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8.魔法チュートリアル
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勉学も身体作りも切磋琢磨し三年越しの春を迎えた。交友関係も広がり、ヨアは月に一、二度家に来るものの付かず離れずの関係を保っている。
この世界は一年が五百日、一月が五十日で、つまり十月までしかない。前半は初春・夏・後春、後半に初秋・冬・後秋と、春と秋が年に2回来るので後春と後秋という名詞によって季節は区別される。春と秋の期間が多いので、暑いのも寒いのも苦手な俺にとっては気候については大変快適である。ランバートは六月の初秋生まれで現在九歳。元旦からの入学となっており早生まれという概念もないので、将来、年齢と誕生日の組み合わせにより相手の学年を一瞬考える必要が無くなるのだ。
ランバートは九歳の初春についに魔法を操る資格を得たのである。神殿に併設された教会は何時でも魔法資格の受験を受け付けており、身体測定をクリアしさえすれば特殊な術式をその体内に埋め込まれ、それが魔法使用資格(トゥーレイ)を保有しているか否かの識別要素となる。勿論、魔法を悪用して捕まればこの資格は剥奪される。
三年前から身長がぐんぐん伸び、クラスでは身長順だと後ろから数えれば早い方で、筋肉も申し分なく付きマッチョとは言い難いがしなやかな身体へと仕上がった。
そこでサイモンとウェイトンのお墨付きで、期待と不安半分で教会へと赴いたのである。
「ランバート=アルフレイド。おめでとうございます。貴方はトゥーレイの資格を得ました。魔力封印石を外し、この魔力水、トゥーリムへ手を浸してください。」
龍の脳天に、翠の宝飾を柄に埋め込んだ槍を突き刺す白髭の戦士がステンドグラスとなって、教会の奥で大きな絵画のように存在感を示している。その下の裏口へ通されたランバートは、司祭の後を追って一般には立ち入ることの出来ない神殿の中へ入った。
真っ白な石塀に囲まれた、十畳ほどのこじんまりとした神殿の中には、中央に聖杯を模した高さ1.3メートルほどの大理石の台があり、天板は窪んで魔力水(トゥーリム)が余すことなく注がれていた。
俺は恐る恐るその水の中へ右手を広げ沈めた。途端、掌から何かがぶくぶく湧き出る感覚がし、手を中心に水が噴き出したかと思えば、台から溢れることなく即座に凍りついて腕ごと塞ぐように氷面が広がった。中心は噴水を一時停止したように氷のオブジェが形成されていた。
「ほう。ランバート君は水と氷の属性のようですな。」
氷属性は水の上位互換魔法なので、氷属性持ちは必ず水属性も持っている。分かりやすく言うと、水とそれを急冷させる能力も持っている、ということである。もちろん、逆に水属性のみで氷属性を持たない人もいるわけだ。ランバートの母親、シエルがそうである。
そして氷属性と言われるとその名の通り氷を作り出すイメージが浮かぶが、それだけではない。水分がありさえすれば、それ自体を遠隔で凍らせることができるということ。物騒な話、体内の水分を凍らせて生命機能を止めることも出来たりする。
「これから貴方は魔法を使えるようになります。しかし、自分で魔力を自由にコントロールできるようになるまでは、この魔法制御石を肌身離さず身に付けるように。この石があれば魔力が暴走することは有りません。そして魔法を使う時は必ず指導者同伴で且つ、指示に忠実に従うようにしてください。」
俺は二つの属性を持てたことに内心ウキウキになりながら、顔だけは神妙を装って首肯した。
◇◇◇
俺より図体がデカく身長も高いコイツは、ちょうど去年の今頃にトゥーレイを獲得した。
「ヨア!俺もついにトゥーレイ適性検査に合格したぞ!属性はな、お前にとっちゃあ相性最悪だな~ふふふ」
「ランバート君、凄い!」
「君の努力を傍で見ていたからそのうち越されると思ってたよ、おめでとう、ランバート。」
