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いつから歪んだのか。
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「そういうもんなの?つっくん!」
「俺の名前を呼ぶな!穢れるわ!
お前は知らんかもしれんが魂には記憶がある。
基本的には前世を思い出す事はない
だが、時たま前世を覚えてる奴っているだろ?」
そういう話は聞いたことがある
信じたことはないけど
「それは前世で来世への強い気持ちがあったからだ
魂の奥底に封印されていても気持ちが強ければ強い程来世へ影響を与える。
お前の子供もこの調子じゃ記憶はもしかしたらあるかもしれねぇ
全部とはいかねぇだろうがな。」
「まぁ、こればっかりは納得してもしなくてもどうにもならないんだよねぇ
というか、魂の持ち主が納得してるんだから外野が何か言うのはヤボってもんだよ?
それでもウジウジ後悔するくらいなら今度こそ彼を幸せに出来るようにするのが君のする事じゃない?」
ツンっと鼻をつつかれパチンッとウィンクされる
「私が…幸せに……出来ますか?」
「はぁ?馬鹿言ってんじゃねぇ
俺の娘だぞ?出来ねぇ訳ねぇだろ?」
二カッと笑ってワシワシ私の頭を撫でる悪魔の様な人
「そうだよ、君が思うより君は周りを幸せにしていたよ?
ミヤネも君が居なければとっくに自殺してたしアヤメだってチナだって…皆、君がいたから笑ってられたんだよ?
あの糞男の力だけじゃなく君の人柄だよ」
二人の笑顔をとても懐かしく思う
何かを思い出しそうなのに、頭にもやがかかる
「お二人は…本当に私の両親なんですか…?
もし、そうなら…私の名前って……何だったんですか?」
「…お前の名前は幸(さち)。
名付けたのは俺だ。コイツはネーミングセンス全くねぇからな!!」
優しく呼ばれた瞬間サーッと頭のモヤが晴れた。
「むぅ!酷い!そんなことないもん!」
「あ……司パパ…千歳パパ……?」
「あ?なんだ……お前記憶あるのか?」
「わぁ!さっちゃんに初めて名前呼ばれたー!
つっくん!今日はお赤飯炊いて!」
キャーッと司パパを背後からぎゅうぎゅう抱きしめる千歳パパ
「いつも…寝る前に子守唄を歌ってもらった
千歳パパが居るとうるさいからって居ないときに…」
見た目はイカツイのに私を撫でる手は優しくて
歌声を聞けば私は最後まで聞けずにスヤスヤ眠ってしまった
「幸…っ!
迎えに行くのが遅くなって…悪かったな…っ」
ぎゅうっと強く抱き締められ私も背中に手を回した
「っ…会いたかった…!」
あの時の事を覚えてる
ただの好奇心だった。入った瞬間頭の中をグチャグチャにかき混ぜられ悲しげに私の名前を叫ぶ二人の声が聞こえた。
助けてと泣くだけしか出来なかった私はそのまま意識を手放しあの家に産まれた。
昔妹が行きたいといった占いのお婆さんに
アンタの魂はとても神聖でとても穢れている
早く神の元へ行きなさいと言われた。
その時は自殺すすめる占い師とか何!?って思ったけど
あの人本物だったのかもしれない。
司パパは悪神で千歳パパは聖神。
二人のパパから産まれた私の魂は神聖であり穢れている。
「あーっ!ずるい!僕も混ぜてよ!」
千歳パパにもぎゅうぎゅう抱き締められ
嬉し泣きする司パパに頬ずりをすれば照れながらも頬擦りしかえしてくれた
「……え、起きた途端瑠璃が男に抱きつく場面見るとか……ココが地獄か!!!??」
そう叫んでパタリと気絶する真斗を見てシーンとなる
「フッ…そんな事で気絶すんのかよ」
司パパが笑ったのをきっかけに笑いが広がる。
骸、もし会えたならその時はあなたに出来なかった事、あなたにしてあげたかった事を全てやる。
貴方が幸せに暮らせるように…頑張るから。
だから…いつかまた会える日まで待っていてね。
「俺の名前を呼ぶな!穢れるわ!
お前は知らんかもしれんが魂には記憶がある。
基本的には前世を思い出す事はない
だが、時たま前世を覚えてる奴っているだろ?」
そういう話は聞いたことがある
信じたことはないけど
「それは前世で来世への強い気持ちがあったからだ
魂の奥底に封印されていても気持ちが強ければ強い程来世へ影響を与える。
お前の子供もこの調子じゃ記憶はもしかしたらあるかもしれねぇ
全部とはいかねぇだろうがな。」
「まぁ、こればっかりは納得してもしなくてもどうにもならないんだよねぇ
というか、魂の持ち主が納得してるんだから外野が何か言うのはヤボってもんだよ?
それでもウジウジ後悔するくらいなら今度こそ彼を幸せに出来るようにするのが君のする事じゃない?」
ツンっと鼻をつつかれパチンッとウィンクされる
「私が…幸せに……出来ますか?」
「はぁ?馬鹿言ってんじゃねぇ
俺の娘だぞ?出来ねぇ訳ねぇだろ?」
二カッと笑ってワシワシ私の頭を撫でる悪魔の様な人
「そうだよ、君が思うより君は周りを幸せにしていたよ?
ミヤネも君が居なければとっくに自殺してたしアヤメだってチナだって…皆、君がいたから笑ってられたんだよ?
あの糞男の力だけじゃなく君の人柄だよ」
二人の笑顔をとても懐かしく思う
何かを思い出しそうなのに、頭にもやがかかる
「お二人は…本当に私の両親なんですか…?
もし、そうなら…私の名前って……何だったんですか?」
「…お前の名前は幸(さち)。
名付けたのは俺だ。コイツはネーミングセンス全くねぇからな!!」
優しく呼ばれた瞬間サーッと頭のモヤが晴れた。
「むぅ!酷い!そんなことないもん!」
「あ……司パパ…千歳パパ……?」
「あ?なんだ……お前記憶あるのか?」
「わぁ!さっちゃんに初めて名前呼ばれたー!
つっくん!今日はお赤飯炊いて!」
キャーッと司パパを背後からぎゅうぎゅう抱きしめる千歳パパ
「いつも…寝る前に子守唄を歌ってもらった
千歳パパが居るとうるさいからって居ないときに…」
見た目はイカツイのに私を撫でる手は優しくて
歌声を聞けば私は最後まで聞けずにスヤスヤ眠ってしまった
「幸…っ!
迎えに行くのが遅くなって…悪かったな…っ」
ぎゅうっと強く抱き締められ私も背中に手を回した
「っ…会いたかった…!」
あの時の事を覚えてる
ただの好奇心だった。入った瞬間頭の中をグチャグチャにかき混ぜられ悲しげに私の名前を叫ぶ二人の声が聞こえた。
助けてと泣くだけしか出来なかった私はそのまま意識を手放しあの家に産まれた。
昔妹が行きたいといった占いのお婆さんに
アンタの魂はとても神聖でとても穢れている
早く神の元へ行きなさいと言われた。
その時は自殺すすめる占い師とか何!?って思ったけど
あの人本物だったのかもしれない。
司パパは悪神で千歳パパは聖神。
二人のパパから産まれた私の魂は神聖であり穢れている。
「あーっ!ずるい!僕も混ぜてよ!」
千歳パパにもぎゅうぎゅう抱き締められ
嬉し泣きする司パパに頬ずりをすれば照れながらも頬擦りしかえしてくれた
「……え、起きた途端瑠璃が男に抱きつく場面見るとか……ココが地獄か!!!??」
そう叫んでパタリと気絶する真斗を見てシーンとなる
「フッ…そんな事で気絶すんのかよ」
司パパが笑ったのをきっかけに笑いが広がる。
骸、もし会えたならその時はあなたに出来なかった事、あなたにしてあげたかった事を全てやる。
貴方が幸せに暮らせるように…頑張るから。
だから…いつかまた会える日まで待っていてね。
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