そんなに相談女の方が良ければお好きにどうぞ。邪魔な私たちはいなくなりますので

日々埋没。

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「用ってほどのことではないんですけどぉ、優しくてしかも頭がいいと噂のルーウェン様にご相談があるんですぅ。実はあたしぃ、親友だと思っていた子に知らない間になんか嫌われちゃったみたいでぇ、あたしにだけ内緒で他の子たちとバカンスに行っちゃったみたいなんですよぉ」

 ひとまず先にカナデアの話題を出して相手の反応を伺うことにする。
 まるっきりの嘘とは違い、多少誇張してはいるもの真実味のある話をしているので整合性に矛盾が出ることはそうない。
 ちなみにルーウェンのことは名前と立場以外ほとんどなにも知らないのと同義であるが、どんな男性でもそれっぽいことを言っておけば気をよくするということをミーナはよく知っていた。

「……それは可哀想な話だが、しかし僕にアドバイスできることはないと思うのだが? こういってはなんだが、初対面だからミーナ嬢の友人関係にどうこう言える立場にないだろう」

「そんなことないですぅ。相談を聞いてもらえただけでも心が楽になりますからぁ。……ねぇルーウェン様ぁ、あたしってどう思いますかぁ?」

「どう、とは?」

 ずいっと一歩迫ったミーナにたじろぐルーウェン。
 おそらく押しに弱いのだろう。ならばここは更に押すべきだ。

「だーかーらぁー、見た目の話ですぅ~」

「え、ええと、確かに可憐な容姿だとは思うが」

 半ば強引に言質を引き出したが、王族からその言葉を口にさせた時点でかなりテンションが上がる。

「ですよねぇ♪ ならあたしが思うにぃ、その親友の子ってぇきっとあたしの容姿に嫉妬したと思うんですぅ。あたしは全然そんな気なかったんですけどぉ、その子と仲が良かった男子がみんなあたしに近づいてきたからぁ、ホント困っちゃって」

 だからつい、自慢話に華を咲かせてしまうミーナなのだった。
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