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第二章
5 小さな村の奇妙な出来事
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アトラスよりは弱いが、それに近い強さの魔物が数十体、村から少し離れた場所で群れていた。
気取られないよう気配を隠して近づく。
見た目はリザードマンに似ている。身体は二回りほど大きく、鱗の色も緑以外に青や紫、赤など様々だ。手には剣や槍といった武器を握っているのが大半だが、杖を持ち明らかに魔法を使いそうなやつもいる。
魔法を使うリザードマンなんて、聞いたことがない。
魔物の特徴を頭の中に記憶し、僕の方も魔法を準備した。
精霊の中でもサラマンダ、ウンディーヌ、シルフ、ノームは四大元素精霊と言って、大昔は人間と縁を結び、いまで言うところの攻撃魔法として力を貸していた。
現在の攻撃魔法は、術者の魔力を刃や光線に換えて発するものであり、炎や水等には変換できない。
僕が最初に攻撃魔法の練習として魔力を刃に変換しようとしたら、サラマンダ達に「違う」と止められた。
「ラウトは精霊の力をそのまま使えるンダ。例えば、魔力を炎にも換えられるンダ」
言われた通りにイメージすると、僕の手から炎が吹き出て、周囲の木を何本か一瞬で炭にしてしまった。
「……威力の調整方法は?」
「頑張れ、ンダ」
ふわふわした赤い毛を持つ猫は、重々しく頷いた。
要は自分で見つけろということだ。それが難しいから聞いたのになぁ。
その時以来、火以外の魔法でしか練習していないが、調整方法はなんとか編み出した。
要はイメージすればいいのだ。
茂みに潜みながら、左手の人差し指を立てて、指先に小さな火球を作り出す。
音もなく燃え盛るそれは、見た目以上に強い炎だ。
それを、魔物の群れの真ん中に放った。
「ギッ!?」
「ギィアアア!!」
数体の身体に炎が移り、燃え上がる。火を見たリザードマンが騒ぎ出し、騒ぎに気づいたリザードマンが周囲を見回した。
僕はと言うと、火を放った場所から既に離れ、別の場所から再び火球を放り込む。
同時に、リザードマン達の周囲を円を描くように移動しつつ、炎が燃え広がらないよう、地面を隆起させて壁にした。
壁の内部からはリザードマンの叫び声が広まり、喧しいほど大きくなった後、徐々に小さくなって最後には静かになった。
壁の一部を元の土に戻して内部へ侵入する。
最後に倒れたであろうリザードマンの死体が消えるところだった。魔法で作った火はターゲットを燃やし終えると自然消滅する。
あとには僕の握りこぶしより大きな魔物の核が散らばっていた。
「ええっと……地面の下に空間を……」
イメージ、イメージ。
いつもスプリガンに頼んでいる空間収納を、魔法で行う。やや時間はかかったものの、成功した。
ここは終わったが、疑問が残る。
いくら普通のより大きくても、リザードマンのような魔物をアトラスと見間違えるだろうか。
リザードマンは二足歩行で一見人型だが、全身を緑色の鱗で覆われていて、尾があり、首から上は爬虫類然とした形をしている。
対してアトラスは、大きさと皮膚の色を除けばリザードマンよりはるかに人間に近い。
他にも魔物がいるのかと、気配察知に全力を注いだが、それらしい魔物の気配はひっかからなかった。
腑に落ちないながらも、村へ戻ることにした。
「ラウト兄様、遅いー!」
仮設冒険者ギルドへ寄って事の次第を報告するだけで、一時間近くかかってしまった。
なにせ、聞いたこともない魔物に関する報告だ。家には途中で連絡を頼んでおいたが、帰宅するなり妹のレベッカに詰られた。
「レベッカ、仕方ないだろう。未知の魔物が出たのだ。ラウトが討伐しなかったら、村が危なかったんだぞ」
次兄のラバスがレベッカを窘めた。ラバスは家族以外には「無口」「寡黙」と評されるほど、必要以外はしゃべらない質だ。そんなラバスの苦言に、さすがのレベッカも口を噤んだ。
「ごめんなさい、ラウト兄様」
「いいよ。もうお茶の時間は終わった?」
「ラウト兄様を待ってたから、まだこれからよ」
「じゃあ一緒に、いいかな」
「勿論!」
