42 / 68
42 晴れ晴れとした笑顔
しおりを挟む
42
私に用意されたのはシュヴァルツヴァルト王家の紋章が刻まれた豪奢な馬車。
それはモルゲンロートからシュヴァルツヴァルトにやってきた時に乗ったフリード王太子の馬車より一回りほど小さいけれど、内装があの馬車よりも格段に豪華で可愛らしく――新車の匂いがした。
「この馬車は? 以前乗った馬車とは違うような……」
「これは、フリード王太子殿下が、フランツェスカ王太子妃殿下の為に新しくあつらえさせた馬車でございます。フランツェスカ様が快適にお出かけできるようにと、特に内装にこだわられまして……通常の予算の約三倍ほどかかっております」
「えっ、は? さ、三倍……!?」
侍女に問いかければそんな回答が返ってきて、変な声が出た。
……王族が乗る馬車なんて元々馬鹿みたいに高いのに。
予算の三倍とは、いったいなに考えてやがるのでしょうか?
「流石はフランツェスカ様でございます。フリード様からのご寵愛が深くていらっしゃる! 御子のご誕生も近いかもしれませんね……!」
「いや、はい……そ、そうですね」
侍女の笑顔がまぶしい。
そう言われた私は、乾いた笑みを浮かべるしかなかありませんでした。
――そして私を乗せた馬車は近衛騎士達が騎乗する馬に先導されてヴァイス公爵邸へと向う。
王宮の門を抜けて街に出たところで窓を開ければ冷たい風が馬車の中に流れ込んできて、胸が高鳴った。
王宮の外に出るのは久しぶりで、見るもの全てが新鮮に映る。
「王太子妃殿下、申し訳ありませんが窓をお閉めいただけませんか? どこで犯人が見ているか、わかりませんので」
「そうね、ごめんなさい。直ぐに閉めますわ」
「いえ、こちらこそ申し訳ありません」
ヴァイス公爵家に着くまでこのまま窓を開けて外の風を感じていたかったのですが、近衛騎士にそう言われてしまっては従うほかありません。
彼らも私を守ろうとして、そう言っているだけなのはわかっておりましたので。
そして閉じた窓越しに、シュヴァルツヴァルト王都の穏やかな街並みが緩やかに流れていきました。
――やがて馬車はゆるやかに止まり。
近衛騎士のひとりが扉を開けると、目の前には白亜の美しい邸宅とヴァイス公爵夫妻の姿。
「王太子妃殿下、ようこそいらっしゃいました。加えてこの度は娘の不始末、お助け下さり誠にありがとうございました。王太子妃殿下が助けてくれなかったらどうなっていたことか……計り知れません」
「フランツェスカ王太子妃殿下。クラウディーヌのこと、本当にありがとうございます。その恩情に感謝を……そしてヴァイス家はフランツェスカ様を心より歓迎いたします。ごゆるりとくつろいでいってくださいませ」
そう言って温かく迎え入れてくれたヴァイス公爵夫妻に、私は自然と笑顔になっていた。
いくら一人娘であるクラウディーヌ公爵令嬢を助けたといっても、敵国出身の私をこれほどまでにあたたかく迎え入れてくれるとは思ってもみなかった。
そして案内された庭園には季節の花々がそこらじゅうで美しく咲き誇っており、目を奪われる。
そこへクラウディーヌ公爵令嬢が、少しだけ恥ずかしそうに俯きながら私の前にやってきた。
その表情は以前のような挑発的なものではなく、年相応の少女のものでとても可愛らしかった。
「王太子妃殿下……いえ、フランツェスカ様。先日は本当にありがとうございました。あの時、まさか無礼を働いた私を庇ってくださるなんて思っておらずとても驚きました。心から感謝しております」
「顔を上げてください、クラウディーヌ公爵令嬢。もうあの件は過ぎたことで間違いは誰にでもあります。だから次、間違わなければそれでいいのです」
「フランツェスカ様……! あの日から……私は貴女様をお慕い申し上げております。なので是非フランツェスカお姉様とお呼びしてもよろしいでしょうか……?」
「え……?」
あの日、クラウディーヌ公爵令嬢は私に敵意を向けていた。
……なのに今、この子なんて言いました?
