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サリーの美味しいホットドッグ屋
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俺は夏の間はビーチで焼きそばを売って生計を立てている。
ここの海は毎年人で溢れ、客足が止まることはまずなかった。
今年も例年通りバカみたいに稼いでやるぜと意気込んでいたが、何故か全く客が来ない。
ビーチ自体には人が沢山いるので、単純にこの店に来ようとする人自体がいなくなったわけだ。
このままでは商売が成り立たなくなる、俺は原因を追求するために一旦店を閉め、辺りを散策することにした。
熱い日差しの中ザクザクとビーチを歩いていると、長蛇の列が出来ている場所を発見した。
「あれか、俺の客を奪っている店は」
サリーの美味しいホットドッグ屋。
店の看板にはそう書いてあった。
太った中年男性が一人で切り盛りしており、大変忙しそうにしていた。
「どれ、俺直々に味をチェックしてやろう」
長蛇の列に並ぶこと一時間、やっと俺の番が回ってきた。
メニュー等は一切書いていない、ホットドッグ一本で勝負しているのだろうか?
「いらっしゃい!ホットドッグ一本250円だよ!」
くそ、そこそこするじゃないか。
ホットドッグなんてパンにソーセージを挟めばいいだけ、原価なんてしれている。
商売人としてそういう所を知っているため、金を払うのが勿体なく感じるが、これも敵の武器を確かめるのために必要な出費だ。
渋々金を払いホットドッグを受け取る。
「ほんとにうまいんだろうな?」
見た目は何の変哲もないホットドッグだ、パンにソーセージが挟まっており、ケチャプとマスタードがかかっているだけ。
見た目がこれほど地味なのにも関わらずこんなにも列ができるのだ、味が相当うまくないとおかしい。
「いただきます」
バクッ
「ッ!!、なんだこれ!?うまい!!うますぎる!!」
思わず声に出てしまうほどこのホットドックは美味しかった。
敵ならが惚れ惚れする味だ。
「なんだ?どうしてこんなに美味いんだ?」
俺の頭に悪い案が浮かぶ。
そうだ、このホットドックの作り方を盗んで、他のビーチで売ってやろう、これで今年の夏も大儲けだ。
深夜2時、昼間はあれほど活気に満ちていたビーチも、人気がなくなり不気味な雰囲気が漂う。
「よし、誰もいない、今がチャンスだ」
早足でホットドッグ屋に向かい、調理場を漁る。
調味料や調理器具をチェックしてみたが、特に変わった所はない、むしろ安物を使っているようだ。
となれば、食材にこだわっているのだろう。
冷蔵庫を開け中を確認する、ソーセージが大量に保存されていた。
味を確認するために一本拝借して、冷凍されている状態ではあるが口にする。
ガブッ
「ッ!!!!」
これだ!!これだけ段違いに美味い!!今までこんなうまい肉食ったことがない!!
「よし、あとはこの肉が何かさえ分かればこっちのもんだ」
店の調理場を入念に調べる。
が、手がかりになりそうなものは何も無い。
「くそ、そう簡単に分かるわけないか...」
半場諦めかけていたその時、ゴミ箱を開けてみると、そこに秘密が隠されてた。
「こ、これは...」
俺は、この店のホットドッグの作り方を、完全に理解した。
ジュージュー
俺は前と違うビーチで焼きそばを焼いている。
「あんなホットドッグ、俺に作れるわけないだろう」
ゴミ箱の中には、大量の犬の首輪が入っていた。
ここの海は毎年人で溢れ、客足が止まることはまずなかった。
今年も例年通りバカみたいに稼いでやるぜと意気込んでいたが、何故か全く客が来ない。
ビーチ自体には人が沢山いるので、単純にこの店に来ようとする人自体がいなくなったわけだ。
このままでは商売が成り立たなくなる、俺は原因を追求するために一旦店を閉め、辺りを散策することにした。
熱い日差しの中ザクザクとビーチを歩いていると、長蛇の列が出来ている場所を発見した。
「あれか、俺の客を奪っている店は」
サリーの美味しいホットドッグ屋。
店の看板にはそう書いてあった。
太った中年男性が一人で切り盛りしており、大変忙しそうにしていた。
「どれ、俺直々に味をチェックしてやろう」
長蛇の列に並ぶこと一時間、やっと俺の番が回ってきた。
メニュー等は一切書いていない、ホットドッグ一本で勝負しているのだろうか?
「いらっしゃい!ホットドッグ一本250円だよ!」
くそ、そこそこするじゃないか。
ホットドッグなんてパンにソーセージを挟めばいいだけ、原価なんてしれている。
商売人としてそういう所を知っているため、金を払うのが勿体なく感じるが、これも敵の武器を確かめるのために必要な出費だ。
渋々金を払いホットドッグを受け取る。
「ほんとにうまいんだろうな?」
見た目は何の変哲もないホットドッグだ、パンにソーセージが挟まっており、ケチャプとマスタードがかかっているだけ。
見た目がこれほど地味なのにも関わらずこんなにも列ができるのだ、味が相当うまくないとおかしい。
「いただきます」
バクッ
「ッ!!、なんだこれ!?うまい!!うますぎる!!」
思わず声に出てしまうほどこのホットドックは美味しかった。
敵ならが惚れ惚れする味だ。
「なんだ?どうしてこんなに美味いんだ?」
俺の頭に悪い案が浮かぶ。
そうだ、このホットドックの作り方を盗んで、他のビーチで売ってやろう、これで今年の夏も大儲けだ。
深夜2時、昼間はあれほど活気に満ちていたビーチも、人気がなくなり不気味な雰囲気が漂う。
「よし、誰もいない、今がチャンスだ」
早足でホットドッグ屋に向かい、調理場を漁る。
調味料や調理器具をチェックしてみたが、特に変わった所はない、むしろ安物を使っているようだ。
となれば、食材にこだわっているのだろう。
冷蔵庫を開け中を確認する、ソーセージが大量に保存されていた。
味を確認するために一本拝借して、冷凍されている状態ではあるが口にする。
ガブッ
「ッ!!!!」
これだ!!これだけ段違いに美味い!!今までこんなうまい肉食ったことがない!!
「よし、あとはこの肉が何かさえ分かればこっちのもんだ」
店の調理場を入念に調べる。
が、手がかりになりそうなものは何も無い。
「くそ、そう簡単に分かるわけないか...」
半場諦めかけていたその時、ゴミ箱を開けてみると、そこに秘密が隠されてた。
「こ、これは...」
俺は、この店のホットドッグの作り方を、完全に理解した。
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