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第0207話 メデューサ女王
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灼熱の砂漠に、数十人の全装備蛇人(ジャイアント・サネー)が毒矛を手にし、鋭い目つきでその小領域を巡回していた。
非蛇人族の生物は全て破壊されなければならないという厳粛な命令が存在した。
隊伍は複雑に編成され、進むたびに蛇尾の動きで地面に跡を残す。
「この野郎!人類がこんな深部まで堂々と侵入するなんて許せない!捕まえたら、万蛇食体(マンスーシタイ)の苦しみを味わってもらう!」
烈日下、隊長らしい蛇人は汗を拭いながら汚らしく言い出した。
「隊長、一体何事だ?突然戒厳令が出たのか?」
不満げに蛇尾を振る部下が広大な砂漠を見渡しながら尋ねた。
朝からずっと捜索させられたという顔つきだった。
その質問に反応し、周囲の十数名の蛇人も隊長の方向へと疑問の目で注視した。
地位も高くない彼らは事情の詳細を知らないようだ。
「ふん、何事か?昨夜突然人間たちがメデューサ部族(メデューサ・ブンブ)の防衛網を強行突破し、砂漠深部に侵入したという情報がある。
報告によればその中には『斗皇(ドウオウ)』一名、『斗王(ドウワン)』三名、『斗霊(ドウリン)』数名が含まれているらしい」
隊長は顔を曇らせながら鼻息を荒く言った。
「なんだって?『斗皇』一名で『斗王』三名か!天あて!人類帝国がまた戦争を仕掛けるのか?この強力な編成は、蛇人族のどの大型部族も単独で対抗できないぞ」
周囲の蛇人たちの顔色が急変した。
「現在、蛇人族の大小部族すべてが戒厳令下にある。
また私が得た情報によれば、八大部族領(ハチゴウ・ブンブ・リョウ)は女王陛下からの命令で神殿へ向かっている。
最も早い場合なら今夜到着、最悪の場合明日明けまでかかるらしい」
「メデューサ王后」という言葉を口にした隊長の顔には狂信的な表情が浮かんでいた。
「もし三名の領(リョウ)が神殿に集まれば、女王陛下は広範な捜索命令を下されるだろう。
『斗皇』などという存在は些かも関係ない!この無謀な連中は、我々蛇人族が編成を整備したら逃げ場も見つからないぞ」
隊長は冷笑着で天高く顔を向け、嘆息しながら首を振った。
手振りと共に「走れ、ここには人類の気配はない」と叫んだ。
その号令に従い、小隊は次々と移動し、広大な砂漠に残された。
小隊が地平線の先に消えた直後、ある沙丘が僅かに動き出した。
数秒後、人影が黄砂を蹴り上げながら現れた。
地面に足を着け、蛇人小隊が去った方向を見つめ、ため息を吐くように呟いた。
「本当に面倒なことになっちまったわね……この砂漠には定期的に蛇人巡回隊が巡回するのよ」
「しかし、先日彼らが話していたように、蛇人族の地強も急速に接近中だ。
古河たちの編成は見劣りしないが、もし蛇人族の地強が全員集結したら、撤退するしかないだろう」
人影が微かに顔を上げた。
黒袍の下から清らかな顔が現れた。
昨夜メイド・スネーク部族を無理やり突破した蕭炎だった。
「もし予期しないことなければ、午前中に古河たちが動くはずだ。
彼らは蛇人族の実力を十分に知っているはず。
時間をかけるほど危険になる」
薬老の声が指輪から響いた。
その声には年を経た老人の重みがあった。
「うん」
蕭炎は頷き、納戒から精密な地図を取り出した。
中央部にある恐ろしい蛇頭マークに視線を集中させた。
静かに語り出す:
「ここがメデューザ女王の神殿だ。
その周辺には大小の部落が密集しており、神殿は厳重に守られている。
さらにメデューザ女王直属の精鋭部隊『メデューサ・スネークガード』が駐屯している。
加マ帝国と蛇人族の戦いの際、この部隊は大活躍をした記録がある。
帝国の大将でさえも彼らに怯む存在だ」