お慕い? それにお姉様!?
思考が全然追いつかない。
「嫋やかなのに勇ましくて。あの時の頼りがいのある後ろ姿が、今でも忘れられません」
「いえ、そんなことは……」
「それに王妃殿下にもフリード様にも全く屈することなく、凛とされていて……とても素敵でした! なので是非、フランツェスカお姉様と呼ばせてくださいませ」
しかもクラウディーヌ公爵令嬢の瞳は今、親愛のようななにかを宿して私を見つめていて。
なにがなんなんだか、よくわからない。
「ほ、褒め過ぎです、クラウディーヌ公爵令嬢。呼び方はまぁ……お好きなようになさっていただいても問題ありませんが……」
純粋でどこまでも真っ直ぐな眼差しを向けられて、私は根負けしました。
「まぁ、本当ですか!? では、私のこともクラウディーヌと呼んでくださいませ!」
「え、ええ……わかりましたわ……クラウディーヌ」
シュヴァルツヴァルトの人間は、名前で呼ばれるのが好きなのでしょうか?
フリードも初対面から名前で呼んで欲しいと、言っておりましたし。
「ありがとうございます! そして私はフランツェスカお姉様から受けたこのご恩を一生忘れません」
「ご恩なんてそんな、大したことでは……」
「なので私は決意したのです。このご恩に報いるべく、公爵家を継いで女公爵になり、貴女様をご支援いたします……」
「クラウディーヌが、公爵に?」
王位継承権を持つ王女が女王になるより。
令嬢が爵位を継いで、家の当主になるというのはとても難しいと聞きます。
それはひとえに、貴族社会で女性の地位はあまり高くないから。
王女はその血筋自体が特別ですし、王位継承権は揺るぎないもの。
まあ……私のように、王位継承権があっても国王がそれを拒否したらそれで終了なのですが。
「はい。私がこの公爵家を継いで女公爵となり、父のような立派な軍人になるつもりです。以前から父に公爵家を継がないかと聞かれていたのですが……その時はまだ……フリード様が好きだったのでお断りしておりました」
「クラウディーヌ……」
「……ですが。ご安心ください、フランツェスカお姉様! もうフリード様に恋心はありません、今私がお慕いしているのは……フランツェスカお姉様なので! あ、もちろん変な意味ではございませんよ? 結婚相手はフランツェスカお姉様が選んだ相手にするつもりですが……」
「え……? 私が選んだ?」
「はい、どうせ政略結婚するならフランツェスカお姉様のお役に立ちとうございますので! なんなりとおっしゃってくださいね」
そう言って微笑んだクラウディーヌの顔は、とても晴れ晴れとしていて。
まるで春の陽気のように穏やかでした。
私に用意されたのはシュヴァルツヴァルト王家の紋章が刻まれた豪奢な馬車。
それはモルゲンロートからシュヴァルツヴァルトにやってきた時に乗ったフリード王太子の馬車より一回りほど小さいけれど、内装があの馬車よりも格段に豪華で可愛らしく――新車の匂いがした。
「この馬車は? 以前乗った馬車とは違うような……」
「これは、フリード王太子殿下が、フランツェスカ王太子妃殿下の為に新しくあつらえさせた馬車でございます。フランツェスカ様が快適にお出かけできるようにと、特に内装にこだわられまして……通常の予算の約三倍ほどかかっております」
「えっ、は? さ、三倍……!?」
侍女に問いかければそんな回答が返ってきて、変な声が出た。
……王族が乗る馬車なんて元々馬鹿みたいに高いのに。
予算の三倍とは、いったいなに考えてやがるのでしょうか?
「流石はフランツェスカ様でございます。フリード様からのご寵愛が深くていらっしゃる! 御子のご誕生も近いかもしれませんね……!」
「いや、はい……そ、そうですね」
侍女の笑顔がまぶしい。
そう言われた私は、乾いた笑みを浮かべるしかなかありませんでした。
――そして私を乗せた馬車は近衛騎士達が騎乗する馬に先導されてヴァイス公爵邸へと向う。
王宮の門を抜けて街に出たところで窓を開ければ冷たい風が馬車の中に流れ込んできて、胸が高鳴った。
王宮の外に出るのは久しぶりで、見るもの全てが新鮮に映る。
「王太子妃殿下、申し訳ありませんが窓をお閉めいただけませんか? どこで犯人が見ているか、わかりませんので」
「そうね、ごめんなさい。直ぐに閉めますわ」
「いえ、こちらこそ申し訳ありません」
ヴァイス公爵家に着くまでこのまま窓を開けて外の風を感じていたかったのですが、近衛騎士にそう言われてしまっては従うほかありません。
彼らも私を守ろうとして、そう言っているだけなのはわかっておりましたので。
そして閉じた窓越しに、シュヴァルツヴァルト王都の穏やかな街並みが緩やかに流れていきました。
――やがて馬車はゆるやかに止まり。
近衛騎士のひとりが扉を開けると、目の前には白亜の美しい邸宅とヴァイス公爵夫妻の姿。
「王太子妃殿下、ようこそいらっしゃいました。加えてこの度は娘の不始末、お助け下さり誠にありがとうございました。王太子妃殿下が助けてくれなかったらどうなっていたことか……計り知れません」
「フランツェスカ王太子妃殿下。クラウディーヌのこと、本当にありがとうございます。その恩情に感謝を……そしてヴァイス家はフランツェスカ様を心より歓迎いたします。ごゆるりとくつろいでいってくださいませ」
そう言って温かく迎え入れてくれたヴァイス公爵夫妻に、私は自然と笑顔になっていた。
いくら一人娘であるクラウディーヌ公爵令嬢を助けたといっても、敵国出身の私をこれほどまでにあたたかく迎え入れてくれるとは思ってもみなかった。
そして案内された庭園には季節の花々がそこらじゅうで美しく咲き誇っており、目を奪われる。
そこへクラウディーヌ公爵令嬢が、少しだけ恥ずかしそうに俯きながら私の前にやってきた。
その表情は以前のような挑発的なものではなく、年相応の少女のものでとても可愛らしかった。
「王太子妃殿下……いえ、フランツェスカ様。先日は本当にありがとうございました。あの時、まさか無礼を働いた私を庇ってくださるなんて思っておらずとても驚きました。心から感謝しております」
「顔を上げてください、クラウディーヌ公爵令嬢。もうあの件は過ぎたことで間違いは誰にでもあります。だから次、間違わなければそれでいいのです」
「フランツェスカ様……! あの日から……私は貴女様をお慕い申し上げております。なので是非フランツェスカお姉様とお呼びしてもよろしいでしょうか……?」
「え……?」
あの日、クラウディーヌ公爵令嬢は私に敵意を向けていた。
……なのに今、この子なんて言いました?
お慕い? それにお姉様!?
思考が全然追いつかない。
「嫋やかなのに勇ましくて。あの時の頼りがいのある後ろ姿が、今でも忘れられません」
「いえ、そんなことは……」
「それに王妃殿下にもフリード様にも全く屈することなく、凛とされていて……とても素敵でした! なので是非、フランツェスカお姉様と呼ばせてくださいませ」
しかもクラウディーヌ公爵令嬢の瞳は今、親愛のようななにかを宿して私を見つめていて。
なにがなんなんだか、よくわからない。
「ほ、褒め過ぎです、クラウディーヌ公爵令嬢。呼び方はまぁ……お好きなようになさっていただいても問題ありませんが……」
純粋でどこまでも真っ直ぐな眼差しを向けられて、私は根負けしました。
「まぁ、本当ですか!? では、私のこともクラウディーヌと呼んでくださいませ!」
「え、ええ……わかりましたわ……クラウディーヌ」
シュヴァルツヴァルトの人間は、名前で呼ばれるのが好きなのでしょうか?