執事のドムラと侍女のアーコが張り切って用意してくれたお茶とお菓子は、見た目も華やかで甘くて美味しかった。魔物との戦闘で疲れた体に沁みる。
「ラウト兄様、アイリ様とはどこまで進んだの?」
お茶を噴き出すところだった。
「何を言い出すの、レベッカ。僕とアイリはそういう関係じゃない」
「だって、同じ家に住んでいるのでしょう?」
「冒険者の、仲間としてだよ。部屋は別だし、何ならもう一人住んでる」
ギロのことは「魔物に捕まっていたところを助けたらついてきてしまった」とやや捻じ曲げて伝えてある。
「でもそれって……」
「レベッカ、ラウトが困ってるじゃないか。ところで先程はどんな魔物を倒してきたんだ?」
長兄のフィドルが助け舟を出してくれた。
「先手必勝で全て攻撃される前に倒してきたから、外見しかわからないのですが……」
僕はリザードマンらしき魔物の特徴を話した。レベッカは若干むくれているが、魔物が魔法を使いそうだったと話すと、急に怯えはじめた。
「魔法を使う魔物なんて、恐ろしいわ」
魔物だって魔法を使うものくらいいる。直接遭遇するのは兵士や冒険者ぐらいで、ずっと屋敷で過ごしているレベッカにしてみれば、未知の恐怖なのかな。
「ラウト兄様は、恐ろしい魔物を相手にしていらっしゃるのですね」
「全部片付けてきたから、大丈夫だよ」
安心させるために笑顔を作ると、レベッカは頬を赤らめて目をキラキラさせた。
「頼もしいです、ラウト兄様」
少しは不安を払拭できたかな。
お茶会が終わって、僕は日課の鍛錬をするべくひとりで庭へ出た。
屋敷の庭で魔法を使うわけにはいかないから、剣の素振りだけを真剣にやっていると、エントランスの方が少し騒がしくなった。
「ラウト、どこだ?」
フィドラの大きな声がする。
「ここです」
僕が姿を見せると、僕に近寄ってくる人がいた。
仮設冒険者ギルドの受付さんだ。
「先程、討伐報告された魔物についてなのですが……ここでは詳しいお話が出来ません。ギルドへご足労願えますか」
受付さんの様子から只事ではないと察したのは、僕だけじゃなかった。
「ラウトと過ごせないのは残念だが、またの機会を待とう。行ってこい」
僕は受付さんに促されたので、いつもの装備を身に着けてからギルドへ向かった。
「リザードレックスという魔物であると推測されました」
仮設ギルドには緊迫した空気が漂っていた。
村の小規模ギルドには、監査役は置かないことになっている。そのため、ここで一番上役なのは所長だ。
僕の母親くらいの年齢とうかがえる女性所長が僕を見るなり、そう告げた。
「リザード、レックス?」
聞き馴染みのない単語だったので、思わず聞き返す。所長は、重々しく頷いた。
「難易度は推定A、以前のロードアトラスより難易度は下ですが……」
「待ってください。前のアトラスも何か別の種類だったのですか?」
ロードはゴブリンやオーガの上位種に付く単語だから、こちらはまだ馴染みがある。
確かに魔物の核は大きかったが、ただでさえ難易度の高いアトラスの上位種だったとは。
「はい。このような人の少ない地域で、これだけの魔物が上位種となって現れるのは異常事態です。近隣の町の冒険者ギルドへ応援要請を出しましたが、早くて三日かかります。それまでの間、ラウト様には周辺警護をお願いしたく」
僕に否は無かった。
今回ばかりは、レベッカも駄々をこねなかった。
父や兄達も「頼んだぞ」と送り出してくれた。
アイリも両親を説得し、僕と一緒に仮設ギルドで待機することになった。
気配察知のために消耗するものは何もない。僕は常時気配察知をなるべく広範囲に展開し、少しでもおかしな気配があったら向かうつもりでいた。
結果から言うと、僕が待機をしていた六日の間に、上位種の魔物は現れなかった。
近隣の町から応援の冒険者と、国から騎士が一隊派遣されて周囲を探索するも、難易度B以上の魔物は見つからなかった。
「何だったのかしらね。なにもないのが一番だけれど」
「それも込みで、今後も調べていくらしいよ」
他の町や村ではこんな奇妙な現象は起きていない。
僕が待機を兼ねてしばらく家に残ると言うと、レベッカをはじめ家族は「嬉しいけれど、喜べない」という複雑な思いを抱えることになってしまった。