「ふぅ……青蓮の心火を取り返すのは確かに厄介な任務だ」
蕭炎がため息を吐き、額に手を当てた。
薬老が魂体状態である以上、彼の実力は大幅に低下している。
さらにメデューザ女王という凶名高い超強者も脅威だ。
もし今ここで彼女に目をつけられたら、好ましい結末とは言えないだろう。
蛇人族全体の総力を加味すると、その実力は加マ帝国を上回る。
過去の戦いでは常に四面楚歌の状況で、加マ帝国が苦杯を嘗めさせられたこともあった。
「あー」
蕭炎は首を横に振り、低い声で尋ねた:
「師匠、どうする?」
「距離を縮めて、早くメデューザ神殿近くまで到達しよう。
もし古河たちがメデューザ女王と戦い始めたら、潜入して異火を探すことにしよう。
今は私の魂体状態で実力が落ちているが、息遣いを殺すなら、少なくともメデューザ女王の目には隠せないかもしれない」
薬老は沈黙し、考えた。
その言葉に応え、蕭炎は背中の玄重尺を取り外し、納戒に戻した。
深呼吸して紫の斗気の衣を纏い、地面を蹴り飛ばす。
体が地面から浮き上がり、紫色の影となって地図に記されたルートへ疾走する。
天候が晴れているため、紫雲翼で高空を移動することはできない。
もし下方に巡回している蛇人隊伍に発見されれば、魚のような立場になるのは避けたい。
地面を駆ける速度はやや遅いが、薬老の強大な魂体感知力があれば、砂漠深部に配置された蛇人哨戒隊は全て避けて通れるのである。
命をかけて走り回ったように、数時間の激走の末に、何とか地平線の果てに巨大な都市が見えてきた。
途中で何度も蛇人軍団の巡回隊からギリギリ逃げ切り、日は西へと沈み始めた頃には、黄沙の荒野を抜けた先に、美杜莎女王の神殿都市がそびえ立っていた。
その都城周辺では、千々と続く黄砂地帯に巨石群が連なる様子。
乱石の向こう側には、やはり巨大な神殿が聳えていた。
息を荒くしている蕭炎は巨岩の陰に身を隠し、数時間もの連続疾走で体中の斗気も消耗しきりだった。
回気丹のおかげで倒れていないのは幸いだが、両足は既に麻痺状態。
痛みが顔を引きつらせた。
汗と黄砂を拭い去りながら天の色が暗くなりかけた空を見上げ、深呼吸して苦く笑う。
「青蓮の心火のために、本当に死に物語ったわな…」
巨石の陰で十数分間休んだ後、納戒から回気丹を取り出して口にした。
しばらくすると体内に再び斗気が流れ始めたので息を吐き、「ほっと」と胸の奥が軽くなる。
巨岩越しに遠くの都城を見つめる蕭炎は、その城壁には全副武装の蛇人兵士たちが巡回しており、城上空には十数頭の黒い大鳥が警戒飛行している。
その目は鋭く、外敵の気配を瞬時に察知する。
城壁を見渡すと、やはり実力が強い蛇人部隊であることが分かる。
特にその中で目立つのは、服装が不自然な蛇人たちだ。
彼らは城壁に柱のように立ち並び、他の蛇人たちもその周囲数丈の範囲に入ってこないほど畏れられている。
「これらは美杜莎直属の精鋭部隊だろう。
やはり強力だね…」と小声で笑いながら、巨岩の隙間から身を縮める蕭炎がそうつぶやく。
古河たちが近づいてくるのを待って、混乱に乗じて潜入する計画を立てた。
「果たしてここか?」
「孤軍深入した中では珍しい朗報だな」
喜びを再び抑えて、蕭炎は納戒から金色の毛布を取り出し、体に被せた。
すると、その体は周囲の砂と同じ金黄色に変化した。
人間が近づいてこなければ、この隠れ身を気づかれない。
しばらくして、藥老の沈んだ声が頭の中で響いた。
「注意。
強い気配がこちらへ近付いている」
蕭炎は胸が締め付けられる思いで呼吸を静かにし、藥老の霊力が彼を包み込むようにしていた。
目を通す毛布の隙間から天際を見ると、突然黒い小点が現れた。
瞬く間にその小点は巨大な都市に向かって爆発的に飛び出した。
破風音が鋭く響き、城壁に到達するや否や、警報を聞いた護衛が毒矛を構えた。
墨色の人影が都市から100メートル手前で突然止まった。
その人物は「黒蛇部族の領主、墨バス」と叫んだ。
その声は砂漠に轟き、蕭炎の目尻がわずかに跳ねた。
「蛇人族の8大部族の一人である領主が先頭に来たのか」
非蛇人族の生物は全て破壊されなければならないという厳粛な命令が存在した。
隊伍は複雑に編成され、進むたびに蛇尾の動きで地面に跡を残す。
「この野郎!人類がこんな深部まで堂々と侵入するなんて許せない!捕まえたら、万蛇食体(マンスーシタイ)の苦しみを味わってもらう!」
烈日下、隊長らしい蛇人は汗を拭いながら汚らしく言い出した。
「隊長、一体何事だ?突然戒厳令が出たのか?」
不満げに蛇尾を振る部下が広大な砂漠を見渡しながら尋ねた。
朝からずっと捜索させられたという顔つきだった。
その質問に反応し、周囲の十数名の蛇人も隊長の方向へと疑問の目で注視した。
地位も高くない彼らは事情の詳細を知らないようだ。
「ふん、何事か?昨夜突然人間たちがメデューサ部族(メデューサ・ブンブ)の防衛網を強行突破し、砂漠深部に侵入したという情報がある。
報告によればその中には『斗皇(ドウオウ)』一名、『斗王(ドウワン)』三名、『斗霊(ドウリン)』数名が含まれているらしい」
隊長は顔を曇らせながら鼻息を荒く言った。
「なんだって?『斗皇』一名で『斗王』三名か!天あて!人類帝国がまた戦争を仕掛けるのか?この強力な編成は、蛇人族のどの大型部族も単独で対抗できないぞ」
周囲の蛇人たちの顔色が急変した。
「現在、蛇人族の大小部族すべてが戒厳令下にある。
また私が得た情報によれば、八大部族領(ハチゴウ・ブンブ・リョウ)は女王陛下からの命令で神殿へ向かっている。
最も早い場合なら今夜到着、最悪の場合明日明けまでかかるらしい」
「メデューサ王后」という言葉を口にした隊長の顔には狂信的な表情が浮かんでいた。
「もし三名の領(リョウ)が神殿に集まれば、女王陛下は広範な捜索命令を下されるだろう。
『斗皇』などという存在は些かも関係ない!この無謀な連中は、我々蛇人族が編成を整備したら逃げ場も見つからないぞ」
隊長は冷笑着で天高く顔を向け、嘆息しながら首を振った。
手振りと共に「走れ、ここには人類の気配はない」と叫んだ。
その号令に従い、小隊は次々と移動し、広大な砂漠に残された。
小隊が地平線の先に消えた直後、ある沙丘が僅かに動き出した。
数秒後、人影が黄砂を蹴り上げながら現れた。
地面に足を着け、蛇人小隊が去った方向を見つめ、ため息を吐くように呟いた。
「本当に面倒なことになっちまったわね……この砂漠には定期的に蛇人巡回隊が巡回するのよ」
「しかし、先日彼らが話していたように、蛇人族の地強も急速に接近中だ。
古河たちの編成は見劣りしないが、もし蛇人族の地強が全員集結したら、撤退するしかないだろう」
人影が微かに顔を上げた。
黒袍の下から清らかな顔が現れた。
昨夜メイド・スネーク部族を無理やり突破した蕭炎だった。
「もし予期しないことなければ、午前中に古河たちが動くはずだ。
彼らは蛇人族の実力を十分に知っているはず。
時間をかけるほど危険になる」
薬老の声が指輪から響いた。
その声には年を経た老人の重みがあった。
「うん」
蕭炎は頷き、納戒から精密な地図を取り出した。
中央部にある恐ろしい蛇頭マークに視線を集中させた。
静かに語り出す:
「ここがメデューザ女王の神殿だ。
その周辺には大小の部落が密集しており、神殿は厳重に守られている。
さらにメデューザ女王直属の精鋭部隊『メデューサ・スネークガード』が駐屯している。
加マ帝国と蛇人族の戦いの際、この部隊は大活躍をした記録がある。
帝国の大将でさえも彼らに怯む存在だ」
「ふぅ……青蓮の心火を取り返すのは確かに厄介な任務だ」
蕭炎がため息を吐き、額に手を当てた。
薬老が魂体状態である以上、彼の実力は大幅に低下している。
さらにメデューザ女王という凶名高い超強者も脅威だ。
もし今ここで彼女に目をつけられたら、好ましい結末とは言えないだろう。
蛇人族全体の総力を加味すると、その実力は加マ帝国を上回る。
過去の戦いでは常に四面楚歌の状況で、加マ帝国が苦杯を嘗めさせられたこともあった。
「あー」
蕭炎は首を横に振り、低い声で尋ねた:
「師匠、どうする?」
「距離を縮めて、早くメデューザ神殿近くまで到達しよう。
もし古河たちがメデューザ女王と戦い始めたら、潜入して異火を探すことにしよう。
今は私の魂体状態で実力が落ちているが、息遣いを殺すなら、少なくともメデューザ女王の目には隠せないかもしれない」
薬老は沈黙し、考えた。
その言葉に応え、蕭炎は背中の玄重尺を取り外し、納戒に戻した。
深呼吸して紫の斗気の衣を纏い、地面を蹴り飛ばす。
体が地面から浮き上がり、紫色の影となって地図に記されたルートへ疾走する。
天候が晴れているため、紫雲翼で高空を移動することはできない。
もし下方に巡回している蛇人隊伍に発見されれば、魚のような立場になるのは避けたい。
地面を駆ける速度はやや遅いが、薬老の強大な魂体感知力があれば、砂漠深部に配置された蛇人哨戒隊は全て避けて通れるのである。
命をかけて走り回ったように、数時間の激走の末に、何とか地平線の果てに巨大な都市が見えてきた。
途中で何度も蛇人軍団の巡回隊からギリギリ逃げ切り、日は西へと沈み始めた頃には、黄沙の荒野を抜けた先に、美杜莎女王の神殿都市がそびえ立っていた。
その都城周辺では、千々と続く黄砂地帯に巨石群が連なる様子。
乱石の向こう側には、やはり巨大な神殿が聳えていた。
息を荒くしている蕭炎は巨岩の陰に身を隠し、数時間もの連続疾走で体中の斗気も消耗しきりだった。
回気丹のおかげで倒れていないのは幸いだが、両足は既に麻痺状態。
痛みが顔を引きつらせた。
汗と黄砂を拭い去りながら天の色が暗くなりかけた空を見上げ、深呼吸して苦く笑う。
「青蓮の心火のために、本当に死に物語ったわな…」
巨石の陰で十数分間休んだ後、納戒から回気丹を取り出して口にした。
しばらくすると体内に再び斗気が流れ始めたので息を吐き、「ほっと」と胸の奥が軽くなる。
巨岩越しに遠くの都城を見つめる蕭炎は、その城壁には全副武装の蛇人兵士たちが巡回しており、城上空には十数頭の黒い大鳥が警戒飛行している。
その目は鋭く、外敵の気配を瞬時に察知する。
城壁を見渡すと、やはり実力が強い蛇人部隊であることが分かる。
特にその中で目立つのは、服装が不自然な蛇人たちだ。
彼らは城壁に柱のように立ち並び、他の蛇人たちもその周囲数丈の範囲に入ってこないほど畏れられている。
「これらは美杜莎直属の精鋭部隊だろう。
やはり強力だね…」と小声で笑いながら、巨岩の隙間から身を縮める蕭炎がそうつぶやく。
古河たちが近づいてくるのを待って、混乱に乗じて潜入する計画を立てた。
「果たしてここか?」
「孤軍深入した中では珍しい朗報だな」
喜びを再び抑えて、蕭炎は納戒から金色の毛布を取り出し、体に被せた。
すると、その体は周囲の砂と同じ金黄色に変化した。
人間が近づいてこなければ、この隠れ身を気づかれない。
しばらくして、藥老の沈んだ声が頭の中で響いた。
「注意。
強い気配がこちらへ近付いている」
蕭炎は胸が締め付けられる思いで呼吸を静かにし、藥老の霊力が彼を包み込むようにしていた。
目を通す毛布の隙間から天際を見ると、突然黒い小点が現れた。
瞬く間にその小点は巨大な都市に向かって爆発的に飛び出した。
破風音が鋭く響き、城壁に到達するや否や、警報を聞いた護衛が毒矛を構えた。
墨色の人影が都市から100メートル手前で突然止まった。
その人物は「黒蛇部族の領主、墨バス」と叫んだ。
その声は砂漠に轟き、蕭炎の目尻がわずかに跳ねた。
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