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クリス・ウィルビーの実力 2
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「いや、暇そうならこっちを援護してくれよ・・・」
まだ戦いが終わっていなかったのにもかかわらず、スケルトンの残骸の観察へと向かったハロルドに、ようやく残りのスケルトンを倒したクリスが恨み言を漏らしている。
彼は一体目と同じようにその背骨を断ち切ると、今度は剣の柄を使ってその頭蓋骨を叩き潰していたようだった。
「ふふっ、その必要はないだろ?」
「まー、そうだけどな!」
クリスの文句にも、ハロルドは逆にその技量を褒め称える事で躱してみせる。
その言葉にクリスも機嫌を良くしたようで、剣を掴んだままの手を頭の後ろにやっては、調子に乗った仕草を見せていた。
実際の所、その技量を発揮する得物を手にしたクリスの力はそれまでとは比ではなく、スケルトンぐらいならば一人で三対相手にしても問題はなかっただろう。
「うぅ・・・なんだか私だけ、どんどん置いていかれてるよぉ」
ハロルドとクリスの息のあったやり取りは、お互いの実力を信頼しあっている証でもある。
彼らの姿に自分だけがついていけていないと感じたアイリスは、一人泣き言を呟いていた。
「そんな事ないよ、君がいてくれるから僕達は安心して戦えるんだ。それだけでも十分助かってるよ」
「そうかなぁ?」
「そうだよ。ほらクリス、君もそう思うだろ?あぁ、ちょっと怪我してるじゃないか。アイリスに治してもらうといい」
アイリスの泣き言に素早く反応したハロルドは、それをフォローする言葉を並べていた。
その言葉にも、彼女は半信半疑な様子で首を傾げている。
彼女のその様子に自分だけでは説得できないと判断したハロルドは、クリスへと話題を振っていた。
「あぁ?こんぐらい舐めときゃ治るだろ?」
「はぁ。クリス、君は本当に・・・」
「?何の話しだ?」
ハロルドの的確なパスにもクリスは全く気づかずに、その腕に出来ていた擦り傷を軽く舐めている。
その姿にハロルドは頭を抱えて溜め息をつくが、クリスは彼の態度の意味が全く分からないと首を傾げていた。
「ふーんだ!いいもんいいもん!こうなったら、私も浄化の魔法を覚えるし!いつまでも足手纏いなんて言わせないんだから!!」
クリスのアイリスなんて必要ないと言わんばかりの態度に、へそを曲げてしまった彼女は、握り締めた杖を振り回すとそれをクリス達へと突きつける。
回復だけではなく、攻撃面でも役に立って見せると宣言した彼女は、そのままつかつかと大股で歩き出すと、そのまま先へ向かう通路へと進んでいってしまっていた。
「はははっ、それは助かる!是非お願いしたいね!」
一人で先に進んでいってしまうアイリスに、駆け足で追いかけ始めたハロルドは、彼女の意見に賛成だと笑いかけていた。
「いや、足手纏いではないだろ。一体、何を怒ってんだあいつは・・・?」
アイリスが何故怒ったのか見当もつかないクリスは一人、ポツンと部屋に取り残された独り言を零していた。
彼のその呟きを聞く者はいるだろうか。
一人取り残された彼は頻りに首を捻りながら、駆け足で先に行った二人の後を追いかけ始めていた。
まだ戦いが終わっていなかったのにもかかわらず、スケルトンの残骸の観察へと向かったハロルドに、ようやく残りのスケルトンを倒したクリスが恨み言を漏らしている。
彼は一体目と同じようにその背骨を断ち切ると、今度は剣の柄を使ってその頭蓋骨を叩き潰していたようだった。
「ふふっ、その必要はないだろ?」
「まー、そうだけどな!」
クリスの文句にも、ハロルドは逆にその技量を褒め称える事で躱してみせる。
その言葉にクリスも機嫌を良くしたようで、剣を掴んだままの手を頭の後ろにやっては、調子に乗った仕草を見せていた。
実際の所、その技量を発揮する得物を手にしたクリスの力はそれまでとは比ではなく、スケルトンぐらいならば一人で三対相手にしても問題はなかっただろう。
「うぅ・・・なんだか私だけ、どんどん置いていかれてるよぉ」
ハロルドとクリスの息のあったやり取りは、お互いの実力を信頼しあっている証でもある。
彼らの姿に自分だけがついていけていないと感じたアイリスは、一人泣き言を呟いていた。
「そんな事ないよ、君がいてくれるから僕達は安心して戦えるんだ。それだけでも十分助かってるよ」
「そうかなぁ?」
「そうだよ。ほらクリス、君もそう思うだろ?あぁ、ちょっと怪我してるじゃないか。アイリスに治してもらうといい」
アイリスの泣き言に素早く反応したハロルドは、それをフォローする言葉を並べていた。
その言葉にも、彼女は半信半疑な様子で首を傾げている。
彼女のその様子に自分だけでは説得できないと判断したハロルドは、クリスへと話題を振っていた。
「あぁ?こんぐらい舐めときゃ治るだろ?」
「はぁ。クリス、君は本当に・・・」
「?何の話しだ?」
ハロルドの的確なパスにもクリスは全く気づかずに、その腕に出来ていた擦り傷を軽く舐めている。
その姿にハロルドは頭を抱えて溜め息をつくが、クリスは彼の態度の意味が全く分からないと首を傾げていた。
「ふーんだ!いいもんいいもん!こうなったら、私も浄化の魔法を覚えるし!いつまでも足手纏いなんて言わせないんだから!!」
クリスのアイリスなんて必要ないと言わんばかりの態度に、へそを曲げてしまった彼女は、握り締めた杖を振り回すとそれをクリス達へと突きつける。
回復だけではなく、攻撃面でも役に立って見せると宣言した彼女は、そのままつかつかと大股で歩き出すと、そのまま先へ向かう通路へと進んでいってしまっていた。
「はははっ、それは助かる!是非お願いしたいね!」
一人で先に進んでいってしまうアイリスに、駆け足で追いかけ始めたハロルドは、彼女の意見に賛成だと笑いかけていた。
「いや、足手纏いではないだろ。一体、何を怒ってんだあいつは・・・?」
アイリスが何故怒ったのか見当もつかないクリスは一人、ポツンと部屋に取り残された独り言を零していた。
彼のその呟きを聞く者はいるだろうか。
一人取り残された彼は頻りに首を捻りながら、駆け足で先に行った二人の後を追いかけ始めていた。
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