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‥‥‥バケモノは討伐され、仮面の組織フェイスマスクの本拠地は壊滅した。
構成員などの情報は、なんとか残っていた資料などを探し出し、そこから辿ってみると思いのほか出るわ出るわの情報の洪水。
しかも、今回参加していた他国の中にもひっそりと組織の手が入りこもうとしていたところがあったことも発覚し、討伐で疲れていながらも悔恨が無いように、徹底的に掃除作業へと切り替えられた。
地下にあるのならばその出入り口を捜しあて、ダンジョン内部ならば潜り込み、その他には、以前にあった皮を被って入れ替わっていたようなものたちも判明し、そこから芋づる式に処分をしていく。
組織すべての構成員やその研究成果なども破棄しまくり、残さないように徹底的に処分を繰り返す。
治療を終えた面子からさらに加わっていき、時間をかけ・・・・・・・・雪が降る頃合いに、ようやく終息を迎えるのであった。
「‥‥‥長かったというべきか、何と言うか…‥‥非常に疲れたな」
「全員、疲労」
「何かとやることが多すぎましたものね‥‥‥‥」
バケモノが出てくるわ、謎の魔道具による罠があるわ、終息させまいと抵抗されるわで大忙しであり、ようやく寮に戻って来たのだが、全員ぐったりと倒れ込む。
「お疲れ様ニャ、ディーに皆」
「これでようやく、潰せたのですね…‥‥」
ルナティアにアリスが自室に訪れ、そう言葉をかけてくれる。
まぁ、彼女達は彼女達で、それぞれの国で暴れられたことがあったからな‥‥‥‥そう考えると、ようやく組織への仕返しと言うべきか、復讐を終えたと言ってもいいだろう。
‥‥‥とは言え、何もかもが無事に済んだわけではない。
この大忙しの中で、試していたのだが…‥‥未だにできていないことがあった。
「それでディー、ノインさんの再召喚はできたのかニャ?」
「‥‥‥まだできてないな」
バケモノ討伐の際、切り札として一時的に契約を切り、凄まじい攻撃でバケモノを消し去った代償として、ノインはこの世界から消えてしまった。
なので、もう一度再召喚できれば良かったのだが…‥‥これがまた、うまく行く話でもないようだ。
「過去にも、召喚獣と打ち切って、再び再召喚をし直した例は存在するらしいけれど、情報がほぼないのでござるよ」
「単純にあるという話だけで、具体的な部分とかは欠けているでありんす」
詠唱文を詠唱してできないかとも考えたが、そちらの方もうまくいかない。
全員を召喚したときの詠唱は覚えているのだが‥‥‥‥
「どういう訳か、虫食い状態なんだよなぁ」
――――――――
「『来たれ、----、異--者よ』」
「『-は常に、--元へ、命-------り、--を―――者で――る』」
「『我----け、―か――がれ、-----に――与えん』」
「『さぁ、さぁ、さぁ、----、汝----名は―――!!---へ――まえ!!』」
――――――――
できる限り詠唱文を思い出そうとしても、頭の中ではこんな状態。
必要なものが何なのかは、他の皆の詠唱文を参考にすることはできるが、それでもどういう訳か穴だらけ。
そう世の中甘くはできていないというか、これでもまだマシな状態と言うか‥‥‥彼女が消えてすぐの時は、もっと何もなかったからな。
「それでも、徐々に思い出せているし、全部できれば多分再召喚が可能かもな」
時間はかかれども、おそらく再召喚は可能なのだろう。
けれども、それがいつになるのかは検討が付かない。
できれば早く、ノインには帰ってきてほしいのだが…‥‥焦ったら駄目なのだろう。
何しろあの戦いで、ダメージも相当負っていたはずだし、完治し切っていないのかもしれない。
もしくは、今はこの世界にいないだけで、元々彼女がいた世界で修理・改造が施されているからこそできないだけなのかもしれない。
‥‥‥修理って言葉だけでいいのに、改造が出るのはなんでだろう。彼女の姉妹機の影響をちょっと受けてないか?
