31 / 100
第三章 勇者と聖女様、神話級の相手のパシリにされる
EP 1
しおりを挟む
ピザが食べたいので、窯(ダンジョン産)を作った
秋の気配が近づくカイト農場。
黄金色に輝く小麦畑で、俺、カイトは収穫の喜びを噛み締めていた。
「うん、いい出来だ! 今年は粒が大きくて香りがいいぞ」
この小麦は、元魔王軍のオークたちが丹精込めて育てた「特製強力粉」になる予定だ。
パンにするのもいい。うどんもいい。
だが、この香ばしい小麦の匂いを嗅いでいると、俺の脳裏にある強烈な衝動が走った。
「……ピザだ」
無性に、ピザが食べたい。
カリッと焼けた生地。とろりと溶けるチーズ。甘酸っぱいトマトソース。
日本にいた頃、残業中の深夜に頼んだデリバリーピザの味が、鮮烈に蘇る。
「よし、今日の昼飯はピザパーティーだ!」
そうと決まれば善は急げだ。
だが、問題が一つある。
美味しいピザを焼くには、高温をキープできる本格的な「石窯」が必要なのだ。
「普通のレンガじゃ、火力が足りないかもしれないな……。誰か、耐熱性の石とか持ってないかな?」
俺が独り言を呟くと、庭で花壇の手入れをしていた妖精キュルリンが飛んできた。
「キュルッ☆ カイト、石が欲しいの? ボクに任せて!」
「お、キュルリン。いい石ある?」
「あるよあるよ! ダンジョンの最下層を掘ってたら、すっごく硬くて熱に強い石が出てきたの! 加工してあげるね!」
キュルリンは杖を振った。
【ダンジョンクリエイト・窯モード】。
ズズズズズ……。
地面から漆黒のブロックがせり出し、瞬く間にドーム状の窯が組み上がっていく。
表面は黒曜石のように滑らかで、内側は紅蓮に輝く鉱石が使われているようだ。
「完成~っ! 名付けて『灼熱の魔窯(インフェルノ・オーブン)』!」
「おおっ、かっこいい! 黒くてシックなデザインだね!」
俺は完成したピザ窯を撫で回した。ひんやりとしていて、手触りがいい。
これなら最高のピザが焼けそうだ。
――その様子を、屋台の準備をしていた竜神デュークが見て、腰を抜かしかけていた。
「お、おい……。嘘だろう?」
デュークは葉巻を落とし、震える指でその窯を指差した。
「あれは……ダンジョン深層にのみ存在する幻の金属『ヒヒイロカネ』と、炎竜王の住処にある『耐火竜岩』ではないか!?」
どちらも、伝説の剣や最強の盾を作るための国宝級素材だ。
それが惜しげもなく、「ピザを焼くためだけ」の窯に使われている。
「あの窯なら、ドラゴンのブレスすら閉じ込めて熱循環させることができるぞ……。カイトめ、一体何を焼くつもりだ? 世界を焼き尽くす業火か?」
デュークの戦慄をよそに、カイトは食材集めに走っていた。
†
「おーい、ルナちゃーん! トマトちょうだい!」
「はーい! 任せてくださいな!」
農業顧問補佐のルナが、杖を一振りする。
畑のトマトがボンッと弾け、真っ赤なペースト状のソースになってボウルに溜まった。
【完熟トマトソース(魔力充填率120%)】。
「ヴァルキュリアさーん! バジルある?」
「ありますよ、オーナー! 天界の種から育てた最高傑作です!」
天使長ヴァルキュリアが摘んできたのは、葉脈が黄金に光るバジルだった。
【聖なるバジル(状態異常無効化・呪い解除効果付き)】。
「オーク君たち! チーズ頼む!」
「ブヒィッ!(熟成完了です!)」
オークたちが運んできたのは、農場のミルクで作ったモッツァレラチーズ。
【ハイオーク・チーズ(滋養強壮・体力全回復)】。
カイトはそれらの具材を、薄く伸ばした小麦生地の上にたっぷりと乗せた。
「よし、準備完了! あとは焼くだけだ!」
カイトはピザパーラー(長いヘラ)に生地を乗せ、黒い窯の前へ立った。
薪はどうしようか。普通の木だと火力が弱いかもしれない。
「ポチー! ちょっと火を貸してくれー!」
縁側で寝ていたポチ(始祖竜)が、のっそりと起き上がって近づいてきた。
カイトが窯の中を指差すと、ポチは「あーん」と口を開けた。
ボッ……!
