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3章 都大会(1年目)
65話 200mを速く走るための3つの条件
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「応援、行かなくて大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。こんなところで問題が起きるようなチームじゃないから」
陽子の問いに、美咲が答える。
200mの予選に出場する美咲、瑠那、陽子の3人は、サブトラックでウォーミングアップをしていた。
たびたび競技場の方から聞こえる歓声と、実況放送の声だけが状況を伝える。
「陽子ちゃん、今は自分のことに集中したほうがいいわ。私がこうして教えられる時間も、もう僅かしかないから」
「そうですね……すみません、せっかく付き合ってもらってるのに。集中します」
200mのスタート地点に置かれたスターティングブロックに、陽子は足をかける。
予選で走るのと同じ1レーン、一番後ろからのスタートなのでライバル達の様子がよく見える反面、傾斜がきつい。
「事実から言えば、1レーンは陽子ちゃんみたいなタイプの選手にはデメリットが大きいわ。そして予選通過のボーダーはおそらく、26秒台前半……。厳しいけれど、陽子ちゃんのベストに等しい結果を出さなければ、次のラウンドには進めないと思って」
美咲は意地悪を言っているのではない。
事実を述べ、その上で陽子が予選を通過できるように最後の練習に付き合ってくれている。
「分かってます。私のベストは地区大会で記録した25秒95。あのときは4レーンで……レーンも、組の相手も、風も、自分のコンディションも、全てが走りやすい環境でした。でも今日は違う。あのときよりも走りづらい環境で、あのときと同じ結果を出さなきゃいけない、ですよね」
「えぇ。その通りよ。だから少しでも走りづらさをマシにするために、この1レーンを攻略する必要があるわ。さぁ、スタートの姿勢をとって」
「お願いします!」
ゆっくりと腰を上げ、じっと静止する。
「陽子ちゃん、力みすぎよ。これは100mじゃない、200m、それも1レーンのスタートなの。もっと肩の力を抜いて、前傾姿勢も無理に取らなくていいわ」
美咲は陽子の肩を手で少し後ろに下げ、姿勢を直す。
「もちろん、選手の特性やレーンによって最適なスタートは変わる。でも今日の陽子ちゃんは、もっと軽く、コントロールを失わない程度の力でスタートを出るべきだと思うわ。さぁ、出て!」
パチンッと美咲が手を叩き、陽子が走り出す。
言われたとおりに焦らずゆっくり出て、コーナーでコントロールを失わないように注意を払う。
コーナーを走り切り、ホームストレートで立ち上がったところで減速し、コースの外に出る。
コーナーの立ち上がりの地点では瑠那が見ており、スタート地点から歩いてきた美咲と合流し意見を交わしていた。
「どう、でしたか?」
今までの未熟な走りを考えると相対的には悪くはなかったと思うものの、美咲や瑠那のレベルには遠く及ばない自覚があるため、陽子は自信なく声をかける。
「悪くはない、が、惜しい気がする。なんというか、軽く走ろうとしている割にはパワーロスをしているような」
考えながら瑠那が答える。
瑠那はフォームや身体の使い方に関しては誰もが認める天才だが、人に教えることまで得意なわけではない。
改善点を見抜くことや教えることに関しては、ロリ先生や美咲のほうが長けている。
「美咲先輩はどう思いますか?」
「大丈夫、瑠那ちゃんの言うことは的を射ているわ」
美咲に言われ、瑠那は少しほっとした顔をする。
「陽子ちゃんは今、意識して軽く走ってくれたと思う。でも実際には意識するあまり、逆に力んじゃってたところもあるわね。ここでクイズ。どうして、力を抜いて走る必要があると思う?」
えーと……と考えながらトラックを見る。
他の選手達が走っているが、力いっぱいに走る選手は確かに加速が速いが、レーンの外側に振られてしまっている。
また、見るからに体力の消耗も大きそうだ。
本人達は100mも走らずに減速しているので気付いていないかもしれないが、本番はそこから倍以上の距離を走る。
到底、体力がもつとは思えない。
「レーンの内側を走るためと、体力を温存するため、ですか?」
「その通り。正解よ」
目の前を走っていた、知らない選手のお陰で答えられたと陽子はほっとし、心のなかで知らない選手にありがとうと言った。
「200mを速く走るためには3つの条件があるわ。距離、体力、そして速度よ。この3つを同じレベルで、全て実現できている選手はほとんどいないわ。ほとんどの選手はどれか1つを優先することに囚われ、他の2つが疎かになってしまう。だからこそ、私みたいな選手に勝機がある訳だけど」
