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4章 中等部後期~高等部~
4-21 逃げるだけではだめかもしれないけど
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【シュルッルルルル!!攻撃全然、通じない――――!!】
「全部すり抜けて、相手の攻撃が届くのってずるいよね!?」
ドッカンボッカンチュドーンっと、一昔前というかありきたりすぎる爆発音を背景に、僕らは全力で回避と攻撃に専念していた。
襲い掛かってくるのは、サイクロプス・怪と仮称した化け物であり、その目や口から放たれる光線が着弾して爆発してくるのだ。
何とかかわすことが出来るものの、糸や魔法の弾をハクロが投げつけてもすり抜け、まったく攻撃が通じない。
僕の方も何かできないかと思い、爆発薬やその他諸々攻撃に転換できそうな薬品を作り出して投げつけるが、全然当たる気配を見せなかった。
「なんというか、この世界からずれている場所にいるというか、幻を相手にしているようで手ごたえなさすぎる!!」
【糸、魔法、全然通じない!!相手の攻撃箇所、狙ってもかすりもしない!!】
ぴえーんっとちょっと涙目になりつつも、放置できない状況。
というか先ず、思いっきり僕らを狙って攻撃してきており、逃げる手段も取れるが帝都を狙う可能性もあって迂闊に離れる事もできない。
そもそも僕ら、攻撃するのは苦手だしなぁ…‥‥‥いや、ハクロの力を考えると無茶苦茶出来るのは否定できないが、やらかしきれないのもある。
「相手の姿が見えても、手詰まり過ぎる!!攻撃が当たるようになる薬とか作りたいけど‥‥‥この場合何が正解なのかもわからない!!」
幻のような相手に対して、どの様な攻撃手段が通じるというのか。
光線を使ってきているならば鏡で反射という典型的な手段も思いついたが、その光線の着弾地点で爆発しているところを見るとうまくいくとも思えない。
光には光でハクロが光線の魔法を放つも、すり抜けて遠くの地面が吹っ飛んだだけ。
薬品をぶちまけてもかかる様子もなく、何と言うか無茶苦茶絶望的な状況である。
【拘束できない、魔法通じない、なんか悔しい!!】
とは言え、無茶苦茶な状況ながらもハクロはまだあきらめていないようで、必死に攻撃手段を変えて試しているようだ。
糸に魔法を通して操ったり、人形で攻撃を試みたり、相手の攻撃を相殺して見たりと、色々と試している。
ああ、彼女が諦めないのであれば、僕の方も諦めなければいいのだが…‥‥‥どうしたものか、この状況。
振り落とされないように糸で結ばれているけれども念のためにしがみつきつつ、サイクロプス・怪を観察しながら反撃の糸口を探る。
相手が幻ならば本体がいると考えたいが、攻撃の様子からして幻こそが本体と言えるようなもの。
通じなさの様子からすると、一次元とか二次元とかそう言う類で相手との世界がずれていて、次元が違うからこそ当たらないとも考えられる。
そうすると、そんなものに対して攻撃を与えるには‥‥‥‥
「ズレた次元に‥‥‥‥いや、そんなものどう考えても制限対象!!」
チートな薬の精製能力とは言え、流石に限度はある!!というか、先ずどういうものか想像できない時点で作れない!!
「ああ、もう!!どうしたらどうしたら!!」
【シュルルル!!そろそろ限界だよーー!!】
っと、そうこうしているうちに回避や攻撃に専念し切れなくなってきたようで、ハクロの限界が近くなってきたらしい。
それなのに相手の方は攻撃の手を緩める様子はなくて、あちこちの目がこちらに狙いを定めているし、腹の方に見える大きな口はがちがちと鳴らして今にも僕らを食べようと…‥‥
「‥‥‥待てよ?」
そこでふと、僕はある事に気が付いた。
おおきな口は確かに光線を吐いたり攻撃に使用している様子があるが、意味があるのだろうか?
