屋上の合鍵

守 秀斗

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第10話:鈴木さんを想って自分でする

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 家に帰って思い悩む。ああ、興奮してしまった。久々に男性に抱きしめられて、あそこが熱くなっちゃった。そう言えば何で私は避妊具をコンビニで買ってあの部屋に行ったんだろう。私、本当はしたかったのかしらね。抱かれたかったのかしら。ああ、自分でもわからなくなってきた。

 でも、あんな素敵な男性に告白された。感激しちゃうわ。もう、夫とは離婚したい。いつしてくれるんだろう。それまで鈴木さん、待ってくれるかしら。ああ、いっそのこと鈴木さんとしちゃって、妊娠して離婚ってのはどうだろう。でも、あの夫のことだから、プライドの高い夫のこと、不倫ってことで莫大な慰謝料とか取られるかも。

 夫も世間体なんてどうでもいいと思うけどなあ。嫌いな女と住んで何が楽しいんだろう。あの人だって、さっさと離婚して他の女性と再婚すればいいじゃないの。大金持ちなんだし、まだ若いし、外見もまあまあだし、引く手あまたじゃないの。性格はクソ真面目って感じで、私とは合わなかったけど、世の中には同類のクソ真面目な女性はいっぱいいるわよ。そういう女性とさっさと再婚しなさいよ、会社の地下の部屋でいやらしい行為をする女なんてさっさと捨てて。私は全く反対しないわよ、即行で離婚届にハンコを押すわよ。まあ、資産家一族には何かしら厳しいルールでもあるのかしらね。貧乏娘にはわかりませんけどね。

 ああ、私は鈴木さんに抱かれたいわ。抱いてほしい。今日抱きしめられて、頭がふわふわした。そのまま押し倒してくれてもよかったわ。乱暴されてもいいと思ってしまう。全裸にされて、いろんなことされて、私は絶頂へ突き上げられる。その事を妄想して、私は我慢できなくなった。

 自分の部屋で鏡の前に立つ。パジャマを脱ぐ。きれいな顔、スタイル抜群の女が立っているわ。そして、幻想の男性、鈴木さんが現れる。鈴木さんって、確か、下の名前は哲也さんだったわね。私は秘密の箱もベッドの下から取り出す。

(ねえ、哲也さん、私を抱いて、抱きしめて、ねえ、理央を愛して、ああん、あそこが熱いの、ねえ、早く、早くう)

 夫に聞こえるかもしれないから声は出せないわね。
 そして、幻想の鈴木さんが私を抱きしめてくれるの。そして、荒々しくも気持ち良くなるように私の胸をまさぐる。私はすごく気分が良くなるの。腰や私の大きいきれいなお尻もさわってくれる。私は興奮してくる。私は股を広げる。もう、鏡に映った女のあそこがびしょ濡れ。そこを鈴木さんが指で責める。

(……ああ、いいです、責めて、もっと激しく私を責めて、ああん、中をかき混ぜて、いやらしい私をもっと虐めて、地下室で慰めたりするこのいやらしい女をお仕置きして……ああ、責めて、あそこを責めて、もっと理央を責めて、激しくしてえ、ああ、あそこを貫いてえ!)

 次にお尻を叩かれるの。

(ああ! お仕置き、お仕置きしてえ!)

 気持ちいいわ。実際には私が自分で叩いているんだけど。私はやっぱりマゾヒズムの傾向があるわね。そして、私は鏡に手をついてお尻を突き出す。

(……入れて、入れてください、哲也さん……私のあそこに、濡れたあそこに、ああ、入れてください……ああん、激しく責めてえ!)

 そして、幻想の鈴木さんのアレが、私のぐしょ濡れのあそこに挿入された。

(ああ、いいわ、いい……気持ちいいですう……理央のあそこが哲也さんのでいっぱい……)

「……あっ、あっ、あっ、あっ、ああん、いい、ああ……あっ、あっ、いいわ……気持ちいい、気持ちいいの、ああん、もっと突いて、突きまくってえ! 理央をもっと責めてえ!」

 夫に聞かれるとまずいけど、でも、つい喘ぎ声を出してしまう。荒い息が出ちゃうの。私のあそこには大人のおもちゃが入っている。後ろに手を回してそれを動かすの。妄想では激しく鈴木さんが私を責めてくれるの。

(ああん、理央のあそこがいいです、気持ちいい、ああん、もっと突いて……私のぐしょ濡れのあそこを……もう、突きまくってえ! この淫乱女を責めて、ああん、中に出してえ、いっぱい白いの理央のあそこに出してえ!)

 鏡に映っているのはいやらしいことをして、顔を上気させて汗まみれの女。何て淫らな女。いやらしい言葉を叫ぶことを妄想するとさらに興奮しちゃうの。ああ、本当に入れてほしい。体の中に入ったプラスチック製の異物を激しく動かす私。ああ、もっと気持ち良くなりたい。おもちゃのスイッチを入れる、私の中でピストン運動開始。

(あうう、ああ、いいです、いい、ああん、いっちゃう、ああ、理央、気持ち良くていっちゃいますう……あそこがぐしょ濡れですう、い、いく、いっちゃう、いっちゃう、ああ、いく、いく、いっちゃう、いくう)

 もう絶頂が近いわ。でも、もっと焦らしたい。一旦、抜いてしまう。

(ああ、抜かないで、いや、抜かないで、ああん、意地悪、お願い、入れて、入れてえ、理央、我慢出来ないの、ああ、理央をもっと責めてえ! あそこにいっぱい注ぎ込んでえ!)

 今度は他のをあそこに入れるの。私って本当にいやらしいわね。それは敏感な部分も吸うの。ちょっと音が大きいけど夫には気づかれるかな、大丈夫かな。

 それを使って、再度、鈴木さんが私を責める妄想をする。ああ、気持ちいいわ、すごく気持ちいい、鈴木さんが私のあそこを嘗めてくれるの、吸ってくれるの、ああん、気持ちいい! そして、最奥まで挿入する私。幻想の鈴木さんもまた私の中にアレを挿入してくれるの。もっと激しくあそこを責めて責めまくられるの。心の中で大声を出す。

(ああ、いっちゃう、ああん、理央、いっちゃう、いっちゃう、ああ、出して、いっぱい理央の体の中に、あそこの中に出して、ああん、妊娠したいの、私を孕ませてえ、赤ちゃんほしい、ああ、いく、いっちゃう、あああああ! いくううううう!!!!!)

 顔を天井に向けて、全身を震わせる。私は絶頂へ達した。そして、はしたない液が噴き出す。それが鏡にかかった。ああ、気持ち良かったわ。鏡の前でへたり込む。

 鏡をティッシュペーパーで拭く。でも、ちょっと空しいわね。どうしよう、もう、我慢できないかも。こんなプラスチック製品より本物の方がいいわ、本物に入れてもらって絶頂へいきたいの。秘かに付き合おうかしら。絶対バレないようにして。そして、愛し合うの、鈴木さんと。もう、いろんなところでありとあらゆる方法で愛し合うの。そんな妄想する私、ああ、いやらしいわ。
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