2 / 15
第1章 ダンジョン開拓編
2、スキル〈ホームセンター〉が、想像以上に本気だった
しおりを挟む
灯ったばかりの白い光が、石の通路をまんべんなく照らしていた。さっきまで闇だった場所が、いまは「ただの部屋の手前」みたいに見える。光があれば落ち着く。人間って単純だな、と悠人は自分で笑いそうになる。
外を振り返ると、草原はもう日の色を失いかけていた。風が強くなり、背中に冷たさが貼りつく。遠くの王都はかろうじてまだ見えるが、当然だが距離は縮まらない。今日のところは、無理をしないのが正解だ。
「よし。今夜はここでキャンプ、いや、勝手に宿泊をしよう」
妙に元気な宣言をしてから、悠人はもう一度、半透明のウィンドウを見つめた。そこには先ほどと同じようにカテゴリが並んでいる。ホームセンター。異世界に来て最初に手に入れた力がそれって、どんなガチャだよ。だが、悪くはない。むしろ最高だ。
入口から数メートル、慎重に歩く。足音は石に返ってくるが、怖いほど反響しない。天井は高すぎず、圧迫感もない。壁も床も、崩れそうなひびは見当たらなかった。
「オッケー。少なくとも入口付近は安全っぽいな」
スキル画面の端に小さく表示された文言を指でなぞる。
《現在の改装可能範囲:入口付近のみ》
「つまり、今の俺の城はこの範囲ってことだな。狭いけど、ゼロよりかは百倍いい」
そう言って、悠人はカテゴリを順番に開き始めた。【工具】にはドライバーやノコギリ、レンチが並ぶ。【資材】には木材、金具、床材、壁材。【家具】にはベッド、テーブル、椅子、棚。さらに【水回り】や【衛生】まである。戦うための剣も魔法の杖もない。代わりに生活が詰まっている。
「これ、冒険者向きじゃない。完全に生活者向きだ。つまり俺向きだな」
テンションが上がり、足取りも軽くなる。とはいえ、まずは優先順位だ。寒さと疲れに耐えられる環境。次に、落ち着ける場所。つまり床と壁、それにベッド。
悠人は【資材】を開き、床材の一覧を眺めた。木目調、石板、カーペット、畳っぽいものまである。値段の代わりのゲージは、それぞれ違う長さで表示されていた。
「うーん、最初は無難に木でいこう。簡単そうだし」
指で木目調の床材を選び、設置モードにする。床に半透明の枠が現れ、改装可能範囲の内側だけが淡く光った。枠を広げると、入口付近の石床がすっぽり収まるサイズになる。確認ボタンを押す。
ぱっと、空気が変わった気がした。
石の冷たさが消え、足裏に柔らかい反発が返ってくる。木の匂いがふわりと立ち上がった。目に見える変化以上に、「ここは自分の場所だ」という感覚が一気に強くなる。
「うわ、これはいい! これだけで全然違うな」
次に壁だ。全部は少し大変そうなので、まずは入口正面の一面だけをパネルで覆う。白っぽい木の壁材を選び、同じように枠を合わせて設置する。すると石の壁が、まるで内装工事を終えたみたいに整った面に置き換わった。
光が反射して、室内がさらに明るく見える。影が薄いく怖さがまた一段減った。
「この時点で、洞窟じゃなくてもはやワンルームだな」
悠人は満足して息をつき、【家具】を開いた。ずらりと並んだベッドのアイコンに、思わず笑みがこぼれる。安い簡易ベッドから、ふかふかの高級ベッドまである。ここは最初だから、シンプルなシングルで十分だ。
「ベッドって偉大だよな。俺の人生、今日それを再確認することになるとは」
設置。木の床の上に、ベッドが出現する。フレームは素朴だが、マットレスはちゃんとしている。枕までついている。悠人は遠慮なく腰を下ろし、弾む感触を確かめた。
「……はあ。最高……」
つい、だらしない声が出る。身体の疲れが、じわっとほどけるのが分かった。外は夜になりつつある。なのに、ここは明るく、静かで、暖かい気がする。いや、実際の温度はまだ冷たいかもしれない。でも、風が遮られるだけで体感の温度は全然違う。
悠人は立ち上がり、部屋の端へ歩いた。すると音が変わった。石に響いていた足音が、木の床では少し柔らかくなる。匂いも変わった。湿った土と石の匂いが薄まり、木の匂いが前に出る。
「ダンジョンって、改装したらこんなに『普通』になるのか。いや、そもそも異世界って時点で普通じゃないけどな」
思わずツッコミを入れ、また笑う。人は理解できない状況におかれると、おかしくなるとはこの事だな。
気分が軽くなってきたところで、悠人はふと外の様子が気になった。安全確認はしておきたい。入口から出て、草原を見回す。
