BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第1章 入学〜インターハイ予選

第14話 出揃ったベスト4

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第3Q開始


法帝大付属三

G    #7  竹前 祐悟  3年 177㎝
G/F  #4  長谷川 卓治 3年 183㎝
F    #14 長谷川 祥紀 1年 183㎝
C/F  #5  大崎 和哉  3年 189㎝
C/F  #8  相馬 遼也  2年 191㎝


東裁大相模

G  #5  北田 剛毅 3年 180㎝
G  #14 椿 卓馬 1年 182㎝
F  #4  阿部 理人 3年 185㎝
F  #8  村越 悠聖 3年 188㎝
C  #15 梅村 聡紀 1年 195㎝


相模ボールでスタート。
北田がボールを運ぶ。

法帝大三は再びゾーンの陣形が変わる。

北田「今度は3-2か…」

椿「梅村!ハイポスト!」

この言葉を受け梅村がハイポストに上がる。

そこに北田がボールを綺麗に入れる。



新城「ダントツで長身の梅村がハイポストにいると楽にボールが入るな」

髙木「元々3-2はアウトサイドとハイポストでのプレイに強いんだがな」



ボールが入りたちまちディフェンスが囲みに来る。
だが梅村、冷静に再び右のコーナーにさばく。

コーナーで待っていたのは阿部。

そしてウイングの長谷川祥紀がディフェンスに向かう。

その時。

梅村「ヘイ!」

梅村が右ローポストでボールを要求。
ハイポストからボールをさばいた後素早く移動していた。

そして間髪入れず梅村にボールが入る。
目の前には相馬ただ1人。

バスッ!

梅村、パワープレイで相馬を押し込み力づくでゴール下をねじ込む。


観客「ダメだ!法帝大三はディフェンスを変えたのにいきなりやられた!」

「東裁大相模が完全にゾーンを攻略してる!」


勢いに乗る相模はディフェンスでも足が止まらない。


ビーッ!

審判「24秒バイオレーション!」


「すげえ!相模の勢いがすげえ!」


バスッ!

相模応援団が盛り上がる中、梅村のスクリーンなどを使い阿部がドライブからのレイアップを決める。

「今度はキャプテン、阿部!」


ドガアアアアアアアァ!


「また梅村のダンクだ!」


スパァッ!


「椿のスリー!」


法帝大三は第3Q中盤でタイムアウトを使いゾーンの陣形を様々に変え対応するが、ゾーン攻略に慣れた相模にことごとく粉砕される。


結局、前半のロースコアが嘘のように
このクォーターだけで相模は31点を積み上げた。
その間、法帝大三は12得点。



第3Q終了

法帝大付三 41
東裁大相模 58


特に爆発したのは梅村。
前半の27得点のうち8得点が梅村のものだったが、梅村にしては大人しいものであった。
それが第3Qだけで1人で16点を積み上げた。


第4Q


法帝大三は最後の力を振り絞り、ディフェンスは1-1-3ゾーンで、オフェンスでは長谷川卓治&祥紀の兄弟を中心に必死に追いすがる。


だが相模は要所で梅村がインサイドで着実に加点する。
そして椿、今野、北田が交代しつつアウトサイドから射抜き
阿部はミドル、ドライブにと縦横無尽に得点。
村越が途中4つ目のファウルを犯しベンチに下がるも、変わって出場した岸がリバウンドで流れを渡さない。

相模はリードがあることもあり内外で存分に攻撃力を見せつけゲームを支配した。

法帝大三の必死の抵抗もあり第4Qは互角の展開であったが、第3Qでできた点差が詰まらない限り法帝大三に勝機はなかった。



新城「3つ目のベスト4は相模か」

涼真(ま、当然かな)


試合終了

法帝大付三 63
東裁大相模 80



そしてその様子を藤宮東、湘洋大付属が見ていた。

先頭にいるのは、14番を付けた男。
矢島の言っていた山本だ。


山本「徳山キャプテン!準決は相模ですよ!」

徳山と呼ばれた背の高めな男がしかめっ面で山本を見る。

徳山「その前に今からの試合だろうが」

山本「すいまっせん…」

そこに別の、かなり長身の男が来る。

山本「な、中西先輩…」

中西「お前はもう少しおちゃらけてないで真面目になれねえのか」

山本「でも試合楽しみなんですもん…それに試合では真面目にやりますって」

そこに中西程ではないが長身の男。

「でもお前スタメンじゃないだろ」

山本「田口はそういうこと言わなくていいの!ねえ織田!」

織田は聞いていないのか知らんぷり。


山本「ったくクールだねぇ」


法帝大三と相模の試合が終わり、藤宮東と湘洋大付属のアップが始まる。


ここでも山本は活き活きと身体を動かす。

「お前はいつもヘラヘラしてるよな」

「ある意味羨ましいよ」

山本「なっ!平井さんも日下部さんもヘラヘラしてないっすかわりと!?」

平井&日下部「お前ほどじゃねえ」



やがてアップが終わり、試合前のユニフォームになる。

涼真は湘洋大付属のベンチを見ている。


湘洋大付属

G    #6  平井 圭太郎 3年 181㎝
G/F  #7  日下部 亘  3年 185㎝
F    #4  徳山 勝美  3年 192㎝
C/F  #15 織田 雄太  1年 196㎝
C    #5  中西 岳   3年 201㎝


藤宮東

G  #4 北村 和司  3年 172㎝
G  #8 佐藤 一吉  3年 178㎝
F  #12 渡邊 芳樹  2年 183㎝
F  #5 井出澤 啓  3年 185㎝
C  #7 竹内 駿太郎 3年 189㎝


涼真「織田…スタメンか…」

慎太郎「藤宮東とは以前練習試合してるから、それで湘洋大付属の力量も測れそうだな」

新城「でも藤宮東は髙木のところ以外うちとあまり身長は変わらない、だが湘洋大付属と藤宮東は見た感じで平均身長で10㎝くらいの差がある」

小笠原や佐藤ら1年生は準決勝後のスカウティングのためにビデオを回している(ちなみに桐神、相模のビデオも同様)。


審判がボールを投げ上げる。
圧倒的な高さで中西が制する。

山本「さすが中西さん!」

平井がボールを運ぶ。



時間は流れ帰り道。

満月「そっか、そっちも快勝だったんだね!」

涼真「県内でダントツに強い女バスに褒められて光栄なことで」

満月「なにそれ嫌味?」

涼真「はは…でも、県内の強豪たちの試合も同時に見て危機感しかなくてさ」

第1試合
星垓     121
慶鵬義塾   55

第2試合
桐神学園  139
平塚学院  80

第3試合
法帝大付三 63
東裁大相模 80

第4試合
湘洋大付属 152
藤宮東   49


満月「危機感があるのはいいことだけど、全中MVPらしからぬ言葉なんじゃない?」

涼真「やめてくれ、そういう肩書きみたいなの、プレッシャーかかるからすげー苦手なんだ」

満月「あ…ごめん…でも他の学校の人たちだって『さすが全中MVP、何とか対策しなきゃ』って思ったんじゃないの?現に今日何点取ったの?」

涼真「18点」

満月「ルーキーでそんだけ取れりゃ十分でしょうに…私なんかまだユニフォームももらってないし」

涼真「んー…でも何本か力んでイージーなミドルとかを落としちまった。まだまだ改善点はあるんだよ」

満月「来週は準決勝、決勝でしょ?私は観客席から応援だけど涼真のことも応援するね!」

涼真「ああ」

満月「んじゃ、私こっちだから」

涼真「うん、また学校で」



To be continued…
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