ポチの口から吐き出されたのは、薪の火ではない。
あらゆる物質を原子分解する『始祖の獄炎(ヘル・フレア)』の種火だった。
窯の中に黒い炎が渦巻く。
「なっ……!? 始祖のブレスを熱源にするだと!?」
見物していたデュークが叫んだ。
しかし、キュルリンが作った『ヒヒイロカネ製の窯』は、その超高温を完璧に遮断し、内部で熱を循環させていた。
「いい温度だ! いくぞ!」
カイトはピザを投入した。
ジュウウウウウウッ……!
香ばしい音と共に、小麦とチーズの焼ける匂いが爆発的に広がる。
それはただの料理の匂いではない。
「食欲」という本能を直接殴りつけるような、暴力的なまでの芳香だった。
†
「……やけた」
数分後。
カイトが取り出したピザを見て、全員が息を呑んだ。
黄金色に焦げた生地。
グツグツと沸騰するトマトソース。
とろりと溶けて糸を引く純白のチーズ。
そして、鮮やかな緑のバジル。
【究極のマルゲリータ(神話級)】
「さあ、みんなで食べよう!」
カイトがピザカッターで切り分け、一切れを持ち上げた。
チーズが、ビヨォォォォンとどこまでも伸びる。
「「「いただきます!!」」」
神々も、魔王も、天使も、我慢できずに齧りついた。
カリッ、モチッ、ジュワッ!
「――んんっ!!!」
全員の動きが止まった。
思考が吹き飛ぶ美味さ。
生地の香ばしさが鼻を抜け、トマトの酸味とチーズのコクが舌の上で踊る。そして、ポチの炎が閉じ込めた「熱」が、全身の細胞を活性化させる。
「う、美味すぎる……! なんだこれは! ラーメンとは違うベクトルで完成されている!」
「チーズが……チーズが濃厚すぎて、天界のネクタールより美味しいですぅ!」
「あらやだ、お肌がプルプルになるわ!」
デューク、ヴァルキュリア、ラスティアが絶叫する。
ポチも一切れを丸呑みし、「きゅるる!(おかわり!)」と尻尾を振っている。
「よかった、大成功だね!」
カイトは自分の分のピザを頬張りながら、満足げに笑った。
このピザ窯があれば、パンも焼けるし、グラタンも作れる。食生活がさらに豊かになるぞ。
平和なランチタイム。
だが、この時カイトたちは気づいていなかった。
このピザ窯から立ち昇った「神聖なる香り」と「強大な魔力」が風に乗って流れ、遠く離れた「聖教国ルミナリス」の礼拝堂まで届いてしまったことに。
「……む? なんだ、この邪悪な(ほど美味しそうな)気配は?」
強欲な枢機卿が、東の空を睨みつけた。
それは、カイト農場に対する「異端審問」という名の、理不尽な侵略の狼煙(のろし)となるのであった。
秋の気配が近づくカイト農場。
黄金色に輝く小麦畑で、俺、カイトは収穫の喜びを噛み締めていた。
「うん、いい出来だ! 今年は粒が大きくて香りがいいぞ」
この小麦は、元魔王軍のオークたちが丹精込めて育てた「特製強力粉」になる予定だ。
パンにするのもいい。うどんもいい。
だが、この香ばしい小麦の匂いを嗅いでいると、俺の脳裏にある強烈な衝動が走った。
「……ピザだ」
無性に、ピザが食べたい。
カリッと焼けた生地。とろりと溶けるチーズ。甘酸っぱいトマトソース。
日本にいた頃、残業中の深夜に頼んだデリバリーピザの味が、鮮烈に蘇る。
「よし、今日の昼飯はピザパーティーだ!」
そうと決まれば善は急げだ。
だが、問題が一つある。
美味しいピザを焼くには、高温をキープできる本格的な「石窯」が必要なのだ。
「普通のレンガじゃ、火力が足りないかもしれないな……。誰か、耐熱性の石とか持ってないかな?」
俺が独り言を呟くと、庭で花壇の手入れをしていた妖精キュルリンが飛んできた。
「キュルッ☆ カイト、石が欲しいの? ボクに任せて!」
「お、キュルリン。いい石ある?」
「あるよあるよ! ダンジョンの最下層を掘ってたら、すっごく硬くて熱に強い石が出てきたの! 加工してあげるね!」