夜
星が見え、空が広い。遠くで動物の鳴き声がする。草むらがざわりと揺れて、見えない何かが動いたような気がした。途端に背中がひやっとする。
「うん、外はやっぱり怖いな。今日は室内コースで決まり!」
即断即決で中へ戻る。ダンジョンの光が迎えてくれた瞬間、心臓の鼓動が落ち着くのが分かる。人間の順応は速い。さっきまで「未知で危険」だった場所が、今は「帰ってきた」みたいに感じる。
ただ、問題もある。悠人の腹が鳴った。派手に。
「はい来た。最大の敵、空腹さん」
バッグからペットボトルと飴を取り出す。飴を口に入れると、甘さが広がって少しだけ落ち着く。しかし、これで夜を越えて明日も動くのは無理だ。
悠人はウィンドウの【水回り】を開き、さらに【農業】を開いた。蛇口、タンク、シンク。小さな畑、プランター、種。いろいろある。いろいろありすぎる。だけど、今夜はもう時間がない。
「明日はまず水だな。飲める水が確保できれば、だいぶ違う。それから食べ物……畑か、何か」
口に出すと、明日の行動が少し現実味を帯びる。パニックにならず、やることを並べる。それだけで、怖さが薄れる。
ベッドに腰を下ろし、悠人は天井のライトを見上げた。明るさが一定で眩しくない。もしかして自動調整がついているのかもしれない。ホームセンター、侮れない。
「異世界転移って、もっと『勇者として戦え!』みたいなやつじゃないのかよ。俺、いきなり内装業者なんだけど」
笑いながらも、胸の奥に小さな不安は残る。ここはどこか、元の世界に戻れるのか、王都に行けば何か分かるのか、そもそも言葉は通じるのか。
だけど、考えすぎても仕方ない。今、手元にあるのはこのスキルと、この場所だ。なら、まずは生き残る。そして快適にする。悠人の好奇心が、恐怖を追い越していく。
「よし。明日は『水』と『食』。それができたら、次は風呂だな。だって俺、頑張ったし」
自分で自分を褒めてから、悠人は靴を脱いでベッドに上がった。布団をかぶると、外の冷たさが遠のく。ライトが少しだけ暗くなった。やっぱり自動調整だ。気が利きすぎる。
「いいぞ、ホームセンター。お前、今日から相棒な」
そんなことを言いながら、目を閉じる。意識が沈んでいく直前、ウィンドウの端に小さな表示が見えた気がした。改装可能範囲、条件、拡張、新スキル、まだ読めない細かい文字。
「……明日、ちゃんと読んでみよう。楽しみだ」
眠る前に、悠人はもう一度【資材】を開き、入口側に簡易の木扉と内鍵を設置した。ガチガチの要塞じゃないが、気持ちの問題だ。扉がカチッと閉まった音を聞いた瞬間、肩の力が抜ける。
「完璧! 俺の初日、百点。異世界でもちゃんと暮らせそうだ」
外の風の音は遠く、ここには木の匂いと柔らかな光だけが残っていた。
最後は明るい気持ちのまま、悠人は眠りに落ちた。
定住者:1人
外を振り返ると、草原はもう日の色を失いかけていた。風が強くなり、背中に冷たさが貼りつく。遠くの王都はかろうじてまだ見えるが、当然だが距離は縮まらない。今日のところは、無理をしないのが正解だ。
「よし。今夜はここでキャンプ、いや、勝手に宿泊をしよう」
妙に元気な宣言をしてから、悠人はもう一度、半透明のウィンドウを見つめた。そこには先ほどと同じようにカテゴリが並んでいる。ホームセンター。異世界に来て最初に手に入れた力がそれって、どんなガチャだよ。だが、悪くはない。むしろ最高だ。
入口から数メートル、慎重に歩く。足音は石に返ってくるが、怖いほど反響しない。天井は高すぎず、圧迫感もない。壁も床も、崩れそうなひびは見当たらなかった。
「オッケー。少なくとも入口付近は安全っぽいな」
スキル画面の端に小さく表示された文言を指でなぞる。
《現在の改装可能範囲:入口付近のみ》
「つまり、今の俺の城はこの範囲ってことだな。狭いけど、ゼロよりかは百倍いい」
そう言って、悠人はカテゴリを順番に開き始めた。【工具】にはドライバーやノコギリ、レンチが並ぶ。【資材】には木材、金具、床材、壁材。【家具】にはベッド、テーブル、椅子、棚。さらに【水回り】や【衛生】まである。戦うための剣も魔法の杖もない。代わりに生活が詰まっている。
「これ、冒険者向きじゃない。完全に生活者向きだ。つまり俺向きだな」
テンションが上がり、足取りも軽くなる。とはいえ、まずは優先順位だ。寒さと疲れに耐えられる環境。次に、落ち着ける場所。つまり床と壁、それにベッド。