何にしても、今はしばらく彼女には暇をゆっくり過ごしてもらえばいいだろう。
そして、ようやく再召喚できたときには、その暇の間分をしっかりとやってもらえばいいだけだ。
「でも、ゆっくりしすぎずに、帰って来いよ…‥‥ノイン」
窓から空を見上げつつ、俺はそうつぶやくのであった。
「ところでニャ、聞いた話だけど、落ち着いてきたころに褒賞が渡されるらしいニャね」
「そう言えばその話が合ったけど‥‥‥嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか?」
「気のせいじゃないと思うのじゃけどなぁ。何しろ儂ら、バケモノ討伐で全力を尽くし過ぎたじゃろ?」
「これまで関わらなかった国々の兵士も見ているでしょうし、何かと言われそうなのが目に見えますわ」
「そう考えると/もしかすると/面倒な褒美出るかも」
…‥‥うん、考えたくないことなんだけど、十分面倒ごとになりそうな予感しかしない。
と言うか、やるなら盛大にってやったのは良いけど、盛大にし過ぎたせいで目立ちすぎたからな‥‥‥どういうことになるのかが見当つかん。
何にしても、今はそのことを気にするよりも、ノインの再召喚のほうに思考を向けよう…‥‥
‥‥‥そしてディーたちがそんな会話を交えていたころ、王城の方ではまさにその話がされていた。
「‥‥‥まぁ、ディー君もやり過ぎたのもあるかもしれないけど、あちこちから来ているなぁ」
「本人へ直接よりも、上の立場の方へ願う方が良いというのは理解できるが…‥‥それでもあり過ぎる」
「無理ないですよね…‥‥彼らが活躍したのは、全員目撃していますし…‥‥」
王城内の議会室にて、王族たちは頭を抱えていた。
と言うのも、バケモノ討伐も含めて仮面の組織を潰せたのは非常に良かったのだが、面倒な後始末が残っていたのだ。
特に、バケモノ討伐でのディーたちの動きを見た国々からの話などが提案されており‥‥‥念には念を入れて、ディーの元へ行くであろうものを一時的に国としてこちらを通してからとして置いたのだが、この判断は間違っていなかったらしい。
「誘致話に縁談話に、共謀の誘い…‥‥国にとってのメリットやデメリットを考えつつ、場合によっては組織以上の脅威としてみなしたいとか、なんでこうなるのかなぁ」
「そりゃそうだよねぇ…‥‥最後の攻撃がすさまじかった報告もあるけど、そもそも彼らの持てる戦力とかが既に一国を凌駕するレベルだもの」
「と言うか、今さらすぎますわよねぇ…‥‥」
砲撃に植物の異常成長に猛烈な火炎、吹雪。
さらには純白の神々しいドラゴンや美しき美女集団と言うべき様な、ディーの召喚獣たちや使用した道具の多さなどに対しての質問などのものが寄せられていた。
ある程度共有していた国もあったが、実際に目の当たりにすると人は色々と興味を持つらしい。
とはいえ、大半は討伐においての功績を評価しており、好印象なのが多いのだが…‥‥それでも人と言うのは厄介で、その反対の印象を抱く者も少なくはない。
「組織崩壊後の、次の脅威として見るところもあるようだな」
「でも、敵対したところでどうするの、って話にもなるのよねぇ」
野心を抱く者もいるかもしれないが、彼らがそんなものにのるわけもないだろうし、起こすこともないだろう。
そもそも野心などを持っているのであれば、とっくの前に行動を起こして一国を作っていてもおかしくはない。
「…‥‥そう考えることもできるのに、できないところもある、か」
「人は一致団結もできるけど、人の敵は人にもなり得るか‥‥‥‥」
何か共通の敵がいれば協力し合うが、いなくなってしまえば互いに争うこともある。
組織を潰して大きな面倒事は消えたと思ったのだが、世の中そう容易く終わることは無いのであった…‥‥
「後は、父上が褒賞の場とかでやらかさないかが不安なのだが…‥‥」
「一応、今回の件で森林国や神聖国などで協議もひと息ついたし、そっちの方に移るかもしれないがな」
「でも、不安しかないのよねぇ…‥‥」
構成員などの情報は、なんとか残っていた資料などを探し出し、そこから辿ってみると思いのほか出るわ出るわの情報の洪水。
しかも、今回参加していた他国の中にもひっそりと組織の手が入りこもうとしていたところがあったことも発覚し、討伐で疲れていながらも悔恨が無いように、徹底的に掃除作業へと切り替えられた。
地下にあるのならばその出入り口を捜しあて、ダンジョン内部ならば潜り込み、その他には、以前にあった皮を被って入れ替わっていたようなものたちも判明し、そこから芋づる式に処分をしていく。
組織すべての構成員やその研究成果なども破棄しまくり、残さないように徹底的に処分を繰り返す。
治療を終えた面子からさらに加わっていき、時間をかけ・・・・・・・・雪が降る頃合いに、ようやく終息を迎えるのであった。
「‥‥‥長かったというべきか、何と言うか…‥‥非常に疲れたな」
「全員、疲労」
「何かとやることが多すぎましたものね‥‥‥‥」
バケモノが出てくるわ、謎の魔道具による罠があるわ、終息させまいと抵抗されるわで大忙しであり、ようやく寮に戻って来たのだが、全員ぐったりと倒れ込む。
「お疲れ様ニャ、ディーに皆」
「これでようやく、潰せたのですね…‥‥」
ルナティアにアリスが自室に訪れ、そう言葉をかけてくれる。
まぁ、彼女達は彼女達で、それぞれの国で暴れられたことがあったからな‥‥‥‥そう考えると、ようやく組織への仕返しと言うべきか、復讐を終えたと言ってもいいだろう。
‥‥‥とは言え、何もかもが無事に済んだわけではない。
この大忙しの中で、試していたのだが…‥‥未だにできていないことがあった。
「それでディー、ノインさんの再召喚はできたのかニャ?」
「‥‥‥まだできてないな」
バケモノ討伐の際、切り札として一時的に契約を切り、凄まじい攻撃でバケモノを消し去った代償として、ノインはこの世界から消えてしまった。
なので、もう一度再召喚できれば良かったのだが…‥‥これがまた、うまく行く話でもないようだ。
「過去にも、召喚獣と打ち切って、再び再召喚をし直した例は存在するらしいけれど、情報がほぼないのでござるよ」
「単純にあるという話だけで、具体的な部分とかは欠けているでありんす」
詠唱文を詠唱してできないかとも考えたが、そちらの方もうまくいかない。
全員を召喚したときの詠唱は覚えているのだが‥‥‥‥
「どういう訳か、虫食い状態なんだよなぁ」
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「『来たれ、----、異--者よ』」
「『-は常に、--元へ、命-------り、--を―――者で――る』」
「『我----け、―か――がれ、-----に――与えん』」
「『さぁ、さぁ、さぁ、----、汝----名は―――!!---へ――まえ!!』」
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できる限り詠唱文を思い出そうとしても、頭の中ではこんな状態。
必要なものが何なのかは、他の皆の詠唱文を参考にすることはできるが、それでもどういう訳か穴だらけ。
そう世の中甘くはできていないというか、これでもまだマシな状態と言うか‥‥‥彼女が消えてすぐの時は、もっと何もなかったからな。
「それでも、徐々に思い出せているし、全部できれば多分再召喚が可能かもな」
時間はかかれども、おそらく再召喚は可能なのだろう。
けれども、それがいつになるのかは検討が付かない。
できれば早く、ノインには帰ってきてほしいのだが…‥‥焦ったら駄目なのだろう。
何しろあの戦いで、ダメージも相当負っていたはずだし、完治し切っていないのかもしれない。
もしくは、今はこの世界にいないだけで、元々彼女がいた世界で修理・改造が施されているからこそできないだけなのかもしれない。
‥‥‥修理って言葉だけでいいのに、改造が出るのはなんでだろう。彼女の姉妹機の影響をちょっと受けてないか?
