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別キャラ難波さん
直撃
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映画良かった。
迷わずパンフレットを2パターンとも買うくらいには。
「カイ、どっちがいい?」
「リビングに置いといて好きに見れるようにすりゃいんじゃね」
「天才!」
「くっつくな」
さっさと歩いて行ってしまう魁十を追う。
「待ってよ、カイ――」
「遠山さん!」
振り返ると、テカテカした黒いシャツに赤いバラの柄が鮮烈な難波さんが笑顔で駆け寄ってくる。
声かけてくるの?! その会社と全くイメージ違う身なりしてて?!
「お、お疲れ様です」
「お疲れ様です。偶然ですね。映画ですか?」
「あ、はい」
「彼氏と?」
「いえ、弟と」
「弟と映画? 本当に弟ですか?」
「ほんっとーに弟なんですって! あ、カイ」
魁十がこちらに戻って来てくれた。
良かった、どっか行っちゃってはぐれるかと思った。
難波さんと魁十が並んで立つと、すごい迫力。
さっき見た映画以上かも。
「どうも、難波大輝と言います。遠山さんの会社の同僚です」
「遠山魁十です」
「へえ、本当に弟だったんだ」
難波さんがニッコリ微笑む。
カッコ良。
フレンドリーな難波さんを魁十は仏頂面でジロジロと足元から頭まで見る。
「魁十!」
「これ?」
「え……うん」
「何の話ですか?」
「あ、あの、会社の人と一緒に焼き鳥食べた話をしていたので」
「本当に仲が良い姉弟なんですね。いいなあ」
あはは、と愛想笑いを返すしかない。
その「仲の良い」弟が仏頂面なんだもん。
「あ、あの、難波さんはおひとりですか?」
じゃないことは知ってるけど。
「いえ、友達と友達の友達と来てます」
「友達の友達?」
「ええ。4人で来てるんですが、二人は友達の友達で今日初めて会ったんです」
なるほど。
あの親しげな男性は友達だけど、ギャルたちは初対面なんだ。
そっか……。
「紗夜、俺2階に行ってくる」
「あ、じゃあ私も。難波さん、失礼します」
「はい、また」
「はい」
ニコッと難波さんが笑うから、私も反射的にニコッと返す。
またひとりでさっさと行ってしまう魁十を追いかけて、追いついたと思ったら魁十が急なUターン。
魁十の方が背がもっと高いかと思ってたけど、身内の欲目だったみたい。同じくらい。
魁十が難波さんの耳元に顔を寄せた。
迷わずパンフレットを2パターンとも買うくらいには。
「カイ、どっちがいい?」
「リビングに置いといて好きに見れるようにすりゃいんじゃね」
「天才!」
「くっつくな」
さっさと歩いて行ってしまう魁十を追う。
「待ってよ、カイ――」
「遠山さん!」
振り返ると、テカテカした黒いシャツに赤いバラの柄が鮮烈な難波さんが笑顔で駆け寄ってくる。
声かけてくるの?! その会社と全くイメージ違う身なりしてて?!
「お、お疲れ様です」
「お疲れ様です。偶然ですね。映画ですか?」
「あ、はい」
「彼氏と?」
「いえ、弟と」
「弟と映画? 本当に弟ですか?」
「ほんっとーに弟なんですって! あ、カイ」
魁十がこちらに戻って来てくれた。
良かった、どっか行っちゃってはぐれるかと思った。
難波さんと魁十が並んで立つと、すごい迫力。
さっき見た映画以上かも。
「どうも、難波大輝と言います。遠山さんの会社の同僚です」
「遠山魁十です」
「へえ、本当に弟だったんだ」
難波さんがニッコリ微笑む。
カッコ良。
フレンドリーな難波さんを魁十は仏頂面でジロジロと足元から頭まで見る。
「魁十!」
「これ?」
「え……うん」
「何の話ですか?」
「あ、あの、会社の人と一緒に焼き鳥食べた話をしていたので」
「本当に仲が良い姉弟なんですね。いいなあ」
あはは、と愛想笑いを返すしかない。
その「仲の良い」弟が仏頂面なんだもん。
「あ、あの、難波さんはおひとりですか?」
じゃないことは知ってるけど。
「いえ、友達と友達の友達と来てます」
「友達の友達?」
「ええ。4人で来てるんですが、二人は友達の友達で今日初めて会ったんです」
なるほど。
あの親しげな男性は友達だけど、ギャルたちは初対面なんだ。
そっか……。
「紗夜、俺2階に行ってくる」
「あ、じゃあ私も。難波さん、失礼します」
「はい、また」
「はい」
ニコッと難波さんが笑うから、私も反射的にニコッと返す。
またひとりでさっさと行ってしまう魁十を追いかけて、追いついたと思ったら魁十が急なUターン。
魁十の方が背がもっと高いかと思ってたけど、身内の欲目だったみたい。同じくらい。
魁十が難波さんの耳元に顔を寄せた。
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