二度目の人生は異世界で溺愛されています

ノッポ

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 次の日、私は朝から手紙を書いていた。

 異世界に来た当初読み書きが心配だったけど、幸い大陸のどこの国の言語も出来る。
チート様々だ。

 ちなみに私がいる大陸の中央にある大神殿は、大陸の共通語であるラーム語という言語が使われている。

 それぞれの国は、母国語とラーム語両方使っている国、母国語だけの国とある。
 ただ、他国との貿易でラーム語を使うのでどこの国でも外交官や商人は両方話せるように勉強するらしい。

 私は全員にラーム語で書いていく。
 住んでいる宮殿に来ている人達は ラーム語は全員使えると前に聞いたので読んでもらえるはずだ。



 昨夜あれから次の日どうするか悩んでいたが、ルーカスとルーカス以外の気になっている3人に手紙を書くことにした。

 部屋を警備している人にそれぞれと会えるように頼むことは簡単なのだけど
実際に会った際、緊張して上手く話せないかもという不安とこの世界に来てから 周りからお願いされたお見合いのような席をずっと断っていたので、急に私が誰かを呼び出した時の反応が怖かったからだ。
 部屋に大量にある釣り書きの人たちが、噂を聞きつけて押し掛けて来ても困ってしまう。


 ルーカスには、私が魔法を使い周りに気付かれないように散歩をしていた際に ルーカスが婿に行く話を聞いたこと。
今まで優しく接してくれて気になっていたこと。
 今後少しお話をしてみたい旨を書いた。
 また、ブンガ国は物騒に思えたので 私とのことをルーカスが希望していなくてもそれとは関係なく、ブンガ国に婿に行く話は辞められるように私の名前を利用して欲しいことを書いた。私からも神殿の人たちに頼んでみるとも。



 また、他の3人……大国の皇子カイルと騎士のクラウス、神官のエイデンにも書いた。




 カイルは金髪碧眼の正統派皇子様という容姿で、外見を裏切らない自信に満ち溢れた皇子様でいつも神々しい人だ。
 南に位置する大国の皇太子のため 騎士としてではなく、他国の王族として宮殿に滞在している。
 私に対してもアプローチではなく 聖女として来た私自身がどういう人物か知りたいといった雰囲気があった。

 私は今 聖女としてもてはやされているが大陸の国々の情勢には無知だし、それぞれの国の事情をあまり知らない。
 それはこの1年間流されるように生活してしまった私のせいだが、これから意識を変えて生活していきたい上でそれでは駄目だと思った。
 もちろん変に出しゃばることもしたくないが今のまま無知なままでは居たくない。

 このまま私がルーカスにコンタクトを取り、周りに私が結婚のことを意識し出したと思われて急に人をあてがわれる前にカイルと落ち着いて話してみたい。 

 相手が私では不満で、夫になる気が無かったら誰か同じように公平明大で大陸のことを教えてくれそうな人物を紹介してもらいたいし
そもそも結婚という選択肢ではなく、教師役的なポジションでも良いのだ。

 彼に、聖女だから他に何人も夫をとる必要があるなら 料理人 商人 学者 医療などの分野の人たちとも会いたい旨も書いた。

 昨夜その事も考えていたのだが、一夫一婦制の日本の記憶がある私には あまり多数の夫達というのは抵抗がある。
 だったら、それぞれの分野の人と前世の私の記憶の中でこちらの世界で役立つことがあればこちらで使えるように、一緒に考えたりする関係はどうかと考えた。

 中には結婚に興味の無い人もいるだろうし(それが狙いだ)お互い偽装とは言わないものの友人のような関係のまま、相手は自分の好きな分野で活躍したまに意見交換で話し合うぐらいの関係の人達も欲しい。

 ちなみに大国の皇太子にも敬称無しなのは今だに慣れないが、この世界に来た当初 聖女の心得として本人にもそうするように言われたので気をつけている。


 


 また、騎士のクラウスは黒髪黒目の容姿をしていて、周りから少し遠巻きにされていた。
 護衛のとき、騎士同士は普通だったが 散歩している時にいろいろと神殿にいる人達に噂されていたのを目にした。
 どうやら黒髪黒目な上に闇魔法も使うところが怖いみたいなイメージが周りから持たれているようだった。

 私は元日本人として、そんな黒に対するイメージは悲しく変えたかった。だから私自身、前世では黒髪黒目だったと周りに話したし、リリーに聞いた闇魔法の治療や安らぎに使える点なども広めた。

 そうしたらクラウスに懐かれたのか 護衛のときに少し話をすると周りには見せない笑顔全開なので、この機会の時に手紙を出さないのは悪い気がした。
 手紙には私に対する気持ちが結婚したい意味では無かったら気にしないでほしい旨と、その場合でもこれから黒のイメージや闇魔法に対するイメージを一緒に変えられるように今後も頑張ることも書いた。





 神官のエイデンは、人当たりの良いお兄さんといった人だ。
 来て当初の周りから熱視線やアプローチが凄かった時にもこの人からはそういった雰囲気が無く、質問も私の体調を気にかける内容ばかりだった為私自身少し頼りにしてしまっている。
 結婚相手として、お互いそういう雰囲気にならないかもしれないがほとんど知らない人をあてがわれるなら、エイデンにも手紙を書きたいと思った。
 エイデンへの手紙にもエイデンが私をそういう相手に望まないなら、それはそれで気にしないでほしい旨を書いた。
その場合でもエイデンが不利になるようなことは無いし私としても今後も仲良くしたいと書いた。 



 なんだろう……書いていると私がすごく気の多い女に思えるのだが……


 若干、精神的な疲労を感じながら魔法で手紙がそれぞれに届くように送った。


 
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