悠人は【資材】を開き、床材の一覧を眺めた。木目調、石板、カーペット、畳っぽいものまである。値段の代わりのゲージは、それぞれ違う長さで表示されていた。
「うーん、最初は無難に木でいこう。簡単そうだし」
指で木目調の床材を選び、設置モードにする。床に半透明の枠が現れ、改装可能範囲の内側だけが淡く光った。枠を広げると、入口付近の石床がすっぽり収まるサイズになる。確認ボタンを押す。
ぱっと、空気が変わった気がした。
石の冷たさが消え、足裏に柔らかい反発が返ってくる。木の匂いがふわりと立ち上がった。目に見える変化以上に、「ここは自分の場所だ」という感覚が一気に強くなる。
「うわ、これはいい! これだけで全然違うな」
次に壁だ。全部は少し大変そうなので、まずは入口正面の一面だけをパネルで覆う。白っぽい木の壁材を選び、同じように枠を合わせて設置する。すると石の壁が、まるで内装工事を終えたみたいに整った面に置き換わった。
光が反射して、室内がさらに明るく見える。影が薄いく怖さがまた一段減った。
「この時点で、洞窟じゃなくてもはやワンルームだな」
悠人は満足して息をつき、【家具】を開いた。ずらりと並んだベッドのアイコンに、思わず笑みがこぼれる。安い簡易ベッドから、ふかふかの高級ベッドまである。ここは最初だから、シンプルなシングルで十分だ。
「ベッドって偉大だよな。俺の人生、今日それを再確認することになるとは」
設置。木の床の上に、ベッドが出現する。フレームは素朴だが、マットレスはちゃんとしている。枕までついている。悠人は遠慮なく腰を下ろし、弾む感触を確かめた。
「……はあ。最高……」
つい、だらしない声が出る。身体の疲れが、じわっとほどけるのが分かった。外は夜になりつつある。なのに、ここは明るく、静かで、暖かい気がする。いや、実際の温度はまだ冷たいかもしれない。でも、風が遮られるだけで体感の温度は全然違う。
悠人は立ち上がり、部屋の端へ歩いた。すると音が変わった。石に響いていた足音が、木の床では少し柔らかくなる。匂いも変わった。湿った土と石の匂いが薄まり、木の匂いが前に出る。
「ダンジョンって、改装したらこんなに『普通』になるのか。いや、そもそも異世界って時点で普通じゃないけどな」
思わずツッコミを入れ、また笑う。人は理解できない状況におかれると、おかしくなるとはこの事だな。
気分が軽くなってきたところで、悠人はふと外の様子が気になった。安全確認はしておきたい。入口から出て、草原を見回す。
夜
星が見え、空が広い。遠くで動物の鳴き声がする。草むらがざわりと揺れて、見えない何かが動いたような気がした。途端に背中がひやっとする。
「うん、外はやっぱり怖いな。今日は室内コースで決まり!」
即断即決で中へ戻る。ダンジョンの光が迎えてくれた瞬間、心臓の鼓動が落ち着くのが分かる。人間の順応は速い。さっきまで「未知で危険」だった場所が、今は「帰ってきた」みたいに感じる。
ただ、問題もある。悠人の腹が鳴った。派手に。
「はい来た。最大の敵、空腹さん」
バッグからペットボトルと飴を取り出す。飴を口に入れると、甘さが広がって少しだけ落ち着く。しかし、これで夜を越えて明日も動くのは無理だ。
悠人はウィンドウの【水回り】を開き、さらに【農業】を開いた。蛇口、タンク、シンク。小さな畑、プランター、種。いろいろある。いろいろありすぎる。だけど、今夜はもう時間がない。
「明日はまず水だな。飲める水が確保できれば、だいぶ違う。それから食べ物……畑か、何か」
口に出すと、明日の行動が少し現実味を帯びる。パニックにならず、やることを並べる。それだけで、怖さが薄れる。
ベッドに腰を下ろし、悠人は天井のライトを見上げた。明るさが一定で眩しくない。もしかして自動調整がついているのかもしれない。ホームセンター、侮れない。
「異世界転移って、もっと『勇者として戦え!』みたいなやつじゃないのかよ。俺、いきなり内装業者なんだけど」
笑いながらも、胸の奥に小さな不安は残る。ここはどこか、元の世界に戻れるのか、王都に行けば何か分かるのか、そもそも言葉は通じるのか。
だけど、考えすぎても仕方ない。今、手元にあるのはこのスキルと、この場所だ。なら、まずは生き残る。そして快適にする。悠人の好奇心が、恐怖を追い越していく。
「よし。明日は『水』と『食』。それができたら、次は風呂だな。だって俺、頑張ったし」
