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118.初心と初心の大浴場(4)
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「れ、連弩との連携はどうだった……?」
と、クゥアイに尋ねた。
――ぷにっ(止)。
あっ。まだ、照れてたんだ。っていうのが、背中に密着する感触で伝わってしまうのも、照れ臭い。
「え、えっとぉ……」
という、クゥアイの声が背中からするけど、応えられないし、振り返れない。
客観的に見れば、初心な高3男子と、初心な高1女子が肌を密着させて、顔を赤くして固まってるという画がしばらく続いた。
――ぷに(下)。
「だ、大丈夫でしたよっ」
と、再び滑らせながらクゥアイが言った。
「そ、そっか! じゃあ……、良かった……」
何の話をしたかったのか、忘れた。
――ぷに(上)。
「……最初は少し勝手が違いましたけど、すぐ慣れました」
「そうかっ……」
――ぷにぃ(下)。
「はい……」
「あのさっ」
思い出した。
――ぷにぃ(上)。
「はい……」
「槍を使って、ちょっと試したいことがあるんだよね」
――ぷにぃぃ(下)。
「試したいことですか?」
「うん。クゥアイに協力してもらえると嬉しいんだけど、お願いできるかな」
――ぷにぃぃぃぃ(上)。
「はい! 私でお役に立てるなら!」
「う、うん……。ありがとう」
――ぷにぃぃぃぃぃぃぃ(下)。
「はい!」
と、クゥアイは嬉しそうに応えてくれた。
その後、湯船に浸かり過ぎたような気もしたけど、とにかく、ゆっくり眠ることが出来た。
連弩づくりも成功し、皆に城の状況を説明する集まりも上手くいき、連弩兵にも目途が立った。しばらくぶりに、肩の力を抜いて眠れたように思う。
昼過ぎに目覚めると、お茶のいい匂いがした。
もう、ユエがお茶を淹れてくれてるのかと思いながら、少し枕の感触を楽しんで寝返りを打った。
「お目覚めですか……?」
と、ユエが声をかけてくれた。
そうだな、もう起きないとな。と思って、身体を起こすとユエの姿が見えた。
目をこすった。
ユエは水色の髪色より少し鮮やかな青をした、ビキニ姿でお茶を淹れていた。
いや、ビキニというか下着というか、律儀にチャイナ風味の襟? チョーカーって言うのか、この場合でも? とにかく、チャイナ風味のビキニ姿をしている。
「な、な、な……」
寝起きで舌も頭も、上手く回らない。
脚は丸見えで、下半身は小さな布で覆われてるだけで、腰にリボンなんか見える。おヘソも丸見えで、胸の谷間も、たゆんたゆんしてる。まごうことなきビキニだ。
「お茶を淹れますね」
と、ユエは湯呑にお茶を注ぎ始めた。
たゆんっとした膨らみが、重力に少し引っ張られて揺れている。
――ユーフォンさんの仕業だな。
と、回らない頭で思い至った俺は、ユエには何も言わず、そっと寝室の扉を開けた。
「あっ! おはようございます!」
と、元気よく朝の挨拶をしてくれたメイユイも、髪色と同じ緋色のビキニ姿。大きな膨らみが強調されて見える、前屈みなポーズで笑顔だ。
その奥で頬を赤くしているイーリンさんは、黒のビキニを着て恥ずかしそうに俺を見詰めてる。
「な……」
と、俺が絶句していると、前室の扉がノックされて開いた。
俺の朝食を運んできてくれたユーフォンさんとツイファさんも、ビキニ姿。
ツイファさんは、あの賊に襲撃された夜の戦闘服感のあるビキニじゃなくて、紫の布地に黒のレースがあしらわれて、お色気たっぷりのビキニを着てる。見ると、頬の上の辺りが少し赤い。
満面の笑みのフーフォンさんは、髪色と同じ橙色のビキニだけど、これまた小さいな! 布が!
「な、な、な、なんなんスか――?」
ようやく、声らしい声が、出た。
俺はこの時……、今目にしてる皆より、今朝の大浴場で、全裸で泡だらけの膨らみを滑らせてたクゥアイの方が「おしとやか」と感じてる理由が分からないなぁ、って考えてた……。
な、なにしてるんですか……?
