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春斗と玲が中庭で何か話していた。その姿に、いつもながら女の子たちは2人を見つめていた。
「わりーな、昨日は俺の都合で話せなくて・・・」
春斗の言葉に玲が応えた。
「大丈夫だよ、あの状況なら俺も同じことしてたと思うし」
玲は笑顔で応えた。
「やっぱ玲にはかなわねーな」
春斗は玲の笑顔にホッとしたように言った。
「で?どうだったの?ストーカーは」
玲が本題に入ろうとする。しかし、遮るように春斗が言った。
「少し昔の話していいか?」
春斗の言葉に少し疑問を思いながらも玲笑顔で答える。
「いいよ?どうしたの?」
その返答に、春斗が5歳の頃の出来事を話し始めた。
「てな訳でさ、そのストーカーが当時のいじめっ子だったんだよ。」
「大丈夫だったの?」
玲の質問に「何が?」と首をかしげる。
「襲いかかってこられたんでしょ?大丈夫だったの?」
玲の心配する様子を見て春斗が言った。
「あ~、問題ない。あいつ5歳の頃から変わってなかったわ。多分、今までも自分よりも弱い相手にばかりちょっかい出てたんだと思う。手応えなさすぎて萎えたわ~。」
残念そうに話す春斗の顔を見て、玲は言葉にしていないが心で思った。
(春斗ってたまにこういうとこあるよね・・・)
少し苦笑いをして聞いたことを後悔した。それとは別に、玲は春斗に直接聞きたいことがあった。
「あのさ、春斗は由紀のこと好きなの?」
いきなりの質問に少し動揺しながら春斗が応える。
「何いきなり聞いてきてんだよ!俺が由紀を?は?ば、バカなこと言うなよ!別になんとも思ってねーよ。由紀はただの幼なじみだし・・・。」
そう言うと春斗は口を尖らせながら言った。その返事に対して玲が質問する。
「それじゃーさ?俺が由紀貰っていい?」
玲が今までにないほど真剣な顔つきで春斗に問いかける。その表情に少しあっけにとられるが、すぐさま返事を返す。
「べ、別にいいんじゃねーの?なんで俺に許可いんだよ?」
春斗の嘘丸出しの回答に玲が念を押すように聞く。
「春斗はそれでほんとにいいの?後悔しない?今のうちだよ?ある人が言ってたんだけどさ、やらない後悔よりやる後悔をした方がいいよ?今の春斗は臆病な子リスみたいで全然怖くないよ?」
玲の言葉に春斗が少し苛立った様子で聞いた。
「それどういうことだよ?てか言ってんだろ?俺はあいつのことなんてこれっぽっちも好きじゃねーって!」
玲が春斗をにらむ。
「ほんとにそれでいいんだね?」
春斗が「あぁ!」と自信満々に応えた。その回答に不満を持ちつつも、玲が「わかった」と納得すると・・・。
「だってさ、これが春斗の応えだよ?」
玲が中庭の木の影の方に向かって話しかける。するとそこには、由紀の姿があった。
「由紀、いつからそこに・・・」
あまりに突然の出来事に驚きを隠すことが出来ない春斗。しかし、そんな春斗の問に応える玲。
「さっきだよ?俺が呼んでたんだ。」
そう言うと春斗に近ずき耳元で囁くように言った。
「安心して?俺が時間計算してたから、最初の話しは全部聞かれてないよ?けど、さっきのは確実に聞いてたと思うけどね。」
そう言うと、玲は由紀の方に向かって歩き始める。
「ひどいよ・・・」
由紀が涙を流しながら走り出した。
「由紀!」
追いかけようとする春斗を止めるように手を差し出す玲。
「今の春斗に、由紀を追いかける資格なんてないよ?」
そう言うと、玲は由紀の走っていった方向に向かって走り出した。
「くそ!」
いらだちを隠せず物に当たる春斗。その場に膝をつき後悔を隠せないでいた。
「なんでこうなった・・・。俺がもっとちゃんとあいつを見てれば・・・。なんで素直になれねーんだよ!」
悔しさと苛立ち、悲しさと虚しさの中で、春斗は地面を殴っていた。その時、春斗の脳裏にひとつの言葉が浮かんできた。
やらないよりやる後悔した方がいいよ?
