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1章 これから始まる物語
1-5 副作用なのかと疑いたくなったが
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‥‥‥たった一晩、されど一晩のうちに起きた、ハクロの変化。
昨日の寝る前までは、ふわもこな蜘蛛の身体だけであり、全身や頭を預けるのにちょどいい枕になっていたハクロ。
だがしかし、夜中にゆすられて起こされたかと思えば、その姿は変貌していた。
「えっと、ハクロ、ちょっと触らせてもらっていいかな?」
【キュルルゥ】
姿が変わっても、まだ鳴き声は変わらない。
だがしかし、その声を発するのが蜘蛛の頭ではなく…‥‥美女と言って良いような顔にある口からである。
そっと触ってみれば、蜘蛛の部分はそこまで変化はない。
モフモフしているし、足もきちんと感覚があるようで、何処かが動かなくなったわけではないようだ。
だがしかし、新しく出来た身体は思いっきり違っていた。
「すべすべというか、ハリと弾力もあって、人と変わらないような…‥‥あ、でもお尻の部分が元々の蜘蛛の頭に繋がって、分離しているという訳でもないのか」
【キュルゥ】
新たに生えたというか、元あった身体に腰かけた形で、ハクロは人の体を持ってしまっていた。
手足が新たに生成されたようでもありつつ、蜘蛛の体とは繋がっているようであり、前世の知識で言うのであれば、RPGなどに出てくるようなモンスター「アラクネ」と言えるだろう。
とはいえ、人の体と大差ないように見えるが‥‥‥お腹の部分にはおへそが無くて艶々していたり、新しい足のほうは太ももの半分ぐらいから先の方まで黒くなってとがっている。
ついでに言うのであれば、ぷるんっと大きなものが胸部に…‥いや、もういいか。
「とりあえず、服を着てくれないかな?ちょっと気恥しくなるんだけど」
【キュルル?キュ】
首をかしげたが、とりあえず分かってくれたようで、彼女は衣服を着た。
とはいえ、女物の洋服とかは持ってなかったのだが…‥‥どうやら自分の糸で素早く編めたらしい。
改めて見れば、全体的に白色の印象を与えるのだが‥‥‥‥目の色だけは真っ赤である。
「んー、妖艶の美女という感じになっているけれど‥‥‥なんでこうなった?」
【キュルル?キュルル、キュルル】
わからないし、自分でも訳が知りたいとでも言うように肩をすくめるハクロ。
人の体が出来たとはいえ、言葉がそう直ぐに話せるわけでもないようだが‥‥‥どうしたものかと思ってしまう。
「とりあえず、小さくなってもらうか。このまま目立つのもどうかと思うし‥‥‥あ、抜け殻の方はどうしようかな?」
部屋の隅に置かれているのは、彼女が脱いだ抜け殻。
脱皮したようだが、その皮だけ見れば元の姿があるのに…‥‥なぜ脱いだだけでこうも姿が変貌したのかが謎である。
もしや、与えた治療薬とか、小さくなる薬とかの副作用なのか?
この薬を生み出すチートの、落とし穴のようなものがあったのか?
