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第304話 イールス軍出撃?
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イールスの助言で、カシューは決断して城塞都市に向けて軍を進めていき、城塞都市の門の前に騎士団が布陣する
イールス達は、2手に別れて門の無い城壁の方に移動している
「イールス様、槍は何に使うのですか?」
ロイドが預けられた槍を見て言う
「全員で槍を城壁に投げるだけだよ… 色々考えたけど、槍を足場にするよ… ライゼーラさん達に登って貰うから」
イールスが笑顔で説明していると、クレオ達が思い浮かべて笑い始める
「えーと… 兵士達に伝えておきます」
ロイドが思い浮かべて、諦めたように兵士達の方に歩いていき、何処に投げるか相談をしている
(イールス様が魔法を放つ前に終わらせないと、どうなるか解るか? 町が消滅するぞ)
ライゼーラ達が城壁に向かって走り始めると、ロイド達が一斉に槍を投げ、槍が次々と城壁に突き刺さり、イールスが闘気をまとい、槍にも闘気をまとわせてから城壁目掛けて投げると、槍は城壁に当たり、爆発する様な衝撃と共に槍は城壁を貫通していき、城壁に刺さった槍の周囲のヒビとつながり、大きなヒビとなり、崩れ始めている。ライゼーラ達は驚いたように立ち止まり、苦笑いして振り返る
「は? 貫通した!! 足場にならない!! 何故貫通するんだ!!」
イールスが驚いて叫ぶ
「イールス様闘気まとい過ぎです」
クレオが苦笑いしている
「イールス様、崩れ始めましたけどどうするのでしょうか?」
リシアがイールスの顔を見て言う
「もう!! ロイド!! 城壁を崩してきて!! 弱い城壁なんてどうでもよい!!」
イールスが叫び、ロイド達が次の槍を持って闘気をまとわせて城壁に投げていき、槍は城壁に当たり、崩れている範囲が広がり始める
ライゼーラが崩れて通れそうな場所が出来ると中に入っていく
カシューは騎士の報告を受けて頭を抱えている
「城塞都市の城壁を槍で崩した? 反対側は魔法で崩している? もう何でも有りなのか? 誰か真実か見てきてくれ」
カシューが頭を抱えたまま言う
「それが… 門が先程開きました… 全軍流れ込みますか?」
騎士が苦笑いして言う
「好きにしてくれ… 城塞都市が1日も掛からず、城壁を突破されたなんて信じるか? そもそも公爵軍は後何日で到着するのか? イールスの進軍早すぎるだろう… 人でイールス軍と戦う事が出来るのか? 」
カシューが頭を抱えたまま言うと、隊長達が進軍を伝えに向かっている
流れ込んだ騎士達は領主の館に向かい、ライゼーラ達は金属の棒で次々と兵士を凪払い弾き飛ばしている。領主の館の前に到着すると、ライゼーラが門が閉まるのを見ている
「全員気合いを入れろ!! 門を破壊するぞ!!」
ライゼーラが金属の棒を兵士に預けて魔剣を抜いて闘気をまとっている。ライゼーラが門に突進して、魔剣に闘気をまとわせて大きな闘気の刃を作り上げて、門に向かって振り、斜めに門に傷が入ると、ライゼーラ隊の兵士達が闘気をまとって金属の棒を振り抜き門に当たる
門がライゼーラが振り抜いた痕の下側が弾き飛び、兵士達が中に入っていく
「斬れたのか? イールス様なら余裕だとは思ったが」
ライゼーラが立ち止まり呟くと、騎士達が驚いたように見ている
(は? 門を突破したのか? このまま流れ込めば良いのか? 団長に報告も必要なのか…無理だ何て報告するか? 門を斬って兵士達が一気に門を破壊した? 報告して良いのか………)
イールスは、カシューの所に戻ってくると、リシリア達も合流する
「兄様、みんな魔法の練習良かったです。 城壁が弱すぎて足りないです」
リシリアが笑顔でイールスを見ている
「闘気をまとわせて槍を投げたら、貫通しちゃった… 折角槍を足場に登る予定が…」
イールスが残念そうに言うと、クレオとリシアが笑顔で説明している。カシューが聞いて頭を抱えている
「城壁を強化してからもう一度しますか?」
リシリアが笑顔で聞く
「仕方無いから、公爵家の町で試そう」
「はい! 兄様」
イールスが笑顔で言うと、リシリアも嬉しそうに返事をしている
「団長!! 報告です! 騎士が領主の館に入り、子爵達を捕らえました」
騎士が走ってきて大声で言う
「は? 何を言っている? もう終わったのか?」
カシューが驚いて聞き返している
「ライゼーラ隊が門を破壊して、流れ込み… ライゼーラ隊が兵士を容赦なく弾き飛ばして進み、子爵は抵抗も出来ず捕らえたそうです… 」
騎士が説明している
「ライゼーラ… 人で無くなったか… もう一方的な戦いになってないか? イールス、どれだけ鍛えたのか?」
カシューが頭を抱えて言う
「未熟者の半人前です」
イールスが笑顔で言うと、ロイドが苦笑いしている
(言いたい事は解りますがイールス様に何を言っても無駄です。バロン達もクラウザー隊もまだ戦ってませんけど… イールス様もそろそろ未熟者の半人前は通用しません)
イールスは捕らえた兵士達を逃がす事をカシューに進言して、兵士達が集められている
「この戦いの結末を公爵家に伝えに行ってください! 兵士達にも抵抗が無駄なのを知らせて下さい… 次は魔法が軍の真ん中に沢山放たれるとね」
イールスが笑顔で言う
「ファイヤーボール」
リシリアが魔法を放ち、炎の玉が兵士達の後方で大爆発すると、兵士達が青ざめて震えている
「次の戦場は魔法が降り注ぎます。怪我したくなければ、兵士達に投降するように伝えること!!」
イールスが笑顔で言うと、騎士達が兵士を解放している。カシューが頭を押さえている
(完全な脅迫か? もう何も言えないが… 戦争になるのか? あの魔法が降り注げば殲滅の未来しか浮かばない… イールスに軍を指揮させているような… ゴブリンと同じ運命を辿るのか…… 公爵なら降伏は無いだろうし…)
イールス達は、2手に別れて門の無い城壁の方に移動している
「イールス様、槍は何に使うのですか?」
ロイドが預けられた槍を見て言う
「全員で槍を城壁に投げるだけだよ… 色々考えたけど、槍を足場にするよ… ライゼーラさん達に登って貰うから」
イールスが笑顔で説明していると、クレオ達が思い浮かべて笑い始める
「えーと… 兵士達に伝えておきます」
ロイドが思い浮かべて、諦めたように兵士達の方に歩いていき、何処に投げるか相談をしている
(イールス様が魔法を放つ前に終わらせないと、どうなるか解るか? 町が消滅するぞ)
ライゼーラ達が城壁に向かって走り始めると、ロイド達が一斉に槍を投げ、槍が次々と城壁に突き刺さり、イールスが闘気をまとい、槍にも闘気をまとわせてから城壁目掛けて投げると、槍は城壁に当たり、爆発する様な衝撃と共に槍は城壁を貫通していき、城壁に刺さった槍の周囲のヒビとつながり、大きなヒビとなり、崩れ始めている。ライゼーラ達は驚いたように立ち止まり、苦笑いして振り返る
「は? 貫通した!! 足場にならない!! 何故貫通するんだ!!」
イールスが驚いて叫ぶ
「イールス様闘気まとい過ぎです」
クレオが苦笑いしている
「イールス様、崩れ始めましたけどどうするのでしょうか?」
リシアがイールスの顔を見て言う
「もう!! ロイド!! 城壁を崩してきて!! 弱い城壁なんてどうでもよい!!」
イールスが叫び、ロイド達が次の槍を持って闘気をまとわせて城壁に投げていき、槍は城壁に当たり、崩れている範囲が広がり始める
ライゼーラが崩れて通れそうな場所が出来ると中に入っていく
カシューは騎士の報告を受けて頭を抱えている
「城塞都市の城壁を槍で崩した? 反対側は魔法で崩している? もう何でも有りなのか? 誰か真実か見てきてくれ」