そう言って美咲はスマホを取り出すと、電卓アプリで計算して見せる。
200mはコーナーを走る関係上、レーンの外側に振られてしまえば走る距離が長くなってしまう。
レーンの一番内側と外側の差は1mだから、最大で3m程度余分に走ることになる。
200mを26秒0で走る選手の場合、単純計算で1m走るのに必要な時間は0.13秒。
3mになれば3倍で0.39秒……約0.4秒といえば、十分に勝負を分けるタイム差になる。
「実際にはずっと外側いっぱいを走っている選手なんて少ないけれど、インコースを気にしない走りは、少なからず距離で損をしているわ。そして逆に、インコースを意識するあまりスピードに乗れていない選手もいる。いくら走る距離が短くなったところで、スピードが出てなかったら意味がないわ」
なるほど。とうなずきながら話を聞く。
「じゃあ私の今の走りは、距離を意識して軽く走ろうとしてみたものの、実際には力んでしまって体力を無駄にしているし、スピードにも乗り切れていないってことですか?」
「そうなるわね。1つを意識してしまって、残り2つを取り漏らしている、よくあるパターンよ」
「うわー……。私、テクニックないとは思ってましたけど、これだけ論理的に言われると、思った以上に無駄なことやっちゃってるんですね……」
速く走りたいと思って意識してやっていることが、結果的に足を引っ張っているという事実に絶望感を覚える。
「そんなに落ち込まないで、大丈夫よ! 確かにいきなり3つともクリアするのは難しいわ。けど、2つまでならできるから!」
「ほ、本当ですか!」
「でも美咲先輩、レースまであと2時間切ってますが……付け焼き刃でもいけるものなんですか?」
喜ぶ陽子の横で、瑠那が疑問を口にする。
「ちょっとやめてよ、せっかく安心したのに! このナチュラルボーン天才め」
「ふふ、大丈夫。今、陽子ちゃんはもう課題に”気付いている”んだから。何も考えていない選手と、考えている選手の差は大きいわ」
「それで陽子は、3つの要素の内、どれを捨てて、どれを守るべきなんですか?」
「それはね……」
美咲のアドバイスを聞き、陽子はその後何本か練習をしてからウォーミングアップを切り上げた。
大会では、いつでもベストな状態で走れるわけではない。
競技場の環境によるところもあるし、自分が成長途上で、理想のフォームを模索しているとき、答えを持てずに走ることもある。
それでも、大会ではラウンドを勝ち抜かなくてはならない。
そのためには、冷静な分析と取捨選択、戦略性が必要なのだ。
「大丈夫よ。こんなところで問題が起きるようなチームじゃないから」
陽子の問いに、美咲が答える。
200mの予選に出場する美咲、瑠那、陽子の3人は、サブトラックでウォーミングアップをしていた。
たびたび競技場の方から聞こえる歓声と、実況放送の声だけが状況を伝える。
「陽子ちゃん、今は自分のことに集中したほうがいいわ。私がこうして教えられる時間も、もう僅かしかないから」
「そうですね……すみません、せっかく付き合ってもらってるのに。集中します」
200mのスタート地点に置かれたスターティングブロックに、陽子は足をかける。
予選で走るのと同じ1レーン、一番後ろからのスタートなのでライバル達の様子がよく見える反面、傾斜がきつい。
「事実から言えば、1レーンは陽子ちゃんみたいなタイプの選手にはデメリットが大きいわ。そして予選通過のボーダーはおそらく、26秒台前半……。厳しいけれど、陽子ちゃんのベストに等しい結果を出さなければ、次のラウンドには進めないと思って」
美咲は意地悪を言っているのではない。
事実を述べ、その上で陽子が予選を通過できるように最後の練習に付き合ってくれている。
「分かってます。私のベストは地区大会で記録した25秒95。あのときは4レーンで……レーンも、組の相手も、風も、自分のコンディションも、全てが走りやすい環境でした。でも今日は違う。あのときよりも走りづらい環境で、あのときと同じ結果を出さなきゃいけない、ですよね」
「えぇ。その通りよ。だから少しでも走りづらさをマシにするために、この1レーンを攻略する必要があるわ。さぁ、スタートの姿勢をとって」
「お願いします!」
ゆっくりと腰を上げ、じっと静止する。
「陽子ちゃん、力みすぎよ。これは100mじゃない、200m、それも1レーンのスタートなの。もっと肩の力を抜いて、前傾姿勢も無理に取らなくていいわ」
美咲は陽子の肩を手で少し後ろに下げ、姿勢を直す。
「もちろん、選手の特性やレーンによって最適なスタートは変わる。でも今日の陽子ちゃんは、もっと軽く、コントロールを失わない程度の力でスタートを出るべきだと思うわ。さぁ、出て!」