フリードも初対面から名前で呼んで欲しいと、言っておりましたし。
「ありがとうございます! そして私はフランツェスカお姉様から受けたこのご恩を一生忘れません」
「ご恩なんてそんな、大したことでは……」
「なので私は決意したのです。このご恩に報いるべく、公爵家を継いで女公爵になり、貴女様をご支援いたします……」
「クラウディーヌが、公爵に?」
王位継承権を持つ王女が女王になるより。
令嬢が爵位を継いで、家の当主になるというのはとても難しいと聞きます。
それはひとえに、貴族社会で女性の地位はあまり高くないから。
王女はその血筋自体が特別ですし、王位継承権は揺るぎないもの。
まあ……私のように、王位継承権があっても国王がそれを拒否したらそれで終了なのですが。
「はい。私がこの公爵家を継いで女公爵となり、父のような立派な軍人になるつもりです。以前から父に公爵家を継がないかと聞かれていたのですが……その時はまだ……フリード様が好きだったのでお断りしておりました」
「クラウディーヌ……」
「……ですが。ご安心ください、フランツェスカお姉様! もうフリード様に恋心はありません、今私がお慕いしているのは……フランツェスカお姉様なので! あ、もちろん変な意味ではございませんよ? 結婚相手はフランツェスカお姉様が選んだ相手にするつもりですが……」
「え……? 私が選んだ?」
「はい、どうせ政略結婚するならフランツェスカお姉様のお役に立ちとうございますので! なんなりとおっしゃってくださいね」
そう言って微笑んだクラウディーヌの顔は、とても晴れ晴れとしていて。
まるで春の陽気のように穏やかでした。
1,855
あなたにおすすめの小説
《完結》氷の侯爵令息 あなたが子供はいらないと言ったから
ヴァンドール
恋愛
氷の侯爵令息と言われたアラン。彼は結婚相手の伯爵令嬢にとにかく冷たい態度で接する。
彼女は義姉イライザから夫が子供はいらないと言ったと聞き、衝撃を受けるが気持ちを切り替え生きていく。
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
【完結】氷の令嬢は愛を請わない - 捨て子の『義妹』に愛も家族も奪われたマリーローズの逆襲
恋せよ恋
恋愛
銀髪紫眼の美貌の侯爵令嬢、マリーローズ。
完璧な淑女に育った彼女だったが、母は捨て子ジュリエットを寵愛。
婚約者の公爵家嫡男アレックスも、友人も、次々に奪われる――。
家族に裏切られ、すべてを失った彼女が下した決断は、
家族を見かぎり、国を捨て、自らの人生を取り戻すこと。
理不尽な悲恋を力に変え、運命をひっくり返す令嬢の逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
〈完結〉八年間、音沙汰のなかった貴方はどちら様ですか?
詩海猫(8/29書籍発売)
恋愛
私の家は子爵家だった。
高位貴族ではなかったけれど、ちゃんと裕福な貴族としての暮らしは約束されていた。
泣き虫だった私に「リーアを守りたいんだ」と婚約してくれた侯爵家の彼は、私に黙って戦争に言ってしまい、いなくなった。
私も泣き虫の子爵令嬢をやめた。
八年後帰国した彼は、もういない私を探してるらしい。
*文字数的に「短編か?」という量になりましたが10万文字以下なので短編です。この後各自のアフターストーリーとか書けたら書きます。そしたら10万文字超えちゃうかもしれないけど短編です。こんなにかかると思わず、「転生王子〜」が大幅に滞ってしまいましたが、次はあちらに集中予定(あくまで予定)です、あちらもよろしくお願いします*
婚約破棄されたので、もう誰の役にも立たないことにしました 〜静かな公爵家で、何もしない私の本当の人生が始まります〜
ふわふわ
恋愛
王太子の婚約者として、
完璧であることを求められ続けてきた令嬢エリシア。
だがある日、彼女は一方的に婚約を破棄される。
理由は簡単だった。
「君は役に立ちすぎた」から。
すべてを失ったはずの彼女が身を寄せたのは、
“静かな公爵”と呼ばれるアルトゥール・クロイツの屋敷。
そこで待っていたのは――
期待も、役割も、努力の強要もない日々だった。
前に出なくていい。
誰かのために壊れなくていい。
何もしなくても、ここにいていい。
「第二の人生……いえ、これからが本当の人生です」
婚約破棄ざまぁのその先で描かれる、
何者にもならなくていいヒロインの再生と、
放っておく優しさに満ちた静かな溺愛。
これは、
“役に立たなくなった”令嬢が、
ようやく自分として生き始める物語。
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる