クラスまるごと異世界転移

八神

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「あの二人なら普通に調査隊に入れるでしょ。むしろ『お願いします』って頼まれる側だろうし」

「まあだろうな」

「一応明日だからね」

「は?」

「調査隊の編成は明日、この城で、だから」


佐藤の意見に俺が納得すると予想外のスケジュールを告げられる。


「いくらなんでも急すぎねー?明日?」

「一番最初の第一次調査隊が明日ってだけで、別に順番を問わないんなら第二次とか第三次で後から行くって事も出来るけど」

「…まあアイツらに聞いてみるわ」

「よろしく」


俺が驚きながら聞くと別に明日強制ってわけでも無いらしいので柴田と藤原の意見を聞くために俺は返事を保留した。



…翌日。



案の定、話を聞いた柴田と藤原が『一番乗りに決まってんだろ!』と言うので…


心の準備も何も無いまま俺らは佐藤に電話して城へと出向く事に。


…すると合流した佐藤いわく柴田と藤原は冒険者の手続きがあるって事で俺一人だけ冒険者達が集まっている部屋へと連れてかれた。


「おお、結構居るんだな」

「今のところ審査で通った50名前後、らしい」

「らしい?」

「まだ来てない人もいるだろうし、都合が合わなくて参加出来るか分からない人もいるから」

「へー」

「あと10分で始まるからトイレは今の内にね」


佐藤は俺の疑問に答えるとお偉いさんみたいな見た目の人達が集まってる所へと移動する。




「君も見ない顔だね。等級は?」

「あ?俺は冒険者じゃねぇけど?」

「「「え!!?」」」

「なるほど推薦枠か…なるほど。こういう感じなのか、ありがとう。じゃ」


急に話しかけてきた爽やかな笑顔の男の問いに答えると周りが驚き、男か何かを考えるように呟くと手を上げて離れていく。


それからは誰も話しかけて来ないまま時間が流れ…


「時間だ。これより第一次調査隊の編成を行う」 


ウチの第一王子が仕切るように言うとザワザワしていた周りが一気に静かになる。


「先ずは最初にパーティを組んでくれ。パーティメンバーの上限は問わない…が、そのメンバー達と新大陸で行動を共にする事になる。慎重に選ぶ事だ」


王子の指示に周りの奴らが一斉に動き出して勧誘やら引き抜きで一気にやかましくなったが…


知り合いの居ない俺には関係の無い事なので周りの邪魔にならないよう壁際へと移動した。



…そして10分後…



周りは5、6人…多くて7~8人の集まりが出来るが俺は誰からも勧誘されず、声すらかけられなかったので当然一人残ってしまう結果に。


「…一人余ってしまったか」

「別に良いんじゃない?パーティの人数に規定数は無いんだし」

「そうだな。先に進めるか」


困ったような王子に佐藤が助け船を出すようにフォローすると、王子はその意見を取り入れた。


「一人…」

「アイツ誰からも誘われなかったのか…」

「一人で出来る事などたかが知れてるというのに…」

「ああいう協調性の無い奴とは一緒に行動したくないものだな」


お偉いさん達が集まってなにやら話し合いをしてる中、周りのパーティを組めた奴らが調子に乗って陰口を叩き始める。
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