キュルリンは杖を振った。
【ダンジョンクリエイト・窯モード】。
ズズズズズ……。
地面から漆黒のブロックがせり出し、瞬く間にドーム状の窯が組み上がっていく。
表面は黒曜石のように滑らかで、内側は紅蓮に輝く鉱石が使われているようだ。
「完成~っ! 名付けて『灼熱の魔窯(インフェルノ・オーブン)』!」
「おおっ、かっこいい! 黒くてシックなデザインだね!」
俺は完成したピザ窯を撫で回した。ひんやりとしていて、手触りがいい。
これなら最高のピザが焼けそうだ。
――その様子を、屋台の準備をしていた竜神デュークが見て、腰を抜かしかけていた。
「お、おい……。嘘だろう?」
デュークは葉巻を落とし、震える指でその窯を指差した。
「あれは……ダンジョン深層にのみ存在する幻の金属『ヒヒイロカネ』と、炎竜王の住処にある『耐火竜岩』ではないか!?」
どちらも、伝説の剣や最強の盾を作るための国宝級素材だ。
それが惜しげもなく、「ピザを焼くためだけ」の窯に使われている。
「あの窯なら、ドラゴンのブレスすら閉じ込めて熱循環させることができるぞ……。カイトめ、一体何を焼くつもりだ? 世界を焼き尽くす業火か?」
デュークの戦慄をよそに、カイトは食材集めに走っていた。
†
「おーい、ルナちゃーん! トマトちょうだい!」
「はーい! 任せてくださいな!」
農業顧問補佐のルナが、杖を一振りする。
畑のトマトがボンッと弾け、真っ赤なペースト状のソースになってボウルに溜まった。
【完熟トマトソース(魔力充填率120%)】。
「ヴァルキュリアさーん! バジルある?」
「ありますよ、オーナー! 天界の種から育てた最高傑作です!」
天使長ヴァルキュリアが摘んできたのは、葉脈が黄金に光るバジルだった。
【聖なるバジル(状態異常無効化・呪い解除効果付き)】。
「オーク君たち! チーズ頼む!」
「ブヒィッ!(熟成完了です!)」
オークたちが運んできたのは、農場のミルクで作ったモッツァレラチーズ。
【ハイオーク・チーズ(滋養強壮・体力全回復)】。
カイトはそれらの具材を、薄く伸ばした小麦生地の上にたっぷりと乗せた。
「よし、準備完了! あとは焼くだけだ!」
カイトはピザパーラー(長いヘラ)に生地を乗せ、黒い窯の前へ立った。
薪はどうしようか。普通の木だと火力が弱いかもしれない。
「ポチー! ちょっと火を貸してくれー!」
縁側で寝ていたポチ(始祖竜)が、のっそりと起き上がって近づいてきた。
カイトが窯の中を指差すと、ポチは「あーん」と口を開けた。
ボッ……!
ポチの口から吐き出されたのは、薪の火ではない。
あらゆる物質を原子分解する『始祖の獄炎(ヘル・フレア)』の種火だった。
窯の中に黒い炎が渦巻く。
「なっ……!? 始祖のブレスを熱源にするだと!?」
見物していたデュークが叫んだ。
しかし、キュルリンが作った『ヒヒイロカネ製の窯』は、その超高温を完璧に遮断し、内部で熱を循環させていた。
「いい温度だ! いくぞ!」
カイトはピザを投入した。
ジュウウウウウウッ……!
香ばしい音と共に、小麦とチーズの焼ける匂いが爆発的に広がる。
それはただの料理の匂いではない。
「食欲」という本能を直接殴りつけるような、暴力的なまでの芳香だった。
†
「……やけた」
数分後。
カイトが取り出したピザを見て、全員が息を呑んだ。
黄金色に焦げた生地。
グツグツと沸騰するトマトソース。
とろりと溶けて糸を引く純白のチーズ。
そして、鮮やかな緑のバジル。
【究極のマルゲリータ(神話級)】
「さあ、みんなで食べよう!」
カイトがピザカッターで切り分け、一切れを持ち上げた。
チーズが、ビヨォォォォンとどこまでも伸びる。
「「「いただきます!!」」」
神々も、魔王も、天使も、我慢できずに齧りついた。
カリッ、モチッ、ジュワッ!
