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初めてのお客様
一方その頃セッキ達は 2
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「な、何だよ急に・・・?」
「馬鹿!彼らを見てみろ、このままじゃ反抗を煽った事にされかれない。今はとにかく、振りでもいいから仕事をしているように振舞え!!」
以前彼らの動きを縛った少女は、目の前に現れるまでその気配すら感じさせる事はなかった。
その少女が今も見ているかもしれないという恐怖に怯えるレクスは、ニックの身体を押さえつけると、無理矢理にでも薬草採取のポーズを取らせようとしていた。
「でもよぉ、レクス。冒険者が来るって話しだろ?それなら俺らに、それと戦う仕事を与えりゃいいってもんだろ?」
レクスから無理矢理押さえ込まれる事で、渋々その辺の雑草を摘み始めたニックは、それでも不満をぐちぐちと零していた。
彼からすれば冒険者がダンジョンにやってくる日に、わざわざ外に出されてこんな仕事をやらされるのは納得がいかないと言いたいのだろう。
しかし彼が望んでいる仕事は、果たしてその希望通りのものだろうか。
「ニック・・・リンデンバウム様は彼らを接待するって話していただろう。君はその仕事をやりたいのかい?」
「うへぇ、そうだったな。そんな仕事よりはこっちの方がましかぁ?はぁ、面倒臭ぇなぁ・・・」
彼らの主人の望みは、侵入してくる冒険者を生きて帰す事だ。
つまり彼らがダンジョン内に配置されるとなれば、それはやられ役をやらさせるという事になる。
レクスの言葉にそれを思い出したニックは、舌を出して勘弁してくれと示すと、溜め息を吐きながら薬草採取の作業へと戻っていく。
そんな彼の姿に口元に薄く笑みを浮かべたレクスは、自らも薬草採取の作業へと戻ろうとしていた。
「セッキ様!これをご覧ください!!」
「あぁん?何だぁ、これは?」
どこかから聞こえた声に振り返れば、そこには彼らを監督しているセッキへと話しかけているゴブリンの姿があった。
自分で切り倒して作ったものであろうか、巨大な切り株の上で退屈そうに肘を立てているセッキは、話しかけてきたゴブリンにだるそうに視線を向けている。
そんな彼の態度に一瞬怯んだゴブリンも、すぐに気を取り直すと健気に彼へと両手を差し出していた。
その上には葉先が二股に分かれた、特徴的な草が乗せられていた。
「これは、レパウス草という貴重な薬草です!先ほど偶然見つけまして、セッキ様にご報告をと思いまして・・・」
「ふぅ~ん、貴重な薬草ねぇ・・・フィアナ、お前これ知ってるか?」
セッキの目の前へと採取した薬草を差し出しているゴブリンは、自らの手柄をアピールするように大声でそれを主張している。
彼の言葉に少しはそれに興味が出てきた様子のセッキは、明後日の方向を向くと何もない空間に呼びかけていた。
彼の奇妙な行動に、両手を差し出したままのゴブリンは僅かに首を捻っている。
しかしそれも、そのすぐ目の前に猫耳の少女が現れるまでだ。
「馬鹿!彼らを見てみろ、このままじゃ反抗を煽った事にされかれない。今はとにかく、振りでもいいから仕事をしているように振舞え!!」
以前彼らの動きを縛った少女は、目の前に現れるまでその気配すら感じさせる事はなかった。
その少女が今も見ているかもしれないという恐怖に怯えるレクスは、ニックの身体を押さえつけると、無理矢理にでも薬草採取のポーズを取らせようとしていた。
「でもよぉ、レクス。冒険者が来るって話しだろ?それなら俺らに、それと戦う仕事を与えりゃいいってもんだろ?」
レクスから無理矢理押さえ込まれる事で、渋々その辺の雑草を摘み始めたニックは、それでも不満をぐちぐちと零していた。
彼からすれば冒険者がダンジョンにやってくる日に、わざわざ外に出されてこんな仕事をやらされるのは納得がいかないと言いたいのだろう。
しかし彼が望んでいる仕事は、果たしてその希望通りのものだろうか。
「ニック・・・リンデンバウム様は彼らを接待するって話していただろう。君はその仕事をやりたいのかい?」
「うへぇ、そうだったな。そんな仕事よりはこっちの方がましかぁ?はぁ、面倒臭ぇなぁ・・・」
彼らの主人の望みは、侵入してくる冒険者を生きて帰す事だ。
つまり彼らがダンジョン内に配置されるとなれば、それはやられ役をやらさせるという事になる。
レクスの言葉にそれを思い出したニックは、舌を出して勘弁してくれと示すと、溜め息を吐きながら薬草採取の作業へと戻っていく。
そんな彼の姿に口元に薄く笑みを浮かべたレクスは、自らも薬草採取の作業へと戻ろうとしていた。
「セッキ様!これをご覧ください!!」
「あぁん?何だぁ、これは?」
どこかから聞こえた声に振り返れば、そこには彼らを監督しているセッキへと話しかけているゴブリンの姿があった。
自分で切り倒して作ったものであろうか、巨大な切り株の上で退屈そうに肘を立てているセッキは、話しかけてきたゴブリンにだるそうに視線を向けている。
そんな彼の態度に一瞬怯んだゴブリンも、すぐに気を取り直すと健気に彼へと両手を差し出していた。
その上には葉先が二股に分かれた、特徴的な草が乗せられていた。
「これは、レパウス草という貴重な薬草です!先ほど偶然見つけまして、セッキ様にご報告をと思いまして・・・」
「ふぅ~ん、貴重な薬草ねぇ・・・フィアナ、お前これ知ってるか?」
セッキの目の前へと採取した薬草を差し出しているゴブリンは、自らの手柄をアピールするように大声でそれを主張している。
彼の言葉に少しはそれに興味が出てきた様子のセッキは、明後日の方向を向くと何もない空間に呼びかけていた。
彼の奇妙な行動に、両手を差し出したままのゴブリンは僅かに首を捻っている。
しかしそれも、そのすぐ目の前に猫耳の少女が現れるまでだ。
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