今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry

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私、忙しすぎやしませんか

春とマスター

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さてやって参りました!私の苦行の時間でございます!!

本当なら朝からお店でテイクアウトを手伝うはずだったのに~!!

今日も今日とて着飾られております。

それもこれも昨日直々に言われたからなんだけど・・・

ただ今回は宣伝も兼ねてお店で作ったアクセサリーやドレスを着てる。

勿論コルセットなんてものは必要ないのだ!!

今日着るのはエンパイアラインのドレス切り替えのところにはビジューを使って何気にお気に入りの一着だ

スカート部分には花の季節ならではの色とりどりの花の刺繍がしてある。

あまり派手にバカっぽくならないようにするのに苦労したわ・・・

あとは袖ね!肌見せ厳禁だからレースでボレロ風に仕上げた。

髪型は緩めに三つ編みしてそこにサザーンで買ったパールをUピンにつけて刺してある

年相応に見えるだろうか・・・若干不安になりつつとうとう王宮に着いてしまった。

ガーデンパーティが王様の挨拶で始まり、暫くは学園でご飯を一緒に食べてる子達と居たんだけど、いよいよ挨拶に行くらしい・・・

伯爵さんがちょっと嬉しそうに呼びにきた。

一応私にだって喋る友達ぐらい居るわ!その生暖かい目を止めてくれ!!

順番が来て、昨日会った面々とご挨拶。

ドレスや小物について王妃様から質問攻めにされ、周りの視線が痛いです

どちらかって言うとプリンセスラインが多いこの場で私のドレスは目立ったみたい

ある意味宣伝成功かな?王妃様のおぼえもあってかその後声をかけられることが多かった。

だがしか~し!!私には商会オープンという大事な日でもあるため、アレンさん達のご家族に挨拶して去年よりは少しだけ長く滞在した王宮を後にした。

着替えてお店に着くとめっちゃテンパってるスタッフさんと目が合い、直ぐ様テイクアウトのコーナーに入る。

クレープやベビーカステラ作るの時間かかるもんね・・・

一応準備はしてたけど、間に合ってないみたい。

ひたすら生地を焼き、具を包みを繰り返した。

待ってる間にマカロンの試食を渡したおかげか、幸いお客さんからクレームも来ることなく捌けて良かった。

店内は店内で結構賑わってた。

嬉しそうに店を出ていくお客さんを見るとやって良かったって思えるよ

あとは貴族連中への宣伝は会場にいるみんなに任せよう。

そうこうしてる間に祭り1日目とオープン初日は終わりを迎えた。

達成感や反省点などあるものの、とにかく疲れた。

休憩室でぐったりしてるスタッフのみんなに疲労回復の特別ドリンクを手渡し、今日1日の苦労を労った

明日もきっと忙しくなるなと思いながら、私は家へと帰っていった。

それから祭りが終わる2日間の記憶はあまりない。

何はともあれ王都での出店はいいスタートが切れたのではないかと思う。

結局今年は祭りどころじゃなかったな~・・・あっブロッカスの祭りどうしよ・・・

ここは簡単手軽な箸巻きでも出すか!!

あれなら鉄板さえあれば出来るし、準備もそこまで要らないもんね♪

お店も1日は完全休みにしたかったけど無理っぽいので週休2日のシフト制にした。

みんなにはビックリされたけど、休養大事!!これ絶対!!

 仕事なんて楽しんでなんぼなんだって。毎日毎日やってたらいつか絶対嫌になる日が来る。

あと質の向上ね!毎日してればそりゃ慣れてくるけど、それが仕事をおざなりにしないとは限らないし

毎日接客してたらその日のコンディションによって態度変わる人もいるしね

人間、慣れって一番恐いと思うんだよね。

適当って言ってる訳じゃないけど、どこかで絶対手を抜いたりしたくなるんだよ

あと愚痴が多くなったりね

それはもはやストレスじゃん?私がそうなんだけど、ゆっくり何もしない日ってすごく大事だと思うのね。

思うところが少なからずあるのか皆納得してくれたみたいで良かった

さてそろそろブロッカスのお店に行かねば!!

もうこの際経営権もマスターに渡しちゃおうかなって思ってる。

だってさ一応オーナーだけど、あんまりってか殆ど関わってないし・・・

ちょっと心苦しいんだよね。

自分の店!!っていうよりマスターが店出すのに私が料理のレシピを提案したって感じだし

レオ兄にも許可取ってあるからあとはマスター次第かな

ブロッカスでの花祭りが近いてきたある日、私はアレンさん達と共にブロッカスの我が家に帰った。

久々ではないけど、最近はレオ兄といることが多かったからか全員が近いのですが?

3人に囲まれて端から見れば私の頭が見えるかどうかの感じでブロッカスのお店に到着。

お店は相変わらず賑わっていて、今年から孤児院を出てこっちに移り住んできた2人も相変わらず癒しです!!

もうなんか前からこの人達家族だったんじゃね?っていうくらいマスターも奥さんも2人のことを可愛がってくれてる。

いい雰囲気の店内で久しぶりのマスター飯を食べながら皆がお昼休憩に入るのを待つ。

漸く午前の部が終わり、今は皆でお昼休憩中だ

お昼の賄いを食べながら早速今年の花祭りの屋台について話し合い。

前回タコパをしたからか粉もんの大体の事は分かってくれた。

ついでにたこ焼きも出すってことに。

なんでもあの後タコからにハマって店でも出したら、酒飲み共から人気らしい・・・

まぁ見た目と処理さえちゃんとすれば全然食べれるからね!!

ってことで、お店の屋台についてはここまで、さぁ次が本題

「ねぇマスター?このお店マスターに任せても大丈夫かな?」

「ん?任せるも何も今までとそんなに変わんねぇだろ?何だ改まって」

「えっと、そうなんだけど、そうじゃないっていうか・・・このお店って一応私がオーナーじゃない?んで、今王都でも商会を立ち上げたし、そろそろこのお店をマスターに任せたいなって」

「つまりなんだ?俺はあんまり頭がよくねぇからはっきり言ってくれ」

「えっと、マスターこのお店のオーナーになってくれませんか?」

「えっ?はぁ~???なっ何言ってんだ!!ここはお前の店だろ!!それとも何か?王都で店出したからここはいらねぇってか?!」

「いや違う違う!!そうじゃなくて!!私の店って言ってくれるのは凄く嬉しいんだけど、ほらっ私はまだ学園もあるし、今までもマスターに任せっきりだったのにオーナーって名乗るのが嫌なの!!だから私に力を貸してくれたマスターにここをずっと守って欲しい。別に全く来なくなる訳じゃないし、料理だってこれからもマスターに一番最初に食べて欲しい。だけど、それとこれとは別って考えてくれないかな?」

「どっかに行っちまうわけじゃねぇんだな?」

「行かないよ!!ってか我が家だし、帰ってくる場所はここだよ?」

「はぁ~・・・分かった。ただし!!売り上げの何パーかはお前が受け取ること。あといつでも帰ってこい」

やっぱマスターがいてくれてよかった
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