「――んんっ!!!」
全員の動きが止まった。
思考が吹き飛ぶ美味さ。
生地の香ばしさが鼻を抜け、トマトの酸味とチーズのコクが舌の上で踊る。そして、ポチの炎が閉じ込めた「熱」が、全身の細胞を活性化させる。
「う、美味すぎる……! なんだこれは! ラーメンとは違うベクトルで完成されている!」
「チーズが……チーズが濃厚すぎて、天界のネクタールより美味しいですぅ!」
「あらやだ、お肌がプルプルになるわ!」
デューク、ヴァルキュリア、ラスティアが絶叫する。
ポチも一切れを丸呑みし、「きゅるる!(おかわり!)」と尻尾を振っている。
「よかった、大成功だね!」
カイトは自分の分のピザを頬張りながら、満足げに笑った。
このピザ窯があれば、パンも焼けるし、グラタンも作れる。食生活がさらに豊かになるぞ。
平和なランチタイム。
だが、この時カイトたちは気づいていなかった。
このピザ窯から立ち昇った「神聖なる香り」と「強大な魔力」が風に乗って流れ、遠く離れた「聖教国ルミナリス」の礼拝堂まで届いてしまったことに。
「……む? なんだ、この邪悪な(ほど美味しそうな)気配は?」
強欲な枢機卿が、東の空を睨みつけた。
それは、カイト農場に対する「異端審問」という名の、理不尽な侵略の狼煙(のろし)となるのであった。
111
あなたにおすすめの小説
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
『しろくま通りのピノ屋さん 〜転生モブは今日もお菓子を焼く〜』
miigumi
ファンタジー
前世では病弱で、病室の窓から空を見上げることしかできなかった私。
そんな私が転生したのは、魔法と剣があるファンタジーの世界。
……とはいえ、勇者でも聖女でもなく、物語に出てこない“モブキャラ”でした。
貴族の家に生まれるも馴染めず、破門されて放り出された私は、街の片隅――
「しろくま通り」で、小さなお菓子屋さんを開くことにしました。
相棒は、拾ったまんまるのペンギンの魔物“ピノ”。
季節の果物を使って、前世の記憶を頼りに焼いたお菓子は、
気づけばちょっぴり評判に。
できれば平和に暮らしたいのに、
なぜか最近よく現れるやさしげな騎士さん――
……って、もしかして勇者パーティーの人なんじゃ?!
静かに暮らしたい元病弱転生モブと、
彼女の焼き菓子に癒される人々の、ちょっと甘くて、ほんのり騒がしい日々の物語。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
最強陛下の育児論〜5歳児の娘に振り回されているが、でもやっぱり可愛くて許してしまうのはどうしたらいいものか〜
楠ノ木雫
ファンタジー
孤児院で暮らしていた女の子リンティの元へ、とある男達が訪ねてきた。その者達が所持していたものには、この国の紋章が刻まれていた。そう、この国の皇城から来た者達だった。その者達は、この国の皇女を捜しに来ていたようで、リンティを見た瞬間間違いなく彼女が皇女だと言い出した。
言い合いになってしまったが、リンティは皇城に行く事に。だが、この国の皇帝の二つ名が〝冷血の最強皇帝〟。そして、タイミング悪く首を撥ねている瞬間を目の当たりに。
こんな無慈悲の皇帝が自分の父。そんな事実が信じられないリンティ。だけど、あれ? 皇帝が、ぬいぐるみをプレゼントしてくれた?
リンティがこの城に来てから、どんどん皇帝がおかしくなっていく姿を目の当たりにする周りの者達も困惑。一体どうなっているのだろうか?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
追放された公爵令息、神竜と共に辺境スローライフを満喫する〜無敵領主のまったり改革記〜
たまごころ
ファンタジー
無実の罪で辺境に追放された公爵令息アレン。
だが、その地では神竜アルディネアが眠っていた。
契約によって最強の力を得た彼は、戦いよりも「穏やかな暮らし」を選ぶ。
農地改革、温泉開発、魔導具づくり──次々と繁栄する辺境領。
そして、かつて彼を貶めた貴族たちが、その繁栄にひれ伏す時が来る。
戦わずとも勝つ、まったりざまぁ無双ファンタジー!
追放された薬師でしたが、特に気にもしていません
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。
まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。
だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥
たまにやりたくなる短編。
ちょっと連載作品
「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる