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第13話
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このまま何も手を打たなければ、ヴィーオ家は破滅するようだ。
アイン様からこの国の惨状を聞いて、私は呟く。
「見下してきた人達を助けたくはありませんけど……それ以外の人達の力になりたいとは、考えてしまいます」
本来は聖女ローナが行う役目だけど、迷惑を被るのはヴィーオ家や王家だけではない。
この国で生活している人達のことを考えていると、アイン様が私を眺めて話してくれる。
「そうか……君は聖女候補だから、膨大な力を扱っても異常だとは思われないだろう」
私を心配してくれているようだけど、気になってしまう。
まるで膨大な力を使うと、異常者だと思われたことがあるようだ。
――もしかしたら聖女の歴史で、なにかあったのだろうか?
それより今は困っている人達を助けたいから、アイン様に尋ねる。
「アイン様。この国の人達を助けるために、私はどうすればいいでしょうか?」
力になってくれると言っていたし、案がありそうだから聞いておきたい。
「……特に大きな被害の出ている場所は把握している。そこに君が向かい魔法を使えば解決するが、本当にいいのか?」
アイン様は本当にいいのか、ラドアお兄様に尋ねていた。
お兄様は納得しなさそうだけど、私の発言を思い返して頷く。
「セリスがそうしたいのなら、私は力になるだけです」
ラドアお兄様の発言を聞いて、アイン様も納得してくれたようだ。
「……わかった。セリスに協力しよう」
そう言ってくれて――私はアイン様と行動することにしていた。
アイン様からこの国の惨状を聞いて、私は呟く。
「見下してきた人達を助けたくはありませんけど……それ以外の人達の力になりたいとは、考えてしまいます」
本来は聖女ローナが行う役目だけど、迷惑を被るのはヴィーオ家や王家だけではない。
この国で生活している人達のことを考えていると、アイン様が私を眺めて話してくれる。
「そうか……君は聖女候補だから、膨大な力を扱っても異常だとは思われないだろう」
私を心配してくれているようだけど、気になってしまう。
まるで膨大な力を使うと、異常者だと思われたことがあるようだ。
――もしかしたら聖女の歴史で、なにかあったのだろうか?
それより今は困っている人達を助けたいから、アイン様に尋ねる。
「アイン様。この国の人達を助けるために、私はどうすればいいでしょうか?」
力になってくれると言っていたし、案がありそうだから聞いておきたい。
「……特に大きな被害の出ている場所は把握している。そこに君が向かい魔法を使えば解決するが、本当にいいのか?」
アイン様は本当にいいのか、ラドアお兄様に尋ねていた。
お兄様は納得しなさそうだけど、私の発言を思い返して頷く。
「セリスがそうしたいのなら、私は力になるだけです」
ラドアお兄様の発言を聞いて、アイン様も納得してくれたようだ。
「……わかった。セリスに協力しよう」
そう言ってくれて――私はアイン様と行動することにしていた。
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