283 / 307
最終章 聖山桃契
267.その辺りですね
しおりを挟む
「西南伯を降りた」という言葉に驚くリティアとアイカは、ジッとロマナを見詰めている。
しばらく野原で遊ぶフェティを眺めていたロマナだったが、やがて軽やかな調子で口を開いた。
「……リティアの言うとおり、包囲は長引くだろうし、リーヤボルクはちょっかい出してくると、わたしも思うのよ」
「あ、ああ……」
と、リティアがうなずく。
しかし、ロマナが西南伯の地位を放棄するような話にどうつながるのか、まだ分からない。
先走る気持ちを抑えて、ロマナの話に耳を傾けた。
「たしかに言われてみたら、リーヤボルクにテノリアの全土制圧の野望なんか、これっぽちもなくて、わたしたちの分断にだけ、力を注ぎ続けてる」
「……そうだな。《聖山の民》を撹乱しつつ、王都の富を吸いあげ続けたいのだろう」
「でも、隊商の出入りを許してる以上、工作を完全には押さえられないだろうし、隊商のなかにだってリーヤボルク体制が続いたほうが有利な者もいる」
「ああ、そうだな」
「そしたら、ヴールでは最初に弟のセリムが狙われると思うのよね」
「セリム殿?」
「……お祖父さまのご遺言でも、わたしは中継ぎ。セリム自身がわたしを信じてくれても、周囲にちょっかい出してくることは充分に考えられるわ。……わたしを排斥してセリムを傀儡に立てれば、ヴールと西南伯領を思いのままに出来るってね」
うすく笑みを浮かべて、淡々と語るロマナ。
だが、母レスティーネ、兄サルヴァへの悔恨は、リティアとアイカにもヒシヒシと伝わった。
「だからもう、〈西南伯の鉞〉をセリムに譲っちゃうことにしたの。これなら、基本的にはセリムに手の出しようがなくなるからね」
「しかし、ロマナ、お前……」
「分かってるわよ。だから、いま率いてる軍勢には『動乱が鎮まるまで』って条件で、わたし個人に忠誠を誓わせたの」
「な……、なかなか無茶なことするな」
リティアといえども〈第3王女〉という地位を抜きに、大軍をまとめ上げるのは容易ではない。
ロマナの決断は無謀とさえ思える。
しかし、ロマナは逆手にした手のひらをほほにあて、わざとらしく高笑いして見せた。
「ほほほっ。こう見えましても、王国の西で〈蹂躙姫〉の名を知らぬ者はおりませんのよ? 無頼姫様」
「それは、恐れ入りましたわ。蹂躙姫様」
リティアとロマナは、しばらく「ほほほっ」と笑い合って遊び、
アイカはそんなふたりの間で、乾いた笑いを漏らした。
――本物の王侯貴族様に、貴族ごっこで遊ばれましてもですね……。
やがて、ロマナは野原に視線を向ける。
遊び疲れたフェティが、タロウの腹に頭をのせ満足そうな笑顔で寝転んでいた。
「……弟と争うなんて絶対イヤ」
「そうだな……」
リティアも、フェティの笑顔に目をほそめる。
「だから、ガラに〈西南伯の鉞〉を届けさせたいのよ」
「ああ、分かった。もちろん、わたしに異存はないぞ」
と、リティアが快活に笑った。
これ以降、ロマナの率いる軍勢は〈蹂躙姫軍〉と呼ばれるようになり、リティアとアイカの軍勢も自然と〈無頼姫軍〉〈救国姫軍〉と呼称されてゆく。
ロマナは安堵したように、穏やかな笑みを浮かべた。
「……ありがとう、リティア」
「なに。ガラは、ロマナの侍女だ。ロマナの用事をするのに、わたしたちに断りはいらんだろう? なあ、アイカ」
「ふふふふふふふふふふふふ」
「こ、今度はなによ?」
盛大に苦笑いするロマナに、アイカが悪い笑いをむけた。
「だって、セリムくんって……、ガラちゃんに……、ねえ?」
「バカ」
「……バ、バカ?」
「ふたりは、今いちばん微妙な時期なんだから、そっとしときなさいよ? ガラが出発の挨拶に来ても、アイカ、余計なこと言わないでよね!?」
「おっ、おお……、姉愛」
まぶしそうな仕草をするアイカに、ロマナが憎まれ笑いを返す。
「そ、そうよ! 悪い!? セリムにもガラにも幸せになってほしいのっ!」
「ぜんぜん悪くないです! 最高っス! 姉たるもの、こうでなくてはいけません!!」
