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強めドジっ子18歳
じゃあ
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「なっちゃん、これ誰といたの?」
「え?」
食堂でお弁当を食べ終えてスマホをいじっていた朝倉さんが画面をこちらに向ける。
なっちゃんの隣に座っていた私にもおいしそうなトースト、スープ、ベーコンエッグの画像が見えた。
なっちゃんのSNSか。
「えー、なんで? ひとりですよぉ」
「だって、ガラスに反射してる影、二人じゃない?」
「あ、ほんとだ」
「ガラス? ……違いますよー。こっちとこっちにライトがあるから私の影が分身してるみたいに見えるだけで」
「影分身。忍者だね」
あはは、と笑うとなっちゃんもねー、と笑うけど、朝倉さんだけは心配そうになっちゃんを見つめる。
「なっちゃん、そりゃ難波さんはそう簡単に付き合える人じゃないけど、でもね、ヤケになったりしないでね。後悔するのは女性の方なんだよ」
「何の話ですか! 大丈夫です、私は難波さん一筋です」
語尾にハート付いてそう。
ニッコニコに笑うなっちゃんに朝倉さんも納得のご様子。
お昼休み終了のチャイムが鳴る。
「あー、行かなきゃ」
「5S活動、がんばってくださいね!」
「はーい」
はあ……と思わずため息が漏れつつ、重い腰を上げて会議室に向かう。
今日の5S活動は作業ではなくミーティングだから、難波さんと特にしゃべらずに済むかな……。
明らかに魁十は難波さんに何か言ってたのに、何言ったのか教えてくれない。
魁十が難波さんに言いたいことなんて想像つかなすぎて怖い。
変なこと言ってなきゃいいけど……。
会議室にはすでに難波さんがいる。
まだ人がまばらで席を選べるから、離れた席に落ち着いた。
ミーティングが終わったら、どうしようかな。
ドアの位置、動線からして、終わってもすぐに立ち上がらずにちょっと資料の整理でもしてるフリをしよう。
という私の思惑を知っているかのように、ミーティングが終わっても難波さんが資料に書き込みして動かない。
とうとう会議室には二人きりになってしまった。
「弟さん、イケメンですね。姉としては心配じゃないですか? モテるでしょう」
変な汗出てきちゃった。
やっぱり、魁十は何か言ってる?!
「い、いえ、特には……まだ彼女とか興味ないみたいで」
「まさか。でも、もしかしたらおっちょこちょいな姉が心配で彼女作れないのかもしれませんね」
「あ、あの、弟が失礼なことを、ごめんなさい!」
難波さんへと深々と頭を下げる。
「あはは! どうして謝ってるんですか。失礼なことなんて何もないですよ」
「そうなんですか?!」
あー、良かった……。
ヤンチャなところのある魁十だけど、頭の良い子だから私が困るようなことを言うわけないか。
「お、難波くん、遠山さん」
経営本部の部長さんだ。
笑顔で会議室に入ってくると、後から私より更に背が高い華奢なスレンダー美女が続く。
朝礼でも美人だと思ったけど、近くで見るとめっちゃ綺麗な顔。
メイク濃いけど、好きなタイプ。
「総務の難波くんと、営業の遠山さん」
「河合芭菜です。よろしくお願いします」
「難波くんとは仕事でもお世話になると思うから、よろしくね」
「はい。よろしくお願いします」
経営本部と総務部はどちらも経営企画室の下にある部署だ。
営業とはまるで交わらない。総務にコピー用紙や文房具をもらいに行くくらい。
「新入社員歓迎会のメール送ってるから、返信よろしく」
「はい」
河合さんはそこそこ愛想良く私にも頭を下げて、二人が出て行った。
「遠山さん、歓迎会出られますか?」
「そうですね。出ようかと思います」
費用は完全会社持ち、ただで飲み食いできるので。
「じゃあ僕も出ようかな」
じゃあ?
笑顔で難波さんが会議室を出て行き、ひとりポツーンと立ち尽くす。
……じゃあ?