「早く解決してほしいけれど、そしたらラウト兄様は出ていっちゃうし……」
レベッカが複雑な思いの一端を、思わずこぼしていた。
気取られないよう気配を隠して近づく。
見た目はリザードマンに似ている。身体は二回りほど大きく、鱗の色も緑以外に青や紫、赤など様々だ。手には剣や槍といった武器を握っているのが大半だが、杖を持ち明らかに魔法を使いそうなやつもいる。
魔法を使うリザードマンなんて、聞いたことがない。
魔物の特徴を頭の中に記憶し、僕の方も魔法を準備した。
精霊の中でもサラマンダ、ウンディーヌ、シルフ、ノームは四大元素精霊と言って、大昔は人間と縁を結び、いまで言うところの攻撃魔法として力を貸していた。
現在の攻撃魔法は、術者の魔力を刃や光線に換えて発するものであり、炎や水等には変換できない。
僕が最初に攻撃魔法の練習として魔力を刃に変換しようとしたら、サラマンダ達に「違う」と止められた。
「ラウトは精霊の力をそのまま使えるンダ。例えば、魔力を炎にも換えられるンダ」
言われた通りにイメージすると、僕の手から炎が吹き出て、周囲の木を何本か一瞬で炭にしてしまった。
「……威力の調整方法は?」
「頑張れ、ンダ」
ふわふわした赤い毛を持つ猫は、重々しく頷いた。
要は自分で見つけろということだ。それが難しいから聞いたのになぁ。
その時以来、火以外の魔法でしか練習していないが、調整方法はなんとか編み出した。
要はイメージすればいいのだ。
茂みに潜みながら、左手の人差し指を立てて、指先に小さな火球を作り出す。
音もなく燃え盛るそれは、見た目以上に強い炎だ。
それを、魔物の群れの真ん中に放った。
「ギッ!?」
「ギィアアア!!」
数体の身体に炎が移り、燃え上がる。火を見たリザードマンが騒ぎ出し、騒ぎに気づいたリザードマンが周囲を見回した。
僕はと言うと、火を放った場所から既に離れ、別の場所から再び火球を放り込む。
同時に、リザードマン達の周囲を円を描くように移動しつつ、炎が燃え広がらないよう、地面を隆起させて壁にした。
壁の内部からはリザードマンの叫び声が広まり、喧しいほど大きくなった後、徐々に小さくなって最後には静かになった。
壁の一部を元の土に戻して内部へ侵入する。
最後に倒れたであろうリザードマンの死体が消えるところだった。魔法で作った火はターゲットを燃やし終えると自然消滅する。
あとには僕の握りこぶしより大きな魔物の核が散らばっていた。
「ええっと……地面の下に空間を……」
イメージ、イメージ。
いつもスプリガンに頼んでいる空間収納を、魔法で行う。やや時間はかかったものの、成功した。
ここは終わったが、疑問が残る。
いくら普通のより大きくても、リザードマンのような魔物をアトラスと見間違えるだろうか。
リザードマンは二足歩行で一見人型だが、全身を緑色の鱗で覆われていて、尾があり、首から上は爬虫類然とした形をしている。
対してアトラスは、大きさと皮膚の色を除けばリザードマンよりはるかに人間に近い。
他にも魔物がいるのかと、気配察知に全力を注いだが、それらしい魔物の気配はひっかからなかった。
腑に落ちないながらも、村へ戻ることにした。
「ラウト兄様、遅いー!」
仮設冒険者ギルドへ寄って事の次第を報告するだけで、一時間近くかかってしまった。
なにせ、聞いたこともない魔物に関する報告だ。家には途中で連絡を頼んでおいたが、帰宅するなり妹のレベッカに詰られた。
「レベッカ、仕方ないだろう。未知の魔物が出たのだ。ラウトが討伐しなかったら、村が危なかったんだぞ」
次兄のラバスがレベッカを窘めた。ラバスは家族以外には「無口」「寡黙」と評されるほど、必要以外はしゃべらない質だ。そんなラバスの苦言に、さすがのレベッカも口を噤んだ。
「ごめんなさい、ラウト兄様」
「いいよ。もうお茶の時間は終わった?」
「ラウト兄様を待ってたから、まだこれからよ」
「じゃあ一緒に、いいかな」
「勿論!」
執事のドムラと侍女のアーコが張り切って用意してくれたお茶とお菓子は、見た目も華やかで甘くて美味しかった。魔物との戦闘で疲れた体に沁みる。
「ラウト兄様、アイリ様とはどこまで進んだの?」
お茶を噴き出すところだった。
「何を言い出すの、レベッカ。僕とアイリはそういう関係じゃない」