ぶんぶん頭をふるアイカに、リティアが悪戯っぽい笑みをむけた。
「なんだ? アイカはリティア義姉ちゃんに、なにか不満でもあるのか?」
「ないっス! アイカは義姉愛っスから!!」
「はははっ!」
と、ロマナが手を叩いて笑った。
「な、なんスか……?」
「いや……、愛情とは口に出して伝えなくてはならないもの……、なのだな」
「そ、そうですね……」
場を盛り上げようと、くだけた口調のアイカであったが、ロマナのしみじみとした笑顔に、おもわず見惚れてしまった。
「これからは、アイカ殿下を見習って、素直に愛を伝えていくことにしよう」
「サヴィアス兄にか?」
「バ、バカ! サヴィアス殿下とは、そ、そういうんじゃないって言ってるでしょ!?」
リティアとアイカが、おなじ顔でニシシっと笑った。
「もう! イヤな義姉妹ねっ!」
と、ロマナは頬を赤くして、そっぽを向いた。
*
やがて、アイカの陣中にガラが出発の挨拶に訪れた。
「ガラちゃ――ん!!」
と、駆け寄るアイカに、ガラが苦笑いを浮かべる。
王族たるアイカ殿下、イエリナ=アイカ陛下に対して礼容にかなう挨拶をしようとしていたのだが、
機先を制されてしまった形だった。
「行ったり来たり、大変だねぇ」
「いえ、アイカ殿下が聖山のまわりをグルリと旅されたことを思えば……」
「もう! 前みたいにアイカちゃんって呼んでよ~!」
「いや、そういうわけには……」
と、ガラは側に控えるサラナをチラッと見た。
しかし、スンとした顔で立つサラナは否とも応とも言ってくれない。
すると、アイカがガラの顔のまえにビシッと人差し指を立てる。
「殿下命令です!」
「で……?」
「ガラちゃんは、わたしのことをアイカちゃんって呼ぶこと」
「公式の場以外であれば、それで良いのではないですか?」
と、サラナがちいさくため息を吐いた。
しかし、顔は笑っている。
「そ、そうですか……?」
「アイカ殿下が、リティア殿下と義姉妹の契りを結ばれる前からのご友人には、そのようにされたいようですから」
「で、では……、アイカ……ちゃん」
「はいっ! ……へへへ」
「へへっ」
かつての〈孤児の館〉で会っていた頃とは、互いに立場も違うし、身なりも随分良くなった。
アイカはさぼりがちだが、ガラは侍女のたしなみとして化粧もしている。
「ガラちゃん。レオン君にもよろしくね」
「ええ。伝えておきます」
レオンはヴールで、ウラニアと一緒にお留守番だ。
ロマナがガラをヴールに行かせるのは、結局また離れ離れにしていることを、申し訳なく思ってのことでもあるのだろう。
アイカはガラと、出立の刻限が迫るわずかな時間であったが、お喋りを楽しむことができた。
ロマナの言いつけを守り、セリムのことには触れずに。
そして、ガラを見送るアイカの側にはサラナが立つ。
「ガラは、アイカ殿下の大切なご友人なのですね」
「はいっ!」
「きっと、立派な侍女に育ちますよ」
「ほんとですか!? バシリオスさんの侍女長だったサラナさんの言うことなら信じちゃいますよ!?」
「……ガラには、ロマナ様への愛情があふれています」
「そうですね!」
「優秀な女性なら、いくらでもいます。王国の侍女が務まるのは、仕える主君に惜しみなく愛情を注げる者だけです」
「へ、へぇ~~~~~」
「ふふっ。……わたしもアイカ殿下への愛情であふれておりますよ」
「ほんとですか!! どの辺ですか!? わたしのどの辺りがいいですか!?」
「……その辺りですかね」
と、意地悪な笑いを浮かべたサラナは、スタスタと先に天幕にむかって戻りはじめた。
「え? その辺りって、どの辺りですか? ねぇ、サラナさん? ちょっと、待ってくださいよ~~~」
しばらく野原で遊ぶフェティを眺めていたロマナだったが、やがて軽やかな調子で口を開いた。
「……リティアの言うとおり、包囲は長引くだろうし、リーヤボルクはちょっかい出してくると、わたしも思うのよ」
「あ、ああ……」
と、リティアがうなずく。
しかし、ロマナが西南伯の地位を放棄するような話にどうつながるのか、まだ分からない。
先走る気持ちを抑えて、ロマナの話に耳を傾けた。
「たしかに言われてみたら、リーヤボルクにテノリアの全土制圧の野望なんか、これっぽちもなくて、わたしたちの分断にだけ、力を注ぎ続けてる」
「……そうだな。《聖山の民》を撹乱しつつ、王都の富を吸いあげ続けたいのだろう」
「でも、隊商の出入りを許してる以上、工作を完全には押さえられないだろうし、隊商のなかにだってリーヤボルク体制が続いたほうが有利な者もいる」
「ああ、そうだな」
「そしたら、ヴールでは最初に弟のセリムが狙われると思うのよね」
「セリム殿?」
「……お祖父さまのご遺言でも、わたしは中継ぎ。セリム自身がわたしを信じてくれても、周囲にちょっかい出してくることは充分に考えられるわ。……わたしを排斥してセリムを傀儡に立てれば、ヴールと西南伯領を思いのままに出来るってね」
うすく笑みを浮かべて、淡々と語るロマナ。
だが、母レスティーネ、兄サルヴァへの悔恨は、リティアとアイカにもヒシヒシと伝わった。
「だからもう、〈西南伯の鉞〉をセリムに譲っちゃうことにしたの。これなら、基本的にはセリムに手の出しようがなくなるからね」
「しかし、ロマナ、お前……」
「分かってるわよ。だから、いま率いてる軍勢には『動乱が鎮まるまで』って条件で、わたし個人に忠誠を誓わせたの」
「な……、なかなか無茶なことするな」
リティアといえども〈第3王女〉という地位を抜きに、大軍をまとめ上げるのは容易ではない。
ロマナの決断は無謀とさえ思える。
しかし、ロマナは逆手にした手のひらをほほにあて、わざとらしく高笑いして見せた。
「ほほほっ。こう見えましても、王国の西で〈蹂躙姫〉の名を知らぬ者はおりませんのよ? 無頼姫様」
「それは、恐れ入りましたわ。蹂躙姫様」
リティアとロマナは、しばらく「ほほほっ」と笑い合って遊び、
アイカはそんなふたりの間で、乾いた笑いを漏らした。
――本物の王侯貴族様に、貴族ごっこで遊ばれましてもですね……。
やがて、ロマナは野原に視線を向ける。
遊び疲れたフェティが、タロウの腹に頭をのせ満足そうな笑顔で寝転んでいた。
「……弟と争うなんて絶対イヤ」
「そうだな……」
リティアも、フェティの笑顔に目をほそめる。
「だから、ガラに〈西南伯の鉞〉を届けさせたいのよ」
「ああ、分かった。もちろん、わたしに異存はないぞ」
と、リティアが快活に笑った。
これ以降、ロマナの率いる軍勢は〈蹂躙姫軍〉と呼ばれるようになり、リティアとアイカの軍勢も自然と〈無頼姫軍〉〈救国姫軍〉と呼称されてゆく。
ロマナは安堵したように、穏やかな笑みを浮かべた。
「……ありがとう、リティア」
「なに。ガラは、ロマナの侍女だ。ロマナの用事をするのに、わたしたちに断りはいらんだろう? なあ、アイカ」
「ふふふふふふふふふふふふ」
「こ、今度はなによ?」
盛大に苦笑いするロマナに、アイカが悪い笑いをむけた。
「だって、セリムくんって……、ガラちゃんに……、ねえ?」
「バカ」
「……バ、バカ?」
「ふたりは、今いちばん微妙な時期なんだから、そっとしときなさいよ? ガラが出発の挨拶に来ても、アイカ、余計なこと言わないでよね!?」
「おっ、おお……、姉愛」
まぶしそうな仕草をするアイカに、ロマナが憎まれ笑いを返す。
「そ、そうよ! 悪い!? セリムにもガラにも幸せになってほしいのっ!」
「ぜんぜん悪くないです! 最高っス! 姉たるもの、こうでなくてはいけません!!」
ぶんぶん頭をふるアイカに、リティアが悪戯っぽい笑みをむけた。
「なんだ? アイカはリティア義姉ちゃんに、なにか不満でもあるのか?」
「ないっス! アイカは義姉愛っスから!!」
「はははっ!」
と、ロマナが手を叩いて笑った。
「な、なんスか……?」
「いや……、愛情とは口に出して伝えなくてはならないもの……、なのだな」
「そ、そうですね……」
場を盛り上げようと、くだけた口調のアイカであったが、ロマナのしみじみとした笑顔に、おもわず見惚れてしまった。
「これからは、アイカ殿下を見習って、素直に愛を伝えていくことにしよう」
「サヴィアス兄にか?」
「バ、バカ! サヴィアス殿下とは、そ、そういうんじゃないって言ってるでしょ!?」
リティアとアイカが、おなじ顔でニシシっと笑った。
「もう! イヤな義姉妹ねっ!」
と、ロマナは頬を赤くして、そっぽを向いた。
*
やがて、アイカの陣中にガラが出発の挨拶に訪れた。
「ガラちゃ――ん!!」
と、駆け寄るアイカに、ガラが苦笑いを浮かべる。
王族たるアイカ殿下、イエリナ=アイカ陛下に対して礼容にかなう挨拶をしようとしていたのだが、
機先を制されてしまった形だった。
「行ったり来たり、大変だねぇ」
「いえ、アイカ殿下が聖山のまわりをグルリと旅されたことを思えば……」
「もう! 前みたいにアイカちゃんって呼んでよ~!」
「いや、そういうわけには……」
と、ガラは側に控えるサラナをチラッと見た。
しかし、スンとした顔で立つサラナは否とも応とも言ってくれない。
すると、アイカがガラの顔のまえにビシッと人差し指を立てる。
「殿下命令です!」
「で……?」
「ガラちゃんは、わたしのことをアイカちゃんって呼ぶこと」
「公式の場以外であれば、それで良いのではないですか?」
と、サラナがちいさくため息を吐いた。
しかし、顔は笑っている。
「そ、そうですか……?」
「アイカ殿下が、リティア殿下と義姉妹の契りを結ばれる前からのご友人には、そのようにされたいようですから」
「で、では……、アイカ……ちゃん」
「はいっ! ……へへへ」
「へへっ」
かつての〈孤児の館〉で会っていた頃とは、互いに立場も違うし、身なりも随分良くなった。
アイカはさぼりがちだが、ガラは侍女のたしなみとして化粧もしている。
「ガラちゃん。レオン君にもよろしくね」
「ええ。伝えておきます」
レオンはヴールで、ウラニアと一緒にお留守番だ。
ロマナがガラをヴールに行かせるのは、結局また離れ離れにしていることを、申し訳なく思ってのことでもあるのだろう。
アイカはガラと、出立の刻限が迫るわずかな時間であったが、お喋りを楽しむことができた。
ロマナの言いつけを守り、セリムのことには触れずに。
そして、ガラを見送るアイカの側にはサラナが立つ。
「ガラは、アイカ殿下の大切なご友人なのですね」
「はいっ!」
「きっと、立派な侍女に育ちますよ」
「ほんとですか!? バシリオスさんの侍女長だったサラナさんの言うことなら信じちゃいますよ!?」
「……ガラには、ロマナ様への愛情があふれています」
「そうですね!」
「優秀な女性なら、いくらでもいます。王国の侍女が務まるのは、仕える主君に惜しみなく愛情を注げる者だけです」
「へ、へぇ~~~~~」
「ふふっ。……わたしもアイカ殿下への愛情であふれておりますよ」
「ほんとですか!! どの辺ですか!? わたしのどの辺りがいいですか!?」
「……その辺りですかね」
と、意地悪な笑いを浮かべたサラナは、スタスタと先に天幕にむかって戻りはじめた。
「え? その辺りって、どの辺りですか? ねぇ、サラナさん? ちょっと、待ってくださいよ~~~」
68
あなたにおすすめの小説
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
子育てスキルで異世界生活 ~かわいい子供たち(人外含む)と楽しく暮らしてます~
九頭七尾
ファンタジー
子供を庇って死んだアラサー女子の私、新川沙織。
女神様が異世界に転生させてくれるというので、ダメもとで願ってみた。
「働かないで毎日毎日ただただ可愛い子供と遊んでのんびり暮らしたい」
「その願い叶えて差し上げましょう!」
「えっ、いいの?」
転生特典として与えられたのは〈子育て〉スキル。それは子供がどんどん集まってきて、どんどん私に懐き、どんどん成長していくというもので――。
「いやいやさすがに育ち過ぎでしょ!?」
思ってたよりちょっと性能がぶっ壊れてるけど、お陰で楽しく暮らしてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる