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本編
早退した僕は。
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ああ、最悪だ。
クロークに預けていたコートを受け取って、寮への道を一人で歩く。
最悪だろ、これ。
前世の俺の記憶が頭を抱える。
最悪だよ、これ。
今世の僕が、泣くのを堪えながら頭を抱える。
今の僕、鈴森千晴は頭を抱え蹲りたい気持ちを抑えて寮へと一人戻る。
僕の片想いの相手の雅を応援するなら、雅が主人公を凝視していようと平気な顔で授業を受けなくちゃいけなかった。
雅は優しいから、自分が主人公に一目惚れしたとしても一緒に登校したクラスメイトが体調を崩して登校直後に早退してしまったらきっと心配している。
彼は侯爵家の嫡男で、近寄りがたいオーラがある一見冷たそうな人だけど本当は優しい人だから、きっと心配してしまう。
だから僕は、平気な顔でいつものように授業を受けて居なくちゃ駄目だった。
なのに僕は雅の恋を応援すると心に誓ってたのに、授業が始まる前に挫折してしまった。
雅が転校してきたばかりの主人公を凝視している。その事実に耐えきれなくて、逃げ出してしまったんだよ、具合が悪いと言い訳して。
「僕、馬鹿みたい」
ゲームの中で、主人公は攻略対象者への好感度上げをひたすら頑張るけれど。
いや、主人公にしてみれば好きな人に自然体で接していたら好感度が勝手に上がっただけなのかもしれないけれど。
攻略対象者サイドからすれば、一目惚れした主人公をいかに落とすかをひたすら考えている状態だ。
これ、モブである僕だから分る事。
雅だって多分そう。
主人公に一目惚れして、無意識に主人公の動きを目で追っていた。
一緒に登校した僕なんて、きっと主人公と出会った瞬間から眼中に無かった。(それでも、僕を教室まで運んでくれたけど)
「明日から頑張ろう。普通に雅と接して、雅と主人公が上手くいくようにサポートして」
ゲームをした事がある僕だから出来るサポート。
雅の好感度が上がるイコール主人公と攻略対象者の親密度だとしたら、雅が主人公を好ましく思う様に仕向けていけばいい。
まずは、雅と主人公の会話を増やす。
主人公に雅の事を知って貰い、イベントを他の攻略対象者よりも早く起す。
「今日の放課後雅は、主人公に校内の案内を頼まれる。僕が勉強会をキャンセルしたからこれは確実な筈」
だから、僕の早退はナイスサポートになるのかも。
校内を案内している時に、小さなイベントが起きる。
ベタな奴。主人公が躓いて雅が抱き留めるという些細なイベント。
転びそうな主人公を「危ない」と抱き留めて、主人公の華奢な体にドキッとしながら雅は「気をつけて歩け」とついキツい言い方をしてしまうんだ。
「あれ、初っぱなから雅と主人公のスチルが入手出来るんだよなあ。あのスチルの雅が格好良いんだよ」
主人公目線で、雅のアップというお得画像。
前世の僕は、雅に抱きしめられた主人公目線で見られる雅の顔にキュンとしてあの瞬間雅推しになったんだ。
「今日、あのスチルの状態になるんだよな。雅が、主人公を……」
想像するだけで、じわりと涙が浮かんでくる。
考えただけでこんな状態になるなんて、僕これから先本当に雅を応援出来るんだろうか。
「おや、どうしました。忘れ物ですか」
「いえ、具合が悪くて早退というには早すぎますね。帰って来ちゃいました」
雅の事を考えながら歩いていたら、いつの間にか寮の前まで来ていたらしい。
入り口付近を掃き掃除していた寮の管理人さんに声を掛けられて、慌てて笑顔を作った。
「おや、いけませんね。風邪でしょうか」
「少し気分が悪いだけですが、来週からテストもあるし用心して体を休めようか思って」
管理人さんは二十代後半位に見える男性で、とても優しく気配りしてくれる人だ。
名前は佐藤宝さんと言って、実はあるイベントに関わりのある人だ。
ゲーム後半に入っても主人公が誰の好感度も上手くアップ出来ていない場合、管理人のお手伝いというイベントが発生して好感度上げを一度だけ手伝ってくれるんだ。
「そうですか。保健室には行かれましたか」
「いえ、言っていません。部屋に戻れば薬もありますし、寝ていれば大丈夫な程度かと思いましたし」
「そうですか。お昼はどうされますか? 何かご用意しましょうか」
「いえ、部屋に簡単に食べられる物がありますから大丈夫です」
親切に聞いてくれる管理人さんに答えながら、あれ、なんかこのやり取り覚えがある様な……と考える。
「では具合が悪くなった時は遠慮せずに管理人室に連絡下さいね」
「はい。大丈夫です」
「もし具合が悪くなった場合」
「あ、その場合は家の主治医に連絡を取りますので。確か外部から医者を呼ぶ事できましたよね」
思い出して、慌ててそう言うと管理人さんはにこりと笑いながら頷いた。
「ええ、勿論。体調を崩して主治医を呼ばれる方は多いですから、大丈夫ですよ。その場合手続きをこちらで行ないますので、ご連絡下さい」
「分りました。ありがとうございます」
思い出した僕、偉い。
管理人さんに内心の動揺を気がつかれない様、作り笑いをしながら寮の中へと入り「危なかった」と呟いた。
「なんで僕にこのイベントが、いや、まてよ。もしかしてあれ主人公以外にもあの保険医は日常的にやらかしてるのか?」
ゲームの後半、主人公が風邪をひいて早退し今の僕の様に管理人さんと会話をする。
具合は悪くないか、昼食はどうする? と聞かれて「お昼ご飯何かお願いしてもいいですか?」と主人公が言った場合、その時に好感度が高い攻略対象者が昼休みに主人公を心配して寮に戻ってきて、管理人さんからお昼を受取り部屋に訪ねてくる。
お昼を断った場合、次の選択肢「具合が悪くなったら」が出てきて、ここで「具合が悪くなったら保健室の先生を呼んでもらいたい」を選択すると、熱を出した主人公を僕の苦手なあの保健室の先生が訪ねてきて、熱で汗をかいている主人公を着替えさせるという言い訳をしながらセクハラをしようとし、攻略対象者に助けられるというイベントにが起きるのだ。
「やばい、やばい。思い出して良かった。あの先生、距離感おかしいと思ってたけどイベント要員だったんだ」
すっかり忘れてたけど、熱出して弱っている主人公にセクハラしようとするとんでもない人で、でも格好良いから一部では人気もあって、薄い本では保健室の先生×主人公なんてものも確かあったんだ。
「あの先生だけは絶対にパス。僕の好みじゃ無いどころか苦手なタイプだし」
想像しただけで、ぶるっと身震いしてしまう。
「だいたい僕があのイベント起しても、雅が助けに来てくれると思えないし」
それはそれで、悲しい。
想像しただけで泣ける。
「ああ、もう寝よ。気持ち悪いしふらふらするし」
寝不足良く無い。
なんだか本当に頭痛くなってきたし、もう寝ちゃおう。
部屋に戻って、持っていた鞄をソファーに置くとポイポイっと制服を脱ぎ捨てて寝室に向かうとベッドに潜り込んだ。
「寝不足解消したら、ちょっとは元気になるよね」
布団を頭からすっぽりと被って、丸くなって目を閉じた。
眠ってしまえば、何も考えない。
雅が主人公をお昼に誘うかもとか、授業中もずっと主人公を見てるのかもとか、そんな事は考えない様に、ぎゅっとぎゅうっと目を閉じた。
クロークに預けていたコートを受け取って、寮への道を一人で歩く。
最悪だろ、これ。
前世の俺の記憶が頭を抱える。
最悪だよ、これ。
今世の僕が、泣くのを堪えながら頭を抱える。
今の僕、鈴森千晴は頭を抱え蹲りたい気持ちを抑えて寮へと一人戻る。
僕の片想いの相手の雅を応援するなら、雅が主人公を凝視していようと平気な顔で授業を受けなくちゃいけなかった。
雅は優しいから、自分が主人公に一目惚れしたとしても一緒に登校したクラスメイトが体調を崩して登校直後に早退してしまったらきっと心配している。
彼は侯爵家の嫡男で、近寄りがたいオーラがある一見冷たそうな人だけど本当は優しい人だから、きっと心配してしまう。
だから僕は、平気な顔でいつものように授業を受けて居なくちゃ駄目だった。
なのに僕は雅の恋を応援すると心に誓ってたのに、授業が始まる前に挫折してしまった。
雅が転校してきたばかりの主人公を凝視している。その事実に耐えきれなくて、逃げ出してしまったんだよ、具合が悪いと言い訳して。
「僕、馬鹿みたい」
ゲームの中で、主人公は攻略対象者への好感度上げをひたすら頑張るけれど。
いや、主人公にしてみれば好きな人に自然体で接していたら好感度が勝手に上がっただけなのかもしれないけれど。
攻略対象者サイドからすれば、一目惚れした主人公をいかに落とすかをひたすら考えている状態だ。
これ、モブである僕だから分る事。
雅だって多分そう。
主人公に一目惚れして、無意識に主人公の動きを目で追っていた。
一緒に登校した僕なんて、きっと主人公と出会った瞬間から眼中に無かった。(それでも、僕を教室まで運んでくれたけど)
「明日から頑張ろう。普通に雅と接して、雅と主人公が上手くいくようにサポートして」
ゲームをした事がある僕だから出来るサポート。
雅の好感度が上がるイコール主人公と攻略対象者の親密度だとしたら、雅が主人公を好ましく思う様に仕向けていけばいい。
まずは、雅と主人公の会話を増やす。
主人公に雅の事を知って貰い、イベントを他の攻略対象者よりも早く起す。
「今日の放課後雅は、主人公に校内の案内を頼まれる。僕が勉強会をキャンセルしたからこれは確実な筈」
だから、僕の早退はナイスサポートになるのかも。
校内を案内している時に、小さなイベントが起きる。
ベタな奴。主人公が躓いて雅が抱き留めるという些細なイベント。
転びそうな主人公を「危ない」と抱き留めて、主人公の華奢な体にドキッとしながら雅は「気をつけて歩け」とついキツい言い方をしてしまうんだ。
「あれ、初っぱなから雅と主人公のスチルが入手出来るんだよなあ。あのスチルの雅が格好良いんだよ」
主人公目線で、雅のアップというお得画像。
前世の僕は、雅に抱きしめられた主人公目線で見られる雅の顔にキュンとしてあの瞬間雅推しになったんだ。
「今日、あのスチルの状態になるんだよな。雅が、主人公を……」
想像するだけで、じわりと涙が浮かんでくる。
考えただけでこんな状態になるなんて、僕これから先本当に雅を応援出来るんだろうか。
「おや、どうしました。忘れ物ですか」
「いえ、具合が悪くて早退というには早すぎますね。帰って来ちゃいました」
雅の事を考えながら歩いていたら、いつの間にか寮の前まで来ていたらしい。
入り口付近を掃き掃除していた寮の管理人さんに声を掛けられて、慌てて笑顔を作った。
「おや、いけませんね。風邪でしょうか」
「少し気分が悪いだけですが、来週からテストもあるし用心して体を休めようか思って」
管理人さんは二十代後半位に見える男性で、とても優しく気配りしてくれる人だ。
名前は佐藤宝さんと言って、実はあるイベントに関わりのある人だ。
ゲーム後半に入っても主人公が誰の好感度も上手くアップ出来ていない場合、管理人のお手伝いというイベントが発生して好感度上げを一度だけ手伝ってくれるんだ。
「そうですか。保健室には行かれましたか」
「いえ、言っていません。部屋に戻れば薬もありますし、寝ていれば大丈夫な程度かと思いましたし」
「そうですか。お昼はどうされますか? 何かご用意しましょうか」
「いえ、部屋に簡単に食べられる物がありますから大丈夫です」
親切に聞いてくれる管理人さんに答えながら、あれ、なんかこのやり取り覚えがある様な……と考える。
「では具合が悪くなった時は遠慮せずに管理人室に連絡下さいね」
「はい。大丈夫です」
「もし具合が悪くなった場合」
「あ、その場合は家の主治医に連絡を取りますので。確か外部から医者を呼ぶ事できましたよね」
思い出して、慌ててそう言うと管理人さんはにこりと笑いながら頷いた。
「ええ、勿論。体調を崩して主治医を呼ばれる方は多いですから、大丈夫ですよ。その場合手続きをこちらで行ないますので、ご連絡下さい」
「分りました。ありがとうございます」
思い出した僕、偉い。
管理人さんに内心の動揺を気がつかれない様、作り笑いをしながら寮の中へと入り「危なかった」と呟いた。
「なんで僕にこのイベントが、いや、まてよ。もしかしてあれ主人公以外にもあの保険医は日常的にやらかしてるのか?」
ゲームの後半、主人公が風邪をひいて早退し今の僕の様に管理人さんと会話をする。
具合は悪くないか、昼食はどうする? と聞かれて「お昼ご飯何かお願いしてもいいですか?」と主人公が言った場合、その時に好感度が高い攻略対象者が昼休みに主人公を心配して寮に戻ってきて、管理人さんからお昼を受取り部屋に訪ねてくる。
お昼を断った場合、次の選択肢「具合が悪くなったら」が出てきて、ここで「具合が悪くなったら保健室の先生を呼んでもらいたい」を選択すると、熱を出した主人公を僕の苦手なあの保健室の先生が訪ねてきて、熱で汗をかいている主人公を着替えさせるという言い訳をしながらセクハラをしようとし、攻略対象者に助けられるというイベントにが起きるのだ。
「やばい、やばい。思い出して良かった。あの先生、距離感おかしいと思ってたけどイベント要員だったんだ」
すっかり忘れてたけど、熱出して弱っている主人公にセクハラしようとするとんでもない人で、でも格好良いから一部では人気もあって、薄い本では保健室の先生×主人公なんてものも確かあったんだ。
「あの先生だけは絶対にパス。僕の好みじゃ無いどころか苦手なタイプだし」
想像しただけで、ぶるっと身震いしてしまう。
「だいたい僕があのイベント起しても、雅が助けに来てくれると思えないし」
それはそれで、悲しい。
想像しただけで泣ける。
「ああ、もう寝よ。気持ち悪いしふらふらするし」
寝不足良く無い。
なんだか本当に頭痛くなってきたし、もう寝ちゃおう。
部屋に戻って、持っていた鞄をソファーに置くとポイポイっと制服を脱ぎ捨てて寝室に向かうとベッドに潜り込んだ。
「寝不足解消したら、ちょっとは元気になるよね」
布団を頭からすっぽりと被って、丸くなって目を閉じた。
眠ってしまえば、何も考えない。
雅が主人公をお昼に誘うかもとか、授業中もずっと主人公を見てるのかもとか、そんな事は考えない様に、ぎゅっとぎゅうっと目を閉じた。
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