みんなして……。
と、クゥアイに尋ねた。
――ぷにっ(止)。
あっ。まだ、照れてたんだ。っていうのが、背中に密着する感触で伝わってしまうのも、照れ臭い。
「え、えっとぉ……」
という、クゥアイの声が背中からするけど、応えられないし、振り返れない。
客観的に見れば、初心な高3男子と、初心な高1女子が肌を密着させて、顔を赤くして固まってるという画がしばらく続いた。
――ぷに(下)。
「だ、大丈夫でしたよっ」
と、再び滑らせながらクゥアイが言った。
「そ、そっか! じゃあ……、良かった……」
何の話をしたかったのか、忘れた。
――ぷに(上)。
「……最初は少し勝手が違いましたけど、すぐ慣れました」
「そうかっ……」
――ぷにぃ(下)。
「はい……」
「あのさっ」
思い出した。
――ぷにぃ(上)。
「はい……」
「槍を使って、ちょっと試したいことがあるんだよね」
――ぷにぃぃ(下)。
「試したいことですか?」
「うん。クゥアイに協力してもらえると嬉しいんだけど、お願いできるかな」
――ぷにぃぃぃぃ(上)。
「はい! 私でお役に立てるなら!」
「う、うん……。ありがとう」
――ぷにぃぃぃぃぃぃぃ(下)。
「はい!」
と、クゥアイは嬉しそうに応えてくれた。
その後、湯船に浸かり過ぎたような気もしたけど、とにかく、ゆっくり眠ることが出来た。
連弩づくりも成功し、皆に城の状況を説明する集まりも上手くいき、連弩兵にも目途が立った。しばらくぶりに、肩の力を抜いて眠れたように思う。
昼過ぎに目覚めると、お茶のいい匂いがした。
もう、ユエがお茶を淹れてくれてるのかと思いながら、少し枕の感触を楽しんで寝返りを打った。
「お目覚めですか……?」
と、ユエが声をかけてくれた。
そうだな、もう起きないとな。と思って、身体を起こすとユエの姿が見えた。
目をこすった。
ユエは水色の髪色より少し鮮やかな青をした、ビキニ姿でお茶を淹れていた。
いや、ビキニというか下着というか、律儀にチャイナ風味の襟? チョーカーって言うのか、この場合でも? とにかく、チャイナ風味のビキニ姿をしている。
「な、な、な……」
寝起きで舌も頭も、上手く回らない。
脚は丸見えで、下半身は小さな布で覆われてるだけで、腰にリボンなんか見える。おヘソも丸見えで、胸の谷間も、たゆんたゆんしてる。まごうことなきビキニだ。
「お茶を淹れますね」
と、ユエは湯呑にお茶を注ぎ始めた。
たゆんっとした膨らみが、重力に少し引っ張られて揺れている。
――ユーフォンさんの仕業だな。
と、回らない頭で思い至った俺は、ユエには何も言わず、そっと寝室の扉を開けた。
「あっ! おはようございます!」
と、元気よく朝の挨拶をしてくれたメイユイも、髪色と同じ緋色のビキニ姿。大きな膨らみが強調されて見える、前屈みなポーズで笑顔だ。
その奥で頬を赤くしているイーリンさんは、黒のビキニを着て恥ずかしそうに俺を見詰めてる。
「な……」
と、俺が絶句していると、前室の扉がノックされて開いた。
俺の朝食を運んできてくれたユーフォンさんとツイファさんも、ビキニ姿。
ツイファさんは、あの賊に襲撃された夜の戦闘服感のあるビキニじゃなくて、紫の布地に黒のレースがあしらわれて、お色気たっぷりのビキニを着てる。見ると、頬の上の辺りが少し赤い。
満面の笑みのフーフォンさんは、髪色と同じ橙色のビキニだけど、これまた小さいな! 布が!
「な、な、な、なんなんスか――?」
ようやく、声らしい声が、出た。
俺はこの時……、今目にしてる皆より、今朝の大浴場で、全裸で泡だらけの膨らみを滑らせてたクゥアイの方が「おしとやか」と感じてる理由が分からないなぁ、って考えてた……。
な、なにしてるんですか……?
みんなして……。
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