この言葉は、さっき玲に言われた言葉であり、今の自分がやらずに後悔をしていることに気がつく春斗。
「なんだよ・・・。これじゃほんとに臆病な子リスみたいじゃねーか・・・。」
落ち込む春斗。しかし、そんな春斗に声をかける人影が・・・。
場面は変わり、由紀を追いかける玲。
「どこいったんだよ・・・」
校内を走っている内に1つの場所を思い出す。その場所とは、屋上である。
玲が屋上へ向かって走り出す。屋上に着いた玲が扉を開く。そこには、屋上の柵にしがみつくようにしゃがみこむ由紀の姿があった。
由紀の元へ向かう玲。
「来ないでよ!何がしたいのよ。なんであんなの聞かせたの?なんであんなところ見せるのよ!玲の目的はなんなの?」
困惑する由紀が玲に問いかける。玲はその質問に対して答えることはなく、由紀の方へ歩み寄る。すると、涙を流す由紀を抱きしめて言った。
「俺が由紀を好きだから」
「今言われてもそんなの何も思わないよ!」
「なら、今じゃなければ良かったの?」
その疑問に由紀は言葉を失う。
「由紀も、春斗もさ。もっと素直になっていいんじゃない?たとえ、俺がこのタイミング以外で言ってたとしても、由紀の応えは変わらないんじゃないの?」
その言葉を聞き、春斗の元へ向かう由紀。しかし、そこで由紀が見た光景は・・・。
「わりーな、昨日は俺の都合で話せなくて・・・」
春斗の言葉に玲が応えた。
「大丈夫だよ、あの状況なら俺も同じことしてたと思うし」
玲は笑顔で応えた。
「やっぱ玲にはかなわねーな」
春斗は玲の笑顔にホッとしたように言った。
「で?どうだったの?ストーカーは」
玲が本題に入ろうとする。しかし、遮るように春斗が言った。
「少し昔の話していいか?」
春斗の言葉に少し疑問を思いながらも玲笑顔で答える。
「いいよ?どうしたの?」
その返答に、春斗が5歳の頃の出来事を話し始めた。
「てな訳でさ、そのストーカーが当時のいじめっ子だったんだよ。」
「大丈夫だったの?」
玲の質問に「何が?」と首をかしげる。
「襲いかかってこられたんでしょ?大丈夫だったの?」
玲の心配する様子を見て春斗が言った。
「あ~、問題ない。あいつ5歳の頃から変わってなかったわ。多分、今までも自分よりも弱い相手にばかりちょっかい出てたんだと思う。手応えなさすぎて萎えたわ~。」
残念そうに話す春斗の顔を見て、玲は言葉にしていないが心で思った。
(春斗ってたまにこういうとこあるよね・・・)
少し苦笑いをして聞いたことを後悔した。それとは別に、玲は春斗に直接聞きたいことがあった。
「あのさ、春斗は由紀のこと好きなの?」
いきなりの質問に少し動揺しながら春斗が応える。
「何いきなり聞いてきてんだよ!俺が由紀を?は?ば、バカなこと言うなよ!別になんとも思ってねーよ。由紀はただの幼なじみだし・・・。」
そう言うと春斗は口を尖らせながら言った。その返事に対して玲が質問する。
「それじゃーさ?俺が由紀貰っていい?」
玲が今までにないほど真剣な顔つきで春斗に問いかける。その表情に少しあっけにとられるが、すぐさま返事を返す。
「べ、別にいいんじゃねーの?なんで俺に許可いんだよ?」
春斗の嘘丸出しの回答に玲が念を押すように聞く。
「春斗はそれでほんとにいいの?後悔しない?今のうちだよ?ある人が言ってたんだけどさ、やらない後悔よりやる後悔をした方がいいよ?今の春斗は臆病な子リスみたいで全然怖くないよ?」
玲の言葉に春斗が少し苛立った様子で聞いた。
「それどういうことだよ?てか言ってんだろ?俺はあいつのことなんてこれっぽっちも好きじゃねーって!」
玲が春斗をにらむ。
「ほんとにそれでいいんだね?」
春斗が「あぁ!」と自信満々に応えた。その回答に不満を持ちつつも、玲が「わかった」と納得すると・・・。
「だってさ、これが春斗の応えだよ?」
玲が中庭の木の影の方に向かって話しかける。するとそこには、由紀の姿があった。
「由紀、いつからそこに・・・」
あまりに突然の出来事に驚きを隠すことが出来ない春斗。しかし、そんな春斗の問に応える玲。
「さっきだよ?俺が呼んでたんだ。」
そう言うと春斗に近ずき耳元で囁くように言った。
「安心して?俺が時間計算してたから、最初の話しは全部聞かれてないよ?けど、さっきのは確実に聞いてたと思うけどね。」
そう言うと、玲は由紀の方に向かって歩き始める。
「ひどいよ・・・」
由紀が涙を流しながら走り出した。
「由紀!」
追いかけようとする春斗を止めるように手を差し出す玲。
「今の春斗に、由紀を追いかける資格なんてないよ?」
そう言うと、玲は由紀の走っていった方向に向かって走り出した。
「くそ!」
いらだちを隠せず物に当たる春斗。その場に膝をつき後悔を隠せないでいた。
「なんでこうなった・・・。俺がもっとちゃんとあいつを見てれば・・・。なんで素直になれねーんだよ!」
悔しさと苛立ち、悲しさと虚しさの中で、春斗は地面を殴っていた。その時、春斗の脳裏にひとつの言葉が浮かんできた。
やらないよりやる後悔した方がいいよ?
この言葉は、さっき玲に言われた言葉であり、今の自分がやらずに後悔をしていることに気がつく春斗。
「なんだよ・・・。これじゃほんとに臆病な子リスみたいじゃねーか・・・。」
落ち込む春斗。しかし、そんな春斗に声をかける人影が・・・。
場面は変わり、由紀を追いかける玲。
「どこいったんだよ・・・」
校内を走っている内に1つの場所を思い出す。その場所とは、屋上である。
玲が屋上へ向かって走り出す。屋上に着いた玲が扉を開く。そこには、屋上の柵にしがみつくようにしゃがみこむ由紀の姿があった。
由紀の元へ向かう玲。
「来ないでよ!何がしたいのよ。なんであんなの聞かせたの?なんであんなところ見せるのよ!玲の目的はなんなの?」
困惑する由紀が玲に問いかける。玲はその質問に対して答えることはなく、由紀の方へ歩み寄る。すると、涙を流す由紀を抱きしめて言った。
「俺が由紀を好きだから」
「今言われてもそんなの何も思わないよ!」
「なら、今じゃなければ良かったの?」
その疑問に由紀は言葉を失う。
「由紀も、春斗もさ。もっと素直になっていいんじゃない?たとえ、俺がこのタイミング以外で言ってたとしても、由紀の応えは変わらないんじゃないの?」
その言葉を聞き、春斗の元へ向かう由紀。しかし、そこで由紀が見た光景は・・・。
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