「だって、同じ家に住んでいるのでしょう?」
「冒険者の、仲間としてだよ。部屋は別だし、何ならもう一人住んでる」
ギロのことは「魔物に捕まっていたところを助けたらついてきてしまった」とやや捻じ曲げて伝えてある。
「でもそれって……」
「レベッカ、ラウトが困ってるじゃないか。ところで先程はどんな魔物を倒してきたんだ?」
長兄のフィドルが助け舟を出してくれた。
「先手必勝で全て攻撃される前に倒してきたから、外見しかわからないのですが……」
僕はリザードマンらしき魔物の特徴を話した。レベッカは若干むくれているが、魔物が魔法を使いそうだったと話すと、急に怯えはじめた。
「魔法を使う魔物なんて、恐ろしいわ」
魔物だって魔法を使うものくらいいる。直接遭遇するのは兵士や冒険者ぐらいで、ずっと屋敷で過ごしているレベッカにしてみれば、未知の恐怖なのかな。
「ラウト兄様は、恐ろしい魔物を相手にしていらっしゃるのですね」
「全部片付けてきたから、大丈夫だよ」
安心させるために笑顔を作ると、レベッカは頬を赤らめて目をキラキラさせた。
「頼もしいです、ラウト兄様」
少しは不安を払拭できたかな。
お茶会が終わって、僕は日課の鍛錬をするべくひとりで庭へ出た。
屋敷の庭で魔法を使うわけにはいかないから、剣の素振りだけを真剣にやっていると、エントランスの方が少し騒がしくなった。
「ラウト、どこだ?」
フィドラの大きな声がする。
「ここです」
僕が姿を見せると、僕に近寄ってくる人がいた。
仮設冒険者ギルドの受付さんだ。
「先程、討伐報告された魔物についてなのですが……ここでは詳しいお話が出来ません。ギルドへご足労願えますか」
受付さんの様子から只事ではないと察したのは、僕だけじゃなかった。
「ラウトと過ごせないのは残念だが、またの機会を待とう。行ってこい」
僕は受付さんに促されたので、いつもの装備を身に着けてからギルドへ向かった。
「リザードレックスという魔物であると推測されました」
仮設ギルドには緊迫した空気が漂っていた。
村の小規模ギルドには、監査役は置かないことになっている。そのため、ここで一番上役なのは所長だ。
僕の母親くらいの年齢とうかがえる女性所長が僕を見るなり、そう告げた。
「リザード、レックス?」
聞き馴染みのない単語だったので、思わず聞き返す。所長は、重々しく頷いた。
「難易度は推定A、以前のロードアトラスより難易度は下ですが……」
「待ってください。前のアトラスも何か別の種類だったのですか?」
ロードはゴブリンやオーガの上位種に付く単語だから、こちらはまだ馴染みがある。
確かに魔物の核は大きかったが、ただでさえ難易度の高いアトラスの上位種だったとは。
「はい。このような人の少ない地域で、これだけの魔物が上位種となって現れるのは異常事態です。近隣の町の冒険者ギルドへ応援要請を出しましたが、早くて三日かかります。それまでの間、ラウト様には周辺警護をお願いしたく」
僕に否は無かった。
今回ばかりは、レベッカも駄々をこねなかった。
父や兄達も「頼んだぞ」と送り出してくれた。
アイリも両親を説得し、僕と一緒に仮設ギルドで待機することになった。
気配察知のために消耗するものは何もない。僕は常時気配察知をなるべく広範囲に展開し、少しでもおかしな気配があったら向かうつもりでいた。
結果から言うと、僕が待機をしていた六日の間に、上位種の魔物は現れなかった。
近隣の町から応援の冒険者と、国から騎士が一隊派遣されて周囲を探索するも、難易度B以上の魔物は見つからなかった。
「何だったのかしらね。なにもないのが一番だけれど」
「それも込みで、今後も調べていくらしいよ」
他の町や村ではこんな奇妙な現象は起きていない。
僕が待機を兼ねてしばらく家に残ると言うと、レベッカをはじめ家族は「嬉しいけれど、喜べない」という複雑な思いを抱えることになってしまった。
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レベッカが複雑な思いの一端を、思わずこぼしていた。
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