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第十四話 ゴブリンロード
しおりを挟むリタと出会ってから、1週間が経った。
リタには、護衛として、シャドーソルジャーとシャドーアサシンをつけている。
セレリアと話しながら、昼食を作っていると、リタの護衛につけていたシャドーソルジャーから、報告がきた。
それは、リタが、人質に取られているという報告だった。
何をしているんだ?
護衛の意味が無いだろ。
私は、昼食を作るのをやめ、セレリアに、リタが人質に取られたことを伝えた。
セレリアは、「直ぐに助けに行こう」
私は、頷いて答え、火を消した。
セレリアの手を握って、シャドートラベリングを使って、移動した。
到着した場所には、大量のゴブリンとリタを人質に取ったゴブリンロードと、シャドーソルジャーとシャドーアサシンが、対峙していた。
「シャドーアーマー」と、唱えた。
すると、私の体が、影に包まれた。
影が消えると、私の体は、漆黒の鎧に包まれ、頭には、漆黒の兜を被さり、腰には、漆黒の2本の大剣が、携わっていた。
リタは、涙目になって、震えていた。
そんなリタを人質に取っているゴブリンロードは、俺の方を見て、嘲笑った。
ゴブリンロードは、嘲笑った表情のまま、「オマエ、ブラックナイト。オレサマヨリモヨワイ。ソシテ、シャドーアサシンモ、シャドーウォリアーモ、オレサマヨリモヨワイ」
どうやら、このゴブリンロードは、私なことをブラックナイトと間違え、シャドーソルジャーのことをシャドーウォリアーと間違えてあるみたいだ。
一応、シャドーウォリアーは、B級の魔物だ。
まぁ、仕方ないだろう。
シャドーナイトやシャドーソルジャーは、見ることが無いからな。
ゴブリンロードは、私に粗末の剣を向け、「コノオンナモ、オマエノトナリニイルオンナモオレサマノモノ。オレサマガ、モラッテヤルコトニ、カンシャシロ」
その発言に、私は、怒りを隠せなかった。
セレリアをギリギリS級のゴブリンロード如きが、貰うだと。
余程死にたいようだな。
そして、リタに、怖い思いされたお前には、絶望を与えてやる。
私は、2本の大剣を抜いた。
「シャドートラベリング」と、唱えた。
私は、ゴブリンロードの後ろに移動した。
2本の大剣で、まずは、両腕を切り落とし、次に、両足を切り落とし、シャドーバインドで、四肢を失ったゴブリンロードの体を縛った。
解放されたリタは、力が抜け、地面に女の子座りをした。
私は、周りにいるゴブリン達に向かって、2本の大剣を横一閃に振った。
すると、周りにいたゴブリン達は、真っ二つになり、絶命した。
私は、後ろを向き、「おい、シャドーソルジャー、シャドーアサシン、お前達は、護衛の任務を遂行出来なかったな?」
シャドーソルジャーとシャドーアサシンは、片膝を着き、頭を下げた。
シャドーソルジャーとシャドーアサシンの方に、漆黒の大剣を向け、「命令だ。シャドーソルジャー、シャドーアサシン、この森にいるゴブリンを滅ぼせ。1体も逃すなよ。これ以上、私を失望させるなよ」
シャドーソルジャーとシャドーアサシンは、頭を深く下げ、影と一体化し、消えた。
「ナ、ナニヲスルツモリダ?」と、ゴブリンロードは、恐怖を感じながらも聞いてきた。
「ゴブリンロード。1つ訂正だ。私は、ブラックナイトではなく、シャドーナイト。S級を超えた魔物だ。お前は、私の大切な存在に手を出した。だから、この森にいるゴブリンは、絶滅させる」と、答えた。
「ナ、ナゼ、ソコマデスル?」と、ゴブリンロードは、恐怖で、体を震わせながら、聞いてきた。
「お前を絶望に落とすためだ。後は、報復だ」と、答えた。
すると、森中から、汚い悲鳴が聞こえてきた。
ブラックソルジャーやブラックアサシンが、ゴブリンを殲滅し始めた。
私が、本当にやると理解し、ゴブリンロードは、絶望の表情を浮かべた。
「お前のせいで、この森から、ゴブリンは、絶滅したんだ。そのことをよく記憶に留めて、死んでくれ」と言い、ゴブリンロードの首を刎ねた。
この日を境に、この森では、ゴブリンを1体も見ることが出来なくなった。
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