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本編
諦められないよ。
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「ふう、お腹いっぱいすぎる」
雅が昨日お見舞いとして持ってきてくれた色々を、泣きながら朝ご飯として食べた。
スポーツドリンクは冷蔵庫に残して、レトルトとしてはかなり具沢山なミネストローネスープに大好きなプリンを食べたらお腹が苦しくなった。
スープもプリンも僕が好きなものだ。
でも雅にそんな話をした覚えはない。
一緒に行動するなんてことすら今まで殆んど無かったのだから、当然だ。
むしろここ数日の雅との距離がおかしい。
僕と雅は、そんなには親しくない。
僕は雅を好きだけれど、でもそれだけ。
「偶然僕の好きなものを買ってきてくれただけ、それなのに浮かれちゃう僕は馬鹿だ」
お金を払おうとしたら、お見舞いだからと断られてしまった。
「あーあ、こんなんされたら諦められないよ」
僕はモブで雅は主人公のもの。だから、雅への思いを封印しようとしてるのに。
さっきまで「雅の幸せが一番なんだから、応援する」って考えていたというのに。
雅はモブの僕にもこんなに優しくしてくれるから、もしかしたらなんて考えてしまうんだ。
雅と恋人になれるなら、それが雅の一時の気の迷いでもいいと思ってしまう。
「馬鹿すぎるよね、僕。遊びでもいいから雅と恋人になりたいなんて考え方、惨めすぎる」
僕の好きなプリンを、僕の体調を心配して買ってきてくれた。なんてエピソードにすがりたくなる。
雅は僕を気に掛けてくれる、だから望みはあるかもしれないなんて考えてしまうんだ。
昨日、雅が主人公を見ていた。
多分あれは恋に落ちた瞬間、ゲームでの雅は主人公に告白する時そう言うんだ「教室に初めてお前が入って来た瞬間から、目が離せなかった。多分あの時から好きだったんだ、認めたく無かっただけで」つまり、雅が告白で言っていた場面を僕は見たんだ。
僕の失恋が決定した場面。それでも、もしかしたらなんて、考えてしまうんだ。
「雅、好きだよ。僕を好きになって欲しいよ。諦めるなんて出来ないよ」
ポロリと涙がこぼれる。やっと涙が止まったばかりなのに、またポロポロと涙がこぼれ落ちてしまう。
こんなんじゃ学校に行けない、目を冷やさないと泣いたのがバレそうだ。
でも、泣き止まなきゃと思っても涙が止まらない。
「応援しないといけないのに。ごめんね、雅。諦めるなんて出来ないよ」
出来ると思ってた。
雅はただの友達で、僕は雅の恋を応援する。
雅が幸せなら、僕は失恋してしまうとしても幸せ。
そう思ってたのに。
「好きなんだよ。雅に優しくされたら、僕は」
なんで急に僕に優しくするの?
どうして僕を放っておいてくれなかったの。
具合が悪くても、無視してくれたら良かったのに。
ほんの少し優しくされただけで、親しくしてくれただけで舞い上がってしまうし、そこに希望を見いだそうとしてしまうのに。
雅が、他のクラスメイトみたいに僕に接してくれたら。
少し前まで、雅はそうしてくれてた筈なのに。
「優しくされたら嬉しいんだよ。僕を気遣ってくれたって、それだけて嬉しすぎちゃうんだよ」
涙が止まらない。
これから、雅が主人公を恋人にするために動くんだって想像しただけで胸が苦しくなる。
「どうしたら雅を諦められるんだよ」
涙が止まらなくて、悲しくて胸が苦しくて。
僕はただ泣き続けた。
雅が昨日お見舞いとして持ってきてくれた色々を、泣きながら朝ご飯として食べた。
スポーツドリンクは冷蔵庫に残して、レトルトとしてはかなり具沢山なミネストローネスープに大好きなプリンを食べたらお腹が苦しくなった。
スープもプリンも僕が好きなものだ。
でも雅にそんな話をした覚えはない。
一緒に行動するなんてことすら今まで殆んど無かったのだから、当然だ。
むしろここ数日の雅との距離がおかしい。
僕と雅は、そんなには親しくない。
僕は雅を好きだけれど、でもそれだけ。
「偶然僕の好きなものを買ってきてくれただけ、それなのに浮かれちゃう僕は馬鹿だ」
お金を払おうとしたら、お見舞いだからと断られてしまった。
「あーあ、こんなんされたら諦められないよ」
僕はモブで雅は主人公のもの。だから、雅への思いを封印しようとしてるのに。
さっきまで「雅の幸せが一番なんだから、応援する」って考えていたというのに。
雅はモブの僕にもこんなに優しくしてくれるから、もしかしたらなんて考えてしまうんだ。
雅と恋人になれるなら、それが雅の一時の気の迷いでもいいと思ってしまう。
「馬鹿すぎるよね、僕。遊びでもいいから雅と恋人になりたいなんて考え方、惨めすぎる」
僕の好きなプリンを、僕の体調を心配して買ってきてくれた。なんてエピソードにすがりたくなる。
雅は僕を気に掛けてくれる、だから望みはあるかもしれないなんて考えてしまうんだ。
昨日、雅が主人公を見ていた。
多分あれは恋に落ちた瞬間、ゲームでの雅は主人公に告白する時そう言うんだ「教室に初めてお前が入って来た瞬間から、目が離せなかった。多分あの時から好きだったんだ、認めたく無かっただけで」つまり、雅が告白で言っていた場面を僕は見たんだ。
僕の失恋が決定した場面。それでも、もしかしたらなんて、考えてしまうんだ。
「雅、好きだよ。僕を好きになって欲しいよ。諦めるなんて出来ないよ」
ポロリと涙がこぼれる。やっと涙が止まったばかりなのに、またポロポロと涙がこぼれ落ちてしまう。
こんなんじゃ学校に行けない、目を冷やさないと泣いたのがバレそうだ。
でも、泣き止まなきゃと思っても涙が止まらない。
「応援しないといけないのに。ごめんね、雅。諦めるなんて出来ないよ」
出来ると思ってた。
雅はただの友達で、僕は雅の恋を応援する。
雅が幸せなら、僕は失恋してしまうとしても幸せ。
そう思ってたのに。
「好きなんだよ。雅に優しくされたら、僕は」
なんで急に僕に優しくするの?
どうして僕を放っておいてくれなかったの。
具合が悪くても、無視してくれたら良かったのに。
ほんの少し優しくされただけで、親しくしてくれただけで舞い上がってしまうし、そこに希望を見いだそうとしてしまうのに。
雅が、他のクラスメイトみたいに僕に接してくれたら。
少し前まで、雅はそうしてくれてた筈なのに。
「優しくされたら嬉しいんだよ。僕を気遣ってくれたって、それだけて嬉しすぎちゃうんだよ」
涙が止まらない。
これから、雅が主人公を恋人にするために動くんだって想像しただけで胸が苦しくなる。
「どうしたら雅を諦められるんだよ」
涙が止まらなくて、悲しくて胸が苦しくて。
僕はただ泣き続けた。
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