拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~

志位斗 茂家波

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色々集めた結果を見せ始めたり

#418 あれよあれよとできていくのデス

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SIDEシアン

 島作りの土台部分の施工がようやく終了した頃合いになると、流石に季節が一つ変わっていた。

「全部一瞬出来れば楽ですが、ここら辺はどうしても時間がかかりますからネ」
「いや、一瞬で出来たらそれはそれでツッコミどころがあると思うんだけど」

 しかも、この島作りの作業の合間に、メイドとしての業務も忘れずに行っており、内心ちょっと過労死しかねないか不安だったりするのだが…‥‥どうやらその心配はないらしい。

 流石にメイドゴーレムに過労死はシャレにならないという事で、所々でシスターズに任せており、休んでいたりするそうなのだ。

 まぁ、過労死というかメイドゴーレムにとっての死の定義自体謎ではあるが…‥‥それはそうとして、土台が出来た今、ようやく次の段階へ移れるそうだ。


「まずは表面部分を整えないと、火山岩ばかりで使い物になりませんからネ」

 海底火山を噴火させ、そのマグマを利用してできた地表なので、やや荒っぽい岩肌が露出している状態。

 本来であれば長い月日をかけて風化したり、コケから森へとの変遷が起きて土が積み重なっていくそうだが、そこまで気を長くして作るわけにもいかない。

 手っ取り早いのは、どこからか土を持ってきて盛ってしまうのが良いらしいが‥‥‥今回はその手法は避け、自然に近い形で早めに行うようだ。

「という訳で、ドーラさん、頼みマス」
【グゲェ―――!!】

 植物を利用しての地表づくりを行うには、その植物に任せる方が良い。

 という訳で、その植物そのものであるドーラがやって来て、その変遷作業を早送り映像のごとく進めていった。

 苔がびっしりしたところから木々が生え始め、倒木し、また木々が栄養源にして生えまくり、落ち葉を落として腐葉土を作っていく。

 そして草原、森林などを分けて作っていく合間に…‥‥


「ご主人様たち用の、別荘にいい湖も作っておくのデス」
「元が火山の島だけに、その跡地に水を入れるのか」
「そうデス。そのためにも、わざわざ先行高速工作部隊、熱血消防部隊、予測計算部隊を用意しており、最適な場所に製作するのデス」
「「「「「ツーツーツー!!」」」」」
「「「「「セーセーセー!!」」」」」


 ワゼの言葉と共に、現場にいるシスターズ機体番号が一桁代のツヴァイとズィーベンが率いる部隊が声を上げて返答する。

 なお、予測計算部隊の方はフロンが率いているが、そちらは現場に直接出向くのではなく、遠隔地から島全体を撮影して、景観などを測量しながら指示を通信によって出しているらしい。

「ついでに衛星も打ち上げ済みですし、上空からも確認できるので、作業もより効率化できますネ」
「いつの間にと言いたいけど…‥‥まぁ、役に立つなら良いか」

 なお、その衛星の場合へ行きも色々詰みこんでいるらしいが、触れるのはやめておこう。

 それさえ除けば、明日の天気の正確な情報も分かる天気衛星らしいし、普通に使えば問題ないからね。

 しいて言うのであれば…‥‥

「あれ?でも消防部隊って水をどこから組んでくるの?」
「自己生成機能がありますし、海水から真水に換える機能も搭載してますので、問題ありまセン」

‥‥‥前世の地球であった水不足問題に対する回答の一つを持ってきちゃったよ。

 しかも、変換効率はすさまじいようで、海水には塩以外にも色々と混ざっているらしいのだが、それらもすべて抽出して取り出して再利用もできるというおまけつき。


 工作部隊が地面を掘って出来た穴に向かって、放水される光景を見ながら、単純ながらも高い技術を詰めているんだなぁっと思わず僕は感心してしまうのであった‥‥‥‥

「ああ、それと掘るだけですと結局岩肌がむき出しですし、底部分用の砂地もついでに作ってマス。あとは、魚なども放流したいのですが…‥‥そちらはそちらで、計算しないといけませんからネ」
「何か問題あるっけ?」
「種によっては強すぎて、生態系を作ろうにも独占してダメにしてしまいますからネ。ちゃんと厳選しないといけないのデス。ホムンクルス技術を転用して作ったクローン技術でお手軽にできそうですけれども、そちらはそちらで倫理的な意味合いで問題なども起きかねないですシ‥‥‥‥」

‥‥‥何をどうやってそんな技術を生み出せたのかと言いたい。というか、技術の発展的にはそこは逆になるような‥いや、似ているようなのだがどう違うのか。

 錬金術だとか科学だとか、そういうものが絡むとややこしい話しになりそうである‥‥‥‥
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