何にしても、今はしばらく彼女には暇をゆっくり過ごしてもらえばいいだろう。
そして、ようやく再召喚できたときには、その暇の間分をしっかりとやってもらえばいいだけだ。
「でも、ゆっくりしすぎずに、帰って来いよ…‥‥ノイン」
窓から空を見上げつつ、俺はそうつぶやくのであった。
「ところでニャ、聞いた話だけど、落ち着いてきたころに褒賞が渡されるらしいニャね」
「そう言えばその話が合ったけど‥‥‥嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか?」
「気のせいじゃないと思うのじゃけどなぁ。何しろ儂ら、バケモノ討伐で全力を尽くし過ぎたじゃろ?」
「これまで関わらなかった国々の兵士も見ているでしょうし、何かと言われそうなのが目に見えますわ」
「そう考えると/もしかすると/面倒な褒美出るかも」
…‥‥うん、考えたくないことなんだけど、十分面倒ごとになりそうな予感しかしない。
と言うか、やるなら盛大にってやったのは良いけど、盛大にし過ぎたせいで目立ちすぎたからな‥‥‥どういうことになるのかが見当つかん。
何にしても、今はそのことを気にするよりも、ノインの再召喚のほうに思考を向けよう…‥‥
‥‥‥そしてディーたちがそんな会話を交えていたころ、王城の方ではまさにその話がされていた。
「‥‥‥まぁ、ディー君もやり過ぎたのもあるかもしれないけど、あちこちから来ているなぁ」
「本人へ直接よりも、上の立場の方へ願う方が良いというのは理解できるが…‥‥それでもあり過ぎる」
「無理ないですよね…‥‥彼らが活躍したのは、全員目撃していますし…‥‥」
王城内の議会室にて、王族たちは頭を抱えていた。
と言うのも、バケモノ討伐も含めて仮面の組織を潰せたのは非常に良かったのだが、面倒な後始末が残っていたのだ。
特に、バケモノ討伐でのディーたちの動きを見た国々からの話などが提案されており‥‥‥念には念を入れて、ディーの元へ行くであろうものを一時的に国としてこちらを通してからとして置いたのだが、この判断は間違っていなかったらしい。
「誘致話に縁談話に、共謀の誘い…‥‥国にとってのメリットやデメリットを考えつつ、場合によっては組織以上の脅威としてみなしたいとか、なんでこうなるのかなぁ」
「そりゃそうだよねぇ…‥‥最後の攻撃がすさまじかった報告もあるけど、そもそも彼らの持てる戦力とかが既に一国を凌駕するレベルだもの」
「と言うか、今さらすぎますわよねぇ…‥‥」
砲撃に植物の異常成長に猛烈な火炎、吹雪。
さらには純白の神々しいドラゴンや美しき美女集団と言うべき様な、ディーの召喚獣たちや使用した道具の多さなどに対しての質問などのものが寄せられていた。
ある程度共有していた国もあったが、実際に目の当たりにすると人は色々と興味を持つらしい。
とはいえ、大半は討伐においての功績を評価しており、好印象なのが多いのだが…‥‥それでも人と言うのは厄介で、その反対の印象を抱く者も少なくはない。
「組織崩壊後の、次の脅威として見るところもあるようだな」
「でも、敵対したところでどうするの、って話にもなるのよねぇ」
野心を抱く者もいるかもしれないが、彼らがそんなものにのるわけもないだろうし、起こすこともないだろう。
そもそも野心などを持っているのであれば、とっくの前に行動を起こして一国を作っていてもおかしくはない。
「…‥‥そう考えることもできるのに、できないところもある、か」
「人は一致団結もできるけど、人の敵は人にもなり得るか‥‥‥‥」
何か共通の敵がいれば協力し合うが、いなくなってしまえば互いに争うこともある。
組織を潰して大きな面倒事は消えたと思ったのだが、世の中そう容易く終わることは無いのであった…‥‥
「後は、父上が褒賞の場とかでやらかさないかが不安なのだが…‥‥」
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