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第7話
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リオク視点
セシリアに婚約を破棄すると宣言した放課後、俺はファムを屋敷に呼んでいる。
部屋で話し合うことにして、俺はファムと出会ったばかりの頃を思い出していた。
魔法学園に入学してから、俺は子爵令嬢のファムと仲良くなっている。
ファムも入学前に魔法使いの先生から教わっていたが、俺達と同じ先生だった。
その先生から、ファムは「入学したらセシリアを手本にした方がいい」と言われていたらしい。
実際は俺が命令して実力を隠していたが、それを知らないファムは自分の方が婚約者に相応しいと迫ったようだ。
ファムと俺の成績は同じぐらいで、様々な魔法道具を譲り受けている。
婚約者よりもファムを好きになり、学園では一緒にセシリアを蔑むことにした。
入学してから半年が経ち――ファムと付き合いたくなった俺は、セシリアを排除しようと目論む。
それに賛同したファムが協力してくれるも、公爵家の令息ヨハンが邪魔をするのは予想外だった。
今日はそのことでファムと話し合う必要があり、焦りながら俺は言う。
「クソッッ……まさかヨハンが邪魔してくるとは思わなかった!!」
「婚約者であるリオク様の発言で納得させるはずなのに、公爵令息のヨハン様があんなことを言えば再試験をするしかないでしょう」
「婚約を破棄すると宣言したし、手続きはできそうだが再試験が問題だ」
婚約破棄の手続きはすぐに済み、その後セシリアは再試験となるだろう。
そうなれば実力を隠す必要がなくて、いい成績を出すかもしれない。
不正をしていないことは証明できそうだから、退学にはならないだろう。
婚約者のセシリアより劣っていると思われたくなくて、退学すれば全て終わると俺は考えていた。
今日で退学になるはずのセシリアは、これからも学園生活を送るだろう。
そうなれば俺の評判が下がりそうで焦っていると、ファムは困惑しながら尋ねる。
「あの、リオク様はどうしてそこまで動揺しているのでしょうか?」
「そ、それは……元婚約者が、退学せず同じクラスにいて欲しくないからだ」
「セシリアの成績は悪く、徐々に下がっているのでこれから退学になる可能性の方が高そうです」
ファムは俺の命令を知らないから、これからセシリアは退学すると推測している。
実際は違うと思い……それが間違っているのではないかと、俺は考えるようになっていた。
「確かにそうだな。セシリアが今から再試験まで頑張ったとしても、成績はそこまで変わらないだろう」
「はい。リオク様は予想外の事態に動揺しているだけで、本来の予定通り私と婚約しましょう!」
「わかっている。セシリアのことは忘れるとしよう」
そう言いながら、俺はセシリアに出した命令を思い出す。
俺よりいい成績をとらせず、授業も遅刻や休むよう命令して従っていた。
そんな命令を聞いていたセシリアは、成績がよくなるわけがない。
命令を聞いていなくても、徐々に成績を落としていただろう。
セシリアは怠惰な生活を送っているに違いないと、俺は思い込んでいる。
今後の行動を話すと、ファムは嬉しそうに告げる。
「これでようやくリオク様の婚約者になれますね。セシシアより私の方が優秀ですし、当然のことです!」
「そうだな。セシリアよりもファムの方が優秀なのは間違いないだろう」
俺はファムの発言に賛同して、セシリアとの婚約を破棄すると決める。
この時の俺達は、セシリアの実力を侮っていた。
セシリアに婚約を破棄すると宣言した放課後、俺はファムを屋敷に呼んでいる。
部屋で話し合うことにして、俺はファムと出会ったばかりの頃を思い出していた。
魔法学園に入学してから、俺は子爵令嬢のファムと仲良くなっている。
ファムも入学前に魔法使いの先生から教わっていたが、俺達と同じ先生だった。
その先生から、ファムは「入学したらセシリアを手本にした方がいい」と言われていたらしい。
実際は俺が命令して実力を隠していたが、それを知らないファムは自分の方が婚約者に相応しいと迫ったようだ。
ファムと俺の成績は同じぐらいで、様々な魔法道具を譲り受けている。
婚約者よりもファムを好きになり、学園では一緒にセシリアを蔑むことにした。
入学してから半年が経ち――ファムと付き合いたくなった俺は、セシリアを排除しようと目論む。
それに賛同したファムが協力してくれるも、公爵家の令息ヨハンが邪魔をするのは予想外だった。
今日はそのことでファムと話し合う必要があり、焦りながら俺は言う。
「クソッッ……まさかヨハンが邪魔してくるとは思わなかった!!」
「婚約者であるリオク様の発言で納得させるはずなのに、公爵令息のヨハン様があんなことを言えば再試験をするしかないでしょう」
「婚約を破棄すると宣言したし、手続きはできそうだが再試験が問題だ」
婚約破棄の手続きはすぐに済み、その後セシリアは再試験となるだろう。
そうなれば実力を隠す必要がなくて、いい成績を出すかもしれない。
不正をしていないことは証明できそうだから、退学にはならないだろう。
婚約者のセシリアより劣っていると思われたくなくて、退学すれば全て終わると俺は考えていた。
今日で退学になるはずのセシリアは、これからも学園生活を送るだろう。
そうなれば俺の評判が下がりそうで焦っていると、ファムは困惑しながら尋ねる。
「あの、リオク様はどうしてそこまで動揺しているのでしょうか?」
「そ、それは……元婚約者が、退学せず同じクラスにいて欲しくないからだ」
「セシリアの成績は悪く、徐々に下がっているのでこれから退学になる可能性の方が高そうです」
ファムは俺の命令を知らないから、これからセシリアは退学すると推測している。
実際は違うと思い……それが間違っているのではないかと、俺は考えるようになっていた。
「確かにそうだな。セシリアが今から再試験まで頑張ったとしても、成績はそこまで変わらないだろう」
「はい。リオク様は予想外の事態に動揺しているだけで、本来の予定通り私と婚約しましょう!」
「わかっている。セシリアのことは忘れるとしよう」
そう言いながら、俺はセシリアに出した命令を思い出す。
俺よりいい成績をとらせず、授業も遅刻や休むよう命令して従っていた。
そんな命令を聞いていたセシリアは、成績がよくなるわけがない。
命令を聞いていなくても、徐々に成績を落としていただろう。
セシリアは怠惰な生活を送っているに違いないと、俺は思い込んでいる。
今後の行動を話すと、ファムは嬉しそうに告げる。
「これでようやくリオク様の婚約者になれますね。セシシアより私の方が優秀ですし、当然のことです!」
「そうだな。セシリアよりもファムの方が優秀なのは間違いないだろう」
俺はファムの発言に賛同して、セシリアとの婚約を破棄すると決める。
この時の俺達は、セシリアの実力を侮っていた。
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