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第16話
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ダーロス視点
国王の話を聞いて、俺はベネサから聞いた魅了魔法による補完の力が消えていると理解した。
それは隣にいるベネサも同じのようで、想定外なのか顔を青ざめている。
「この1週間で、魅了されていた者を調査した結果、ベネサの魔力を感知することができた!」
「うぅぅっっ!?」
魅了魔法で操られていた貴族達の証言、状況を記録された証拠、更にベネサの魔力による証拠。
こうなれば言い逃れることはできず、俺とベネサは何も言い返すことができなかった。
どうやら陛下に報告した存在がいるようで、俺は叫ぶ。
「父上はいつから、ベネサを疑っていたのですか!?」
魅了魔法が消えてから、操られた貴族達が調べたとしても行動が早過ぎる。
思わず尋ねるも、陛下は激昂して叫ぶ。
「黙っていろ! ベネサを婚約者にしたダーロスは、魅了魔法を知っていただろう!」
「それは――」
「――言い逃れはできん! 俺は全てわかっている!!」
詳しい詳細を、ベネサの協力者である俺は知ることができない。
それでも――リーゼが関与しているということは、ベネサの発言から推測できていた。
国王の話を聞いて、俺はベネサから聞いた魅了魔法による補完の力が消えていると理解した。
それは隣にいるベネサも同じのようで、想定外なのか顔を青ざめている。
「この1週間で、魅了されていた者を調査した結果、ベネサの魔力を感知することができた!」
「うぅぅっっ!?」
魅了魔法で操られていた貴族達の証言、状況を記録された証拠、更にベネサの魔力による証拠。
こうなれば言い逃れることはできず、俺とベネサは何も言い返すことができなかった。
どうやら陛下に報告した存在がいるようで、俺は叫ぶ。
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「黙っていろ! ベネサを婚約者にしたダーロスは、魅了魔法を知っていただろう!」
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