ふと自身の能力に疑問を持ったが、その真偽はわからない。
けれども今は、とりあえず彼女を隠したほうが良いと思い、また小さくなる薬を飲んでもらう。
【キュルル】
「このサイズだと、フィギュアっぽいな…‥‥」
蜘蛛のフィギュアと美女のフィギュアを魔改造して合体させたようにも見えなくはないだろう。
とりあえず、何かあったらすぐに懐に隠すなどができそうだし、問題は無いか。
「とりあえず、現状不明だし、相談できそうな人が見つかるまで隠れてもらうよ」
【キュル】
もう間もなく教育機関へ向かうのだし、そこでならモンスターについて詳しい人がいるかもしれない。
というかそもそも、モンスターが不完全とは言え人の姿をとることができるのかという謎があるのだが‥‥‥わかる人がいて欲しい。教員とかに相談できるならしたいところだ。
とにもかくにも、もう間もなく教育機関へ向かうという頃合いで起きてしまった、ハクロの大変貌。
頭を悩ませつつも、中身が変わっていないっぽい事だけには安堵の息を吐くのであった…‥‥
「この場合、体の構造ってどうなっているんだろうか‥‥‥‥」
それが一番の疑問かもしれない。RPGとかで見る人型に近いモンスターでアラクネやケンタウロス、ラミアとかってあるが、それらの中身がどうなっているのかが気になるな。
昨日の寝る前までは、ふわもこな蜘蛛の身体だけであり、全身や頭を預けるのにちょどいい枕になっていたハクロ。
だがしかし、夜中にゆすられて起こされたかと思えば、その姿は変貌していた。
「えっと、ハクロ、ちょっと触らせてもらっていいかな?」
【キュルルゥ】
姿が変わっても、まだ鳴き声は変わらない。
だがしかし、その声を発するのが蜘蛛の頭ではなく…‥‥美女と言って良いような顔にある口からである。
そっと触ってみれば、蜘蛛の部分はそこまで変化はない。
モフモフしているし、足もきちんと感覚があるようで、何処かが動かなくなったわけではないようだ。
だがしかし、新しく出来た身体は思いっきり違っていた。
「すべすべというか、ハリと弾力もあって、人と変わらないような…‥‥あ、でもお尻の部分が元々の蜘蛛の頭に繋がって、分離しているという訳でもないのか」
【キュルゥ】
新たに生えたというか、元あった身体に腰かけた形で、ハクロは人の体を持ってしまっていた。
手足が新たに生成されたようでもありつつ、蜘蛛の体とは繋がっているようであり、前世の知識で言うのであれば、RPGなどに出てくるようなモンスター「アラクネ」と言えるだろう。
とはいえ、人の体と大差ないように見えるが‥‥‥お腹の部分にはおへそが無くて艶々していたり、新しい足のほうは太ももの半分ぐらいから先の方まで黒くなってとがっている。
ついでに言うのであれば、ぷるんっと大きなものが胸部に…‥いや、もういいか。
「とりあえず、服を着てくれないかな?ちょっと気恥しくなるんだけど」
【キュルル?キュ】
首をかしげたが、とりあえず分かってくれたようで、彼女は衣服を着た。
とはいえ、女物の洋服とかは持ってなかったのだが…‥‥どうやら自分の糸で素早く編めたらしい。
改めて見れば、全体的に白色の印象を与えるのだが‥‥‥‥目の色だけは真っ赤である。
「んー、妖艶の美女という感じになっているけれど‥‥‥なんでこうなった?」
【キュルル?キュルル、キュルル】
わからないし、自分でも訳が知りたいとでも言うように肩をすくめるハクロ。
人の体が出来たとはいえ、言葉がそう直ぐに話せるわけでもないようだが‥‥‥どうしたものかと思ってしまう。
「とりあえず、小さくなってもらうか。このまま目立つのもどうかと思うし‥‥‥あ、抜け殻の方はどうしようかな?」
部屋の隅に置かれているのは、彼女が脱いだ抜け殻。
脱皮したようだが、その皮だけ見れば元の姿があるのに…‥‥なぜ脱いだだけでこうも姿が変貌したのかが謎である。
もしや、与えた治療薬とか、小さくなる薬とかの副作用なのか?
この薬を生み出すチートの、落とし穴のようなものがあったのか?
ふと自身の能力に疑問を持ったが、その真偽はわからない。
けれども今は、とりあえず彼女を隠したほうが良いと思い、また小さくなる薬を飲んでもらう。
【キュルル】
「このサイズだと、フィギュアっぽいな…‥‥」
蜘蛛のフィギュアと美女のフィギュアを魔改造して合体させたようにも見えなくはないだろう。
とりあえず、何かあったらすぐに懐に隠すなどができそうだし、問題は無いか。
「とりあえず、現状不明だし、相談できそうな人が見つかるまで隠れてもらうよ」
【キュル】
もう間もなく教育機関へ向かうのだし、そこでならモンスターについて詳しい人がいるかもしれない。
というかそもそも、モンスターが不完全とは言え人の姿をとることができるのかという謎があるのだが‥‥‥わかる人がいて欲しい。教員とかに相談できるならしたいところだ。
とにもかくにも、もう間もなく教育機関へ向かうという頃合いで起きてしまった、ハクロの大変貌。
頭を悩ませつつも、中身が変わっていないっぽい事だけには安堵の息を吐くのであった…‥‥
「この場合、体の構造ってどうなっているんだろうか‥‥‥‥」
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