ヨアもそうだが、四年連続で同じクラスだったミケーレとオルフェンとは親交が続いている。やめてと言っているがミケーレ曰くその呼び方が最初で馴染んでしまったから、という理由で名前を呼ぶ時「君」は外してくれなかった。オルフェンはその辺柔軟で、呼び捨てにしてくれている。
この二人はヨアと二人きりでいるのを見たことがないが、俺がセットだと一緒に輪に入る不思議な関係である。コイツがいつまでも無愛想だから怖いんだろうか。
「ってことは、ランバート君は、水属性だったの?ヨアゼルン君は火と風だものね。風と相性が悪い属性って特にないよね?」
「ふふん。まぁ、水属性もなんだけど、それだけじゃないんだぜ。」
「えっ」
驚く二人とは違って興味なさそうに此方を見ているヨアだが、コイツは何だったら一体興味を示すのか。
「プラスアルファで氷属性も持ってた。氷のオブジェが目の前に現れてびっくりしたよ。」
神殿での属性検査の出来事を話すと二人は瞳を輝かせながら聞き入った。
「四年から選択科目があるもんね、どうするの?」
ミケーレが聞いているのは、早くトゥーレイを得た生徒達にも魔法を扱えるようにと考慮された選択制の授業のことである。俺のように早く使いたくてウズウズしている子供が大半なので、勝手に一人で使って問題を起こされるよりは学園側で体制を取ろう、というわけである。
選択制は魔法・社交・語学の三つから選択できる。
社交授業ではダンスを含めた社交場でのマナーを学べるので貴族の子供から人気の授業である。
語学授業ではグリディール王国の第二言語とされるサムソンニ語が学べる。隣国で交易も盛んで同盟国であるサムソンニ帝国は、グリディール王国より領土も広く周辺他国との交流が多い。商家の子供達から人気の授業である。
「俺は魔法を取るよ。この時期に間に合うように頑張ってきたからな。お前らは?」
「僕は社交かな。家ではまともな指導してくれる人もいないしね。」
そう答えたのはミケーレ。爵位はなくとも家名があり王宮からも一目置かれているため、社交場に呼ばれる機会もあるだろう。
「俺は語学だな。薬剤師として外国の薬草や調合方法を知れって親がうるさいからな。」
両親が薬剤師であるオルフェンは予想通りの選択だった。研究や商売を生業とする者たちにとって言語力は必須の武器である。
残り一人を三人で注目するも、「決めてない。どれでもいい。」とほざくので、じゃあ社交を選んでお前が踊ってるところ見てみたいよな、と笑うと心底嫌そうに眉を寄せて黙り込んでしまった。
◇◇◇
「…そんで、結局お前も魔法選んだのかよ。」
社交はヨアの柄でもないし、俺の熱血指導のお陰で勉強も平均点になったが語学まで追加となるといっぱいいっぱいだろう。消去法でこれになったんだろうな。
軽口を叩く俺の目の前には魔法科専門の派遣教師が仁王立ちしている。いや、最初の自己紹介で普通に立っているだけなんだが、魔法使いのイメージを崩壊させるほどの筋肉量で肩が隆起しているのだ。威圧感が凄まじい。この魔法教師はシャルメイと名乗ったが、可憐な名前も似合わなすぎて数名笑いを堪えていた。
「今年は十八名か。毎年変わらずだな。」
一学年8クラスあるが、各クラスに一人から三人が既にトゥーレイを得ており、この人数は例年通りらしい。まずは魔力を出力するイメトレ、そして実際に体内で蠢く魔力を感じ取り掌から押し出す練習をした。俺はジョロッジョロッと蛇口をちょっと捻ったくらいの水が掌から出てきて…なんだかダサいし恥ずかしい。
でも周りの生徒も皆、火だったり風だったり、石ころや蔓、光や電気だったりと様々だが、程度としてはどんぐりの背比べと言えよう。隣の桁外れの魔力を持つあいつを除いて。
「ヨアゼルン…フィアラルド家の子か。魔術師を雇っているという噂は聞いていたが、まさかここまでのコントロールを成し遂げるとは。」
マジかよ。家で練習してたのかよ。貴重な人材である優秀な魔術師を雇うこともそうだが、家で練習できるほどの何もない広大な私有地が必要になるし、王族でもなければ個人的に雇って鍛練するなど普通は有り得ない。