パチンッと美咲が手を叩き、陽子が走り出す。
言われたとおりに焦らずゆっくり出て、コーナーでコントロールを失わないように注意を払う。
コーナーを走り切り、ホームストレートで立ち上がったところで減速し、コースの外に出る。
コーナーの立ち上がりの地点では瑠那が見ており、スタート地点から歩いてきた美咲と合流し意見を交わしていた。
「どう、でしたか?」
今までの未熟な走りを考えると相対的には悪くはなかったと思うものの、美咲や瑠那のレベルには遠く及ばない自覚があるため、陽子は自信なく声をかける。
「悪くはない、が、惜しい気がする。なんというか、軽く走ろうとしている割にはパワーロスをしているような」
考えながら瑠那が答える。
瑠那はフォームや身体の使い方に関しては誰もが認める天才だが、人に教えることまで得意なわけではない。
改善点を見抜くことや教えることに関しては、ロリ先生や美咲のほうが長けている。
「美咲先輩はどう思いますか?」
「大丈夫、瑠那ちゃんの言うことは的を射ているわ」
美咲に言われ、瑠那は少しほっとした顔をする。
「陽子ちゃんは今、意識して軽く走ってくれたと思う。でも実際には意識するあまり、逆に力んじゃってたところもあるわね。ここでクイズ。どうして、力を抜いて走る必要があると思う?」
えーと……と考えながらトラックを見る。
他の選手達が走っているが、力いっぱいに走る選手は確かに加速が速いが、レーンの外側に振られてしまっている。
また、見るからに体力の消耗も大きそうだ。
本人達は100mも走らずに減速しているので気付いていないかもしれないが、本番はそこから倍以上の距離を走る。
到底、体力がもつとは思えない。
「レーンの内側を走るためと、体力を温存するため、ですか?」
「その通り。正解よ」
目の前を走っていた、知らない選手のお陰で答えられたと陽子はほっとし、心のなかで知らない選手にありがとうと言った。
「200mを速く走るためには3つの条件があるわ。距離、体力、そして速度よ。この3つを同じレベルで、全て実現できている選手はほとんどいないわ。ほとんどの選手はどれか1つを優先することに囚われ、他の2つが疎かになってしまう。だからこそ、私みたいな選手に勝機がある訳だけど」
そう言って美咲はスマホを取り出すと、電卓アプリで計算して見せる。
200mはコーナーを走る関係上、レーンの外側に振られてしまえば走る距離が長くなってしまう。
レーンの一番内側と外側の差は1mだから、最大で3m程度余分に走ることになる。
200mを26秒0で走る選手の場合、単純計算で1m走るのに必要な時間は0.13秒。
3mになれば3倍で0.39秒……約0.4秒といえば、十分に勝負を分けるタイム差になる。
「実際にはずっと外側いっぱいを走っている選手なんて少ないけれど、インコースを気にしない走りは、少なからず距離で損をしているわ。そして逆に、インコースを意識するあまりスピードに乗れていない選手もいる。いくら走る距離が短くなったところで、スピードが出てなかったら意味がないわ」
なるほど。とうなずきながら話を聞く。
「じゃあ私の今の走りは、距離を意識して軽く走ろうとしてみたものの、実際には力んでしまって体力を無駄にしているし、スピードにも乗り切れていないってことですか?」
「そうなるわね。1つを意識してしまって、残り2つを取り漏らしている、よくあるパターンよ」
「うわー……。私、テクニックないとは思ってましたけど、これだけ論理的に言われると、思った以上に無駄なことやっちゃってるんですね……」
速く走りたいと思って意識してやっていることが、結果的に足を引っ張っているという事実に絶望感を覚える。
「そんなに落ち込まないで、大丈夫よ! 確かにいきなり3つともクリアするのは難しいわ。けど、2つまでならできるから!」
「ほ、本当ですか!」
「でも美咲先輩、レースまであと2時間切ってますが……付け焼き刃でもいけるものなんですか?」
喜ぶ陽子の横で、瑠那が疑問を口にする。
「ちょっとやめてよ、せっかく安心したのに! このナチュラルボーン天才め」
「ふふ、大丈夫。今、陽子ちゃんはもう課題に”気付いている”んだから。何も考えていない選手と、考えている選手の差は大きいわ」
「それで陽子は、3つの要素の内、どれを捨てて、どれを守るべきなんですか?」
「それはね……」
美咲のアドバイスを聞き、陽子はその後何本か練習をしてからウォーミングアップを切り上げた。
大会では、いつでもベストな状態で走れるわけではない。
競技場の環境によるところもあるし、自分が成長途上で、理想のフォームを模索しているとき、答えを持てずに走ることもある。
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