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後日談と言う名のおまけ
その後の俺たちは6(拓視点)
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「蛍、何か借りる本決まってる? 俺雑誌見ててもいいか?」
朝食をありがたく食べて、洗濯を干して軽く自分の部屋掃除してから予定通り図書館にやって来た。
あまり利用している人がいないのは土曜日の午前という時間帯のせいなのか、駐車場も空いてるし受付カウンターの中でパソコン業務をしている人もなんだかのんびりしている感じだ。
「一冊は決まってるけど、何か他のも借りたいかも」
「じゃあ、俺雑誌のコーナーにいるから、漫画あるかなあ」
ここの図書館、漫画雑誌も結構置いてるから来るとつい読んでしまう。
「分かった、借り終わったらそっち行く」
新作小説のコーナーの方に向かう蛍を見送って、俺は雑誌コーナーに向かう。
受付から雑誌コーナーの辺りは天井が高くて少し開放感があるなと思いながら、目当ての漫画雑誌を手に取りソファー席に向かう。
木製のシーリングファンがゆっくりと回っているのを壁際のソファーに座り眺めてると、ちょっと眠くなる気もする。流石に寝ないけど、まったり休日時間を満喫してる気持ちになる。
「うえっ、そうなる?」
楽しみにしている連載を読み、あまりの展開につい声が出て慌てて周囲に視線を向ける。
こっちを気にしてる様子の人はいなくて安心しつつ、雑誌を読み進めながら蛍のことを考える。
蛍は自分が食べたかったからって言ってたけど、朝からあんなに美味いご飯を作ってくれて俺は滅茶苦茶幸せな気持ちで胃も心も満足してる。
蛍は料理が手間だと思わないらしく、食べたいな材料あるし作ろうかなと気軽に作り始める。
一緒に暮らし始めた頃より、料理の腕は上がってると思う。
それを言えば「拓が美味しい美味しいって沢山食べてくれるから、もっと美味しいもの作りたくなるんだよ」なんて嬉しいことをいってくれる。
自分だけだと手抜きになるけど、沢山食べてくれると作りがいがある。とよく実家でも母さんとか姉ちゃんに言われてたけど、蛍に言われるのとは何か感動が違うんだよなあ。
蛍に「沢山食べてくれるの嬉しい」なんて微笑まれると、机バンバン叩いて俺こそ嬉しいよ! とか叫びたくなるもんなあ。
とは言うものの、喜んでばかりもいられない。
昨日の蛍の呟き、あれをどうしたらいいか真剣に考えないと。
単純にエロいことすんのが怖いのかって思うけど、蛍は結構繊細だから小さいこともビビりがちだし。
未知の体験、未知だよな? はそりゃ怖ってなっても仕方ない。
受け入れる側は、俺でもビビるかもしれない。準備も知識も無しに酔った勢いでなんて始めたら事故る未来しか見えないもんなあ。
でも、そもそも蛍はいい雰囲気になりそうなだけで逃げ腰になる。
明らかに警戒し始めるんだよな、まるで獣医に連れて行こうとしてるの察して警戒してる猫みたいに。
空気を察して挙動不審になるんだ。
「あ、」
ある考えに行き着いて、思わず声が出てまた周囲を見る。
そこまで声は響いてないのか、こっちに視線を向ける人はいないから、漫画に集中してる振りして雑誌を顔の近くに持ってきて顔を半分程度見えないようにすして、考えに没頭する。
ある考えとは、エロいことを怖がるのは、蛍ならありそうな話。
でもキスすらしてない俺達、いくら俺が早くそうなりたいって思ってても、段階は踏みたいって気持ちは多少ある。
友達期間は長くても、やっと気持ちが通じ合ったばかりだし。
付き合いたての初々しい距離感て、ちょっと楽しかったりもするのは、過去の経験から一応知っている。
俺はね、うん、蛍とは友達のままなのかなって、就職する前は半ば諦めてたからさ、別に女と付き合えないわけじゃないから普通に付き合った経験はある。
違うんだよなあと思いながら、それなりに楽しく付き合ってたりもした。
でも、蛍はそんな半端なことしてないだろうことは分かる。
俺の願望も入ってるけど、多分蛍は誰とも付き合ったことないんだろうなって思ってる。
そしたら、手繋いで歩いたり、何か気分が盛り上がって抱きついて、ほっぺにチュウとか、普通にキスとか、そんなの経験無いんだろうから、大人な付き合いはがっつりエロいことの発想にいって怖くなるなんて、あり得そうすぎる。
だけど、その発想の前に、俺が蛍可愛いなあってなってる時の雰囲気が、がっついてる様に見えて、俺自身が怖いってなってたりしないのか? って話。
実際に、昨日だって蛍を俺の前に座らせて抱きしめたりしながら映画見れたら最高だな、なんて最初は思ってたし。
なんか蛍も甘えてくれてる感じがしたから、このままちょっといい雰囲気になんて思って、「怖い」って言ってた蛍を思い出してヤバイヤバイと自制した。
映画の後半なんて、葛藤しまくりで画面に集中出来なかった。
そういう俺の気配を、蛍はいつも感じて怖がってたんだとしたら、俺どうしたらいいんだろう。
ちょっとずつ触れ合いに慣れていく?
それこそ、ハグとか日常にして、距離感バグらせてくのとかどうだろ。
俺がくっついてんのが普通になってけば、蛍も怖がらなくなんないかな。
両思いになったらなったで、道程遠いなあ。
雑誌読みつつため息吐いた俺を、蛍が見てたなんて気付かずに、俺は解決策を考え続けてたんだ。
朝食をありがたく食べて、洗濯を干して軽く自分の部屋掃除してから予定通り図書館にやって来た。
あまり利用している人がいないのは土曜日の午前という時間帯のせいなのか、駐車場も空いてるし受付カウンターの中でパソコン業務をしている人もなんだかのんびりしている感じだ。
「一冊は決まってるけど、何か他のも借りたいかも」
「じゃあ、俺雑誌のコーナーにいるから、漫画あるかなあ」
ここの図書館、漫画雑誌も結構置いてるから来るとつい読んでしまう。
「分かった、借り終わったらそっち行く」
新作小説のコーナーの方に向かう蛍を見送って、俺は雑誌コーナーに向かう。
受付から雑誌コーナーの辺りは天井が高くて少し開放感があるなと思いながら、目当ての漫画雑誌を手に取りソファー席に向かう。
木製のシーリングファンがゆっくりと回っているのを壁際のソファーに座り眺めてると、ちょっと眠くなる気もする。流石に寝ないけど、まったり休日時間を満喫してる気持ちになる。
「うえっ、そうなる?」
楽しみにしている連載を読み、あまりの展開につい声が出て慌てて周囲に視線を向ける。
こっちを気にしてる様子の人はいなくて安心しつつ、雑誌を読み進めながら蛍のことを考える。
蛍は自分が食べたかったからって言ってたけど、朝からあんなに美味いご飯を作ってくれて俺は滅茶苦茶幸せな気持ちで胃も心も満足してる。
蛍は料理が手間だと思わないらしく、食べたいな材料あるし作ろうかなと気軽に作り始める。
一緒に暮らし始めた頃より、料理の腕は上がってると思う。
それを言えば「拓が美味しい美味しいって沢山食べてくれるから、もっと美味しいもの作りたくなるんだよ」なんて嬉しいことをいってくれる。
自分だけだと手抜きになるけど、沢山食べてくれると作りがいがある。とよく実家でも母さんとか姉ちゃんに言われてたけど、蛍に言われるのとは何か感動が違うんだよなあ。
蛍に「沢山食べてくれるの嬉しい」なんて微笑まれると、机バンバン叩いて俺こそ嬉しいよ! とか叫びたくなるもんなあ。
とは言うものの、喜んでばかりもいられない。
昨日の蛍の呟き、あれをどうしたらいいか真剣に考えないと。
単純にエロいことすんのが怖いのかって思うけど、蛍は結構繊細だから小さいこともビビりがちだし。
未知の体験、未知だよな? はそりゃ怖ってなっても仕方ない。
受け入れる側は、俺でもビビるかもしれない。準備も知識も無しに酔った勢いでなんて始めたら事故る未来しか見えないもんなあ。
でも、そもそも蛍はいい雰囲気になりそうなだけで逃げ腰になる。
明らかに警戒し始めるんだよな、まるで獣医に連れて行こうとしてるの察して警戒してる猫みたいに。
空気を察して挙動不審になるんだ。
「あ、」
ある考えに行き着いて、思わず声が出てまた周囲を見る。
そこまで声は響いてないのか、こっちに視線を向ける人はいないから、漫画に集中してる振りして雑誌を顔の近くに持ってきて顔を半分程度見えないようにすして、考えに没頭する。
ある考えとは、エロいことを怖がるのは、蛍ならありそうな話。
でもキスすらしてない俺達、いくら俺が早くそうなりたいって思ってても、段階は踏みたいって気持ちは多少ある。
友達期間は長くても、やっと気持ちが通じ合ったばかりだし。
付き合いたての初々しい距離感て、ちょっと楽しかったりもするのは、過去の経験から一応知っている。
俺はね、うん、蛍とは友達のままなのかなって、就職する前は半ば諦めてたからさ、別に女と付き合えないわけじゃないから普通に付き合った経験はある。
違うんだよなあと思いながら、それなりに楽しく付き合ってたりもした。
でも、蛍はそんな半端なことしてないだろうことは分かる。
俺の願望も入ってるけど、多分蛍は誰とも付き合ったことないんだろうなって思ってる。
そしたら、手繋いで歩いたり、何か気分が盛り上がって抱きついて、ほっぺにチュウとか、普通にキスとか、そんなの経験無いんだろうから、大人な付き合いはがっつりエロいことの発想にいって怖くなるなんて、あり得そうすぎる。
だけど、その発想の前に、俺が蛍可愛いなあってなってる時の雰囲気が、がっついてる様に見えて、俺自身が怖いってなってたりしないのか? って話。
実際に、昨日だって蛍を俺の前に座らせて抱きしめたりしながら映画見れたら最高だな、なんて最初は思ってたし。
なんか蛍も甘えてくれてる感じがしたから、このままちょっといい雰囲気になんて思って、「怖い」って言ってた蛍を思い出してヤバイヤバイと自制した。
映画の後半なんて、葛藤しまくりで画面に集中出来なかった。
そういう俺の気配を、蛍はいつも感じて怖がってたんだとしたら、俺どうしたらいいんだろう。
ちょっとずつ触れ合いに慣れていく?
それこそ、ハグとか日常にして、距離感バグらせてくのとかどうだろ。
俺がくっついてんのが普通になってけば、蛍も怖がらなくなんないかな。
両思いになったらなったで、道程遠いなあ。
雑誌読みつつため息吐いた俺を、蛍が見てたなんて気付かずに、俺は解決策を考え続けてたんだ。
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