カシューが頭を抱えたまま言う
「それが… 門が先程開きました… 全軍流れ込みますか?」
騎士が苦笑いして言う
「好きにしてくれ… 城塞都市が1日も掛からず、城壁を突破されたなんて信じるか? そもそも公爵軍は後何日で到着するのか? イールスの進軍早すぎるだろう… 人でイールス軍と戦う事が出来るのか? 」
カシューが頭を抱えたまま言うと、隊長達が進軍を伝えに向かっている
流れ込んだ騎士達は領主の館に向かい、ライゼーラ達は金属の棒で次々と兵士を凪払い弾き飛ばしている。領主の館の前に到着すると、ライゼーラが門が閉まるのを見ている
「全員気合いを入れろ!! 門を破壊するぞ!!」
ライゼーラが金属の棒を兵士に預けて魔剣を抜いて闘気をまとっている。ライゼーラが門に突進して、魔剣に闘気をまとわせて大きな闘気の刃を作り上げて、門に向かって振り、斜めに門に傷が入ると、ライゼーラ隊の兵士達が闘気をまとって金属の棒を振り抜き門に当たる
門がライゼーラが振り抜いた痕の下側が弾き飛び、兵士達が中に入っていく
「斬れたのか? イールス様なら余裕だとは思ったが」
ライゼーラが立ち止まり呟くと、騎士達が驚いたように見ている
(は? 門を突破したのか? このまま流れ込めば良いのか? 団長に報告も必要なのか…無理だ何て報告するか? 門を斬って兵士達が一気に門を破壊した? 報告して良いのか………)
イールスは、カシューの所に戻ってくると、リシリア達も合流する
「兄様、みんな魔法の練習良かったです。 城壁が弱すぎて足りないです」
リシリアが笑顔でイールスを見ている
「闘気をまとわせて槍を投げたら、貫通しちゃった… 折角槍を足場に登る予定が…」
イールスが残念そうに言うと、クレオとリシアが笑顔で説明している。カシューが聞いて頭を抱えている
「城壁を強化してからもう一度しますか?」
リシリアが笑顔で聞く
「仕方無いから、公爵家の町で試そう」
「はい! 兄様」
イールスが笑顔で言うと、リシリアも嬉しそうに返事をしている
「団長!! 報告です! 騎士が領主の館に入り、子爵達を捕らえました」
騎士が走ってきて大声で言う
「は? 何を言っている? もう終わったのか?」
カシューが驚いて聞き返している
「ライゼーラ隊が門を破壊して、流れ込み… ライゼーラ隊が兵士を容赦なく弾き飛ばして進み、子爵は抵抗も出来ず捕らえたそうです… 」
騎士が説明している
「ライゼーラ… 人で無くなったか… もう一方的な戦いになってないか? イールス、どれだけ鍛えたのか?」
カシューが頭を抱えて言う
「未熟者の半人前です」
イールスが笑顔で言うと、ロイドが苦笑いしている
(言いたい事は解りますがイールス様に何を言っても無駄です。バロン達もクラウザー隊もまだ戦ってませんけど… イールス様もそろそろ未熟者の半人前は通用しません)
イールスは捕らえた兵士達を逃がす事をカシューに進言して、兵士達が集められている
「この戦いの結末を公爵家に伝えに行ってください! 兵士達にも抵抗が無駄なのを知らせて下さい… 次は魔法が軍の真ん中に沢山放たれるとね」
イールスが笑顔で言う
「ファイヤーボール」
リシリアが魔法を放ち、炎の玉が兵士達の後方で大爆発すると、兵士達が青ざめて震えている
「次の戦場は魔法が降り注ぎます。怪我したくなければ、兵士達に投降するように伝えること!!」
イールスが笑顔で言うと、騎士達が兵士を解放している。カシューが頭を押さえている
(完全な脅迫か? もう何も言えないが… 戦争になるのか? あの魔法が降り注げば殲滅の未来しか浮かばない… イールスに軍を指揮させているような… ゴブリンと同じ運命を辿るのか…… 公爵なら降伏は無いだろうし…)
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