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10話
しおりを挟む「リリー...?」
(っ!どうして見つかったの?今私はあなた達に1番会いたくないのに...!)
「ねぇどうしたのリリー、何かあった?」
「いいえ、何もないわ。少し体調がすぐれなくてね。みんなもごめんなさい、今日は帰ってくれる?」
「おいリリー、どうしてこっちを見てくれないんだよ。体調が優れないなんて嘘だろ?あんなに元気そうにしてたじゃねぇかよ」
(お願い、はやくここからどっかに行ってよ!こんな姿あなた達に見られたくないのに...)
何も答えられなくて、ただうずくまることしかできない私の腕を掴んで服をめくった。
(っまずい!痣を見られる)
そう思った時にはもう遅くて、腕を庇おうといたら咄嗟に顔も上げてしまった。
「なぁリリー誰にやられた?大丈夫だ、俺たちは何があってもリリーを軽蔑したりしない」
そう言ってライアンはわたしを抱きしめ、慰めるように背中を撫でてくれた。
(ほんとに?あんな男にキスされた私でもまだあなた達は私のことを好きでいてくれるの?)
正直に話すのが怖くて、ただライアンの服にしがみつくことしかできなくて、ただライアンの腕の中で号泣した。
「なぁリリー、話してくれ。何があったんだよ、俺たちじゃそんなに頼りねぇか?」
「そんなことない!でもこれを話したらあなた達が離れていくかもしれない...!」
「そんなことないよリリー!たとえどんなことがあっても僕たちはリリーのことを手放したりしない、言ったでしょ?竜人族の男は一途なんだって」
3人の真剣な目を見てこんなにも私のことを愛してくれてたんだってそう思えた。何があったのか3人に話すと
「リリー怖かったな...もう大丈夫だ、俺たちはお前からもう離れない。俺たちがそばにいてやる」
「ライアン...」
「いいとこばっか持ってかないでよライアン!僕たちもライアンと同じ気持ちだよ、ねっレオ!」
「あぁあたりまえだ、リリーその男の特徴覚えてるか?」
その男の特徴を聞くと、
「レオ、リリーを任せた。俺とノアは少し用事を済ませてくる。リリーそれまでここで待っててくれるか?」
「はやく帰ってきてね?」
「あぁすぐに帰ってくる。ノア行くぞ」
「もちろん!」
そう言って抱きしめていた手を離し、ライアンとノアは会場へと戻っていった。それ見送りおわるとレオが私を抱きしめてきた。
「リリーごめんな、こんな怖い思いさせて。」
「ううん、私が弱かったからいけないの」
「そんなことねぇよ、リリーは強い」
「私が強かったらこんなボコボコにされてないよ」
「女と男じゃ力の差がある、でもリリーはそんなやつに立ち向かったんだ。充分強い」
「ありがとう」
「なぁリリー上書きしてもいい?他の男には触られたとかまじで嫉妬で狂いそう」
「えっここで?無理無理!恥ずかしいって」
「ごめん拒否権とかねぇから」
「はっ⁉︎っん...///」
レオとのキスは最低野郎のキスとは違って強引だけど優しくて、心が満たされくような気がした。
「リリー可愛すぎ、そんな顔俺たち以外に見せんなよ。なぁもっかいいいだろ?」
「いやもう無理、これ以上は恥ずかしすぎて死んじゃう」
「っ///その目は煽ってんだろ...はぁまじで可愛すぎる」
レオのおかげかはわからないけど、あれほど気持ち悪いって思ってた感覚も無くなってやっぱり私は3人が好きなんだなって改めて実感した。
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