じゃあ?!
「え?」
食堂でお弁当を食べ終えてスマホをいじっていた朝倉さんが画面をこちらに向ける。
なっちゃんの隣に座っていた私にもおいしそうなトースト、スープ、ベーコンエッグの画像が見えた。
なっちゃんのSNSか。
「えー、なんで? ひとりですよぉ」
「だって、ガラスに反射してる影、二人じゃない?」
「あ、ほんとだ」
「ガラス? ……違いますよー。こっちとこっちにライトがあるから私の影が分身してるみたいに見えるだけで」
「影分身。忍者だね」
あはは、と笑うとなっちゃんもねー、と笑うけど、朝倉さんだけは心配そうになっちゃんを見つめる。
「なっちゃん、そりゃ難波さんはそう簡単に付き合える人じゃないけど、でもね、ヤケになったりしないでね。後悔するのは女性の方なんだよ」
「何の話ですか! 大丈夫です、私は難波さん一筋です」
語尾にハート付いてそう。
ニッコニコに笑うなっちゃんに朝倉さんも納得のご様子。
お昼休み終了のチャイムが鳴る。
「あー、行かなきゃ」
「5S活動、がんばってくださいね!」
「はーい」
はあ……と思わずため息が漏れつつ、重い腰を上げて会議室に向かう。
今日の5S活動は作業ではなくミーティングだから、難波さんと特にしゃべらずに済むかな……。
明らかに魁十は難波さんに何か言ってたのに、何言ったのか教えてくれない。
魁十が難波さんに言いたいことなんて想像つかなすぎて怖い。
変なこと言ってなきゃいいけど……。
会議室にはすでに難波さんがいる。
まだ人がまばらで席を選べるから、離れた席に落ち着いた。
ミーティングが終わったら、どうしようかな。
ドアの位置、動線からして、終わってもすぐに立ち上がらずにちょっと資料の整理でもしてるフリをしよう。
という私の思惑を知っているかのように、ミーティングが終わっても難波さんが資料に書き込みして動かない。
とうとう会議室には二人きりになってしまった。
「弟さん、イケメンですね。姉としては心配じゃないですか? モテるでしょう」
変な汗出てきちゃった。
やっぱり、魁十は何か言ってる?!
「い、いえ、特には……まだ彼女とか興味ないみたいで」
「まさか。でも、もしかしたらおっちょこちょいな姉が心配で彼女作れないのかもしれませんね」
「あ、あの、弟が失礼なことを、ごめんなさい!」
難波さんへと深々と頭を下げる。
「あはは! どうして謝ってるんですか。失礼なことなんて何もないですよ」
「そうなんですか?!」
あー、良かった……。
ヤンチャなところのある魁十だけど、頭の良い子だから私が困るようなことを言うわけないか。
「お、難波くん、遠山さん」
経営本部の部長さんだ。
笑顔で会議室に入ってくると、後から私より更に背が高い華奢なスレンダー美女が続く。
朝礼でも美人だと思ったけど、近くで見るとめっちゃ綺麗な顔。
メイク濃いけど、好きなタイプ。
「総務の難波くんと、営業の遠山さん」
「河合芭菜です。よろしくお願いします」
「難波くんとは仕事でもお世話になると思うから、よろしくね」
「はい。よろしくお願いします」
経営本部と総務部はどちらも経営企画室の下にある部署だ。
営業とはまるで交わらない。総務にコピー用紙や文房具をもらいに行くくらい。
「新入社員歓迎会のメール送ってるから、返信よろしく」
「はい」
河合さんはそこそこ愛想良く私にも頭を下げて、二人が出て行った。
「遠山さん、歓迎会出られますか?」
「そうですね。出ようかと思います」
費用は完全会社持ち、ただで飲み食いできるので。
「じゃあ僕も出ようかな」
じゃあ?
笑顔で難波さんが会議室を出て行き、ひとりポツーンと立ち尽くす。
……じゃあ?
じゃあ?!
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