自分で自分を褒めてから、悠人は靴を脱いでベッドに上がった。布団をかぶると、外の冷たさが遠のく。ライトが少しだけ暗くなった。やっぱり自動調整だ。気が利きすぎる。
「いいぞ、ホームセンター。お前、今日から相棒な」
そんなことを言いながら、目を閉じる。意識が沈んでいく直前、ウィンドウの端に小さな表示が見えた気がした。改装可能範囲、条件、拡張、新スキル、まだ読めない細かい文字。
「……明日、ちゃんと読んでみよう。楽しみだ」
眠る前に、悠人はもう一度【資材】を開き、入口側に簡易の木扉と内鍵を設置した。ガチガチの要塞じゃないが、気持ちの問題だ。扉がカチッと閉まった音を聞いた瞬間、肩の力が抜ける。
「完璧! 俺の初日、百点。異世界でもちゃんと暮らせそうだ」
外の風の音は遠く、ここには木の匂いと柔らかな光だけが残っていた。
最後は明るい気持ちのまま、悠人は眠りに落ちた。
定住者:1人
246
あなたにおすすめの小説
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
薬師だからってポイ捨てされました!2 ~俺って実は付与も出来るんだよね~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト=グリモワール=シルベスタは偉大な師匠(神様)とその脇侍の教えを胸に自領を治める為の経済学を学ぶ為に隣国に留学。逸れを終えて国(自領)に戻ろうとした所、異世界の『勇者召喚』に巻き込まれ、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
『異世界勇者巻き込まれ召喚』から数年、帰る事違わず、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居るようだが、倒されているのかいないのか、解らずとも世界はあいも変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様とその脇侍に薬師の業と、魔術とその他諸々とを仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話のパート2、ここに開幕!
【ご注意】
・このお話はロベルトの一人称で進行していきますので、セリフよりト書きと言う名のロベルトの呟きと、突っ込みだけで進行します。文字がびっしりなので、スカスカな文字列を期待している方は、回れ右を推奨します。
なるべく読みやすいようには致しますが。
・この物語には短編の1が存在します。出来れば其方を読んで頂き、作風が大丈夫でしたら此方へ来ていただければ幸いです。
勿論、此方だけでも読むに当たっての不都合は御座いません。
・所々挿し絵画像が入ります。
大丈夫でしたらそのままお進みください。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
スラム街の幼女、魔導書を拾う。
海夏世もみじ
ファンタジー
スラム街でたくましく生きている六歳の幼女エシラはある日、貴族のゴミ捨て場で一冊の本を拾う。その本は一人たりとも契約できた者はいない伝説の魔導書だったが、彼女はなぜか契約できてしまう。
それからというもの、様々なトラブルに巻き込まれいくうちにみるみる強くなり、スラム街から世界へと羽ばたいて行く。
これは、その魔導書で人々の忘れ物を取り戻してゆき、決して忘れない、忘れられない〝忘れじの魔女〟として生きるための物語。
異世界に行った、そのあとで。
神宮寺あおい@1/23先視の王女の謀発売
恋愛
新海なつめ三十五歳。
ある日見ず知らずの女子高校生の異世界転移に巻き込まれ、気づけばトルス国へ。
当然彼らが求めているのは聖女である女子高校生だけ。
おまけのような状態で現れたなつめに対しての扱いは散々な中、宰相の協力によって職と居場所を手に入れる。
いたって普通に過ごしていたら、いつのまにか聖女である女子高校生だけでなく王太子や高位貴族の子息たちがこぞって悩み相談をしにくるように。
『私はカウンセラーでも保健室の先生でもありません!』
そう思いつつも生来のお人好しの性格からみんなの悩みごとの相談にのっているうちに、いつの間にか年下の美丈夫に好かれるようになる。
そして、気づけば異世界で求婚されるという本人大混乱の事態に!
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる