付与魔法?は、ハイエルフが使える魔法で、他の人には内緒にするようにソフィアには言われている。確かにここで作っている魔道具は、街で見ることが出来ないものばかりだった。
そしてクロウが空間魔法を覚えた。
散歩に行って、倒した魔物をいちいち持ってくるのが大変と言い出して、あっという間に空間収納が出来るようになった。
更に・・・、気配を探ることが上手かったのだが、地形を把握し、一度感じたことのある魔力が登録される。その地形や魔力が、マップの様に頭に浮かぶ・・・、マッピングが出来るようになっていた。
よほどこの魔素の濃い環境があっているのか、すさまじい成長を見せている。
負けていられない僕とサクラは、ソフィアに習い、生産系の魔法を練習した。
ソフィアの教え方が上手いことと、僕たちの能力が高いことが相まって、土魔法で家を作るくらいは楽勝だ。
地形を変える技術が上達したところで、小さなものに挑戦した。
調合はなぜか僕もサクラもうまかった。
素材の中に色々な成分があることをこの世界の人よりも想像できるからか、効果も高いようだ。
苦戦したのが武器屋防具作成だった。
手で作るのではなく、魔法で作るのだが、この知識はこの世界に来てからの知識しかない。
こればかりは、素材を混ぜ合わせる事とも違い、切れる武器とは? 守りが強いとは? と想像しずらかった。
ここで役立ったのが、サクラのネット知識だった。
サクラは何でも調べていたようで、なんとなく思い出した知識を基に僕にも教えてくれた。
その知識とソフィアの教えを合わせて、何とか使える程度の武器までは作成できるようになった。
ゴーレム作成もソフィアから教えてもらった。
さすがハイエルフ! 独自の技術があって、僕達でも作成できるようになった。
魔石を使ったゴーレム作成が一番簡単だったので、色々な形のゴーレムを作成して、魔石に魔力を注入する前の状態にしてしまっている。
その勢いのまま馬車も作った。
乗り心地優先の馬車。
僕はアイテムボックスXがあるし、他の人も空間収納が可能だ。
だから、六人がゆっくり乗車して、少し荷物が乗る程度の大きさにしている。
見た目は木材製だが、実際の素材は内緒だ。
そこから野営用の家、魔道具、遊び道具など、僕たちの現代知識とソフィアのこの世界の技術、そこにクロウの不思議パワーで便利なものがたくさんできた。
ここでもハイエルフの秘密の技術があるからとソフィアには内緒にするように釘を刺された。魔法が付与されている装備や道具なんて、沢山持っているのは不自然だし納得だ。
どういうものかは、聞かれた時に話せる範囲だけ説明することに決めている。
~~~~~
生産活動以外でも、この森は楽しい。
Sランクの魔物をものともしない強さがあるからだが、自然がいっぱいだ。
湖や川には魔物化した生物がたくさんいる。
その魔物を一匹ずつ食し、おいしい魔物は狩りつくす。
魔素が濃い環境のためか、数日すると小さなおいしい魔物となって出現する。
ここで久しぶりにおいしい蟹も食べることが出来た。
牛系の魔物もいた。
ソフィア曰くそのままの名前のデリシャスホーンと言う魔物が・・・、フォレストホーンを超えるうまさだった。
ドラゴンはもちろんおいしいが、ホーン系のうまい肉は別のおいしさがある。
僕は舞い上がった!
草木、山菜、菌類なども上質で、食せる者はうまい。
鉱石類も豊富で、ミスリルの鉱石ももちろんあり、もっと貴重な鉱石も実は採掘している。
貴重な素材は、いざというときに活用することにして死蔵している。
僕達にはミスリルで十分だ。
武術はもちろん、魔法もみんなで切磋琢磨してこの森に入る前よりもずいぶん強くなっている気がする。
すでに人外だった僕とサクラとクロウ。そこにソフィアの教え。
このまま街では暮らせない体になるのではないかと心配する・・・。
この前森で見かけたドラゴンは、魔力を少し開放しただけで、逃げ出した・・・。
僕たちの拠点の周りは結界を張っているが、その外側からだいぶ離れないと、魔物にも会わなくなった・・・。
「サクラ・・・、僕たちはどこまで行くのかな~?」
いつかの夕食時になんとなくサクラに聞いてみた。
「ラウールは何を心配しているの? 私たちは何も知らない顔をして生活してたらいいじゃない。私たちの平和が脅かされた時は排除すればいいし、どこまですごくなっても、使う人次第でしょ? もし私が闇落ちしたらラウールが私を殺してね・・・。もしラウールが闇落ちしたら・・・、私が全力で止めるから・・・。」
「私も手伝いますよ。どちらかが闇に染まった時は・・・。」
「我は嫌! 喧嘩駄目! 黒くならないで。我は黒いけど・・・。」
「「「そうだね・・・。」」」
いつの間にか苦笑いするような冗談を言うようになったクロウ・・・。
だけどもこの会話で吹っ切れた気がする。
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