僕らの攻撃が透けているという事は、僕らと同じ場所にあるような食べ物は食べられないとは思うし、口がある意味はないと思う。
それなのにわざわざ大きな口がある理由としては…‥‥何らかの方法で、何かをあそこから食べている可能性がある。
それに、僕らを狙って攻撃しているが、仮に倒されてしまった場合どう出てくるのかがわからないのだが‥‥‥どう考えてもあの外見で平和的な草食ということもあるまい。
大きな牙などから連想しても、血肉を食いちぎって喰らうイメージで…‥‥
「そうだ!!ハクロ耳を貸して!!」
【シュルルル、キュル?何?】
ぜぇぜぇっと滅多に聞かない息切れをし始めているハクロの様子を見ると、そろそろ不味いのが分かる。
だからこそ、この手段は一回ぐらいしかやる余力はないと思うし、完全に一か八かの手段でしかない。
どこかの某大王の言葉で言えば人生はギャンブルでもあり、ならば賭けるしかあるまい。
「かくかくしかじかって訳で、頼む!!」
【キュル、わかった!!それに賭ける!!】
そこまで素早く用意できるかもわからないが、それでも勝負をするにほかはない。
一発逆転の思いを込め、反撃を試み始めるのであった‥‥‥‥
「全部すり抜けて、相手の攻撃が届くのってずるいよね!?」
ドッカンボッカンチュドーンっと、一昔前というかありきたりすぎる爆発音を背景に、僕らは全力で回避と攻撃に専念していた。
襲い掛かってくるのは、サイクロプス・怪と仮称した化け物であり、その目や口から放たれる光線が着弾して爆発してくるのだ。
何とかかわすことが出来るものの、糸や魔法の弾をハクロが投げつけてもすり抜け、まったく攻撃が通じない。
僕の方も何かできないかと思い、爆発薬やその他諸々攻撃に転換できそうな薬品を作り出して投げつけるが、全然当たる気配を見せなかった。
「なんというか、この世界からずれている場所にいるというか、幻を相手にしているようで手ごたえなさすぎる!!」
【糸、魔法、全然通じない!!相手の攻撃箇所、狙ってもかすりもしない!!】
ぴえーんっとちょっと涙目になりつつも、放置できない状況。
というか先ず、思いっきり僕らを狙って攻撃してきており、逃げる手段も取れるが帝都を狙う可能性もあって迂闊に離れる事もできない。
そもそも僕ら、攻撃するのは苦手だしなぁ…‥‥‥いや、ハクロの力を考えると無茶苦茶出来るのは否定できないが、やらかしきれないのもある。
「相手の姿が見えても、手詰まり過ぎる!!攻撃が当たるようになる薬とか作りたいけど‥‥‥この場合何が正解なのかもわからない!!」
幻のような相手に対して、どの様な攻撃手段が通じるというのか。
光線を使ってきているならば鏡で反射という典型的な手段も思いついたが、その光線の着弾地点で爆発しているところを見るとうまくいくとも思えない。
光には光でハクロが光線の魔法を放つも、すり抜けて遠くの地面が吹っ飛んだだけ。
薬品をぶちまけてもかかる様子もなく、何と言うか無茶苦茶絶望的な状況である。
【拘束できない、魔法通じない、なんか悔しい!!】
とは言え、無茶苦茶な状況ながらもハクロはまだあきらめていないようで、必死に攻撃手段を変えて試しているようだ。
糸に魔法を通して操ったり、人形で攻撃を試みたり、相手の攻撃を相殺して見たりと、色々と試している。
ああ、彼女が諦めないのであれば、僕の方も諦めなければいいのだが…‥‥‥どうしたものか、この状況。
振り落とされないように糸で結ばれているけれども念のためにしがみつきつつ、サイクロプス・怪を観察しながら反撃の糸口を探る。
相手が幻ならば本体がいると考えたいが、攻撃の様子からして幻こそが本体と言えるようなもの。
通じなさの様子からすると、一次元とか二次元とかそう言う類で相手との世界がずれていて、次元が違うからこそ当たらないとも考えられる。
そうすると、そんなものに対して攻撃を与えるには‥‥‥‥
「ズレた次元に‥‥‥‥いや、そんなものどう考えても制限対象!!」
チートな薬の精製能力とは言え、流石に限度はある!!というか、先ずどういうものか想像できない時点で作れない!!
「ああ、もう!!どうしたらどうしたら!!」
【シュルルル!!そろそろ限界だよーー!!】
っと、そうこうしているうちに回避や攻撃に専念し切れなくなってきたようで、ハクロの限界が近くなってきたらしい。
それなのに相手の方は攻撃の手を緩める様子はなくて、あちこちの目がこちらに狙いを定めているし、腹の方に見える大きな口はがちがちと鳴らして今にも僕らを食べようと…‥‥
「‥‥‥待てよ?」
そこでふと、僕はある事に気が付いた。
おおきな口は確かに光線を吐いたり攻撃に使用している様子があるが、意味があるのだろうか?
僕らの攻撃が透けているという事は、僕らと同じ場所にあるような食べ物は食べられないとは思うし、口がある意味はないと思う。
それなのにわざわざ大きな口がある理由としては…‥‥何らかの方法で、何かをあそこから食べている可能性がある。
それに、僕らを狙って攻撃しているが、仮に倒されてしまった場合どう出てくるのかがわからないのだが‥‥‥どう考えてもあの外見で平和的な草食ということもあるまい。
大きな牙などから連想しても、血肉を食いちぎって喰らうイメージで…‥‥
「そうだ!!ハクロ耳を貸して!!」
【シュルルル、キュル?何?】
ぜぇぜぇっと滅多に聞かない息切れをし始めているハクロの様子を見ると、そろそろ不味いのが分かる。
だからこそ、この手段は一回ぐらいしかやる余力はないと思うし、完全に一か八かの手段でしかない。
どこかの某大王の言葉で言えば人生はギャンブルでもあり、ならば賭けるしかあるまい。
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一発逆転の思いを込め、反撃を試み始めるのであった‥‥‥‥
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