こんなもの朝飯前なんだろう。淡々と風を起こして地上から炎を燃え上がらせる彼の横顔にムカついたが、これはただの嫉妬だと分かっているので自分の中で収める。
「この学年で彼に自分から教えることは無いように思うが…なぜ魔法を選んだのか。」
本当ですよね先生。
この世界は一年が五百日、一月が五十日で、つまり十月までしかない。前半は初春・夏・後春、後半に初秋・冬・後秋と、春と秋が年に2回来るので後春と後秋という名詞によって季節は区別される。春と秋の期間が多いので、暑いのも寒いのも苦手な俺にとっては気候については大変快適である。ランバートは六月の初秋生まれで現在九歳。元旦からの入学となっており早生まれという概念もないので、将来、年齢と誕生日の組み合わせにより相手の学年を一瞬考える必要が無くなるのだ。
ランバートは九歳の初春についに魔法を操る資格を得たのである。神殿に併設された教会は何時でも魔法資格の受験を受け付けており、身体測定をクリアしさえすれば特殊な術式をその体内に埋め込まれ、それが魔法使用資格(トゥーレイ)を保有しているか否かの識別要素となる。勿論、魔法を悪用して捕まればこの資格は剥奪される。
三年前から身長がぐんぐん伸び、クラスでは身長順だと後ろから数えれば早い方で、筋肉も申し分なく付きマッチョとは言い難いがしなやかな身体へと仕上がった。
そこでサイモンとウェイトンのお墨付きで、期待と不安半分で教会へと赴いたのである。
「ランバート=アルフレイド。おめでとうございます。貴方はトゥーレイの資格を得ました。魔力封印石を外し、この魔力水、トゥーリムへ手を浸してください。」
龍の脳天に、翠の宝飾を柄に埋め込んだ槍を突き刺す白髭の戦士がステンドグラスとなって、教会の奥で大きな絵画のように存在感を示している。その下の裏口へ通されたランバートは、司祭の後を追って一般には立ち入ることの出来ない神殿の中へ入った。
真っ白な石塀に囲まれた、十畳ほどのこじんまりとした神殿の中には、中央に聖杯を模した高さ1.3メートルほどの大理石の台があり、天板は窪んで魔力水(トゥーリム)が余すことなく注がれていた。
俺は恐る恐るその水の中へ右手を広げ沈めた。途端、掌から何かがぶくぶく湧き出る感覚がし、手を中心に水が噴き出したかと思えば、台から溢れることなく即座に凍りついて腕ごと塞ぐように氷面が広がった。中心は噴水を一時停止したように氷のオブジェが形成されていた。
「ほう。ランバート君は水と氷の属性のようですな。」
氷属性は水の上位互換魔法なので、氷属性持ちは必ず水属性も持っている。分かりやすく言うと、水とそれを急冷させる能力も持っている、ということである。もちろん、逆に水属性のみで氷属性を持たない人もいるわけだ。ランバートの母親、シエルがそうである。
そして氷属性と言われるとその名の通り氷を作り出すイメージが浮かぶが、それだけではない。水分がありさえすれば、それ自体を遠隔で凍らせることができるということ。物騒な話、体内の水分を凍らせて生命機能を止めることも出来たりする。
「これから貴方は魔法を使えるようになります。しかし、自分で魔力を自由にコントロールできるようになるまでは、この魔法制御石を肌身離さず身に付けるように。この石があれば魔力が暴走することは有りません。そして魔法を使う時は必ず指導者同伴で且つ、指示に忠実に従うようにしてください。」
俺は二つの属性を持てたことに内心ウキウキになりながら、顔だけは神妙を装って首肯した。
◇◇◇
俺より図体がデカく身長も高いコイツは、ちょうど去年の今頃にトゥーレイを獲得した。
「ヨア!俺もついにトゥーレイ適性検査に合格したぞ!属性はな、お前にとっちゃあ相性最悪だな~ふふふ」
「ランバート君、凄い!」
「君の努力を傍で見ていたからそのうち越されると思ってたよ、おめでとう、ランバート。」
ヨアもそうだが、四年連続で同じクラスだったミケーレとオルフェンとは親交が続いている。やめてと言っているがミケーレ曰くその呼び方が最初で馴染んでしまったから、という理由で名前を呼ぶ時「君」は外してくれなかった。オルフェンはその辺柔軟で、呼び捨てにしてくれている。
この二人はヨアと二人きりでいるのを見たことがないが、俺がセットだと一緒に輪に入る不思議な関係である。コイツがいつまでも無愛想だから怖いんだろうか。
「ってことは、ランバート君は、水属性だったの?ヨアゼルン君は火と風だものね。風と相性が悪い属性って特にないよね?」
「ふふん。まぁ、水属性もなんだけど、それだけじゃないんだぜ。」
「えっ」
驚く二人とは違って興味なさそうに此方を見ているヨアだが、コイツは何だったら一体興味を示すのか。
「プラスアルファで氷属性も持ってた。氷のオブジェが目の前に現れてびっくりしたよ。」
神殿での属性検査の出来事を話すと二人は瞳を輝かせながら聞き入った。
「四年から選択科目があるもんね、どうするの?」
ミケーレが聞いているのは、早くトゥーレイを得た生徒達にも魔法を扱えるようにと考慮された選択制の授業のことである。俺のように早く使いたくてウズウズしている子供が大半なので、勝手に一人で使って問題を起こされるよりは学園側で体制を取ろう、というわけである。
選択制は魔法・社交・語学の三つから選択できる。
社交授業ではダンスを含めた社交場でのマナーを学べるので貴族の子供から人気の授業である。
語学授業ではグリディール王国の第二言語とされるサムソンニ語が学べる。隣国で交易も盛んで同盟国であるサムソンニ帝国は、グリディール王国より領土も広く周辺他国との交流が多い。商家の子供達から人気の授業である。
「俺は魔法を取るよ。この時期に間に合うように頑張ってきたからな。お前らは?」
「僕は社交かな。家ではまともな指導してくれる人もいないしね。」
そう答えたのはミケーレ。爵位はなくとも家名があり王宮からも一目置かれているため、社交場に呼ばれる機会もあるだろう。
「俺は語学だな。薬剤師として外国の薬草や調合方法を知れって親がうるさいからな。」
両親が薬剤師であるオルフェンは予想通りの選択だった。研究や商売を生業とする者たちにとって言語力は必須の武器である。
残り一人を三人で注目するも、「決めてない。どれでもいい。」とほざくので、じゃあ社交を選んでお前が踊ってるところ見てみたいよな、と笑うと心底嫌そうに眉を寄せて黙り込んでしまった。
◇◇◇
「…そんで、結局お前も魔法選んだのかよ。」
社交はヨアの柄でもないし、俺の熱血指導のお陰で勉強も平均点になったが語学まで追加となるといっぱいいっぱいだろう。消去法でこれになったんだろうな。
軽口を叩く俺の目の前には魔法科専門の派遣教師が仁王立ちしている。いや、最初の自己紹介で普通に立っているだけなんだが、魔法使いのイメージを崩壊させるほどの筋肉量で肩が隆起しているのだ。威圧感が凄まじい。この魔法教師はシャルメイと名乗ったが、可憐な名前も似合わなすぎて数名笑いを堪えていた。
「今年は十八名か。毎年変わらずだな。」
一学年8クラスあるが、各クラスに一人から三人が既にトゥーレイを得ており、この人数は例年通りらしい。まずは魔力を出力するイメトレ、そして実際に体内で蠢く魔力を感じ取り掌から押し出す練習をした。俺はジョロッジョロッと蛇口をちょっと捻ったくらいの水が掌から出てきて…なんだかダサいし恥ずかしい。
でも周りの生徒も皆、火だったり風だったり、石ころや蔓、光や電気だったりと様々だが、程度としてはどんぐりの背比べと言えよう。隣の桁外れの魔力を持つあいつを除いて。
「ヨアゼルン…フィアラルド家の子か。魔術師を雇っているという噂は聞いていたが、まさかここまでのコントロールを成し遂げるとは。」
マジかよ。家で練習してたのかよ。貴重な人材である優秀な魔術師を雇うこともそうだが、家で練習できるほどの何もない広大な私有地が必要になるし、王族でもなければ個人的に雇って鍛練するなど普通は有り得ない。
こんなもの朝飯前なんだろう。淡々と風を起こして地上から炎を燃え上がらせる彼の横顔にムカついたが、これはただの嫉妬だと分かっているので自分の中で収める。
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